JP2530175Y2 - 車両用ドアヒンジ装置 - Google Patents

車両用ドアヒンジ装置

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JP2530175Y2
JP2530175Y2 JP1990055812U JP5581290U JP2530175Y2 JP 2530175 Y2 JP2530175 Y2 JP 2530175Y2 JP 1990055812 U JP1990055812 U JP 1990055812U JP 5581290 U JP5581290 U JP 5581290U JP 2530175 Y2 JP2530175 Y2 JP 2530175Y2
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望 鳥居
良秋 石川
純二 奥村
卓也 稲垣
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Aisin Kiko Co Ltd
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Kiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、ドアをピラーに回動可能に保持するヒンジ
装置に関するもので、ドア開状態においてドア上端縁を
ドア下端縁よりさらに回動させ得る車両用ドアヒンジ装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のヒンジ装置としては、実開昭54-15521
3号公報に示されるものが知られている。これは、ロア
側ヒンジ機構は、ピラーに固着された第3ヒンジ部材と
ドアに固着された第4ヒンジ部材とを第3ヒンジ部材に
形成された球状の受け部と第4ヒンジ部材に形成された
球状の軸部との係合により連結したジヨイント形式にて
構成されており、アツパ側リンク機構は、ピラーに固着
された第1ヒンジ部材と、ドアに固定された第2ヒンジ
部材と、前記第1ヒンジ部材に一端が第1枢軸により枢
支され且つ前記第2ヒンジ部材に他端が第2枢軸により
枢支された第1リンクと、前記第1ヒンジ部材の前記第
1リンクの枢支点より前記ピラーに対し遠ざかる側の部
分に一端が第3枢軸により枢支され且つ前記第2ヒンジ
部材の前記第1リンクの枢支点より前記第1ヒンジ部材
側に位置する部分に他端が第4枢軸により枢支された第
2リンクとを有したリンク形式にて構成されている。こ
の構成において、ドアを開動作することにより第2ヒン
ジ部材が第1リンク及び第2リンクを介して第1ヒンジ
部材に対して回動する。この回動により第4枢軸がロア
側ヒンジ機構のジヨイント中心に対して移動つまりジヨ
イント中心と第4枢軸中心とを結ぶドアの回動中心軸が
外側に傾斜し、この結果、ドア開状態においてドアの上
端縁が下端縁の回動よりさらに回動し、これにより、ド
ア上端縁の開口面積を大きくとつて乗降性を向上させる
ものであつた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記したヒンジ装置であると、第3枢軸及び
第4枢軸が平行でないため、ドアの開閉動作に伴い第1
リンクにコジレが発生し、ドアのスムーズな開閉動作に
支障をきたす恐れがあつた。
故に、本考案はドアの開閉動作がスムーズに行えるよ
うにすることを、その技術的課題とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案において講じ
た技術的手段は、ピラーのアッパ側に固着された第1ヒ
ンジ部材と、ドアのアッパ側に固定された第2ヒンジ部
材と、前記第1ヒンジ部材に一端が第1枢軸により枢支
され且つ前記第2ヒンジ部材に第2枢軸により枢支され
た第1リンクと、前記第1ヒンジ部材に一端が第3枢軸
により枢支され且つ前記第2ヒンジ部材に他端が第4枢
軸により枢支された第2リンクと、前記ピラーのロア側
に固定され球状の受け部が形成された第3ヒンジ部材
と、前記ドアのロア側に固定され前記受部に嵌合される
球状の軸部が形成された第4ヒンジ部材と、前記第1枢
軸及び前記第2枢軸の前記第1リンクを支持する部分に
形成されたボール部と、前記第1リンクの前記第1枢軸
及び前記第2枢軸に支持される部分に形成され前記ボー
ル部に嵌合する穴部とを有し、前記第3枢軸及び前記第
4枢軸を前記受け部と前記軸部との嵌合によるジョイン
ト中心に向かうように傾斜させて前記第1ヒンジ部材及
び前記第2ヒンジ部材に支持した、ことである。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。ボール部と穴
部との嵌合により第1リンクは第1枢軸及び第2枢軸に
対して自由に動き得る。この動きにより第1リンクのこ
じれが吸収され、スムーズなドアの開閉動作がなされ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図に示されるように、車両1のピラー2にはドア
3がロア側ヒンジ機構4及びアツパ側ヒンジ機構5を介
して回動可能に保持されている。
ロア側ヒンジ機構4について説明する。
第2図に示されるように、ピラー2には第3ヒンジ部
材6が固定されており、ドア3には第4ヒンジ部材7が
固定されている。第3ヒンジ部材6には球状の受け部8
が形成されており、第4ヒンジ部7には受け部8と嵌合
可能な球状の軸部9が形成されている。この受け部8と
軸部9との嵌合によりドア3の下端縁がピラー2に回動
可能に保持される。
アツパ側ヒンジ機構5について説明する。
第2図に示されるように、ピラー2には第1ヒンジ部
材10が固定されており、ドア3には第2ヒンジ部材11が
固定されている。この第1ヒンジ部材10及び第2ヒンジ
部材11は夫々コの字状を呈しており、その先端部分には
第3枢軸12及び第4枢軸13が夫々その両端において上壁
及び下壁により支持されている。この第3枢軸12及び第
4枢軸13はロア側ヒンジ機構4のジヨイント中心Eに向
かつて傾斜しており、第3枢軸12には第2レバー14の一
端が、第4枢軸13には第2レバー14の他端が夫々回動可
能に支持されている。又、第1ヒンジ部材10の上壁には
第3枢軸と平行な第1枢軸15が立設されており、第2ヒ
ンジ部材11の上壁には第2枢軸16が立設されている。こ
の第1枢軸15には第1リンク17の一端が回動可能に支持
されており、第2枢軸16には第1リンク17の他端が回動
可能に支持されている。第3図に示されるように、第1
枢軸15及び第2枢軸16にはボール部18,19が夫々形成さ
れており、第1リンク17の両端にはボール部18,19に嵌
合される穴部20,21が形成されている。このボール部18,
19と穴部20,21との嵌合により第1リンク17が第1枢軸1
5及び第2枢軸16に対して自由に動き得るようになつて
いる。
上記した構成において、第4図に示されるように、ロ
ア側ヒンジ機構のジヨイント中心Eはドア3の開時にお
ける上端縁の回動量及び自由端縁の下り量を考慮して、
ドア閉状態において第2枢軸16上に位置するように配設
される。
次に作動について説明する。
第4図に示されるドア3の閉状態において、ドア3を
回動させると、第4ヒンジ部材7つまりドア3の下端縁
が第3ヒンジ部材6に対して受け部8と軸部9との嵌合
によりそのジヨイント中心Eを中心に回動すると共に第
2ヒンジ部材11つまりドア3の上端縁が第1ヒンジ部材
10に対して第1リンク17及び第2リンク14を介して第1
枢軸15及び第3枢軸14を中心に回動する。これにより、
ドア3が第5図に示される開状態となる。このドア3の
開動作において、第2枢軸16がロア側ヒンジ機構4のジ
ヨイント中心Eに対して移動つまりジヨイント中心Eと
第2枢軸16とを結ぶドア3の回動中心軸が外側に傾斜
し、ドア3の上端縁が下端縁の回動よりさらにA量回動
することとなる。この時、第1リンク17にこじれが生じ
るが、ボール部18,19と穴部20,21との嵌合により第1リ
ンク17が第1枢軸15及び第2枢軸16に対して動き得るの
で、この動きによりこじれを吸収することができる。こ
れにより、ドア3のスムーズな開閉動作を得ることがで
きる。この結果、第1図に示される如く、ドア3の上端
縁が通常開位置C(ドア3の回動中心が外側に傾斜しな
い場合における開位置)より外側の開位置Dに位置す
る。これにより、上端縁の開口面積22を大きくすること
ができ、乗降者の乗降性を向上させることができる。こ
の時、ドア3の自由端縁にB量の下がりが生じるが、ロ
ア側ヒンジ機構4のジヨイント中心Eを第2枢軸16上に
位置させたので、この下り量Bを極力小さくしてなおか
つ回動量Aを大きくとることができる。又、このジヨイ
ント中心Eの配置により、開動作におけるドア3の前端
縁とフロントドア23の後端縁との接触を防止することが
できる。
〔考案の効果〕
本考案は、アッパ側を第1リンク及び第2リンクによ
り連結された第1ヒンジ部材及び第2ヒンジ部材とし、
且つ、ロア側を受け部及び軸部により連結された第3ヒ
ンジ部材及び第4ヒンジ部材とすると共に、第2リンク
を枢支する第3枢軸及び第4枢軸を受け部と軸部との嵌
合によるジョイント中心に向かうように傾斜させたの
で、少ない部品点数のコンパクトな構成で、ドアの上端
縁を通常開位置より外側の開位置が得られ、上端縁の開
口面積を大きくすることができ、乗降者の乗降性を向上
させることができる。又、ボール部と穴部との嵌合によ
り第1リンクが第1枢軸及び第2枢軸に対して動き得る
ようにしたので、ドアの開閉動作による第1リンクのこ
じれを吸収することができ、ドアのスムーズな開閉動作
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヒンジ装置を採用した車両のドア
付近の斜視図、第2図は本考案に係るヒンジ装置の平面
図、第3図は第1リンクの支持状態を表す斜視図、第4
図はドアの閉状態におけるアツパ側ヒンジ機構の平面
図、第5図はドアの開状態時におけるアツパ側ヒンジ装
置の平面図である。 2……ピラー,3……ドア,6……第3ヒンジ部材,7……第
4ヒンジ部材,8……受け部,9……軸部,10……第1ヒン
ジ部材,11……第2ヒンジ部材,12……第3枢軸,13……
第4枢軸,14……第2リンク,15……第1枢軸,16……第
2枢軸,17……第1リンク,18,19……ボール部,20,21…
…穴部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 稲垣 卓也 愛知県刈谷市野田町場割11番地 アイシ ン豊容株式会社内 審査官 南澤 弘明 (56)参考文献 実開 昭54−155213(JP,U) 実開 昭61−113462(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピラーのアッパ側に固着された第1ヒンジ
    部材と、ドアのアッパ側に固定された第2ヒンジ部材
    と、前記第1ヒンジ部材に一端が第1枢軸により枢支さ
    れ且つ前記第2ヒンジ部材に第2枢軸により枢支された
    第1リンクと、前記第1ヒンジ部材に一端が第3枢軸に
    より枢支され且つ前記第2ヒンジ部材に他端が第4枢軸
    により枢支された第2リンクと、前記ピラーのロア側に
    固定され球状の受け部が形成された第3ヒンジ部材と、
    前記ドアのロア側に固定され前記受部に嵌合される球状
    の軸部が形成された第4ヒンジ部材と、前記第1枢軸及
    び前記第2枢軸の前記第1リンクを支持する部分に形成
    されたボール部と、前記第1リンクの前記第1枢軸及び
    前記第2枢軸に支持される部分に形成され前記ボール部
    に嵌合する穴部とを有し、前記第3枢軸及び前記第4枢
    軸を前記受け部と前記軸部との嵌合によるジョイント中
    心に向かうように傾斜させて前記第1ヒンジ部材及び前
    記第2ヒンジ部材に支持した、車両用ドアヒンジ装置。
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