JP2746003B2 - キャビン車のドアオープンロック装置 - Google Patents
キャビン車のドアオープンロック装置Info
- Publication number
- JP2746003B2 JP2746003B2 JP4253936A JP25393692A JP2746003B2 JP 2746003 B2 JP2746003 B2 JP 2746003B2 JP 4253936 A JP4253936 A JP 4253936A JP 25393692 A JP25393692 A JP 25393692A JP 2746003 B2 JP2746003 B2 JP 2746003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- cabin
- open
- lock device
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J5/00—Doors
- B60J5/04—Doors arranged at the vehicle sides
- B60J5/0486—Special type
- B60J5/0487—Special type simplified doors related to cabins of, e.g. golf carts, tractors, jeeps, cranes, forklifts, etc.
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのよう
な産業車両において、キャビンのドアを開放した状態で
走行及び荷役作業をする場合に該ドアを開き位置に固定
するためのドアオープンロック装置に関する。
な産業車両において、キャビンのドアを開放した状態で
走行及び荷役作業をする場合に該ドアを開き位置に固定
するためのドアオープンロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来のフォークリフトに装備され
ているキャビンを示す。図示のように、従来のキャビン
車には主にヒンジ式ドアが採用されている。すなわち、
キャビン41の左右側面部のいずれか一方又は双方に設
定される昇降口には、ドア42がキャビン41のリヤピ
ラー43にヒンジ44を介して水平回動可能に取付けら
れており、そしてドア42が略90度回動したときに最
大伸長状態となるダンパステー45により該ドア32を
開き位置に保持するようになっている。
ているキャビンを示す。図示のように、従来のキャビン
車には主にヒンジ式ドアが採用されている。すなわち、
キャビン41の左右側面部のいずれか一方又は双方に設
定される昇降口には、ドア42がキャビン41のリヤピ
ラー43にヒンジ44を介して水平回動可能に取付けら
れており、そしてドア42が略90度回動したときに最
大伸長状態となるダンパステー45により該ドア32を
開き位置に保持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、夏季のよう
な高温環境下では暑さ対策のためにドアを開いたままで
走行及び荷役作業を行うことがある。ところが、このよ
うな場合において、上述の如きダンパステー45の最大
伸長によりヒンジ式ドア42を開き位置に保持する従来
の方式では、走行中又は作業中にドア42が強風に煽ら
れてダンパステー45が抜け出てしまうおそれがあっ
た。また、ドア42を90度回動させて開放した状態で
走行又は荷役作業する場合、ドア42の車幅からの飛び
出し量が大きいために周囲に十分なスペースを必要とす
るものであり、実用的ではないという問題がある。
な高温環境下では暑さ対策のためにドアを開いたままで
走行及び荷役作業を行うことがある。ところが、このよ
うな場合において、上述の如きダンパステー45の最大
伸長によりヒンジ式ドア42を開き位置に保持する従来
の方式では、走行中又は作業中にドア42が強風に煽ら
れてダンパステー45が抜け出てしまうおそれがあっ
た。また、ドア42を90度回動させて開放した状態で
走行又は荷役作業する場合、ドア42の車幅からの飛び
出し量が大きいために周囲に十分なスペースを必要とす
るものであり、実用的ではないという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、ドア
としてグライド式を採用した上で該ドアを開き位置に確
実に固定することの可能なキャビン車のドアオープンロ
ック装置を提供することを、解決すべき技術的課題とす
る。
としてグライド式を採用した上で該ドアを開き位置に確
実に固定することの可能なキャビン車のドアオープンロ
ック装置を提供することを、解決すべき技術的課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、キャビンの昇降口に設置されるドアを開き位置に固
定するためのドアオープンロック装置であって、前記ド
アを略U字形のメインアームとサブリンクとからなるリ
ンク機構を介して車両後方への水平移動により開放作動
されるように取付け、このドアの内側に設置された開閉
操作用の取手又はその近傍には、前記ドアの開放状態で
前記メインアームの一部に形成された係合部材に対して
係脱操作可能なドアロック部材を設置したことを特徴と
している。
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、キャビンの昇降口に設置されるドアを開き位置に固
定するためのドアオープンロック装置であって、前記ド
アを略U字形のメインアームとサブリンクとからなるリ
ンク機構を介して車両後方への水平移動により開放作動
されるように取付け、このドアの内側に設置された開閉
操作用の取手又はその近傍には、前記ドアの開放状態で
前記メインアームの一部に形成された係合部材に対して
係脱操作可能なドアロック部材を設置したことを特徴と
している。
【0006】
【作用】上述のように構成された本発明に係るキャビン
車のドアオープンロック装置においては、ドアを開いた
ままで走行及び荷役作業をしたいときは、まず取手を掴
んでドアを開放する。すなわち、メインアームとサブリ
ンクとからなるリンク機構により構成されるグライド式
ドアは、そのメインアームにより定められた軌跡を通っ
てキャビン後方へ略円弧状に水平移動されて昇降口を開
放する。この状態において、ドアロック部材を操作して
これをメインアームの係合部材に係合すれば、該メイン
アームの動きがロックされてドアは開き位置に確実に固
定されることになる。
車のドアオープンロック装置においては、ドアを開いた
ままで走行及び荷役作業をしたいときは、まず取手を掴
んでドアを開放する。すなわち、メインアームとサブリ
ンクとからなるリンク機構により構成されるグライド式
ドアは、そのメインアームにより定められた軌跡を通っ
てキャビン後方へ略円弧状に水平移動されて昇降口を開
放する。この状態において、ドアロック部材を操作して
これをメインアームの係合部材に係合すれば、該メイン
アームの動きがロックされてドアは開き位置に確実に固
定されることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図5はキャビン付きフォークリフト(た
だし、フォークやマスト等の荷役装置部については図示
を省略)を示しており、車体1の前寄りにキャビン2
が、中央部位にエンジンフード3が、後部にはカウンタ
ウェイト4がそれぞれ配置されている。なお、図示のよ
うな大型車両では、一般にキャビン2及びエンジンフー
ド3の横幅は車幅よりも小さく設定されるのが普通とな
っている。
的に説明する。図5はキャビン付きフォークリフト(た
だし、フォークやマスト等の荷役装置部については図示
を省略)を示しており、車体1の前寄りにキャビン2
が、中央部位にエンジンフード3が、後部にはカウンタ
ウェイト4がそれぞれ配置されている。なお、図示のよ
うな大型車両では、一般にキャビン2及びエンジンフー
ド3の横幅は車幅よりも小さく設定されるのが普通とな
っている。
【0008】キャビン2は略台形状の箱形に形成され、
左右の側面部にそれぞれ昇降口を開閉するガラス付きの
ドア5が設定されており、ドア5の開閉方式としてはグ
ライド式が採用されている。このグライド式ドア5は、
図4に示すように、略U字形に形成された上下一対のメ
インアーム6を主体とし、これに動作上の安定性と円滑
性を確保するための補助部材としてのサブリンク7を組
合せた構成のリンク機構を介してキャビン2の側面部に
取付けられており、ドアフレーム8の室内側に設けた開
閉操作用の内側取手9又は室外側に設けた外側取手10
を掴んで後方へ略円弧状に水平移動することにより図6
に示す如く開放されるようになっている。
左右の側面部にそれぞれ昇降口を開閉するガラス付きの
ドア5が設定されており、ドア5の開閉方式としてはグ
ライド式が採用されている。このグライド式ドア5は、
図4に示すように、略U字形に形成された上下一対のメ
インアーム6を主体とし、これに動作上の安定性と円滑
性を確保するための補助部材としてのサブリンク7を組
合せた構成のリンク機構を介してキャビン2の側面部に
取付けられており、ドアフレーム8の室内側に設けた開
閉操作用の内側取手9又は室外側に設けた外側取手10
を掴んで後方へ略円弧状に水平移動することにより図6
に示す如く開放されるようになっている。
【0009】具体的には、前記リンク機構における上下
のメインアーム6は、縦向きの円筒体からなる2本の支
持ポール11,12の外周に各端部が溶接付けされて相
互に一体化されている。そして、一方の支持ポール11
は前記キャビン2のリヤピラー2a及びロアフレーム2
bに固定された上下一対のブラケット13の先端に形成
されたピン部13aにブッシュ14を介してその上下端
部が回動可能に取付けられ、また、他方の支持ポール1
2はドア5のドアフレーム8に固定された上下一対のブ
ラケット15の先端に形成されたピン部15aにブッシ
ュ16を介してその上下端部が回動可能に取付られてい
る。
のメインアーム6は、縦向きの円筒体からなる2本の支
持ポール11,12の外周に各端部が溶接付けされて相
互に一体化されている。そして、一方の支持ポール11
は前記キャビン2のリヤピラー2a及びロアフレーム2
bに固定された上下一対のブラケット13の先端に形成
されたピン部13aにブッシュ14を介してその上下端
部が回動可能に取付けられ、また、他方の支持ポール1
2はドア5のドアフレーム8に固定された上下一対のブ
ラケット15の先端に形成されたピン部15aにブッシ
ュ16を介してその上下端部が回動可能に取付られてい
る。
【0010】一方、サブリンク7は一端に右ネジを、他
端に左ネジを備えたロッドから構成され、それらネジ部
にはそれぞれターンバックル17が螺合されている。両
ターンバックル17はその端部に軸方向に直交するネジ
付き取付軸17aを備えており、そして一方のターンバ
ックル17の取付軸17aがキャビン2のロアフレーム
2bの前寄りに固着されたブラケット19に、また他方
のターンバックル17の取付軸17aがドア5のフレー
ム前寄り下部に固着されたブラケット20にそれぞれナ
ット18を介して垂直軸線周りに回動可能に取付けられ
ている。
端に左ネジを備えたロッドから構成され、それらネジ部
にはそれぞれターンバックル17が螺合されている。両
ターンバックル17はその端部に軸方向に直交するネジ
付き取付軸17aを備えており、そして一方のターンバ
ックル17の取付軸17aがキャビン2のロアフレーム
2bの前寄りに固着されたブラケット19に、また他方
のターンバックル17の取付軸17aがドア5のフレー
ム前寄り下部に固着されたブラケット20にそれぞれナ
ット18を介して垂直軸線周りに回動可能に取付けられ
ている。
【0011】通常、ドア5は図3に実線で示すようにそ
の周縁部がキャビン2の昇降口の周縁部に形成されたシ
ール面21にゴムシール22を介して密接状に当接され
た閉鎖状態に保持されている。この状態で取手9又は1
0を掴んで後向きに外力を加えれば、図3に仮想線で示
す如く後方へ円弧状に回動変位されて開放されるが、こ
の場合、本実施例では昇降口の半分程度が開放するよう
に前記リンク機構を構成している。これは、ドア5開放
時にドア5の後端部がカウンタウェイト4と干渉するこ
とを回避するためであって、干渉しない構造(キャビン
2とカウンタウェイト4の横幅が同程度)の車両であれ
ば、リンク機構の設定の仕方により昇降口の開口量を広
げることが可能である。また、上部のメインアーム6に
はゴム製のストッパ23が取付けられ、このストッパ2
3はドア5の開放時にリヤピラー2aの外面に当接する
ことによりドア5の開放位置を規制するようになってい
る。
の周縁部がキャビン2の昇降口の周縁部に形成されたシ
ール面21にゴムシール22を介して密接状に当接され
た閉鎖状態に保持されている。この状態で取手9又は1
0を掴んで後向きに外力を加えれば、図3に仮想線で示
す如く後方へ円弧状に回動変位されて開放されるが、こ
の場合、本実施例では昇降口の半分程度が開放するよう
に前記リンク機構を構成している。これは、ドア5開放
時にドア5の後端部がカウンタウェイト4と干渉するこ
とを回避するためであって、干渉しない構造(キャビン
2とカウンタウェイト4の横幅が同程度)の車両であれ
ば、リンク機構の設定の仕方により昇降口の開口量を広
げることが可能である。また、上部のメインアーム6に
はゴム製のストッパ23が取付けられ、このストッパ2
3はドア5の開放時にリヤピラー2aの外面に当接する
ことによりドア5の開放位置を規制するようになってい
る。
【0012】つぎに、上述の如く構成されたグライダ式
ドアを開放位置に固定するためのドアオープンロック装
置について説明する。本実施例に係るドアオープンロッ
ク装置は、図1及び図4に示すように、前記ドア5の内
側取手9に設定されたドアロック部材としてのロックレ
バー24と、前記上部のメインアーム6に設定され、前
記ロックレバー24が係脱可能な係合部材としての筒体
25とから構成されている。
ドアを開放位置に固定するためのドアオープンロック装
置について説明する。本実施例に係るドアオープンロッ
ク装置は、図1及び図4に示すように、前記ドア5の内
側取手9に設定されたドアロック部材としてのロックレ
バー24と、前記上部のメインアーム6に設定され、前
記ロックレバー24が係脱可能な係合部材としての筒体
25とから構成されている。
【0013】しかして、ロックレバー24は断面円形の
棒材を略L字形に折り曲げて形成したものであり、その
長ロッド部24aが取付部を構成し、短ロッド部24b
がロック部を構成している。すなわち、図2に示すよう
に、長ロッド部24aが前記内側取手9に固着された水
平な筒状のホルダー26内にブッシュ27を介して前方
から挿通されて軸方向に摺動可能にかつ回動可能に保持
されている。そして、ロックレバー24は常にはホルダ
ー26からの突出後端部側において、その突出端部に固
定されたスプリング受け28とホルダー26の端面との
間に弾装されたコイルスプリング29により後向きに付
勢されるとともに、長ロッド部24aの前寄りに固定さ
れた規制フランジ30により規定位置に保持されてい
る。なお、前記係合部材としての筒体25はメインアー
ム6に水平方向を軸方向として取付けられており、その
中心がドア開放時に前記ロックレバー24の短ロッド部
24bの回動軌跡上に位置するように設定されている。
棒材を略L字形に折り曲げて形成したものであり、その
長ロッド部24aが取付部を構成し、短ロッド部24b
がロック部を構成している。すなわち、図2に示すよう
に、長ロッド部24aが前記内側取手9に固着された水
平な筒状のホルダー26内にブッシュ27を介して前方
から挿通されて軸方向に摺動可能にかつ回動可能に保持
されている。そして、ロックレバー24は常にはホルダ
ー26からの突出後端部側において、その突出端部に固
定されたスプリング受け28とホルダー26の端面との
間に弾装されたコイルスプリング29により後向きに付
勢されるとともに、長ロッド部24aの前寄りに固定さ
れた規制フランジ30により規定位置に保持されてい
る。なお、前記係合部材としての筒体25はメインアー
ム6に水平方向を軸方向として取付けられており、その
中心がドア開放時に前記ロックレバー24の短ロッド部
24bの回動軌跡上に位置するように設定されている。
【0014】本実施例に係るドアオープンロック装置は
上述の如く構成したものであり、ドア5の閉鎖状態で
は、ドアロック部材であるロックレバー24は自重の関
係でその短ロッド部24bを真下にした状態に保持され
ている。この状態で前述の如くドア5を開放すると、図
3の仮想線及び図1に実線で示すように取手9に取付け
られたロックバー24は上部メインアーム6の上方に接
近した位置まで移動する。すなわち、通常のドア開閉時
にはロックレバー14は、メインアーム6及びそれに取
付けられた筒体25に干渉することなく移動されるの
で、ドア5の開閉操作を邪魔することはない。
上述の如く構成したものであり、ドア5の閉鎖状態で
は、ドアロック部材であるロックレバー24は自重の関
係でその短ロッド部24bを真下にした状態に保持され
ている。この状態で前述の如くドア5を開放すると、図
3の仮想線及び図1に実線で示すように取手9に取付け
られたロックバー24は上部メインアーム6の上方に接
近した位置まで移動する。すなわち、通常のドア開閉時
にはロックレバー14は、メインアーム6及びそれに取
付けられた筒体25に干渉することなく移動されるの
で、ドア5の開閉操作を邪魔することはない。
【0015】しかして、キャビン2のドア5を開放して
走行及び荷役作業を行うべく、ドア5を開放位置に固定
する場合には、前述の如きドア開放操作後、図1に仮想
線で示すようにロックレバー24を掴んでコイルスプリ
ング29に抗して前方へ引き出してから室内側に回動し
てその短ロッド部24bの中心を筒体25の中心に整合
し、その状態で短ロッド部24bの先端を筒体25の筒
孔内に挿入して係合すれば、メインアーム6の動きがロ
ックされてドア5は開放位置に固定される。そして、ロ
ックレバー24の筒体25に対する係合状態は、コイル
スプリング29により確保されるため、車両振動等で簡
単に抜け出るおそれもなくドア5の開放状態を確実に保
持することができる。
走行及び荷役作業を行うべく、ドア5を開放位置に固定
する場合には、前述の如きドア開放操作後、図1に仮想
線で示すようにロックレバー24を掴んでコイルスプリ
ング29に抗して前方へ引き出してから室内側に回動し
てその短ロッド部24bの中心を筒体25の中心に整合
し、その状態で短ロッド部24bの先端を筒体25の筒
孔内に挿入して係合すれば、メインアーム6の動きがロ
ックされてドア5は開放位置に固定される。そして、ロ
ックレバー24の筒体25に対する係合状態は、コイル
スプリング29により確保されるため、車両振動等で簡
単に抜け出るおそれもなくドア5の開放状態を確実に保
持することができる。
【0016】なお、ドアロックの解除操作は、ロックレ
バー24の短ロッド部24bを筒体25の筒孔から引き
抜くことで達成されるが、この場合、ロックレバー24
は自重によりその短ロッド部24bが真下に位置するよ
うに回動され、かつコイルスプリング29により規定の
初期位置に復帰される。この状態ではコイルスプリング
29がロックレバー24のガタツキを抑える上で有効に
作用する。
バー24の短ロッド部24bを筒体25の筒孔から引き
抜くことで達成されるが、この場合、ロックレバー24
は自重によりその短ロッド部24bが真下に位置するよ
うに回動され、かつコイルスプリング29により規定の
初期位置に復帰される。この状態ではコイルスプリング
29がロックレバー24のガタツキを抑える上で有効に
作用する。
【0017】上記のように、本実施例のドアオープンロ
ック装置においては、ドア5を開放位置に固定して走行
及び荷役作業を行う場合のドア5のロック及びその解除
をワンタッチ操作で行い得るものであり、とくにロック
レバー24をドア5の開閉操作用の取手9に設置してあ
るため、取手9を掴んだままでロックレバー24を操作
することができるため、ドアロック及びその解除作業の
作業効率が良好となるものである。ただし、ロックレバ
ー24の設置部位は取手9に限るものではなく、ドアフ
レーム8に適宜ブラケットを介して取付けるようにして
もよく、その場合、極力取手9の付近に設定することが
望ましい。また、ドアロック部材と係合部材との係合方
式は、図示例のロックレバー24と筒体25との抜き差
し方式に限定されるものではなく、例えばメインアーム
6の一部に凹部又は凸部を設定する一方、ロックレバー
24の先端部をこれに対応する形状に設定して相互の嵌
合による係合式に変更可能である。
ック装置においては、ドア5を開放位置に固定して走行
及び荷役作業を行う場合のドア5のロック及びその解除
をワンタッチ操作で行い得るものであり、とくにロック
レバー24をドア5の開閉操作用の取手9に設置してあ
るため、取手9を掴んだままでロックレバー24を操作
することができるため、ドアロック及びその解除作業の
作業効率が良好となるものである。ただし、ロックレバ
ー24の設置部位は取手9に限るものではなく、ドアフ
レーム8に適宜ブラケットを介して取付けるようにして
もよく、その場合、極力取手9の付近に設定することが
望ましい。また、ドアロック部材と係合部材との係合方
式は、図示例のロックレバー24と筒体25との抜き差
し方式に限定されるものではなく、例えばメインアーム
6の一部に凹部又は凸部を設定する一方、ロックレバー
24の先端部をこれに対応する形状に設定して相互の嵌
合による係合式に変更可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
キャビン車のドアを開放した状態で走行及び荷役作業を
するときに、ドアを所定の開き位置に確実に固定するこ
とができ安全であり、しかもそのロック及び解除操作を
簡便に実施することができる。また、本発明ではドアと
してグライド式を採用したことにより、従来のヒンジ式
とは異なり車幅からのはみ出しが抑えられるとともに、
開き位置での強風の影響を受けにくいという利点があ
る。
キャビン車のドアを開放した状態で走行及び荷役作業を
するときに、ドアを所定の開き位置に確実に固定するこ
とができ安全であり、しかもそのロック及び解除操作を
簡便に実施することができる。また、本発明ではドアと
してグライド式を採用したことにより、従来のヒンジ式
とは異なり車幅からのはみ出しが抑えられるとともに、
開き位置での強風の影響を受けにくいという利点があ
る。
【図1】本発明の実施例に係るドアオープンロック装置
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】ロックレバー取付部の断面図である。
【図3】ドアオープンロック装置を備えたグライド式ド
アの開閉作動説明図である。
アの開閉作動説明図である。
【図4】ドアオープンロック装置を備えたグライド式ド
アの分解斜視図である。
アの分解斜視図である。
【図5】キャビンを備えたフォークリフトの概略斜視図
である。
である。
【図6】キャビンのドア開放状態の説明図である。
【図7】従来のヒンジ式ドアを備えたキャビンの斜視図
である。
である。
1…車体 2…キャビン 5…ドア 6…メインアーム 7…サブアーム 9…取手 24…ドアロック部材としてのロックレバー 25…係合部材としての筒体
Claims (1)
- 【請求項1】 キャビンの昇降口に設置されるドアを開
き位置に固定するためのドアオープンロック装置であっ
て、 前記ドアを略U字形のメインアームとサブリンクとから
なるリンク機構を介して車両後方への水平移動により開
放作動されるように取付け、このドアの内側に設置され
た開閉操作用の取手又はその近傍には、前記ドアの開放
状態で前記メインアームの一部に形成された係合部材に
対して係脱操作可能なドアロック部材を設置したキャビ
ン車のドアオープンロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253936A JP2746003B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | キャビン車のドアオープンロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253936A JP2746003B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | キャビン車のドアオープンロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672154A JPH0672154A (ja) | 1994-03-15 |
JP2746003B2 true JP2746003B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17258076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4253936A Expired - Fee Related JP2746003B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | キャビン車のドアオープンロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2746003B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150123428A1 (en) * | 2012-06-18 | 2015-05-07 | Volvo Construction Equipment Ab | Cab protection apparatus for construction machinery |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5235465B2 (ja) * | 2008-03-27 | 2013-07-10 | 新明和工業株式会社 | ロック装置 |
JP6504068B2 (ja) * | 2016-02-03 | 2019-04-24 | トヨタ車体株式会社 | 車両のドア装置 |
KR102206989B1 (ko) * | 2020-02-07 | 2021-01-26 | 차동민 | 특장차의 적재함 도어용 고정장치 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4253936A patent/JP2746003B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150123428A1 (en) * | 2012-06-18 | 2015-05-07 | Volvo Construction Equipment Ab | Cab protection apparatus for construction machinery |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672154A (ja) | 1994-03-15 |
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