JP2547987Y2 - 建設機械のエンジンサイドドア装置 - Google Patents

建設機械のエンジンサイドドア装置

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JP2547987Y2
JP2547987Y2 JP7216791U JP7216791U JP2547987Y2 JP 2547987 Y2 JP2547987 Y2 JP 2547987Y2 JP 7216791 U JP7216791 U JP 7216791U JP 7216791 U JP7216791 U JP 7216791U JP 2547987 Y2 JP2547987 Y2 JP 2547987Y2
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JP
Japan
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side door
engine
engine side
fender
full fender
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JP7216791U
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JPH0516566U (ja
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淳 小山
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はリヤフルフェンダとエ
ンジンサイドドアが一体に上下方向へ開閉できるように
した建設機械のエンジンサイドドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ホイルローダのような建設機械は車
体aの後部に図1に示すようなエンジン室bが設けられ
ている。またエンジン室bの両側には後輪cの上方を覆
うようにリヤフルフェンダdが設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の建設機械で
は、エンジン室bの両側に設けられたエンジンサイドド
アeとリヤフルフェンダdが別体に構成されているた
め、エンジン室b内を点検する場合、まずリヤフルフェ
ンダdを開放した後エンジンサイドドアeを開放し、点
検後はエンジンサイドドアeを閉めた後リヤフルフェン
ダdを閉める操作を必要とし、操作が煩雑であるなどの
不具合があった。またリヤフルフェンダdを開閉自在に
支持するヒンジ部が短スパンの片持ちとなっているた
め、フェンダ自体を強固な構造とする必要があり、重量
が増大するなどの不具合もあった。この考案は上記不具
合を改善する目的でなされたもので、リヤフルフェンダ
とエンジンサイドドアが一体に上下方向へ開閉できるよ
うにした建設機械のエンジンサイドドア装置を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、車体の後部に設けられたエンジン室の側
面に開閉自在なエンジンサイドドアを、またエンジン室
の側方に設けられた後輪の上方にリヤフルフェンダを設
けた建設機械において、上記エンジンサイドドアの上部
をヒンジによりエンジン室に蝶着して、このヒンジを中
心にエンジンサイドドアを上下方向へ回動自在となすと
共に、上記エンジンサイドドアにリヤフルフェンダを取
り付けて、エンジンサイドドアとともに上下方向へ開閉
できるようにしたものである。
【0005】
【作用】上記構成によりエンジンサイドドアとともにリ
ヤフルフェンダが同時に上方へ開放できるため、エンジ
ン等の点検整備が容易に行えるようになる。
【0006】
【実施例】この考案の一実施例を図2ないし図5に示す
図面を参照して詳述すると、図において1はショベルロ
ーダのような建設機械で、アーティキュレート式車体2
の前部には作業機が、また車体2のほぼ中央部に運転室
(ともに図示せず)が、そして車体2の後部にエンジン
室4が設けられている。上記エンジン室4の両側には後
輪5が設けられていて、この後輪5の上方にリヤフルフ
ェンダ6が後輪5を覆うように設けられている。またエ
ンジン室4の両側面には、エンジン室4内に収容された
エンジン(図示せず)等を点検整備する際開閉するエン
ジンサイドドア7が設けられている。
【0007】上記エンジンサイドドア7は図2に示すよ
うに上端側がヒンジ8によりエンジン室4の側板4aに
蝶着されていて、このヒンジ8を中心に上下方向へ開閉
できるようになっている。また上記リヤフルフェンダ6
はエンジンサイドドア7の外側面に固着されていて、エ
ンジンサイドドア7とともにヒンジ8を中心に開放でき
るようになっている。そして上記エンジンサイドドア7
の開閉を容易とするため、エンジンサイドドア7を蝶着
しているヒンジ8の内側にはほぼ三角形状のブラケット
10がエンジン室4内に突設されていて、このブラケッ
ト10とエンジン室4の内側上部の間に空気ばねシリン
ダ11が設けられていて、この空気ばねシリンダ11に
よりエンジンサイドドア7が開放方向へ付勢されてい
る。
【0008】一方図中12はエンジン室4内に設けられ
たロック機構で、エンジン室4のフード側のにロックピ
ン12bが設けられていると共に、上記エンジンサイド
ドア7側には該ドア7を閉鎖位置にロックする係止レバ
ー12aが設けられており、この係止レバー12aにケ
ーブル13の一端が接続されている。上記ケーブル13
の他端側はリヤフルフェンダ6の内側を通ってリヤフル
フェンダ6の後部へ延出され、リヤフルフェンダ6の後
面に設けられた解除用取手14に接続されている。上記
解除用取手14は、リヤフルフェンダ6の後面に形成さ
れた凹入部6a内に取手部14aが設けられている。
【0009】上記取手部14aは上部がピン14bによ
り枢着されていて、このピン14bを中心に下部側が手
前側へ回動できるようになっていると共に、上記ピン1
4bにはリヤフルフェンダ6の内側に図5に示すように
突出されたレバー14cの基部が固着されていて、取手
部14aを手前側へ引くとこのレバー14cが実線位置
から仮想線位置へ回動するようになっている。そしてこ
のレバー14cの先端に上記ケーブル13の他端が結着
されている。
【0010】次に作用を説明すると、建設機械1の稼働
時にはエンジンサイドドア7は閉鎖されているため、エ
ンジンサイドドア7に取り付けられたフェンダ6bは後
輪5上方を覆っている。このときロック機構12のエン
ジンサイドドア7側に設けられた係止レバー12aがエ
ンジン室4のフード側に設けられたロックピン12bに
係止されているため、稼働中エンジンサイドドア7が不
用意に開放したり、リヤフルフェンダ6がはね上る心配
もない。次にエンジン室4内に収容されたエンジン等を
点検整備する場合は、リヤフルフェンダ6の後面に設け
られた解除用取手14の取手部14aを手前へ引く。
【0011】これによってピン14bを中心にレバー1
4cが下方へ回動してケーブル13をけん引するため、
ケーブル13に接続されたロック機構12の係止レバー
12aがロックピン12bより外れる。従ってこの状態
でヒンジ8を中心にエンジンサイドドア7を上方へ開放
することにより、同時にリヤフルフェンダ6も上方へ回
動することができると共に、このとき空気ばねシリンダ
11が開放方向へ作用するため、小さな力でエンジンサ
イドドア7を開放することができる。また点検整備後エ
ンジンサイドドア7を下方へ閉めることにより、リヤフ
ルフェンダ6も元の位置へ復帰させることができるよう
になる。
【0012】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、上下方
向へ開閉自在なエンジンサイドドアにリヤフルフェンダ
を取り付けて、エンジンサイドドアの開放時、リヤフル
フェンダも同時に上方へ回動できるようにしたことか
ら、エンジン室内を点検整備する際従来のようにリヤフ
ルフェンダとエンジンサイドドアを別個に開閉する必要
がない。これによってエンジン室内の点検整備が容易か
つ能率よく行えると共に、リヤフルフェンダで荷重を受
ける必要がないため、リヤフルフェンダの構造の簡素化
及び重量軽減が図れるようになる。またエンジンサイド
ドアを閉鎖位置に係止しているロック機構を、リヤフル
フェンダの後面に設けた開閉用取手を操作することによ
り解除できるようにしたことから、従来のエンジンサイ
ドドアのように後輪の内側に手を挿入して解除する操作
を必要とせず、操作性の改善も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の建設機械のエンジンサイドドア装置を示
す説明図である。
【図2】この考案の一実施例になる建設機械のエンジン
サイドドア装置を示す一部切欠側面図である。
【図3】エンジンサイドドア装置の平面図である。
【図4】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 車体 4 エンジン室 5 後輪 6 リヤフルフェンダ 7 エンジンサイドドア 8 ヒンジ 11 空気ばねシリンダ 12 ロック機構 13 ケーブル 14 解除用取手

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体2の後部に設けられたエンジン室4
    の側面に開閉自在なエンジンサイドドア7を、またエン
    ジン室4の側方に設けられた後輪5の上方にリヤフルフ
    ェンダ6を設けた建設機械において、上記エンジンサイ
    ドドア7の上部をヒンジ8によりエンジン室4に蝶着し
    て、このヒンジ8を中心にエンジンサイドドア7を上下
    方向へ回動自在となすと共に、上記エンジンサイドドア
    7にリヤフルフェンダ6を取り付けて、エンジンサイド
    ドア7とともに上下方向へ開閉できるようにしてなる建
    設機械のエンジンサイドドア装置。
  2. 【請求項2】 エンジンサイドドア7を閉鎖位置に係止
    するロック機構12とリヤフルフェンダ6の後面に設け
    られた解除用取手14の間をケーブル13で接続してな
    る請求項1記載のエンジンサイドドア装置。
  3. 【請求項3】 エンジンサイドドア7をエンジン室4内
    に設けた空気ばねシリンダ11により開放方向へ付勢し
    てなる請求項1記載のエンジンサイドドア装置。
JP7216791U 1991-08-15 1991-08-15 建設機械のエンジンサイドドア装置 Expired - Lifetime JP2547987Y2 (ja)

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JP7216791U JP2547987Y2 (ja) 1991-08-15 1991-08-15 建設機械のエンジンサイドドア装置

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JP7216791U JP2547987Y2 (ja) 1991-08-15 1991-08-15 建設機械のエンジンサイドドア装置

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JPH0516566U JPH0516566U (ja) 1993-03-02
JP2547987Y2 true JP2547987Y2 (ja) 1997-09-17

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