JP3132617B2 - 産業車両のシート取付け装置 - Google Patents

産業車両のシート取付け装置

Info

Publication number
JP3132617B2
JP3132617B2 JP05309709A JP30970993A JP3132617B2 JP 3132617 B2 JP3132617 B2 JP 3132617B2 JP 05309709 A JP05309709 A JP 05309709A JP 30970993 A JP30970993 A JP 30970993A JP 3132617 B2 JP3132617 B2 JP 3132617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
lock
seat
vehicle
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05309709A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07137998A (ja
Inventor
中村  清
Original Assignee
小松フォークリフト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小松フォークリフト株式会社 filed Critical 小松フォークリフト株式会社
Priority to JP05309709A priority Critical patent/JP3132617B2/ja
Publication of JPH07137998A publication Critical patent/JPH07137998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3132617B2 publication Critical patent/JP3132617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシートの取付けられた
フードの開閉が容易な産業車両のシート取付け装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来フォークリフトトラックなどの産業
車両にはエンジン室などを覆うフードに運転者が座るシ
ートを設けたものがある。また上記フードはエンジン室
内などを点検したり、整備するため開閉自在となってい
るが、図1に示すようにフードaの後方に搭載物bなど
があるとシートcが邪魔になってフードaが後方へ開閉
できない。このため従来ではこのような場合、図1に示
すようにフードaを前方へ開閉できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしフードaを前方
へ開閉するようにすると、フードaを開放した際シート
cやフードaの一部が操向用ハンドルdに当ってフード
aが十分に開放できず、整備に支障をきたす不具合があ
る。かかる不具合を解消するためには、操向用ハンドル
dを前方へ倒せるようにすればよいが、この方法では構
造が複雑となるためコストがかかるなどの不具合があ
る。
【0004】また搭載物bが図2に示すように取外せる
場合はフードaを後方へ開閉することも可能であるが、
この方法は搭載物bが取外せない構造の車両には実施で
きない不具合がある。また実願昭55−57821号
(実開昭56−158329号)のマイクロフィルムに
示したシート取付装置も公知であるが、以下に示すよう
な不具合があった。すなわち 装置装着時、車体側へ
の追加工が必要となる。また、既存の車両にアドオンで
装着する場合に、エンジンフード側のエンジンフードス
テー(エンジンフードを開放状態に保持するためのロッ
ク部材)を取外す必要があり、装着に手間がかかる。
エンジンフードを開放状態に保持するためのロック部
材が、エンジンフードの外側にあるため、エンジンルー
ム点検中に、別の人がロック部材に触れてしまい(シー
ト規制レバーを押すだけでロックが外れてしまう)、点
検者がエンジンフードに挟まれる危険がある。 シー
ト規制レバーとその支点となるロック部材がエンジンフ
ードヒンジの後方まで伸びており、外観が良くない。
エンジンフードを開ける際の力(操作力)が、エンジ
ンフードを開ける力とシートを跳上げるための力の合力
となるため、大きな力(操作力)が必要となる。この発
明はかかる不具合を改善するためになされたもので、シ
ートが搭載物と干渉することなくしかも軽快にフードを
後方へ開閉できるようにした産業車両のシート取付け装
置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたもので、搭載物の設置された車両
本体に後端側がヒンジを介して蝶着され、かつ上記ヒン
ジを中心に後方へ開閉自在なフードを有し、該フード上
にヒンジ機構により前後方向に回動自在なシートを設け
た車両において、上記ヒンジ機構のシート取付け板とフ
ード上に設置されたロック機構のロックピンをシート使
用時略水平方向に設けられた支持杆により連結するとと
もに、該ロック機構は車幅方向に離間する一対のガイド
板を有し、該ガイド板に前後方向に設けた長孔に上記ロ
ックピンを挿通すると共に、上記ガイド板の一方には長
孔の前端と後端にロック孔を有するロック板を固着し、
上記ロックピンの先端を上記ロック孔に選択的に挿入で
きるようにし、シートを使用位置及び前傾位置に固定で
きるようにしたものである。
【0006】
【作用効果】上記構成により、整備などでフードを開放
する場合、まずシートを前傾させてその位置でロック
し、次にフードを後方へ開放することにより、シートが
搭載物と干渉することがないと共に、操作が軽快となり
容易にフードを全開することができる。そしてこの発明
は特に下記のようなすぐれた効果を奏するものである。
この発明の取付装置は装置装着に際して、フードや
車体への特別な追加工が不要(フードへの取付けは既存
のシート取付け穴を使う)のため、フード後方の搭載物
がない車両との部品共通化が図れ、コスト低減につなが
る。 エンジンルーム点検者がフードに挟まれる危険
性がなく安全な構造である。 シートとフードの間に
全ての部品が収まるため、コンパクトでかつ、外観が良
い。 シートを跳上げてから、フードを開けるという
2つの手順が必要となるが、このように操作を2つに分
けたことにより、フードを開ける際の操作力が特に重く
なることもなく、通常の感覚でフードを開けることがで
きる。 この発明によればシート使用時略水平方向に
支持杆を設けてあるので、シートとフードの間の上下方
向の隙間を小さくできるため、フォークリフトなどのヘ
ッドガードを有する産業車両において、身体の大きな運
転者でも十分なスペース(運転者の頭からヘッドガード
までの隙間)が確保し易く、運転者の居住性が良好にな
るもので、産業車両のシート取付けに用いて甚だ好適な
ものある。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図3以下に示す図面を
参照して詳述する。図3は産業車両の後部側面図を示す
もので、この図で1はエンジン室などの上部を覆うフー
ドで、後部がヒンジ2により車両本体3に蝶着されて、
ヒンジ2を中心に後方へ開閉できるようになっている。
【0008】また図3中4はヒンジ機構5を介して上記
フード1上に設置されたシート、6は車両本体3上に設
置された搭載物を示す。上記ヒンジ機構5は前端側がピ
ン5aによりフード1の前側上面に枢着されたシート取
付け板5bを有していて、このシート取付け板5b上に
上記シート4が取付けられていると共に、シート4の底
面に支持杆5cの一端がピン5dにより枢着されてい
る。そして上記支持杆5cの他端はフード1上に設置さ
れたロック機構7のロックピン7aに接続されている。
【0009】上記ロック機構7は図4に示すように車幅
方向に離間する一対のガイド板7bを有していて、これ
らガイド板7bに前後方向に長孔7cが穿設されてい
る。そしてこれら長孔7cに上記ロックピン7aが挿通
されていて、長孔7cに案内されて前後方向に移動自在
となっていると共に、一方のガイド板7bの一方には、
長孔7cの前端と後端にロック孔7e、7fを有するロ
ック板7gが固着されていて、これらロック孔7e、7
fに選択的にロックピン7aの先端が挿入できるように
なっている。
【0010】一方上記ロックピン7aの中間部にはばね
座7hが固着されていて、このばね座7hと他方のガイ
ド板7bの間にロックピン7aをロック板7g方向へ付
勢する圧縮ばね8が介在されていると共に、ロックピン
7aの基端部には摘子7iが取付けられている。
【0011】次に作用を説明すると、図3に示す使用状
態から、エンジン室内などの整備をすべくフード1を開
放する場合は、まず図5に示すように摘子7iを引いて
ロックピン7aの先端をロック孔7fより引出したら、
図6に示すようにピン5aを中心にシート取付け板5b
を前方へ回動し、ロックピン7aが長孔7cの前端まで
移動したところでロックピン7aの先端をロック孔7e
へ挿入してシート取付け板5bをその位置に固定する。
そしてこの状態で図7に示すようにヒンジ2を中心にフ
ード1を後方へ開放することにより、シート4が搭載物
6と干渉することがないため、フード1を全開すること
ができるようになる。
【0012】一方整備が終了したら、まずフード1を閉
鎖し、次に摘子7iを引いてロックピン7aをロック孔
7eより引出したら、ピン5aを中心にシート取付け板
5bを元の位置まで下降させ、その後ロックピン7aの
先端をロック孔7fに挿入してシート取付け板5bをロ
ックすることにより、シート4を固定する。これによっ
て車両の運転中にシート4が濫りにはね上ることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の産業車両のシートを示す説明図である。
【図2】従来の産業車両のシートを示す説明図である。
【図3】この発明の一実施例になる産業車両のシート取
付け装置を示す側面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図5】この発明の一実施例になるシート取付け装置の
作用説明図である。
【図6】この発明の一実施例になるシート取付け装置の
作用説明図である。
【図7】この発明の一実施例になるシート取付け装置の
作用説明図である。
【符号の説明】
1 フード 2 ヒンジ 3 車両本体 4 シート 5 ヒンジ機構 5a ピン 5b シート取付板 5c 支持杆 5d ピン 6 搭載物 7 ロック機構7a ピン 7b ガイド板 7c 長孔 7e ロック孔 7f ロック孔 7g ロック板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載物(6)の設置された車両本体(3)に後
    端側がヒンジ(2)を介して蝶着され、かつ上記ヒンジ(2)
    を中心に後方へ開閉自在なフード(1)を有し、該フード
    (1)上にヒンジ機構(5)により前後方向に回動自在なシー
    (4)を設けた車両において、 上記ヒンジ機構(5)のシート取付け板(5b)とフード(1)
    に設置されたロック機構(7)のロックピン(7a)をシート
    使用時略水平方向に設けられた支持杆(5c)により連結す
    るとともに、該ロック機構(7)は車幅方向に離間する一対のガイド板
    (7b)を有し、該ガイド板(7b)に前後方向に設けた長孔(7
    c)に上記ロックピン(7a)を挿通すると共に、上記ガイド
    板(7b)の一方には長孔(7c)の前端と後端にロック孔(7
    e),(7f)を有するロック板(7g)を固着し、上記ロックピ
    ン(7a)の先端を上記ロック孔(7e),(7f)に選択的に挿入
    できるようにし、 シートを使用位置及び前傾位置に固定
    できるようにしたことを特徴とする産業車両のシート取
    付け装置。
JP05309709A 1993-11-17 1993-11-17 産業車両のシート取付け装置 Expired - Fee Related JP3132617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05309709A JP3132617B2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 産業車両のシート取付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05309709A JP3132617B2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 産業車両のシート取付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07137998A JPH07137998A (ja) 1995-05-30
JP3132617B2 true JP3132617B2 (ja) 2001-02-05

Family

ID=17996348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05309709A Expired - Fee Related JP3132617B2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 産業車両のシート取付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3132617B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4944665B2 (ja) * 2007-05-01 2012-06-06 株式会社クボタ シート装置
JP6203137B2 (ja) * 2014-06-30 2017-09-27 株式会社クボタ 歩行型作業機
CN109911818A (zh) * 2017-12-12 2019-06-21 林德(中国)叉车有限公司 一种扶手联动结构和叉车
CN114524389B (zh) * 2022-04-25 2022-07-26 太原福莱瑞达物流设备科技有限公司 一种用于自动化立体仓库的堆垛机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07137998A (ja) 1995-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7841639B2 (en) Utility vehicle equipped with extendable cargo bed
US5127191A (en) Door construction of an automobile
US7585016B2 (en) Construction machine having top door for improved ingress/egress
US5002332A (en) Cabin construction of wheel loader
JPH02124320A (ja) 車両ルーフ
JP3132617B2 (ja) 産業車両のシート取付け装置
JP3387301B2 (ja) 車両用バックドアの開閉装置
JP3666678B2 (ja) コントロールボックスの開閉装置
JP3300481B2 (ja) トラクタの安全フレーム
JP3900652B2 (ja) フォークリフトのフード開閉機構
JP3173939B2 (ja) 運転キャビンのスライド窓支持構造
KR0143823B1 (ko) 차량의 후드 개방 유지장치
JP2505034Y2 (ja) フォ―クリフトトラックのキャビン
JPS6225922Y2 (ja)
JP2006077496A (ja) 作業用車両におけるパーキングレバーの配設構造
JPS61253247A (ja) 自動車の可動式バンパ−構造
JP3665224B2 (ja) フォークリフトの駆動部保護用カバー開閉装置
JPS6325228Y2 (ja)
JPH0346130Y2 (ja)
KR0130039Y1 (ko) 산업차량용 후드착탈에 연동되는 운전대 틸팅장치
JP3032427B2 (ja) 車両用スライドドア
KR0132483Y1 (ko) 차량용 트렁크리드 및 휴엘리드의 릴리스레버구조
KR100191038B1 (ko) 자동차용 본네트 스테이
JPH092061A (ja) 建設機械におけるキャビン前面窓の開閉装置
KR20210016657A (ko) 트럭의 캡 틸트 장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees