JPH07137998A - 産業車両のシート取付け装置 - Google Patents

産業車両のシート取付け装置

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JPH07137998A
JPH07137998A JP30970993A JP30970993A JPH07137998A JP H07137998 A JPH07137998 A JP H07137998A JP 30970993 A JP30970993 A JP 30970993A JP 30970993 A JP30970993 A JP 30970993A JP H07137998 A JPH07137998 A JP H07137998A
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JP
Japan
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seat
hood
lock
opened
hinge
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JP30970993A
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JP3132617B2 (ja
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Kiyoshi Nakamura
中村  清
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Komatsu Forklift KK
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Komatsu Forklift KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フードが全開できるようにして、整備性の改
善を図る。 【構成】 搭載物6の設置された車両本体3に後端側が
ヒンジ2を介して蝶着され、かつ上記ヒンジ2を中心に
後方へ開閉自在なフード1を有する産業車両において、
上記フード1上に、ヒンジ機構5により前後方向へ回動
自在にシート4を設けると共に、上記ヒンジ機構5に、
シート4を使用位置及び前傾位置にロックするロック機
構7を設けたもので、シート4を前傾させた状態でフー
ド1を開放することにより、シート4と搭載物6が干渉
せずにフード1が全開できるため、整備性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシートの取付けられた
フードの開閉が容易な産業車両のシート取付け装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来フォークリフトトラックなどの産業
車両にはエンジン室などを覆うフードに運転者が座るシ
ートを設けたものがある。また上記フードはエンジン室
内などを点検したり、整備するため開閉自在となってい
るが、図1に示すようにフードaの後方に搭載物bなど
があるとシートcが邪魔になってフードaが後方へ開閉
できない。このため従来ではこのような場合、図1に示
すようにフードaを前方へ開閉できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしフードaを前方
へ開閉するようにすると、フードaを開放した際シート
cやフードaの一部が操向用ハンドルdに当ってフード
aが十分に開放できず、整備に支障をきたす不具合があ
る。かかる不具合を解消するためには、操向用ハンドル
dを前方へ倒せるようにすればよいが、この方法では構
造が複雑となるためコストがかかるなどの不具合があ
る。
【0004】また搭載物bが図2に示すように取外せる
場合はフードaを後方へ開閉することも可能であるが、
この方法は搭載物bが取外せない構造の車両には実施で
きない不具合がある。この発明はかかる不具合を改善す
るためになされたもので、シートが搭載物と干渉するこ
となくフードを後方へ開閉できるようにした産業車両の
シート取付け装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、搭載物の設置された車両本体に後端側が
ヒンジを介して蝶着され、かつ上記ヒンジを中心に後方
へ開閉自在なフードを有する産業車両において、上記フ
ード上に、ヒンジ機構により前後方向へ回動自在にシー
トを設けると共に、上記ヒンジ機構に、シートを使用位
置及び前傾位置にロックするロック機構を設けたもので
ある。
【0006】
【作用】上記構成により、整備などでフードを開放する
場合、まずシートを前傾させてその位置でロックし、次
にフードを後方へ開放することにより、シートが搭載物
と干渉することがないため、フードを全開することがで
きる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図3以下に示す図面を
参照して詳述する。図3は産業車両の後部側面図を示す
もので、この図で1はエンジン室などの上部を覆うフー
ドで、後部がヒンジ2により車両本体3に蝶着されて、
ヒンジ2を中心に後方へ開閉できるようになっている。
【0008】また図3中4はヒンジ機構5を介して上記
フード1上に設置されたシート、6は車両本体3上に設
置された搭載物を示す。上記ヒンジ機構5は前端側がピ
ン5aによりフード1の前側上面に枢着されたシート取
付け板5bを有していて、このシート取付け板5b上に
上記シート4が取付けられていると共に、シート4の底
面に支持杆5cの一端がピン5dにより枢着されてい
る。そして上記支持杆5cの他端はフード1上に設置さ
れたロック機構7のロックピン7aに接続されている。
【0009】上記ロック機構7は図4に示すように車幅
方向に離間する一対のガイド板7bを有していて、これ
らガイド板7bに前後方向に長孔7cが穿設されてい
る。そしてこれら長孔7cに上記ロックピン7aが挿通
されていて、長孔7cに案内されて前後方向に移動自在
となっていると共に、一方のガイド板7bには、長孔7
cの前端と後端にロック孔7e、7fを有するロック板
7gが固着されていて、これらロック孔7e、7fに選
択的にロックピン7aの先端が挿入できるようになって
いる。
【0010】一方上記ロックピン7aの中間部にはばね
座7hが固着されていて、このばね座7hと他方のガイ
ド板7bの間にロックピン7aをロック板7g方向へ付
勢する圧縮ばね8が介在されていると共に、ロックピン
7aの基端部には摘子7iが取付けられている。
【0011】次に作用を説明すると、図3に示す使用状
態から、エンジン室内などの整備をすべくフード1を開
放する場合は、まず図5に示すように摘子7iを引いて
ロックピン7aの先端をロック孔7fより引出したら、
図6に示すようにピン5aを中心にシート取付け板5b
を前方へ回動し、ロックピン7aが長孔7cの前端まで
移動したところでロックピン7aの先端をロック孔7e
へ挿入してシート取付け板5bをその位置に固定する。
そしてこの状態で図7に示すようにヒンジ2を中心にフ
ード1を後方へ開放することにより、シート4が搭載物
6と干渉することがないため、フード1を全開すること
ができるようになる。
【0012】一方整備が終了したら、まずフード1を閉
鎖し、次に摘子7iを引いてロックピン7aをロック孔
7eより引出したら、ピン5aを中心にシート取付け板
5bを元の位置まで下降させ、その後ロックピン7aの
先端をロック孔7fに挿入してシート取付け板5bをロ
ックすることにより、シート4を固定する。これによっ
て車両の運転中にシート4が濫りにはね上ることもな
い。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、シート
をヒンジ機構を介して車両本体上に取付けたことから、
整備などでフードを後方へ開放する際シートを前方へ倒
すことにより、フードを後方へ開放してもシートが搭載
物と干渉することがない。これによってフードが全開で
きるため、整備などが能率よく行えると共に、ロック機
構によりシートを使用位置及び前傾位置に固定できるた
め、運転中や整備中に濫りにシートが回動することがな
く、運転や整備が安全に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の産業車両のシートを示す説明図である。
【図2】従来の産業車両のシートを示す説明図である。
【図3】この発明の一実施例になる産業車両のシート取
付け装置を示す側面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図5】この発明の一実施例になるシート取付け装置の
作用説明図である。
【図6】この発明の一実施例になるシート取付け装置の
作用説明図である。
【図7】この発明の一実施例になるシート取付け装置の
作用説明図である。
【符号の説明】
1 フード 2 ヒンジ 3 車両本体 4 シート 5 ヒンジ機構 6 搭載物 7 ロック機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載物6の設置された車両本体3に後端
    側がヒンジ2を介して蝶着され、かつ上記ヒンジ2を中
    心に後方へ開閉自在なフード1を有する産業車両におい
    て、上記フード1上に、ヒンジ機構5により前後方向へ
    回動自在にシート4を設けると共に、上記ヒンジ機構5
    に、シート4を使用位置及び前傾位置にロックするロッ
    ク機構7を設けてなる産業車両のシート取付け装置。
JP05309709A 1993-11-17 1993-11-17 産業車両のシート取付け装置 Expired - Fee Related JP3132617B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008273448A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Kubota Corp シート装置
JP2016011069A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社クボタ 歩行型作業機
CN109911818A (zh) * 2017-12-12 2019-06-21 林德(中国)叉车有限公司 一种扶手联动结构和叉车
CN114524389A (zh) * 2022-04-25 2022-05-24 太原福莱瑞达物流设备科技有限公司 一种用于自动化立体仓库的堆垛机

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