JP3295791B2 - チャイルドレバーを備えた自動車用ドアロック装置 - Google Patents

チャイルドレバーを備えた自動車用ドアロック装置

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JP3295791B2 JP14294795A JP14294795A JP3295791B2 JP 3295791 B2 JP3295791 B2 JP 3295791B2 JP 14294795 A JP14294795 A JP 14294795A JP 14294795 A JP14294795 A JP 14294795A JP 3295791 B2 JP3295791 B2 JP 3295791B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ドアロックの
ベース部材に回動可能に枢着され、一端に外部に突出す
る操作部を有する、チャイルドレバーを備えた自動車用
ドアロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チャイルドレバーを備えた自動車
用ドアロック装置としては、例えば、実開昭59-82164号
公報に開示されているようなものがある。この自動車用
ドアロック装置は、チャイルドレバーの一端を、ドアに
固定されるドアロック装置のベースプレートに、軸部に
より回動可能に支持するとともに、他端に形成され操作
部を、ドア外から操作可能に、ドアの内板に形成した孔
よりドア外に突出させ、かつ、操作部に弾性力を有する
シール部を一体的に形成し、このシール部を、孔に沿っ
てドアの内板の内側に当接させることにより、ドア内板
の孔を塞ぐように成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動車
用ドアロック装置は、チャイルドレバーがドア内板に対
向するベースプレートの表面側に枢着されて、チャイル
ドレバーの操作部がドア内板の孔を介してドア外に突出
しているため、操作部をドア外から操作した際、操作部
に対してドア内に押し込むような力が作用すると、チャ
イルドレバーの操作部が孔に潜り込むようにチャイルド
レバー全体が変形して、円滑な操作に支障を来すことが
ある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑み、操
作部がドア外から操作される際のチャイルドレバーの変
形を防止し、しかも、チャイルドレバーのガタ付きを防
止した、チャイルドレバーを備えた自動車用ドアロック
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1)ドア内に固定される自動車用ドアロックのベース
部材とサイドボディとの間に回動可能に軸支され、一端
ドアのインナーパネルから外部に突出した操作部を有
するチャイルドレバーを備えた自動車用ドアロック装置
において、チャイルドレバーをベース部材におけるイン
ナーパネルと対向する表面側と反対の内面側に回動可能
設けるとともに、枢着部から延設したアーム部の先端
に形成された操作部を、ベース部材に設けた切欠孔に沿
って摺動可能に係合して、ベース部材の内面側から表面
側に突出させ、かつ、操作部に、切欠孔に沿ってベース
部材の表面側に摺動可能に当接する鍔部を設ける。
【0006】(2)上記(1)項において、チャイルドレバ
ーのアーム部を弾性変形可能とし、操作部の鍔部を、ア
ーム部の弾性力をもって、ベース部材の表面側に向けて
付勢する。
【0007】
【作用】チャイルドレバーの操作部は、ベース部材に形
成された切欠孔に沿って摺動可能に嵌合し、かつ操作部
には、切欠孔に沿ってベース部材の表面に摺接可能な鍔
部が形成されており、鍔部は、アーム部の付勢力によ
り、ベース部材の表面に向けて押し付けられて、チャイ
ルドレバーのガタ付きを防止する。チャイルドレバーの
操作部がドア外から操作される際、操作部に対してドア
内に向けて押し込まれるような荷重が作用しても、鍔部
がベース部材の表面に当接して押し込み荷重を受け、チ
ャイルドレバーの変形を阻止して、円滑な作動を得るこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図に基づいて説明
する。図1において、(1)は、自動車のドア内に固定さ
れるドアロック装置で、噛合機構を内蔵した噛合機構本
体(1a)と、噛合機構本体(1a)に固定されたサイドボデ
ィ(2)とを有し、サイドボディ(2)の前側には、若干の
間隙を設けて、ベース部材(1c)が固定されている。噛
合機構は、車体側に固着されたストライカ(図示略)に係
合してドアを閉扉状態に保持するラッチ(1b)、及びラ
ッチ(1b)に係脱可能なロッキングプレート等から構成
される。
【0009】ベース部材(1c)とサイドボディ(2)との
間における空間(A)のサイドボディ(2)側には、図3及
び図4に示すように、ドアの室内側に配置されたドア開
扉操作用のインサイドハンドル(図示略)に連結されるイ
ンサイドレバー(3)と、ドアの室内側に配置されて施
錠、解錠操作用のロックノブに連結される施解錠レバー
(4)と、ドアを開けた状態で操作可能なチャイルドレバ
ー(5)と、インサイドレバー(3)に連結され、下方がチ
ャイルドレバー(5)により上下動可能に支持されたコネ
クティングレバー(6)と、施解錠レバー(4)に連結され
たベルクランク(7)と、ベルクランク(7)に摺動可能に
連結され、サイドボディ(2)に上下動可能に支持された
サブレバー(8)とが配置されている。
【0010】インサイドレバー(3)は、連結部材(9)に
一体的に形成された軸部(9a)によりサイドボディ(2)
に回動可能に枢着され、一端がインサイドハンドルに連
結されたロッド(10)の他端が連結される第1アーム(3
a)と、連結部材(9)に一体的に形成された係合部(9b)
によりコネクティングレバー(6)の上端に連結される第
2アーム(3b)とを有している。
【0011】施解錠レバー(4)は、軸部材(11)によりサ
イドボディ(2)に枢着され、一端がロックノブに連結さ
れたロッド(12)の他端が連結される第1アーム(4a)
と、ベルクランク(7)の突起(7a)に連結される第2ア
ーム(4b)と、オーバーセンタースプリング(13)が係止
される第3アーム(4c)とを有し、ロックノブの解錠及
び施錠操作によりベルクランク(7)及びサブレバー(8)
を連動させて、インサイドハンドルの開扉操作を無効に
する各図に示す施錠位置と、施錠位置から時計方向にオ
ーバーセンタースプリング(13)の付勢力に抗して所定量
回動して、インサイドハンドルの開扉操作を有効にする
解錠位置とに移動可能である。
【0012】サブレバー(8)は、施解錠レバー(4)及び
ベルクランク(7)がそれぞれ解錠位置にある際に、イン
サイドレバー(3)の開扉操作に伴う上方への移動によ
り、噛合機構のロッキングプレートに連結されたオープ
ンレバー(14)に当接可能な係合部(8a)と、コネクティ
ングレバー(6)に対して係合可能な折曲部(8b)を有し
ている。
【0013】チャイルドレバー(5)は、軸部材(15)によ
りサイドボディ(2)に枢着され、弾性力を有する合成樹
脂材料で成形され、先端に操作部(5a)を有するアーム
(5b)のほぼ中央に、コネクティングレバー(6)の下部
を上下動可能に狭持し、コネクティングレバー(6)の下
端に形成された係合部(6a)を、サブレバー(8)の折曲
部(8b)に対して係合可能にする図3に示すチャイルド
アンロック位置と、チャイルドアンロック位置から反時
計方向に所定量回動して、コネクティングレバー(6)の
係合部(6a)とサブレバー(8)の折曲部(8b)との係合を
不能にする図4に示すチャイルドロック位置とに移動す
ることができる。
【0014】チャイルドレバー(5)の操作部(5a)は、
ベース部材(1c)に設けた円弧状の切欠孔(1d)に沿って
摺動可能に嵌合し、切欠孔(1d)を介して、ドアのイン
ナーパネル(A1)からドア外に突出して、ドアを開けた
ときのみ操作可能である。操作部(5a)には、切欠孔(1
d)に沿ってインナーパネル(A1)側に対向するベース部
材(1c)の表面に摺接可能な鍔部(5c)が形成されてい
る。鍔部(5c)は、図2において、アーム(5b)の矢視方
向への付勢力により、ベース部材(1c)の表面側に向け
て押し付けられ、チャイルドレバー(5)のガタ付きを防
止している。ベース部材(1c)の表面に摺接する鍔部(5
c)の裏面には、ベース部材(1c)の表面との摺動抵抗を
減少させて、さらに円滑な摺動を得るためにビード(5
d)が突設されている。
【0015】ドアを開いた状態で、チャイルドレバー
(5)の操作部(5a)をドア外から操作し、図3に示すよ
うに、チャイルドレバー(5)をチャイルドアンロック位
置としてドアを閉じることにより、施解錠レバー(4)が
解錠位置にあるとき、インサイドレバー(3)の開扉回動
に伴うコネクティングレバー(6)の上方移動により、コ
ネクティングレバーの係合部(6a)がサブレバー(8)の
折曲部(8b)に係合して、サブレバー(8)を上方に移動
させて、オープンレバー(14)を解除作動させ、ラッチ
(1b)とストライカとの噛合を解除してドアを開けるこ
とができる。また、ドアを開いた状態で、操作部(5a)
をドア外から操作して、図4に示すように、チャイルド
レバー(5)をチャイルドロック位置にしてドアを閉じる
ことにより、インサイドレバー(3)の開扉回動に伴い、
コネクティングレバー(6)を上方に移動させても、コネ
クティングレバー(6)の係合部(6a)がサブレバー(8)
に対して空振りして、ドアを開けることができない。
【0016】チャイルドレバー(5)の操作部(5a)をド
ア外から操作した際、操作部(5a)に対してドア内に向
けて押し込まれるような荷重が作用しても、鍔部(5c)
がベース部材(1c)の表面に当接して押し込み荷重を受
け、チャイルドレバー(5)の変形を阻止して円滑な作動
を得ることができる。
【0017】なお、本発明は、上記実施例に限定される
のものでなく、例えば、チャイルドレバー(5)をサイド
ボディ(2)と対向するベース部材(1c)の裏面側に枢着
して、操作部(5a)をベース部材(1c)の切欠孔(1d)か
らベース部材(1c)の表面側に突出させても、上記実施
例と同様な効果を奏することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が得ら
れる。 (a)チャイルドレバーをベース部材の内面側に設ける
とともに、枢着部から延設したアーム部の先端に形成さ
れた操作部を、ベース部材に設けた切欠孔に沿って摺動
可能に係合して、ベース部材の内面側から表面側に突出
させ、かつ、操作部に、切欠孔に沿ってベース部材の表
面側に摺動可能に当接する鍔部を設けたことにより、操
作部が操作される際、操作部に押し込み荷重が作用して
も、チャイルドレバーの変形を防止して、チャイルドレ
バーを円滑に操作することができるとともに、チャイル
ドレバーの軸線方向へのガタ付きを確実に防止すること
ができる。
【0019】(b)チャイルドレバーの操作部の鍔部が、
アーム部の弾性力によりベース部材の表面側に向けて付
勢されているので、チャイルドレバーのガタ付きを抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるドアロック装置の正面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】チャイルドレバーがチャイルドアンロックにあ
るときのサイドボディの側面図である。
【図4】チャイルドレバーがチャイルドロックにあると
きのサイドボディの側面図である。
【符号の説明】
(1)ドアロック装置 (1a)噛合機構本体 (1b)ラッチ (1c)ベース部材 (1d)切欠孔 (2)サイドボディ (3)インサイドレバー (3a)第1アーム (3b)第2アーム (4)施解錠レバー (4a)第1アーム (4b)第2アーム (4c)第3アーム (5)チャイルドレバー (5a)操作部 (5b)アーム (5c)鍔部(5d) ビード (6)コネクティングレバー (6a)係合部 (7)ベルクランク (7a)突起 (8)サブレバー (8a)係合部 (8b)折曲部 (9)連結部材 (9a)軸部 (9b)係合部 (10)ロッド (11)軸部材 (13)オーバーセンタースプリング (14)オープンレバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア内に固定される自動車用ドアロック
    のベース部材とサイドボディとの間に回動可能に軸支さ
    れ、一端にドアのインナーパネルから外部に突出した操
    作部を有するチャイルドレバーを備えた自動車用ドアロ
    ック装置において、チャイルドレバーをベース部材にお
    けるインナーパネルと対向する表面側と反対の内面側に
    回動可能に設けるとともに、枢着部から延設したアーム
    部の先端に形成された操作部を、ベース部材に設けた切
    欠孔に沿って摺動可能に係合して、ベース部材の内面側
    から表面側に突出させ、かつ、操作部に、切欠孔に沿っ
    てベース部材の表面側に摺動可能に当接する鍔部を設け
    たことを特徴とするチャイルドレバーを備えた自動車用
    ドアロック装置。
  2. 【請求項2】 チャイルドレバーのアーム部を弾性変形
    可能とし、操作部の鍔部を、アーム部の弾性力をもっ
    て、ベース部材の表面側に向けて付勢した請求項1記載
    のチャイルドレバーを備えた自動車用ドアロック装置。
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