JP3352158B2 - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JP3352158B2
JP3352158B2 JP17194993A JP17194993A JP3352158B2 JP 3352158 B2 JP3352158 B2 JP 3352158B2 JP 17194993 A JP17194993 A JP 17194993A JP 17194993 A JP17194993 A JP 17194993A JP 3352158 B2 JP3352158 B2 JP 3352158B2
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安行 福島
至弘 斉藤
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のトランクロック
装置やフードロック装置として用いて好適なロック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランクロック装置は、例えば
1989年9月 日産自動車(株)発行の「サービス周
報第622号」D−46頁に示されているように、トラ
ンクリッドにロック機構を設ける一方、トランク開口縁
部にストライカを設けると共に、このストライカにオー
プンレバーを設けて、車室内からの遠隔操作によって該
オープンレバーを作動してロック解除できるようになっ
ている。
【0003】また、このオープンレバーはキャンセル機
構を備えて、オープンレバーをキャンセル位置とアンキ
ャンセル位置とに上下移動できるようになっていて、該
オープンレバーをキャンセル位置に下動セットすること
によって、車室内からの遠隔操作に対してオープンレバ
ーが空振りして、ロックが解除されないようにもなって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ロック機構,ストライ
カの建付け誤差やトランクリッドの建付け誤差等によっ
て、ロック機構がオープンレバー端に干渉してオープン
レバーがキャンセル位置に下動し、車室内からの遠隔操
作によってロック解除を行えなくなってしまうおそれが
ある。
【0005】そこで、本発明はキャンセル機構が他部品
と干渉することがなく、該キャンセル機構がみだりにキ
ャンセル位置へ誤作動することがないキャンセル機構付
きのロック装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ロックベースにラッチ
と、該ラッチに係脱するロッキングプレートと、ロッキ
ングプレートをラッチとの係合が外れるロック解除方向
に回動するロック側オープンレバー等を備えたロック機
構を開閉体に設ける一方、車体開口縁部に前記ラッチと
係脱するストライカを設けると共に、該ストライカに遠
隔操作により作動されて、前記ロック側オープンレバー
の下端を押圧して回動させるストライカ側オープンレバ
ーを設けたロック装置において、前記ロッキングプレー
トと同軸上にキャンセルレバーを軸支し、該キャンセル
レバーに弧状のガイドスリットを上下方向に設け、この
ガイドスリットに前記ロック側オープンレバーの中央部
を摺動自在に軸支し、かつ、該ロック側オープンレバー
の下端をロックベースの側方に突出して配置する一方、
該ロック側オープンレバーの上端を、キャンセルレバー
の回動によりロック側オープンレバーがガスドスリット
に沿って揺動されて、下端がストライカ側オープンレバ
ーと当接可能なアンキャンセル位置と、ストライカ側オ
ープンレバーが空振りするキャンセル位置とに移動可能
に、前記ロッキングプレートに対して可動的に連結した
ことを特徴とするロック装置。
【0007】
【作用】キャンセルレバーを下側へ回動すると、ガイド
スリットがロック側オープンレバー中央部の支軸に対し
て摺接位置を変えながら、該ロック側オープンレバーを
その上端とロッキングプレートとの連結部を支持点とし
て揺動させて、該ロック側オープンレバーの下端をスト
ライカ側オープンレバーが当接可能なアンキャンセル位
置へ移動させる。
【0008】キャンセルレバーを上側へ回動すると、ロ
ック側オープンレバーを前述とは逆方向に揺動させて、
該ロック側オープンレバーの下端をストライカ側オープ
ンレバーが空振りするキャンセル位置へ移動させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0010】図1〜3において、ロック機構1は開閉
体、例えばトランクリッドに設けられ、このロック機構
1に対応して車体開口縁部であるトランク開口縁部に
は、このロック機構1と係脱するストライカ2が設けら
れる。
【0011】ストライカ2はストライカベース3にスト
ライカ側オープンレバー4を支軸5により回動自在に軸
支してある。
【0012】ストライカ側オープンレバー4は、車室内
に配設した図外のオープナーの操作により、下端をスプ
リング6のばね力に抗して索引し、この車室内からの遠
隔操作により回動されて、ロック機構1をロック解除さ
せる。
【0013】ロック機構1は、ロックベース7に支軸9
により軸支されて、前記ストライカ2と係脱するラッチ
8と、同じくロックベース7に支軸11により軸支され
て、該ラッチ8と係脱するロッキングプレート10とを
備えている。
【0014】ロックベース7の上側部には、支軸13に
より軸支され、図外のキイシリンダにより回動操作され
て、ロッキングプレート10をラッチ8との係合が外れ
るロック解除方向に回動するキイレバー12を配設して
ある。
【0015】14は前記ロッキングプレート10と同軸
上に軸支したキャンセルレバーで、その操作ノブ片14
aはロックベース7の一側に形成した切欠部7aより側
方に突出して配置してあり、該キャンセルレバー14に
は弧状のガイドスリット15を上下方向に形成してあ
る。
【0016】ガイドスリット15は、その下側止端部を
支軸11の近傍に設定してあると共に、この支軸11の
中心と該ガイドスリット15の下側止端部、上側止端部
の各中心部とをそれぞれ結ぶ直線距離L1,L2を、L1
<L2の関係に設定してある。
【0017】そして、このキャンセルレバー14とロッ
キングプレート10とに跨って、前記ストライカ側オー
プンレバー4により回動されて、ロッキングプレート1
0をラッチ8との係合が外れるロック解除方向に回動す
るロック側オープンレバー16を配設してある。
【0018】このロック側オープンレバー16は、その
中央部にガイドピン17を突設してあり、このガイドピ
ン17を前記キャンセルレバー14のガイドスリット1
5に摺動自在に係合して軸支してあり、かつ、下端は側
方に曲折して前記ロックベース7の一側に形成した切欠
部7aより側方へ突出させて、ストライカ側オープンレ
バー4の上端が当接可能なように配置してある。
【0019】また、このロック側オープンレバー16の
上端はロックベース7側に向けて曲折成形してあり、こ
の上端をロッキングプレート10の中央部に形成した支
持孔18に挿入係合して、キャンセルレバー14の回動
によりロック側オープンレバー16がガイドスリット1
5に沿って揺動されて、下端がストライカ側オープンレ
バー4の上端と当接可能なアンキャンセル位置と、スト
ライカ側オープンレバー4の上端が空振りするキャンセ
ル位置とに移動可能に、該ロッキングプレート10に対
して可動的に連結してある。
【0020】19,20はラッチ8,ロッキングプレー
ト10にそれぞれ係合方向に回動力を付勢するセットス
プリング、21はカバーである。
【0021】以上の実施例構造によれば、キャンセルレ
バー14をその操作ノブ片14aを摘んで下側へ回動す
ると、ガイドスリット15がロック側オープンレバー1
6の中央部のガイドピン17に対して摺接位置を、該ガ
イドスリット15の下側止端部から上側止端部側へ変え
ながら、該ロック側オープンレバー16をその上端とロ
ッキングプレート10の支持孔18との連結部を支持点
としてロックベース7の側方へ引き出す方向に揺動させ
て、該ロック側オープンレバー16の下端をストライカ
側オープンレバー4の上端が当接可能なアンキャンセル
位置へ移動させる。
【0022】従って、車室内での遠隔操作によりストラ
イカ側オープンレバー4を回動すると、その上端がロッ
ク側オープンレバー16の下端に当接して、該ロック側
オープンレバー16をキャンセルレバー14のガイドス
リット15に係合したガイドピン17を支点として回動
し、以てロッキングプレート10をラッチ8との係合が
外れるロック解除方向に回動させて、ラッチ8とストラ
イカ2との係合解除、即ち、ロック解除を行わせる。
【0023】キャンセルレバー14をその操作ノブ片1
4aを摘んで上側へ回動すると、ガイドスリット15が
前述とは逆に前記ガイドピン17に対して摺接位置を上
側止端部から下側止端部側へ変えながら、該ロック側オ
ープンレバー16をその上端とロッキングプレート10
の支持孔18との連結部を支持点としてロックベース7
の内側へ引き込む方向に揺動させて、該ロック側オープ
ンレバー16の下端をストライカ側オープンレバー4の
上端が空振りするキャンセル位置へ移動させる。
【0024】この結果、車室内での遠隔操作によりスト
ライカ側オープンレバー4を回動しても、その上端はロ
ック側オープンレバー16の下端と当接することなく空
振りするだけであり、該遠隔操作によるロック解除を行
えなくする。
【0025】ここで、前述のようにキャンセル機構をロ
ック機構1側に構成してあるため、建付け誤差等により
トランクリッド閉蓋時にロックベース7がストライカ側
オープンレバー4に干渉するようなことがあったとして
も、キャンセル機構がキャンセル位置へ誤作動するよう
な事態を引き起すことは全くない。
【0026】また、万一建付け誤差等によりトランクリ
ッド閉蓋時に、アンキャンセル位置にあるロック側オー
プンレバー16の下端が、ストライカ側オープンレバー
4の上端と干渉するようなことがあったとしても、ロッ
ク側オープンレバー16はガイドピン17とガイドスリ
ット15との係合と、上端と支持孔18との係合との、
2つの係合点を持っていて、キャンセルレバー14をキ
ャンセル位置に回動しない限り、ロック側オープンレバ
ー16がキャンセル位置に移動することはなく、従っ
て、この場合もキャンセル位置への誤作動を引き起すこ
とは全くない。
【0027】なお、本発明は場合によってフードロック
装置にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ストライ
カ側オープンレバーをキャンセル位置,アンキャンセル
位置へ上下移動させるようにした従来のものと異なり、
キャンセルレバーをロック機構のロッキングプレートと
同軸上に軸支し、このキャンセルレバーの上下方向に設
けた弧状のガイドスリットにロック側オープンレバーの
中央部に設けた支軸を摺動自在に軸支させて、該ロック
側オープンレバーの上端をロッキングプレートの中央部
に可動的に軸支させて、該キャンセルレバーによりロッ
ク側オープンレバーをキャンセル位置とアンキャンセル
位置とへ移動させるようにしてキャンセル機構をロック
機構に設けてあるから、建付け誤差により開閉体閉時に
ロックベースがストライカ側オープンレバーと干渉する
ようなことがあっても、キャンセル機構がキャンセル位
置へ誤作動することはない。
【0029】また、同様に開閉体閉時に万一ロック側オ
ープンレバーの下端がストライカ側オープンレバーと干
渉しても、該ロック側オープンレバーはキャンセルレバ
ーをキャンセル方向に回動しない限りキャンセル位置へ
回動しないから、この場合もキャンセル位置への誤作動
を引き起すことはなく、品質感と信頼性を一段と向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】同実施例のキャンセル状態を示す正面図。
【図3】同実施例のロック機構の分解斜視図。
【符号の説明】 1…ロック機構 2…ストライカ 4…ストライカ側オープンレバー 7…ロックベース 8…ラッチ 10…ロッキングプレート 14…キャンセルレバー 15…ガイドスリット 16…ロック側オープンレバー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−231570(JP,A) 実開 平1−148474(JP,U) 実開 平4−63783(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックベースにラッチと、該ラッチに係
    脱するロッキングプレートと、ロッキングプレートをラ
    ッチとの係合が外れるロック解除方向に回動するロック
    側オープンレバー等を備えたロック機構を開閉体に設け
    る一方、車体開口縁部に前記ラッチと係脱するストライ
    カを設けると共に、該ストライカに遠隔操作により作動
    されて、前記ロック側オープンレバーの下端を押圧して
    回動させるストライカ側オープンレバーを設けたロック
    装置において、前記ロッキングプレートと同軸上にキャ
    ンセルレバーを軸支し、該キャンセルレバーに弧状のガ
    イドスリットを上下方向に設け、このガイドスリットに
    前記ロック側オープンレバーの中央部を摺動自在に軸支
    し、かつ、該ロック側オープンレバーの下端をロックベ
    ースの側方に突出して配置する一方、該ロック側オープ
    ンレバーの上端を、キャンセルレバーの回動によりロッ
    ク側オープンレバーがガイドスリットに沿って揺動され
    て、下端がストライカ側オープンレバーと当接可能なア
    ンキャンセル位置と、ストライカ側オープンレバーが空
    振りするキャンセル位置とに移動可能に、前記ロッキン
    グプレートに対して可動的に連結したことを特徴とする
    ロック装置。
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