JP2505034Y2 - フォ―クリフトトラックのキャビン - Google Patents

フォ―クリフトトラックのキャビン

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JP2505034Y2
JP2505034Y2 JP2097090U JP2097090U JP2505034Y2 JP 2505034 Y2 JP2505034 Y2 JP 2505034Y2 JP 2097090 U JP2097090 U JP 2097090U JP 2097090 U JP2097090 U JP 2097090U JP 2505034 Y2 JP2505034 Y2 JP 2505034Y2
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JP
Japan
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hood
door
lock member
forklift truck
lock
Prior art date
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JP2097090U
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JPH03112481U (ja
Inventor
隆夫 藤田
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフォークリフトトラックのキャビンの構造に
関する。
(従来の技術) 一般のフォークリフトトラックのエンジンフード又は
バッテリフード(以下まとめてフードと呼ぶ)には、そ
の上面にシートが設けられており、エンジンやバッテリ
のメンテナンス等を行う際にはフードをその後部を支軸
として鉛直面上で上方にはね上げ、開放する構成をとっ
ている。
しかしながらキャビン車において上述の構成を採る
と、フードを開放する際にシートがリアガラス等に当た
るため、十分な作業空間を確保できなかった。
この問題を解決するために、第5図に示す、例えば実
開平1-202583に開示されているような、フードを右フー
ドRH,左フードLHの二分割とし、メンテナンス時には左
右のフードを閉位置に係止する係止手段Cを解いて左右
に開放するという構成をとっていた。
(考案が解決しようとする課題) 上述した構成ではシートSは左フードLH上に配されて
おり、フードを開閉する際には、その操作が重くなって
いた。またフードを開放した時にはフォークリフトトラ
ックの左右に大きく場所を取り、メンテナンスや修理の
作業に不都合であった。さらに、一般的なフードに比べ
て構造が複雑であるという問題もあった。そこで本考案
は以上の問題に鑑み、操作が軽くて、メンテナンス作業
の妨げにならず、しかも構造が簡潔であるフォークリフ
トトラックのキャビンを提供することを、その解決すべ
き技術的課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために次のような手段を
講じている。
すなわち、運転室後部に開閉可能なドアパネルを設け
るとともに、該ドアパネルを閉位置に係止するドアロッ
ク部材と、その上面にシートを備えて且つ運転室後部に
向かって開閉回動可能なエンジンフード又はバッテリフ
ードを閉位置に係止するフードロック部材とを配設し、
該フードロック部材のロックの解除に伴ってドアロック
部材のロックも解除されるように両ロック部材を張設部
材にて連結している。
(作用) 上述の手段による本考案のフォークリフトトラックの
キャビンによれば、エンジンあるいはバッテリーのメン
テナンス作業をおこなう場合に、フードロック部材とド
アロック部材とが張設部材を介して連結されていること
により、フードロック部材のロックが解除されると、ド
アロック部材のロックも解除される。そののち、ドアパ
ネルを開位置に移動させ、エンジンフード又はバッテリ
フードを同じく開位置に回動させることによって、フー
ド及びその上面にあるシートがドアパネルが移動したあ
との運転室後部に向かって回動されるため、フード及び
シートを大きく開位置に回動させることができる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を第1図〜第4図に
基づいて説明する。
図において、フォークリフトトラック10の運転室を包
囲するキャビン11内のフード20の上面にはシート21が固
定されている。該フード20はその後部がヒンジ22を介し
てフォークリフトトラック10本体に固定されており、鉛
直面内で前記ヒンジ22を支軸として運転室後部に向かっ
て開閉回動可能に構成されている。フード20の前方下部
にはフードロック部材40が配設されている。該フードロ
ック部材40はフォークリフトトラック10本体に固定され
たフック41と、フード20に回動可能に一点で軸支された
キャッチ部材42とから構成されている(第3図参照)。
キャッチ部材42はキャッチ43、ノブ44、ワイヤケーブル
取付部45からなり、スプリング46によって常にはキャッ
チ43とフック41が係合された状態になるように付勢され
ている。
また、キャビン11の後部にはリアウィント31を有する
ドアパネルとしてのリアドア30がその上部を支軸とし
て、ヒンジ32によって開閉可能に配されている。リアド
ア30とフォークリフトトラック10本体の間にはダンパー
33が、その両端部が回動可能に取りつけられている。ま
た、スライドステー34の一端が回動可能にリアドア30に
取りつけられている。スライドステー34にはその長手方
向に長孔35が設けられており、フォークリフトトラック
10本体に突設されたピン36が挿通され、その動きを規制
されている。ピン36にはナット状のストッパ37が設けら
れ、該ストッパ37を締めつけることによってスライドス
テー34を係止し、リアドア30を開放した状態に固定でき
るようになっている。リアドア30の下部には、フード20
の下部に設けられたフードロック部材40と同様のドアロ
ック部材50が配設されている。該ドアロック部材50はフ
ック51、キャッチ部材52からなり、キャッチ部材52はキ
ャッチ53、ノブ54、ワイヤケーブル取付部55から構成さ
れ、スプリング56によって常にはキャッチ53とフック54
が係合された状態になるように付勢されている。
前記フード20下部のワイヤケーブル取付部45と前記リ
アドア30下部のワイヤケーブル取付部55との間には、張
設部材としてのワイヤケーブル60が張設されている。
本実施例のフォークリフトラック10のキャビン11は上
述のように構成されている。メンテナンス作業をする際
には、ノブ44を矢印Aの方向に引けばフード20側のロッ
クが解除され、同時にワイヤケーブル60を介してリアド
ア30側のノブ54が矢印Bの方向に引かれるため、リアド
ア30側のロックも解除される。リアドア30側のロックが
解除されると、ダンパー33の作用によってリアドア30が
はね上がる。その後でフード20を矢印C方向に押し上げ
てやればよい。また、ノブ54を矢印Bの方向に引けばリ
アドア30側のロックは解除されるが、ノブ54に与えられ
た操作量はワイヤケーブル60に吸収されるためにフード
20側のノブ44には伝わらず、フード20側のロックは解除
されない。したがって、リアドア30だけを単独で開放す
ることが出来る。開放されたリアドア30は、ストッパ37
を締めつけることによって任意の位置で固定することが
できるようになっている。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案によれば、従来技術に比較
して軽い操作でエンジンフード又はバッテリフードを開
位置に回動させることができ、しかもそのフードはドア
パネルが移動したあとの運転室後部に向かって大きく回
動されるため、フードがメンテナンス等の作業の妨げと
なることはない。また、通常のフォークリフトトラック
に装備されるフードと同じフードを使用することも可能
であることから、その構造についても従来技術に比較し
て簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフォークリフトトラックのキャビンを
示す概略側面図、第2図は同じくフードおよびリアドア
を開放した時のキャビンを示す概略側面図、第3図は本
考案の実施例のフード側の係合部材の構造を示す部分拡
大側面図、第4図は同じくリアドア側の係合部材の構造
を示す部分拡大側面図であり、第5図は従来のフォーク
リフトトラックのキャビンを示す部分斜視図である。 10……フォークリフトトラック 11……キャビン 20……フード 30……リアドア 40……フードロック部材 50……ドアロック部材 60……ワイヤケーブル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室後部に開閉可能なドアパネルを設け
    るとともに、該ドアパネルを閉位置に係止するドアロッ
    ク部材と、その上面にシートを備えて且つ運転室後部に
    向かって開閉回動可能なエンジンフード又はバッテリフ
    ードを閉位置に係止するフードロック部材とを配設し、
    該フードロック部材のロックの解除に伴ってドアロック
    部材のロックも解除されるように両ロック部材を張設部
    材にて連結したことを特徴とするフォークリフトトラッ
    クのキャビン。
JP2097090U 1990-03-01 1990-03-01 フォ―クリフトトラックのキャビン Expired - Lifetime JP2505034Y2 (ja)

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JPH03112481U JPH03112481U (ja) 1991-11-18
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