JP2618061B2 - ヒンジ装置 - Google Patents
ヒンジ装置Info
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- JP2618061B2 JP2618061B2 JP1312188A JP31218889A JP2618061B2 JP 2618061 B2 JP2618061 B2 JP 2618061B2 JP 1312188 A JP1312188 A JP 1312188A JP 31218889 A JP31218889 A JP 31218889A JP 2618061 B2 JP2618061 B2 JP 2618061B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、蓋体の基部を取付部に枢着するヒンジ装置
であって、例えば自動車の横開きする煽り戸方式の後部
扉に用いるものに関する。
であって、例えば自動車の横開きする煽り戸方式の後部
扉に用いるものに関する。
「従来の技術」 従来、自動車の横煽り戸方式の後部扉では、ヒンジ装
置のヒンジ軸が固定であるため、ヒンジ軸を大きく突出
させれば大角度の開扉が可能なのであるが、邪魔物が突
出することになるので後部扉の開扉角度は自ずから制限
があり、よくて240度前後である。
置のヒンジ軸が固定であるため、ヒンジ軸を大きく突出
させれば大角度の開扉が可能なのであるが、邪魔物が突
出することになるので後部扉の開扉角度は自ずから制限
があり、よくて240度前後である。
また、ヒンジ軸を可動にして270度の開扉を可能にし
たものもあるが、構成部品が多く相当に複雑な構成をし
ている。
たものもあるが、構成部品が多く相当に複雑な構成をし
ている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の技術では、前者にあ
っては、ヒンジ軸が扉や蓋体から飛び出しがちになって
邪魔であったり危険であるばかりでなく、見栄えが悪
く、しかも開扉角度は十分でないという問題点があっ
た。
っては、ヒンジ軸が扉や蓋体から飛び出しがちになって
邪魔であったり危険であるばかりでなく、見栄えが悪
く、しかも開扉角度は十分でないという問題点があっ
た。
また、後者にあっては、構造が複雑なのでコストの嵩
むものになるばかりでなく、複雑な構成であると故障す
る個所が多く、耐久性や保守性に難が出やすいという問
題点があった。
むものになるばかりでなく、複雑な構成であると故障す
る個所が多く、耐久性や保守性に難が出やすいという問
題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、構造が簡単で閉扉中に突出部がなく、動作が
円滑かつ確実なヒンジ装置を提供することを目的として
いる。
たもので、構造が簡単で閉扉中に突出部がなく、動作が
円滑かつ確実なヒンジ装置を提供することを目的として
いる。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするとこ
ろは、 蓋体の基部を取付部に枢着するヒンジ装置において、 取付部に固着される第1ヒンジ部材と、蓋体に固着さ
れる第2ヒンジ部材と、該第1ヒンジ部材に一端の第1
枢軸を枢着し該第2ヒンジ部材に他端の第2枢軸を枢着
した中間ヒンジ部材とを備え、 前記中間ヒンジ部材に、前記第1枢軸および前記第2
枢軸と略平行な軸によりコントロール部材を枢着し、 前記コントロール部材は、蓋体が略90度開くまでの動
作範囲では、前記第1枢軸または前記第2枢軸のいずれ
か一方での前記第1ヒンジ部材または第2ヒンジ部材と
前記中間ヒンジ部材との回動を抑える一方において、他
方の回動を許容し、蓋体が略90度以上開いている動作範
囲では、蓋体が略90度を越える回動動作に伴い、前記90
度以内の範囲動作における回動を許容している部材と係
合することにより、蓋体の回動方向と略同一方向に回動
させられ、前記90度以内の動作範囲における回動を抑え
ていた枢軸の回動を許容するように構成されていること
を特徴とするヒンジ装置に存する。
ろは、 蓋体の基部を取付部に枢着するヒンジ装置において、 取付部に固着される第1ヒンジ部材と、蓋体に固着さ
れる第2ヒンジ部材と、該第1ヒンジ部材に一端の第1
枢軸を枢着し該第2ヒンジ部材に他端の第2枢軸を枢着
した中間ヒンジ部材とを備え、 前記中間ヒンジ部材に、前記第1枢軸および前記第2
枢軸と略平行な軸によりコントロール部材を枢着し、 前記コントロール部材は、蓋体が略90度開くまでの動
作範囲では、前記第1枢軸または前記第2枢軸のいずれ
か一方での前記第1ヒンジ部材または第2ヒンジ部材と
前記中間ヒンジ部材との回動を抑える一方において、他
方の回動を許容し、蓋体が略90度以上開いている動作範
囲では、蓋体が略90度を越える回動動作に伴い、前記90
度以内の範囲動作における回動を許容している部材と係
合することにより、蓋体の回動方向と略同一方向に回動
させられ、前記90度以内の動作範囲における回動を抑え
ていた枢軸の回動を許容するように構成されていること
を特徴とするヒンジ装置に存する。
「作用」 蓋体が略90度開くまでの動作範囲では、第1枢軸また
は第2枢軸のいずれか一方での第1ヒンジ部材または第
2ヒンジ部材と中間ヒンジ部材との回動がコントロール
部材に抑えられていて固定しており、第1枢軸または第
2枢軸の他方のみ回動可動であり、蓋体を開閉すると蓋
体は当該枢軸を中心にして回動する。
は第2枢軸のいずれか一方での第1ヒンジ部材または第
2ヒンジ部材と中間ヒンジ部材との回動がコントロール
部材に抑えられていて固定しており、第1枢軸または第
2枢軸の他方のみ回動可動であり、蓋体を開閉すると蓋
体は当該枢軸を中心にして回動する。
蓋体が略90度を越えて開く動作範囲になると、コント
ロール部材は、蓋体の回動方向と略同一方向に回動させ
られ、前記とは逆に、90度以内の回動範囲では許容して
いた第1枢軸または第2枢軸の一方での回動を抑え、一
方、回動を抑えられていた方が回動可能になる。
ロール部材は、蓋体の回動方向と略同一方向に回動させ
られ、前記とは逆に、90度以内の回動範囲では許容して
いた第1枢軸または第2枢軸の一方での回動を抑え、一
方、回動を抑えられていた方が回動可能になる。
蓋体が略90度を越えて開く動作範囲では、90度以内の
ときとは枢軸が入れ替わり、蓋体は前記一方の枢軸を中
心にして回転し、蓋体の開度により枢軸の位置を適切に
切り替えることにより蓋体を270度迄開扉することがで
きる。
ときとは枢軸が入れ替わり、蓋体は前記一方の枢軸を中
心にして回転し、蓋体の開度により枢軸の位置を適切に
切り替えることにより蓋体を270度迄開扉することがで
きる。
「実施例」 以下、図面に戻づき本発明の一実施例を説明する。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示している。
第4図に示すように、自動車の車体10の後部の開口11
を開閉するよう後部扉である蓋体15,15が設けられてい
る。蓋体15,15は横開きする煽り戸方式であって、ヒン
ジ装置20,20により車体10の開口11の略垂直な左右の端
縁である取付部12,12にそれぞれの基部が枢着されてい
る。
を開閉するよう後部扉である蓋体15,15が設けられてい
る。蓋体15,15は横開きする煽り戸方式であって、ヒン
ジ装置20,20により車体10の開口11の略垂直な左右の端
縁である取付部12,12にそれぞれの基部が枢着されてい
る。
第1図〜第3図に示すように、ヒンジ装置20は、取付
部12に固着される第1ヒンジ部材30と、蓋体15に固着さ
れる第2ヒンジ部材40と、第1ヒンジ部材30と第2ヒン
ジ部材40との間に介在する中間ヒンジ部材50と、コント
ロール部材60とにより構成されている。
部12に固着される第1ヒンジ部材30と、蓋体15に固着さ
れる第2ヒンジ部材40と、第1ヒンジ部材30と第2ヒン
ジ部材40との間に介在する中間ヒンジ部材50と、コント
ロール部材60とにより構成されている。
第1ヒンジ部材30は、取付部12に締着されるベース部
31の両側にフランジ32,32が折り曲げ形成されて成り、
一方のフランジ32の中間部に第1ストッパ33が設けら
れ、両フランジ32,32の端は枢着端34,34をなしている。
31の両側にフランジ32,32が折り曲げ形成されて成り、
一方のフランジ32の中間部に第1ストッパ33が設けら
れ、両フランジ32,32の端は枢着端34,34をなしている。
第2ヒンジ部材40は、蓋体15の基部に締着されるベー
ス部41の両側にフランジ42,42が折り曲げ形成され、一
方のフランジ42の中間部に第2ストッパ43が設けられ、
両フランジ42,42の端は枢着端44,44をなしていて、第1
ヒンジ部材30と類似した構成をしている。
ス部41の両側にフランジ42,42が折り曲げ形成され、一
方のフランジ42の中間部に第2ストッパ43が設けられ、
両フランジ42,42の端は枢着端44,44をなしていて、第1
ヒンジ部材30と類似した構成をしている。
中間ヒンジ部材50は、ベース部51の両側にフランジ5
2,52が折り曲げ形成され、両フランジ52,52のそれぞれ
の端は第1枢着端53,53および第2枢着端54,54をなして
いる。
2,52が折り曲げ形成され、両フランジ52,52のそれぞれ
の端は第1枢着端53,53および第2枢着端54,54をなして
いる。
第1ヒンジ部材30の枢着端34,34と中間ヒンジ部材50
の第1枢着端53,53とを嵌合させ、第1枢軸21を挿通し
て第1ヒンジ部材30の端と中間ヒンジ部材50の一端とが
枢着されている。
の第1枢着端53,53とを嵌合させ、第1枢軸21を挿通し
て第1ヒンジ部材30の端と中間ヒンジ部材50の一端とが
枢着されている。
同様に、第2ヒンジ部材40の枢着端44,44と中間ヒン
ジ部材50の第2枢着端54,54とを嵌合させ、第2枢軸22
を挿通して第2ヒンジ部材40の端と中間ヒンジ部材50の
他端とが枢着されている。
ジ部材50の第2枢着端54,54とを嵌合させ、第2枢軸22
を挿通して第2ヒンジ部材40の端と中間ヒンジ部材50の
他端とが枢着されている。
コントロール部材60は中間ヒンジ部材50のフランジ5
2,52の中間部に渡された枢軸61により中間ヒンジ部材50
に枢支され、第1ヒンジ部材30との連結軸である第1枢
軸21側に伸びた一端にはフォーク部材62が形成され、第
2ヒンジ部材40との連結軸である第2枢軸22側に伸びた
他端には爪部63が形成されている。
2,52の中間部に渡された枢軸61により中間ヒンジ部材50
に枢支され、第1ヒンジ部材30との連結軸である第1枢
軸21側に伸びた一端にはフォーク部材62が形成され、第
2ヒンジ部材40との連結軸である第2枢軸22側に伸びた
他端には爪部63が形成されている。
コントロール部材60のフォーク部62に対応して第1ヒ
ンジ部材30のベース部31にストライカ65が共締め固着さ
れ、ストライカ65の係脱端66はフォーク部62に係脱可能
な位置に延びている。
ンジ部材30のベース部31にストライカ65が共締め固着さ
れ、ストライカ65の係脱端66はフォーク部62に係脱可能
な位置に延びている。
コントロール部材60の爪部63に対応して第2ヒンジ部
材40と中間ヒンジ部材50とを枢着する第2枢軸22にカム
部材67が固着されており、カム部材67は係合部68が凹設
されている。
材40と中間ヒンジ部材50とを枢着する第2枢軸22にカム
部材67が固着されており、カム部材67は係合部68が凹設
されている。
コントロール部材60は、付勢ばね69により爪部63がカ
ム部材67の係合部68に係合する方向に付勢されている。
ム部材67の係合部68に係合する方向に付勢されている。
コントロール部材60の爪部63とカム部材67の係合部68
との位置関係は、蓋体15が略90度開くまでの動作範囲で
は係合していて、第2枢軸22での第2ヒンジ部材40と中
間ヒンジ部材50との回動を抑えるようになっている。
との位置関係は、蓋体15が略90度開くまでの動作範囲で
は係合していて、第2枢軸22での第2ヒンジ部材40と中
間ヒンジ部材50との回動を抑えるようになっている。
その一方、蓋体15が略90度開くまでの動作範囲では、
コントロール部材60のフォーク部62とストライカ65の係
脱端66とは噛合しておらず、第1枢軸21での第1ヒンジ
部材30と中間ヒンジ部材50との回動は許容されている。
コントロール部材60のフォーク部62とストライカ65の係
脱端66とは噛合しておらず、第1枢軸21での第1ヒンジ
部材30と中間ヒンジ部材50との回動は許容されている。
そして、蓋体15が略90度以上開いている動作範囲で
は、コントロール部材60のフォーク部62とストライカ65
の係脱端66とが噛合し、第1枢軸21での第1ヒンジ部材
30と中間ヒンジ部材50との回動は抑制されるよう設定さ
れている。
は、コントロール部材60のフォーク部62とストライカ65
の係脱端66とが噛合し、第1枢軸21での第1ヒンジ部材
30と中間ヒンジ部材50との回動は抑制されるよう設定さ
れている。
コントロール部材60のフォーク部62とストライカ65の
係脱端66とが噛合することでコントロール部材60が付勢
ばね69の付勢力に抗して回動され、コントロール部材60
の爪部63とカム部材67の係合部68との係合が外れ、その
前は抑えられていた第2枢軸22での第2ヒンジ部材40と
中間ヒンジ部材50との回動は許容されるよう設定されて
いる。
係脱端66とが噛合することでコントロール部材60が付勢
ばね69の付勢力に抗して回動され、コントロール部材60
の爪部63とカム部材67の係合部68との係合が外れ、その
前は抑えられていた第2枢軸22での第2ヒンジ部材40と
中間ヒンジ部材50との回動は許容されるよう設定されて
いる。
次に作用を説明する。
蓋体15が全閉していてヒンジ装置20が第1図〜第3図
に示す状態にあるとき、コントロール部材60の爪部63と
カム部材67の係合部68とは係合していて、第2枢軸22で
の第2ヒンジ部材40と中間ヒンジ部材50との回動を抑え
られている。
に示す状態にあるとき、コントロール部材60の爪部63と
カム部材67の係合部68とは係合していて、第2枢軸22で
の第2ヒンジ部材40と中間ヒンジ部材50との回動を抑え
られている。
一方、コントロール部材60のフォーク部62とストライ
カ65の係脱端66とは噛合しておらず、第1枢軸21での第
1ヒンジ部材30と中間ヒンジ部材50との回動は許容され
ている。
カ65の係脱端66とは噛合しておらず、第1枢軸21での第
1ヒンジ部材30と中間ヒンジ部材50との回動は許容され
ている。
前記状態は蓋体15が略90度開くまでの動作範囲で持続
しており、全閉した蓋体15を開くと蓋体15は第1枢軸21
を中心に回転して第5図に示す状態まで開扉する。
しており、全閉した蓋体15を開くと蓋体15は第1枢軸21
を中心に回転して第5図に示す状態まで開扉する。
第5図に示すように、蓋体15が略90度開いてさらにそ
れ以上開く動作範囲になると、コントロール部材60のフ
ォーク部62とストライカ65の係脱端66とが噛合し、中間
ヒンジ部材50の背面が第1ヒンジ部材30の第1ストッパ
33に当接して第1枢軸21での第1ヒンジ部材30と中間ヒ
ンジ部材50との回動が抑制される。
れ以上開く動作範囲になると、コントロール部材60のフ
ォーク部62とストライカ65の係脱端66とが噛合し、中間
ヒンジ部材50の背面が第1ヒンジ部材30の第1ストッパ
33に当接して第1枢軸21での第1ヒンジ部材30と中間ヒ
ンジ部材50との回動が抑制される。
コントロール部材60のフォーク部62とストライカ65の
係脱端66とが噛合したときコントロール部材60は付勢ば
ね69の付勢力に抗して回動し、コントロール部材60の爪
部63がカム部材67の係合部68から外れ、第2枢軸22での
第2ヒンジ部材40と中間ヒンジ部材50との回動は許容さ
れるようになる。
係脱端66とが噛合したときコントロール部材60は付勢ば
ね69の付勢力に抗して回動し、コントロール部材60の爪
部63がカム部材67の係合部68から外れ、第2枢軸22での
第2ヒンジ部材40と中間ヒンジ部材50との回動は許容さ
れるようになる。
略90度開扉した状態から蓋体15を開くと蓋体15は第2
枢軸22を中心に回転して開扉し、第6図に示すように略
270度まで開くことができ、蓋体15は第4図に示すよう
に車体10の側面に密着して添うように開き、第2ヒンジ
部材40の第2ストッパ43が中間ヒンジ部材50の背面に当
接した状態で停止する。
枢軸22を中心に回転して開扉し、第6図に示すように略
270度まで開くことができ、蓋体15は第4図に示すよう
に車体10の側面に密着して添うように開き、第2ヒンジ
部材40の第2ストッパ43が中間ヒンジ部材50の背面に当
接した状態で停止する。
第1枢軸21での回動が拘束されて第2枢軸22でのみ回
動可能な状態は蓋体15が略90度から略270度まで開閉す
る間持続しており、第6図に示す状態から蓋体15を閉じ
ると蓋体15は第2枢軸22を中心にして第5図に示す状態
まで回動する。
動可能な状態は蓋体15が略90度から略270度まで開閉す
る間持続しており、第6図に示す状態から蓋体15を閉じ
ると蓋体15は第2枢軸22を中心にして第5図に示す状態
まで回動する。
第5図に示す状態からさらに蓋体15を閉じると、コン
トロール部材60のフォーク部62とストライカ65の係脱端
66との噛合が外れ、コントロール部材60の爪部63とカム
部材67の係合部68とは係合する。
トロール部材60のフォーク部62とストライカ65の係脱端
66との噛合が外れ、コントロール部材60の爪部63とカム
部材67の係合部68とは係合する。
これにより、第1枢軸21での第1ヒンジ部材30と中間
ヒンジ部材50との回動は許容される一方、第2枢軸22で
の第2ヒンジ部材40と中間ヒンジ部材50との回動が抑え
られる。
ヒンジ部材50との回動は許容される一方、第2枢軸22で
の第2ヒンジ部材40と中間ヒンジ部材50との回動が抑え
られる。
蓋体15を閉じると第1枢軸21を中心に回動して全閉
し、第1図に示す状態になる。
し、第1図に示す状態になる。
なお、前記実施例では、蓋体が略90度開くまでの動作
範囲では、第1枢軸を中心にして回動させて第2枢軸を
拘束し、蓋体が略90度を越えて開く動作範囲では第2枢
軸を中心にして回動させて第1枢軸を拘束するようにし
たが、枢軸の拘束,非拘束の転換の順は逆でもよく、要
するに、蓋体の開度により枢軸の位置を適切に切り替え
ることにより蓋体を270度迄開扉することができるよう
にするものであればよい。
範囲では、第1枢軸を中心にして回動させて第2枢軸を
拘束し、蓋体が略90度を越えて開く動作範囲では第2枢
軸を中心にして回動させて第1枢軸を拘束するようにし
たが、枢軸の拘束,非拘束の転換の順は逆でもよく、要
するに、蓋体の開度により枢軸の位置を適切に切り替え
ることにより蓋体を270度迄開扉することができるよう
にするものであればよい。
「発明の効果」 本発明に係るヒンジ装置によれば、簡単な構成で蓋体
を270度程度の大角度に開閉することができるように
し、しかも全閉時には突起が生じないようにしたから、
見栄えがよく、しかも安全であり、動作が円滑かつ確実
で耐久性や保守性に優れたヒンジ装置となる。
を270度程度の大角度に開閉することができるように
し、しかも全閉時には突起が生じないようにしたから、
見栄えがよく、しかも安全であり、動作が円滑かつ確実
で耐久性や保守性に優れたヒンジ装置となる。
各図は本発明の一実施例を示しており、第1図は蓋体を
全閉した状態のヒンジ装置の平面図、第2図は第1図II
矢視図、第3図は第1図III矢視図、第4図は自動車の
平面図、第5図は蓋体を略90度開いた状態のヒンジ装置
の平面図、第6図は蓋体を略270度開いた状態のヒンジ
装置の平面図である。 10……車体、11……開口 12……取付部、15……蓋体 20……ヒンジ装置、21……第1枢軸 22……第2枢軸 30……第1ヒンジ部材、33……第1ストッパ 34……枢着端 40……第2ヒンジ部材、43……第2ストッパ 44……枢着端 50……中間ヒンジ部材、53……第1枢着端 54……第2枢着端 60……コントロール部材、62……フォーク部 63……爪部 65……ストライカ、66……係脱端 67……カム部材、68……係合部
全閉した状態のヒンジ装置の平面図、第2図は第1図II
矢視図、第3図は第1図III矢視図、第4図は自動車の
平面図、第5図は蓋体を略90度開いた状態のヒンジ装置
の平面図、第6図は蓋体を略270度開いた状態のヒンジ
装置の平面図である。 10……車体、11……開口 12……取付部、15……蓋体 20……ヒンジ装置、21……第1枢軸 22……第2枢軸 30……第1ヒンジ部材、33……第1ストッパ 34……枢着端 40……第2ヒンジ部材、43……第2ストッパ 44……枢着端 50……中間ヒンジ部材、53……第1枢着端 54……第2枢着端 60……コントロール部材、62……フォーク部 63……爪部 65……ストライカ、66……係脱端 67……カム部材、68……係合部
Claims (1)
- 【請求項1】蓋体の基部を取付部に枢着するヒンジ装置
において、 取付部に固着される第1ヒンジ部材と、蓋体に固着され
る第2ヒンジ部材と、該第1ヒンジ部材に一端の第1枢
軸を枢着し該第2ヒンジ部材に他端の第2枢軸を枢着し
た中間ヒンジ部材とを備え、 前記中間ヒンジ部材に、前記第1枢軸および前記第2枢
軸と略平行な軸によりコントロール部材を枢着し、 前記コントロール部材は、蓋体が略90度開くまでの動作
範囲では、前記第1枢軸または前記第2枢軸のいずれか
一方での前記第1ヒンジ部材または第2ヒンジ部材と前
記中間ヒンジ部材との回動を抑える一方において、他方
の回動を許容し、蓋体が略90度以上開いている動作範囲
では、蓋体が略90度を越える回動動作に伴い、前記90度
以内の範囲動作における回動を許容している部材と係合
することにより、蓋体の回動方向と略同一方向に回動さ
せられ、前記90度以内の動作範囲における回動を抑えて
いた枢軸の回動を許容するように構成されていることを
特徴とするヒンジ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312188A JP2618061B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ヒンジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312188A JP2618061B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ヒンジ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03172478A JPH03172478A (ja) | 1991-07-25 |
JP2618061B2 true JP2618061B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=18026278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1312188A Expired - Lifetime JP2618061B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ヒンジ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618061B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010050469A1 (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | 株式会社小松製作所 | 建設機械用のキャブ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07279525A (ja) * | 1994-04-11 | 1995-10-27 | Takigen Mfg Co Ltd | 二軸型ヒンジ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH045664Y2 (ja) * | 1986-04-28 | 1992-02-18 | ||
JPH045665Y2 (ja) * | 1986-04-28 | 1992-02-18 | ||
JPH052772Y2 (ja) * | 1986-11-28 | 1993-01-22 | ||
JPS6424984A (en) * | 1987-07-21 | 1989-01-26 | Saburo Kishimoto | Hinge device for door |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP1312188A patent/JP2618061B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010050469A1 (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | 株式会社小松製作所 | 建設機械用のキャブ |
US8162386B2 (en) | 2008-10-30 | 2012-04-24 | Komatsu Ltd. | Cab for construction machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03172478A (ja) | 1991-07-25 |
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