JPH052772Y2 - - Google Patents

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JPH052772Y2
JPH052772Y2 JP1986183806U JP18380686U JPH052772Y2 JP H052772 Y2 JPH052772 Y2 JP H052772Y2 JP 1986183806 U JP1986183806 U JP 1986183806U JP 18380686 U JP18380686 U JP 18380686U JP H052772 Y2 JPH052772 Y2 JP H052772Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、室内の間仕切りやキヤビネツト等の
本体に設ける扉の蝶番装置の構造に関するもので
ある。
〔従来の技術とその問題点〕
従来から、扉をキヤビネツト等の本体の前面に
大きく略180度程度開閉可能にするためと、扉を
閉じた状態で蝶番部分が外部から見えないように
するために、蝶番を多重リンク機構に構成したも
のとして、先行技術の特公昭53−4173号公報や、
実公昭49−47567号公報がある。
そのうち前者では、扉を閉止方向にばね付勢す
る考案が開示されている。また後者では、リンク
機構に取付くコイルばねが一つのリンクの死点越
えより、扉の開方向およひ閉方向のいずれにも扉
を付勢する構成が開示されている。しかし、いず
れもその構造がきわめて複雑であると云う問題が
あつた。
また、特開昭61−221481号公報には、エアーダ
クト等の点検等のため、天井等に設ける点検口外
枠に対して蓋を開閉する装置として、外枠と蓋体
が取付く内枠との間に、外枠に対して厳正あるい
は近似直線運動機構を設け、該直線運動機構に内
枠を回動自在にピン連結することを提案してい
る。
この構成によれば、蓋体(内枠)の開き始めに
際しては、前記厳正あるいは近似直線運動機構に
より、ピン連結部が外枠に対して厳正あるいは近
似的に直線的に外向きに移動した後、前記ピン連
結部を中心にして蓋体(内枠)が開き回動するも
のである。
そして、前記直線運動機構における一つの支持
リンクの先端には、蓋体の閉蓋状態における当該
蓋体がずり落ちるのを防止するための支持部が設
けられている。しかし、この支持部の機能はあく
までも前記蓋体のずり落ち防止のためであつて、
蓋体の開き開始時に蓋体を開き方向に押し出す役
割や、閉塞方向への蓋体の回動時に前記直線運動
機構を元の姿勢に戻す機能は持たないものであつ
た。
従つて、この先行技術においては、蓋体を軽い
力で開いたり、元の閉蓋位置に戻す作業が面倒で
あるという問題があつた。
本考案は、これらの問題点を解決することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本考案では、間仕切や
キヤビネツト等の本体に基端をそれぞれ枢着した
前後一対の略平行状に配置したリンクの各先端に
ヒンジアームをピンにて回動自在に枢着し、該ヒ
ンジアームの先端を扉の基端部に軸にて扉を開閉
回動可能に枢着し、前記いずれか一方のリンクの
先端から延びるばね板の自由端部をヒンジアーム
に押圧接当させて、当該ヒンジアームが扉の開方
向に揺動する方向に付勢するように構成し、前記
一対のリンクのうち前位置のリンクには、当該リ
ンクが扉の閉止位置から開方向に回動する開き開
始の適宜回動角度区間中、扉の裏面を開方向に押
圧し、扉の開き角度が適宜大きくなると、扉裏面
から離れるように構成した押圧片を設けた構成と
したものである。
〔考案の作用及び効果〕
本考案では、扉の基端部に軸枢着されたヒンジ
アームを、間仕切等の本体に基端を枢着した平行
状の前後対のリンクの先端にピン枢着してあり、
しかも、一対のリンクのうち前位置のリンクに
は、当該リンクが扉の閉止位置から開方向に回動
する開き開始の適宜回動角度区間中、扉の裏面を
開方向に押圧し、扉の開き角度が適宜大きくなる
と、扉裏面から離れるように構成した押圧片を設
けてあるので、リンクが前向きに回動すれば、ヒ
ンジアームを介して扉を本体から離すように前向
きに移動させるばかりでなく、扉の基端部とヒン
ジアーム先端部との軸枢着点を中心にして開き回
動もする。
さらに、一対のリンクの一方のリンクとヒンジ
アームとの間には、リンクの他端から延びるばね
板があり、該ばね板の自由端部をヒンジアームに
押圧接当させてヒンジアームとリンクとの角度が
大きくなつて当該ヒンジアームを前方向に押し出
すように付勢しているので、扉の自由端側の係
合、例えばラツチ爪を外して締切状態から扉を開
けるときには、前記ばね力により軽い力で開き操
作ができることになる。
そして、前記一対のリンクの回動により扉が本
体から離れた状態で一定程度回動した後は、ヒン
ジアーム先端部と扉との軸枢着点を中心にして当
該扉を90度以上に大きく回動させ開くことができ
るのである。
反対に扉の閉じ操作により、当該扉の裏面にて
前リンクにおける押圧片を押してリンクひいては
ヒンジアームを後向きに回動させて元の姿勢に戻
すことができることになる。
このように、本考案に従えば、従来の蝶番装置
に比べて極めて簡単な構造でありながら、従来の
蝶番装置と略同様にして、扉を本体から引き離し
つつ開き回動できるのであり、しかも、リンクの
一方に取付くばね板と前位置のリンクに取付く押
圧片との協同作用により、ヒンジアームひいては
扉を軽い力で開き操作できるという効果を有する
ものである。
〔実施例〕
次に本考案を間仕切部分に適用した実施例につ
いて説明すると、符号2は、間仕切の本体1にお
ける前支柱、符号3は横梁、符号4は扉を各々示
す。
符号5は本考案の蝶番装置で、前記横梁3にね
じ6止め固着した基部材7に基端をピン8,9枢
着した前後一対の平行状のリンク10,11と、
該両リンク10,11の先端に同じくピン12,
13枢着したヒンジアーム14と、後位置のリン
ク10の他端寄り位置に基端部をねじ15止め
し、且つ自由端部をヒンジアーム14に押圧接当
させるように湾曲形成したばね板16と、前位置
のリンク11から前向きに突出させて、閉止時及
び開き回動開始の適宜区間内で扉4の裏面に接当
する押圧片17とから成る。
ヒンジアーム14は後部側を断面横向きコ字型
に形成し、ヒンジアーム14の先端部14dをZ
字状に屈曲させその先端を扉4の基端部に固着し
たL字状のブラケツト18に軸19を介して回動
自在に枢着する。
さらに、第2図の斜視図で示すように、ヒンジ
アーム14は前記両リンク10,11の先端とピ
ン12,13にて枢着するために、上下両板14
a,14bに枢着孔20,21を穿設する一方、
ヒンジアーム14の垂直板14cには、後位置の
リンク10とのピン12枢着のためのリング部2
2を形成してある。
従つて、前記一対のリンク10,11の他端部
はヒンジアーム14における上下両板14a,1
4b間に嵌まつた状態で回動し得る。
後位置のリンク10の先端から延びる一対のば
ね板16の各自由端部は前記ヒンジアーム14に
おける垂直板14cの内面に接当するように配設
される。
なお、前記ばね板16は前位置のリンク11の
先端に基部を固着し、ばね板16の自由端部をヒ
ンジアーム14の垂直板14cの内面等に接当す
るように構成しても良い。
前位置のリンク11に固着する押圧片17は第
2図に示すごとく、平面視L字状の上下一対の先
端部17aを備えており、該上下両先端部17a
はヒンジアーム14の上下両板14a,14bを
上下から挟むように配設されることになる。
この構成によれば、本体1に基端をピン8,9
枢着した前後一対のリンク10,11の各先端
を、ヒンジアーム14にピン12,13枢着し、
該ヒンジアーム14の先端を扉4の基端部に軸1
9にて回動可能に枢着し、前記後位置のリンク1
0の他端から延びるばね板16の自由端部をヒン
ジアーム14に押圧接当させてあるから、扉4の
自由端側のロツクを外すと、リンク10とヒンジ
アーム14との枢着箇所の角度が90度以上になる
ようにばね板16がヒンジアーム14を押すこと
になり、当該ヒンジアーム14が扉4の開方向
(前方向)に揺動することになる。
そして、前記一対のリンクのうち前位置のリン
ク11には、当該リンク11が扉4の開方向に回
動するときに、その適宜回動区間内において、扉
4の裏面を開方向に押圧する押圧片17が設けら
れているので、扉4はヒンジアーム14を介して
本体1から離れるだけでなく、軸19を中心とし
た開き回動作用も受けることになり、軽い力で扉
4を開くことができるのである(第3図の実線参
照)。
そして、前記前位置のリンク11が第3図のよ
うに一定角度以上回動すると、押圧片17の先端
部17aが扉4の裏面から離れる。このように、
リンク10,11及びヒンジアーム14を介して
本体1から離れた位置になる軸19を中心にして
扉4が回動できるので、扉4の基端部が本体1の
前面に干渉することなく90度以上の大きな角度に
扉4を回動させることができる(第3図の二点鎖
線参照)。
扉4を閉じるときには、当該扉4の裏面が押圧
片17の先端部17aを介して前位置のリンク1
1を後向きに回動し、ヒンジアーム14を元の姿
勢に後退動させることになるから、ばね板16の
自由端部の付勢力に抗してヒンジアーム14とリ
ンク10,11との角度が略90度の状態にて扉4
を締め切ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は蝶番装
置の要部断面図、第2図は蝶番装置の各部品の斜
視図、第3図は作用説明図である。 1……本体、2……前支柱、3……横梁、4…
…扉、5……蝶番装置、8,9,12,13……
ピン、10,11……リンク、14……ヒンジア
ーム、16……ばね板、17……押圧片、17a
……先端部、18……ブラケツト、19……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間仕切やキヤビネツト等の本体に基端をそれぞ
    れ枢着した前後一対の略平行状に配置したリンク
    の各先端にヒンジアームをピンにて回動自在に枢
    着し、該ヒンジアームの先端を扉の基端部に軸に
    て扉を開閉回動可能に枢着し、前記いずれか一方
    のリンクの先端から延びるばね板の自由端部をヒ
    ンジアームに押圧接当させて、当該ヒンジアーム
    が扉の開方向に揺動する方向に付勢するように構
    成し、前記一対のリンクのうち前位置のリンクに
    は、当該リンクが扉の閉止位置から開方向に回動
    する開き開始の適宜回動角度区間中、扉の裏面を
    開方向に押圧し、扉の開き角度が適宜大きくなる
    と、扉裏面から離れるように構成した押圧片を設
    けたことを特徴とする扉の蝶番装置。
JP1986183806U 1986-11-28 1986-11-28 Expired - Lifetime JPH052772Y2 (ja)

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JP1986183806U JPH052772Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JP1986183806U JPH052772Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JPS6389078U JPS6389078U (ja) 1988-06-09
JPH052772Y2 true JPH052772Y2 (ja) 1993-01-22

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ID=31130882

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08240058A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Kyoei Kogyo Kk 扉の蝶番構造

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JP2618061B2 (ja) * 1989-11-30 1997-06-11 株式会社大井製作所 ヒンジ装置
JP6633661B2 (ja) * 2018-01-17 2020-01-22 シャープ株式会社 連結装置、それを用いた表示装置組立体、表示装置の配置方法および表示装置の折り畳み方法

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JPS61221481A (ja) * 1985-03-25 1986-10-01 株式会社ナカ技術研究所 点検口

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