JPH0239859Y2 - - Google Patents

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JPH0239859Y2
JPH0239859Y2 JP1981046305U JP4630581U JPH0239859Y2 JP H0239859 Y2 JPH0239859 Y2 JP H0239859Y2 JP 1981046305 U JP1981046305 U JP 1981046305U JP 4630581 U JP4630581 U JP 4630581U JP H0239859 Y2 JPH0239859 Y2 JP H0239859Y2
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lid
elastic member
opening
fulcrum
axis
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JP1981046305U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車のフユーエルフイラー
蓋等の蓋開閉機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、例えば、特開昭56−28019号公報に
記載されているように、フユーエルフイラー蓋の
開閉機構として、蓋体を同蓋体により開閉される
開口部を有したボデイーに回動可能に取り付け、
かつ蓋体とボデイーとの間に、デツドポイントを
境にして蓋体を開口部側と同開口部から離れる側
の2方向に附勢するスプリングを設けたもの、あ
るいは同スプリングの代わりに蓋体を一方向にの
み附勢するスプリングを設けたものが知られてい
る。
しかしながら、前者の開閉機構にあつては、蓋
体が開口部に収まつているときにはスプリングの
弾溌力が同蓋体の閉方向に作用しているので、蓋
体を開きやすくするためには、蓋体かボデイーの
どちらか一方にデプレツシヨンを設けなければな
らず、このため外観が劣つたり、風切り音が発生
したりする等の問題があつた。また、給油時に、
フイラーキヤツプに設けたキーシリンダのキーを
ガソリンスタンドの作業員に手渡さなければなら
ない不便さがある等の問題もあつた。
また、後者の開閉機構にあつては、スプリング
が蓋体を一方向しか附勢しないため、蓋体の節度
がなく、このため給油時の作業性が悪く、また低
品質感を与える等の問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、以上の問題に着目してなされたもの
であり、フユーエルフイラーの開口部に設ける蓋
体が、ロツクを解除すると蓋体を半開し、この半
開状態と全開状態とを自己保持することができ、
閉止するとロツクされる蓋開閉機構を提供するこ
とを目的としている。
〔考案の構成〕
以上の目的を達成する本考案の蓋開閉機構は、
フユーエルフイラーの蓋体4を、該フイラー内に
設けた第1軸支点3cに枢支したヒンジ金具3b
に取付け、第1軸支点3cよりフイラー内側に、
且つ、離間して設けた第2軸支点5aに、ヒンジ
金具3bを付勢する弾性部材を枢支し、該弾性部
材をヒンジ金具3bに枢支する第3軸支点5b
は、蓋体4を全閉すると弾性部材に引張力が作用
し、弾性部材が自由形状となる第3軸支点5bの
位置から、蓋体4を開くときの第3軸支点5bの
軌跡が、第1軸支点3cと第2軸支点5aとを結
ぶ線と交差するように設け、全閉した蓋体4を弾
性係合してロツクするロツク装置10を車両内側
に設けたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は自動車のフユーエルフイラー蓋に本考
案を適用した例を示す側断面図である。
図中符号1は自動車のボデイーで、燃料タンク
(図示せず)と対応する位置には給油のための開
口部2が設けられている。この開口部2はボデイ
ー1にヒンジ金具3を介して取付けた蓋体4によ
り開閉されるようになつている。
ヒンジ金具3は、断面略コ字状のヒンジ金具片
3aと、断面略U字状の本実施例のヒンジ金具を
構成するヒンジ金具片3bと、これらヒンジ金具
片3a,3bの一端部を回動可能に連結する本実
施例の第1軸支点を構成するピン3cとから構成
されている。一方のヒンジ金具片3aは、前記ボ
デイー1の内面の開口部2の一端縁側位置に固定
され、また他方のヒンジ金具片3bは前記蓋体4
の内面一端部位置に固定されている。そして、こ
れら一方のヒンジ金具片3aと他方のヒンジ金具
片3bとの間には、コイルスプリングからなる弾
性部材5が設けられている。
弾性部材5は、その本実施例の第2軸支点を構
成する一端部5aが一方のヒンジ金具片3aの他
端部に回動可能に連結され、またその本実施例の
第2軸支点を構成する他端部5bが他方のヒンジ
金具片3bの一端部寄り位置に回動可能に連結さ
れていて、前記蓋体4の開閉操作にともなつて一
端部5aを支点として回動され、この回動に際
し、蓋体4から他方のヒンジ金具片3bを介して
他端部5bが一端部5a側に押圧されたり、ある
いは他端部5bが一端部5aから離れるように押
圧されたりする力が作用するようになつている。
すなわち、前記蓋体4が第1図および第2図に示
す点線位置にあるとき、すなわち前記開口部2か
ら開き方向に若干離れた位置にあるとき(このと
き蓋体4の他端部と開口部2の他端縁側のボデイ
ー1外面との間に手が入る程度の隙間が存す
る。)、弾性部材5の他端部5bはほぼ第2図の点
Pの位置にあつて、同他端部5bには何ら力が作
用せず、フリーな状態にあり(すなわち弾性部材
5は自由長の寸法状態となり)、そして前記蓋体
4が手動で同位置から開き方向(第1図に示す矢
印A方向)に回動させられると、弾性部材5の他
端部5bには蓋体4から他方のヒンジ金具3bを
介して同他端部5bを一端部5a側に押圧する力
が作用し、この結果、弾性部材5から蓋体4に対
し次のように弾溌力が作用する。すなわち、前記
蓋体4が手動で所定角度まで回動させられる間は
(蓋体4の回動にともなつて弾性部材5がその一
端部5aを支点としてそのデツドポイント位置ま
で回動させられる間)、弾性部材5から蓋体4に
同蓋体4を前記開口部2側にもどす弾溌力が作用
し、また前記蓋体4が手動で所定角度以上まで回
動させられると(弾性部材5のデツドポイントを
越えると)今度は弾性部材5から蓋体4に開き方
向の弾溌力が作用し、これにより手を離しても蓋
体4は自動的に開かれて(第2図に示す二点鎖線
に示す状態)、同開き状態が保持される。一方、
前記蓋体4を第1図および第2図に示す点線位置
から実線位置、すなわち蓋体4を前記開口部2側
(第1図に示す矢印B方向)に回動して同開口部
2を閉じたとき、弾性部材5の他端部5bには蓋
体4から他方のヒンジ金具3bを介して同他端部
5bを一端部5a側から引き離す力が作用し、こ
の結果、弾性部材5から蓋体4に対し同蓋体4を
第1図および第2図に示す点線位置にもどす弾溌
力が作用する。
なお、前記一方のヒンジ金具片3aの一端部に
はストツパー片6が連設されていて、前記蓋体4
が第1図および第2図に示す二点鎖線に示す位置
まで開いたとき、前記他方のヒンジ金具3bに当
接して同蓋体4がそれ以上開かないように規制し
ている。
また、前記蓋体4の他端内面にはフツク片7が
設けられ、また前記開口部2の他端縁側の内周面
には車室内に設置されたレバー(図示せず)によ
り操作されてフツク片7と係脱自在に係止するピ
ン8が設けられ、これらフツク片7とピン8とで
蓋体4のロツク装置10が構成される。
上記機構によれば、開口部2が蓋体4で閉じら
れた状態(第1図および第2図の実線に示す状
態)から、車室内に設置した図示しないレバーを
操作してピン8を第1図矢印C方向に引くと蓋体
4は弾性部材5の弾溌力により自動的に開かれ
て、第1図および第2図に示す点線位置で停止す
る。したがつて、蓋体4を開きやすくするために
蓋体4あるいはボデイー1にデプレツシヨンを設
ける必要がなく、蓋体4の他端部と開口部2の他
端縁側のボデイー1外面との間にできた隙間に手
を入れて蓋体4を開くことができる。蓋体4を弾
性部材5のデツドポイントを越えるまで回動して
開くと、同弾性部材5の弾溌力により蓋体4の開
き状態が保持されて閉じ方向に回動することがな
く、このため給油作業が行ないやすくなつてい
る。
なお、上記弾性部材5はコイルスプリングによ
り構成した場合を示したが、例えばバネ板を略U
字状に形成したものであつてもよい。
また、本考案の蓋開閉機構は、上述のような自
動車のフユーエルフイラー蓋以外にも適用するこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の蓋開閉装置は、フ
ユーエルフイラーの蓋体を付勢する弾性部材に、
全閉すると張力を作用させ、ロツクを外すと半開
状態となり、半開状態と全開状態との間に弾性部
材のデツドポインドを設ける構成したので、次の
効果が得られる。
即ち、ロツクを解除すると蓋体は半開状態で自
己保持するので、周囲にたまたま在る障害物と不
用意な干渉を起こす危険がなく、したがつて、ロ
ツク解除を運転席などで遠隔操作を行うことが可
能である。また、蓋体を閉止すれば自動的にロツ
クされるので、ロツクするためにキーを持ち歩く
必要がない。また、蓋体の全開状態でも開状態を
自己保持するので、給油用具などと干渉する危険
がない。
前記によつて、蓋体または開口部周辺に、デプ
レツシヨンなどの出つ張り部材を設ける必要がな
いので、外観をすつきりさせることができ、ま
た、風切り音が発生しないなどの利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体の側断面図、第2図は要部の拡大断面図で
ある。 1……本体(ボデイー)、2……開口部、3…
…ヒンジ金具、3a……一方のヒンジ金具片、3
b……他方のヒンジ金具片(本考案のヒンジ金
具)、3c……ピン(第1軸支点)、4……蓋体、
5……弾性部材、5a……一端部(第2軸支点)、
5b……他端部(第3軸支点)、7……フツク片、
8……ピン、10……ロツク装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フユーエルフイラーの蓋体4を、該フイラー内
    に設けた第1軸支点3cに枢支したヒンジ金具3
    bに取付け、第1軸支点3cよりフイラー内側
    に、且つ、離間して設けた第2軸支点5aに、ヒ
    ンジ金具3bを付勢する弾性部材を枢支し、該弾
    性部材をヒンジ金具3bに枢支する第3軸支点5
    bは、蓋体4を全閉すると弾性部材に引張力が作
    用し、弾性部材が自由形状となる第3軸支点5b
    の位置から、蓋体4を開くときの第3軸支点5b
    の軌跡が、第1軸支点3cと第2軸支点5aとを
    結ぶ線と交差するように設け、全閉した蓋体4を
    弾性係合してロツクするロツク装置10を車両内
    側に設けた蓋開閉機構。
JP1981046305U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPH0239859Y2 (ja)

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JP1981046305U JPH0239859Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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JPS57157573U JPS57157573U (ja) 1982-10-04
JPH0239859Y2 true JPH0239859Y2 (ja) 1990-10-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012011831A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Fuji Heavy Ind Ltd 給油口フラップ開閉装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5962496B2 (ja) * 2012-12-21 2016-08-03 三菱自動車工業株式会社 リッド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628019A (en) * 1979-08-16 1981-03-19 Nissan Motor Co Ltd Structure of fuel lid

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