JPH0741949Y2 - ガススプリング用ブラケット構造 - Google Patents

ガススプリング用ブラケット構造

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JPH0741949Y2
JPH0741949Y2 JP1988090396U JP9039688U JPH0741949Y2 JP H0741949 Y2 JPH0741949 Y2 JP H0741949Y2 JP 1988090396 U JP1988090396 U JP 1988090396U JP 9039688 U JP9039688 U JP 9039688U JP H0741949 Y2 JPH0741949 Y2 JP H0741949Y2
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JP
Japan
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gas spring
opening
engine hood
guide hole
spring
Prior art date
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Application number
JP1988090396U
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JPH0224139U (ja
Inventor
宗弘 粟田口
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば自動車等のエンジンフードの開閉助勢
装置等に用いられるガススプリングのブラケット構造に
関する。
従来の技術 周知のように、例えば自動車の開閉体たるバックドアや
エンジンフード等には、この開閉動作を助勢するガスス
プリングが用いられている。(例えば特公昭53-41312号
公報等参照)。
このガススプリングは、一端が車体にブラケットを介し
て枢支され 他端がエンジンフードに回転自在に連結さ
れていると共に、シリンダ内に、ピストンロッドの圧縮
方向への挿通時に抵抗力を発生させる固定機構が設けら
れている。そして、この固定機構により、ガススプリン
グの作動不良時などにおけるエンジンフードの急激な閉
動作を防止するようになっている。
考案が解決しようとする課題 ところで、上記エンジンフードなどの開閉体にあって
は、エンジンルーム内の機器類の整備点検などの程度に
応じてその開度が変化することが望まれている。つま
り、例えばラジエーターの冷却水やウィンドウォッシャ
水を補給交換するためには、エンジンフードの大きな開
度を要求されないが、エンジンを直接整備する場合など
は十分に大きな開度が要求される。
然し乍ら、上記のような従来例にあっては、ガススプリ
ングの両端部が車体やエンジンフードに固定的に連結さ
れており、その最大伸長時の長さが一定になっているた
め、エンジンフードの開度を段階的に変更することが困
難である。
そこで、例えば特開昭58-4673号公報に記載されている
発明のように、エンジンフードの開度を段階的に変更す
るものも提供されているが、この発明はエンジンフード
の小開度位置から最大開度位置への開操作と、最大開度
位置から小開度位置までの閉操作を、該エンジンフード
を持って開閉動作を行う他に、規制手段を解除動作を同
時にかつ連続して行わなければならない。このため、両
手での開閉操作が必要となり、斯る操作が極めて煩雑に
なり、不便性を招いている。
課題を解決するための手段 本考案は、上記従来の問題点に鑑みて案出されたもの
で、開閉体の動作を助勢するガススプリングの一端部を
被取付体に枢支するブラケットに、前記ガススプリング
の一端部を摺動案内するガイド孔を形成すると共に、こ
のガイド孔の一端に、最伸長時におけるガススプリング
の一端部をロックする規制手段を設けてなるガススプリ
ング用ブラケット構造において、前記ガイド孔を、ガス
スプリングの伸長方向に沿った第1摺動部と、ガススプ
リングの最圧縮時における軸線方向に沿った第2摺動部
とによって略く字形状に形成する一方、前記規制手段
を、前記ガイド孔の一端に回動自在に設けられて、前記
ガススプリングの一端部を係合溝を介してロックするロ
ックプレートと、該ロックプレートをロック位置に付勢
するばね部材とによって形成したことを特徴としてい
る。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案に係るガススプリング用ブラケット構造
の一実施例を示し、1はヒンジ2を介して車体3に開閉
自在に枢着されたエンジンフード、4は該エンジンフー
ド1の開閉動作を助勢するガススプリング、5はエンジ
ンルームを画成するフードリッジパネル6に溶接等で固
定されたブラケットであって、上記ガススプリング4
は、一端部4aがボールジョイント7を介して上記ブラケ
ット5に枢支され、他端部4bがエンジンフード1のイン
ナーパネルに有する取付部1aに枢支されている。
上記ブラケット5は、第2図及び第4図に示すように異
形状のプレートで形成され、中央には上記ボールジョイ
ント7を摺動案内する略逆く字形のガイド孔8が形成さ
れていると共に、このガイド孔8の後述する第2摺動部
11の端部11a付近に規制手段9が設けられている。すな
わち、上記ガイド孔8は、ガススプリング4の最伸長時
における軸線方向Xに略沿って形成された立ち上がり傾
斜状の第1摺動部10と、該第1摺動部10の上端から同一
巾で連続し、かつガススプリング4の最圧縮時における
軸線方向Yに略沿って屈曲形成された第2摺動部11とか
らなっている。一方、ガススプリング4の一端部4aに回
動可能に取り付けられた上記ボールジョイント7は、第
3図に示すようにボールスタッド12の軸部12aがブッシ
ュ13と共にガイド孔8に挿通され、ブッシュ13をガイド
孔8の上下孔縁付近に配設された外側の平ワッシャ14と
内側のナイロンワッシャ15を介してナット16で挾持する
ことによりボールスタッド12がガイド孔8に摺動案内さ
れるようになっている。尚、ガススプリング4は、その
最大伸長時にエンジンフード1の開き角δが約45°に設
定されている。
また、上記規制手段9は、一端部9aが枢支ピン20を介し
てブラケット5のガイド孔第2摺動部11の一端11a付近
に枢支された略く字形のロック部材たるロックプレート
17と、一端が該ロックプレート17の他端部17bに止着さ
れ、他端がフードリッジパネル6に止着された圧縮スプ
リング18とを備えている。上記ロックプレート17は、上
記圧縮スプリング18のばね力で図中時計方向に回動付勢
されていると共に(第4図状態)、略く字形に切欠され
た係合溝19が、上記第2摺動部11の端部11aに移動した
ボールスタッド12の軸部12aに係合するようになってい
る。
上記実施例によれば、エンジンフード1の開動作第1段
階(第1図中A点からB点までの開扉段階)において、
B点に至るまでは開動作がガススプリング4により助勢
されるため小さな操作力で開扉される。そして、エンジ
ンフード1がB点まで開扉されるとガススプリング4は
最伸長状態となり、ガススプリング4の伸長方向の軸力
により、人手を要することなくエンジンフード1がB点
位置に保持される。尚、このとき、ボールスタッド12の
軸部12aは、第1摺動部10の下端部10aに位置している
(第2図2点鎖線)。
次いで、エンジンフード1の開動作第2段階(第1図中
B点からC点までの開扉段階)について説明する。すな
わち、エンジンフード1をB点位置からさらに開動作す
ると、ガススプリング4が既に最伸長状態にあるため、
ボールスタッド12の軸部12aが第1摺動部10を上方へ向
かって移動し、さらに第2摺動部11の周壁に沿って一端
11aまで連続してスライド移動し、即ちこの時点までは
ロックプレート17は圧縮スプリング18のばね力によって
図中時計方向の回動位置に保持されて上端縁が第2摺動
部11の下部周縁と略同一平面になっているため、軸部12
aつまりブッシュ13がロックプレート17の外端縁に突き
当たることなく、一端11aまで円滑に移動する。そし
て、一旦ブッシュ13が係合溝19の上縁上に係合すると、
ロックプレート17は圧縮スプリング18のばね力に抗して
図中反時計方向に回動する(第2図実線状態)。この時
エンジンフード1はC点位置に至り、最大開度状態とな
る。ここで手で離すと、ガススプリング4の一端4aは、
ロックプレート17の係合溝19上に着座して係止される。
すなわち、この位置では、ガススプリング4の反力は、
第2摺動部11軸方向の力P1と略垂直方向の力P2に分力
されるが、エンジンフード1の自重を受ける分力P2
方が分力P1よりも大きくなり、一方ロックプレート17
は圧縮スプリング18のばね力で図中時計方向に回動しよ
うとする力が作用し、したがって、この両方の相対圧力
によってボールスタッド12の軸部12aが係合溝19の端縁
に押し付けられて強固かつ自動的に係合ロックする。こ
れによって、エンジンフード1が大きく開放されてエン
ジンルーム内の整備等の作業を容易に行うことができる
と共に、エンジンフード1の自重による閉方向の回転モ
ーメントがB点よりも小さくなり、エンジンフード1の
開扉状態がより一層確実に保持され、強風等に煽られて
も容易に閉方向に回動することがない。
一方、エンジンフード1の閉扉操作は、エンジンフード
1に閉扉力を作用させると、ガススプリング4のボール
スタッド12が、ロックプレート17の枢支ピン20より図中
右方向に移動し、該ロックプレート17を反時計方向へ回
動させるため、係合溝19との係合が自動的に解除される
(第4図参照)。そして、さらにエンジンフード1を降
ろしていくとボールスタッド12が第2摺動部11及び第1
摺動部10をスライドして、第1摺動部10の下端部10aに
着座する。このとき、エンジンフード1は、B点位置に
なる(第1段階)。エンジンフード1をさらに押し下げ
ると、ガススプリング4が押し縮められてエンジンフー
ド1がA点位置に至り、確実に閉じられる(第2段
階)。
尚、上記実施例は、エンジンフード1の開閉部分に適用
したが、これに限定されずバックドアの開閉部分等に適
用できることは勿論である。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案に係るガススプリ
ング用ブラケット構造によれば、ガススプリングに何ら
特殊な機構を付加することなく開閉体の開度を2段階に
開閉することができることは勿論のこと、特に、所定の
開度位置から最大開度位置及び該最大開度位置から所定
の開度位置までの開閉操作を従来のように両手で行う必
要がなく、片手で行うことができるため、斯る開閉作業
が極めて容易になり、従来のような不便性を解消でき
る。
また、開閉体の最大開度時にガススプリングの一端部が
規制手段のロックプレートによって強固にロックされる
ため、開閉体の不用意な閉作動が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブラケットの取付状態
図、第2図は同ブラケットの拡大図、第3図は同ブラケ
ットのガイド孔とガススプリングの一端との係合状態
図、第4図はガススプリングの一端の移動状態図であ
る。 1……エンジンフード(開閉体)、3……車体(被取付
体)、4……ガススプリング、4a……一端部、5……ブ
ラケット、8……ガイド孔、9……規制手段、10……第
1摺動部、11……第2摺動部、11a……一端、12……圧
縮スプリング(ばね部材)、17……ロックプレート(ロ
ック部材)、19……係合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉体の動作を助勢するガススプリングの
    一端部を被取付体に枢支するブラケットに、前記ガスス
    プリングの一端部を摺動案内するガイド孔を形成すると
    共に、このガイド孔の一端に、最伸長時におけるガスス
    プリングの一端部をロックする規制手段を設けてなるガ
    ススプリング用ブラケット構造において、 前記ガイド孔を、ガススプリングの伸長方向に沿った第
    1摺動部と、ガススプリングの最圧縮時における軸線方
    向に沿った第2摺動部とによって略く字形状に形成する
    一方、 前記規制手段を、前記ガイド孔の一端に回動自在に設け
    られて、前記ガススプリングの一端部を係合溝を介して
    ロックするロックプレートと、該ロックプレートをロッ
    ク位置に付勢するばね部材とによって形成したことを特
    徴とするガススプリング用ブラケット構造
JP1988090396U 1988-07-07 1988-07-07 ガススプリング用ブラケット構造 Expired - Lifetime JPH0741949Y2 (ja)

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JPH0224139U JPH0224139U (ja) 1990-02-16
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KR100956997B1 (ko) * 2007-11-28 2010-05-11 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 건설장비 엔진룸 후드 스테이 장치
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