JP2535313Y2 - 自動車用ドアヒンジ - Google Patents
自動車用ドアヒンジInfo
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- JP2535313Y2 JP2535313Y2 JP1992085327U JP8532792U JP2535313Y2 JP 2535313 Y2 JP2535313 Y2 JP 2535313Y2 JP 1992085327 U JP1992085327 U JP 1992085327U JP 8532792 U JP8532792 U JP 8532792U JP 2535313 Y2 JP2535313 Y2 JP 2535313Y2
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- JP
- Japan
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- door
- hinge pin
- rotating member
- spring
- wire springs
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- LFYJSSARVMHQJB-QIXNEVBVSA-N bakuchiol Chemical compound CC(C)=CCC[C@@](C)(C=C)\C=C\C1=CC=C(O)C=C1 LFYJSSARVMHQJB-QIXNEVBVSA-N 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05F1/00—Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass
- E05F1/08—Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings
- E05F1/10—Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings for swinging wings, e.g. counterbalance
- E05F1/12—Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs
- E05F1/1284—Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a leaf or similar spring
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D7/00—Hinges or pivots of special construction
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D11/00—Additional features or accessories of hinges
- E05D11/10—Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts
- E05D11/1028—Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open
- E05D11/105—Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open the maintaining means acting perpendicularly to the pivot axis
- E05D11/1057—Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open the maintaining means acting perpendicularly to the pivot axis specially adapted for vehicles
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05F1/00—Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass
- E05F1/08—Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings
- E05F1/10—Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings for swinging wings, e.g. counterbalance
- E05F1/14—Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings for swinging wings, e.g. counterbalance with double-acting springs, e.g. for closing and opening or checking and closing no material
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/21—Brakes
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/25—Mechanical means for force or torque adjustment therefor
-
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- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
- E05Y2900/53—Type of wing
- E05Y2900/531—Doors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Hinges (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のフロントド
ア、リヤドアおよびラゲージコンパートメントドア(以
後トランクドアという)を車体に枢着する自動車用ドア
ヒンジに関するものである。
ア、リヤドアおよびラゲージコンパートメントドア(以
後トランクドアという)を車体に枢着する自動車用ドア
ヒンジに関するものである。
【0002】したがって、本明細書において単にドアと
いうのは、フロントドア、リヤドア、トランクドアの総
称である。
いうのは、フロントドア、リヤドア、トランクドアの総
称である。
【0003】
【従来の技術】従来の自動車用ドアヒンジは、ドアを所
定の角度で停止させる為に、小さな弾性帯の表面に凹凸
を設け、ドアと共に移動するボールが弾性帯の表面を転
動して凹部に嵌合し、ドアを停止させるようにしたドア
チェッカーを取付けたものがある。
定の角度で停止させる為に、小さな弾性帯の表面に凹凸
を設け、ドアと共に移動するボールが弾性帯の表面を転
動して凹部に嵌合し、ドアを停止させるようにしたドア
チェッカーを取付けたものがある。
【0004】また従来の自動車用トランクドアヒンジの
他の例として、引張り巻ばねの一端をトランクドアヒン
ジの回動部材側に係止し、引張り巻ばねの他端をトラン
クドアヒンジの回動中心から離れた位置でトランクドア
ヒンジの固定部材側に係止し、引張り巻ばねの引張力に
よってトランクドアを軽快に開閉できるようにしたもの
がある。
他の例として、引張り巻ばねの一端をトランクドアヒン
ジの回動部材側に係止し、引張り巻ばねの他端をトラン
クドアヒンジの回動中心から離れた位置でトランクドア
ヒンジの固定部材側に係止し、引張り巻ばねの引張力に
よってトランクドアを軽快に開閉できるようにしたもの
がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところがドアチェッカ
ーを取付けたものは、ドアの開閉運動に反力を加担させ
ていないので、半ドアの状態になり易い欠点があった。
トーションバースプリングを取付けたものは、トーショ
ンバーが構造的に長くなり、トランクスペースが狭くな
る欠点があった。
ーを取付けたものは、ドアの開閉運動に反力を加担させ
ていないので、半ドアの状態になり易い欠点があった。
トーションバースプリングを取付けたものは、トーショ
ンバーが構造的に長くなり、トランクスペースが狭くな
る欠点があった。
【0006】また引張り巻ばねを併用したものも、ヒン
ジが構造的に大きくなり、トランクスペースが狭くなる
欠点があった。
ジが構造的に大きくなり、トランクスペースが狭くなる
欠点があった。
【0007】この考案はこのような従来の欠点を改善
し、ドアの開閉運動にバネ反力を加担させて半ドアの状
態にならないようにし、バネの占有空間を極小にし、所
定の角度でドアを停止させることができるようにし、
又、トランクドア開閉の軽快さを損なうことなく、従来
の欠点であったトランクスペースの減少を解消すべくし
た自動車用ドアヒンジを提供することを目的とするもの
である。
し、ドアの開閉運動にバネ反力を加担させて半ドアの状
態にならないようにし、バネの占有空間を極小にし、所
定の角度でドアを停止させることができるようにし、
又、トランクドア開閉の軽快さを損なうことなく、従来
の欠点であったトランクスペースの減少を解消すべくし
た自動車用ドアヒンジを提供することを目的とするもの
である。
【0008】この考案の自動車用ドアヒンジは、固定部
材にヒンジピンで回動部材を枢着し、前記回動部材の前
記ヒンジピンから同一半径で離れた複数の箇所に複数の
線バネの一端を個別に係止し、前記複数の線バネをそれ
ぞれ圧縮状態にして前記複数の線バネの各他端を前記複
数の線バネの各一端の前記ヒンジピンを中心とする回動
範囲内において個別に前記固定部材に係止し、前記回動
部材の回動範囲で前記複数の線バネのトルク力のピーク
が複数箇所で得られるようにしたことを特徴とするもの
である。
材にヒンジピンで回動部材を枢着し、前記回動部材の前
記ヒンジピンから同一半径で離れた複数の箇所に複数の
線バネの一端を個別に係止し、前記複数の線バネをそれ
ぞれ圧縮状態にして前記複数の線バネの各他端を前記複
数の線バネの各一端の前記ヒンジピンを中心とする回動
範囲内において個別に前記固定部材に係止し、前記回動
部材の回動範囲で前記複数の線バネのトルク力のピーク
が複数箇所で得られるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】複数の線バネの各一端はいずれもヒンジピンを
中心として回動部材と共に回動し、複数の線バネの各他
端は固定部材の一定箇所に不動の状態になっていて、そ
れぞれの線バネの他端とヒンジピンの中心とを結ぶ線を
越えて線バネの一端が移動すると、それぞれの線バネは
個別に反力を発生し、回動部材の回動範囲で複数の線バ
ネのトルク力のピークが複数箇所で得られ、ドアを回動
させる力となる。
中心として回動部材と共に回動し、複数の線バネの各他
端は固定部材の一定箇所に不動の状態になっていて、そ
れぞれの線バネの他端とヒンジピンの中心とを結ぶ線を
越えて線バネの一端が移動すると、それぞれの線バネは
個別に反力を発生し、回動部材の回動範囲で複数の線バ
ネのトルク力のピークが複数箇所で得られ、ドアを回動
させる力となる。
【0010】
【実施例】次に、この考案の実施例をフロントドアある
いはリヤドアの例によって説明する。
いはリヤドアの例によって説明する。
【0011】図1は、この考案の一実施例の平面図、図
2は図1の正面図であって、1は自動車の車体に取付け
たコ字型の固定部材、2はドアに取付けたコ字型の回動
部材であり、回動部材2は垂直に貫通しているヒンジピ
ン3で固定部材1に枢着されている。図1はドアが閉じ
ている時の状態を示していて、ドアを開くと回動部材2
はヒンジピン3を回動中心として反時計方向に回動し、
ドアが全開すると図3に示す状態になる。
2は図1の正面図であって、1は自動車の車体に取付け
たコ字型の固定部材、2はドアに取付けたコ字型の回動
部材であり、回動部材2は垂直に貫通しているヒンジピ
ン3で固定部材1に枢着されている。図1はドアが閉じ
ている時の状態を示していて、ドアを開くと回動部材2
はヒンジピン3を回動中心として反時計方向に回動し、
ドアが全開すると図3に示す状態になる。
【0012】コ字型の回動部材2の上面と固定部材1と
の間の空隙には、半円弧状あるいは円弧状に屈曲されて
いる線バネ4が介装されていて、線バネ4の一端5は回
動部材2側に屈折され、回動部材2のヒンジピン23か
ら離れた箇所に穿設されている係止孔6に嵌められて、
回動部材2に係止されている。
の間の空隙には、半円弧状あるいは円弧状に屈曲されて
いる線バネ4が介装されていて、線バネ4の一端5は回
動部材2側に屈折され、回動部材2のヒンジピン23か
ら離れた箇所に穿設されている係止孔6に嵌められて、
回動部材2に係止されている。
【0013】コ字型の回動部材2の下面と固定部材1と
の間の空隙には、半円弧状あるいは円弧状に屈曲されて
いる線バネ7が介装されていて、線バネ7の一端8(図
2参照)は回動部材2側に屈折され、回動部材2に穿設
されている係止孔9に嵌められて、回動部材2に係止さ
れている。図1、図2に示した実施例においては、上方
の係止孔6と下方の係止孔9とは上下一致するように穿
設されているが、上方の係止孔6と下方の係止孔9とは
必ずしも上下に一致させる必要はなく、ヒンジピン3の
中心から同一半径で離れている位置で回動部材2に穿設
してあればよい。
の間の空隙には、半円弧状あるいは円弧状に屈曲されて
いる線バネ7が介装されていて、線バネ7の一端8(図
2参照)は回動部材2側に屈折され、回動部材2に穿設
されている係止孔9に嵌められて、回動部材2に係止さ
れている。図1、図2に示した実施例においては、上方
の係止孔6と下方の係止孔9とは上下一致するように穿
設されているが、上方の係止孔6と下方の係止孔9とは
必ずしも上下に一致させる必要はなく、ヒンジピン3の
中心から同一半径で離れている位置で回動部材2に穿設
してあればよい。
【0014】図1はドアが閉じている時の状態を示して
いて、ドアを開くと回動部材2はヒンジピン3を回動中
心として反時計方向に回動し、ドアが全開すると図3に
示す状態になる。図4の作動説明図においてドアが閉じ
ている時の線バネ4の一端5及び線バネ7の一端8の位
置をCとすると、ドアが全開して回動部材2がドアと共
に回動した時には、線バネ4の一端5及び線バネ7の一
端8は、ヒンジピン3を中心としヒンジピン3から位置
Cまでの半径10の円弧11に沿って位置Cから位置D
まで移動することになる。この円弧11の両端位置C,
Dとヒンジピン3の中心とを結んだ範囲が線バネ4の一
端5及び線バネ7の一端8の回動範囲になる。
いて、ドアを開くと回動部材2はヒンジピン3を回動中
心として反時計方向に回動し、ドアが全開すると図3に
示す状態になる。図4の作動説明図においてドアが閉じ
ている時の線バネ4の一端5及び線バネ7の一端8の位
置をCとすると、ドアが全開して回動部材2がドアと共
に回動した時には、線バネ4の一端5及び線バネ7の一
端8は、ヒンジピン3を中心としヒンジピン3から位置
Cまでの半径10の円弧11に沿って位置Cから位置D
まで移動することになる。この円弧11の両端位置C,
Dとヒンジピン3の中心とを結んだ範囲が線バネ4の一
端5及び線バネ7の一端8の回動範囲になる。
【0015】図2に示すように線バネ4の他端12は固
定部材1側に屈折され、上述の回動範囲内の位置D(図
4参照)に近い箇所において固定部材1に穿設されてい
る係止孔13に嵌められて、固定部材1に係止されてい
る。また他方の線バネ7の他端14も固定部材1側に屈
折され、上述の回動範囲内の位置Cに近い箇所において
固定部材1に穿設されている係止孔15に嵌められて、
固定部材1に係止されている。固定部材1に穿設されて
いる係止孔13,15は、回動部材2がドアと共に回動
した時においても位置は変動せず、線バネ4,7を圧縮
状態に保持している。
定部材1側に屈折され、上述の回動範囲内の位置D(図
4参照)に近い箇所において固定部材1に穿設されてい
る係止孔13に嵌められて、固定部材1に係止されてい
る。また他方の線バネ7の他端14も固定部材1側に屈
折され、上述の回動範囲内の位置Cに近い箇所において
固定部材1に穿設されている係止孔15に嵌められて、
固定部材1に係止されている。固定部材1に穿設されて
いる係止孔13,15は、回動部材2がドアと共に回動
した時においても位置は変動せず、線バネ4,7を圧縮
状態に保持している。
【0016】次に、上述した装置の作用を説明すると、
回動部材2のヒンジピン3を中心とする回動に伴って、
線バネ4の一端5及び線バネ7の一端8は、図4の円弧
11に沿って移動することになる。そして線バネ4は、
固定点である他端12を中心とし他端12から位置Dま
での半径16の円弧17と円弧11との位置の差だけ圧
縮され、その復元力によりトルク力を回動部材2に加え
る。この線バネ4から回動部材2に加えられるトルク力
は、ヒンジピン3の中心と他端12とを結ぶ直線18に
対して一端5が位置D側にあるときは開く方向の力とし
て回動部材2に加わり、直線18に対して一端5が位置
C側にあるときは閉じる方向の力として回動部材2に加
わることになる。
回動部材2のヒンジピン3を中心とする回動に伴って、
線バネ4の一端5及び線バネ7の一端8は、図4の円弧
11に沿って移動することになる。そして線バネ4は、
固定点である他端12を中心とし他端12から位置Dま
での半径16の円弧17と円弧11との位置の差だけ圧
縮され、その復元力によりトルク力を回動部材2に加え
る。この線バネ4から回動部材2に加えられるトルク力
は、ヒンジピン3の中心と他端12とを結ぶ直線18に
対して一端5が位置D側にあるときは開く方向の力とし
て回動部材2に加わり、直線18に対して一端5が位置
C側にあるときは閉じる方向の力として回動部材2に加
わることになる。
【0017】他方の線バネ7は、固定点である他端14
を中心とし他端14から位置Cまでの半径19の円弧2
0と円弧11との位置の差だけ圧縮され、その復元力に
よりトルク力を回動部材2に加える。この線バネ7から
回動部材2に加えられるトルク力は、ヒンジピン3の中
心と他端14とを結ぶ直線21に対して一端8が位置D
側にあるときは開く方向の力として回動部材2に加わ
り、直線21に対して一端8が位置C側にあるときは閉
じる方向の力として回動部材2に加わることになる。
を中心とし他端14から位置Cまでの半径19の円弧2
0と円弧11との位置の差だけ圧縮され、その復元力に
よりトルク力を回動部材2に加える。この線バネ7から
回動部材2に加えられるトルク力は、ヒンジピン3の中
心と他端14とを結ぶ直線21に対して一端8が位置D
側にあるときは開く方向の力として回動部材2に加わ
り、直線21に対して一端8が位置C側にあるときは閉
じる方向の力として回動部材2に加わることになる。
【0018】図5はこのような複数の線バネから1つの
回動部材2にトルク力が加えられた時の状態を示すグラ
フであって、トルク力のピークが複数の箇所で得られる
ようになる。従ってトルク力の複数のピークの間にトル
ク力の小さい箇所を設定し、例えばドアが全閉する直前
で自然に停止するようにし、衣服等が挟まれないように
できる余地を与えることができる。
回動部材2にトルク力が加えられた時の状態を示すグラ
フであって、トルク力のピークが複数の箇所で得られる
ようになる。従ってトルク力の複数のピークの間にトル
ク力の小さい箇所を設定し、例えばドアが全閉する直前
で自然に停止するようにし、衣服等が挟まれないように
できる余地を与えることができる。
【0019】
【考案の効果】この考案は、占有空間が最小ですむ線バ
ネによって開閉運動にバネ反力を加え、わずかな力でド
アの開閉を行え、しかも複数の線バネにより開閉途中の
複数箇所でトルク力のピークが得られ、ピークの間の所
定の角度でドアの開閉を停止し、乗降や荷の積み降ろし
に利便を与え、又、半ドアとなることを防止し、及び急
激に全開をしてドア脇に障害物がある際に一時的に途中
でドアを開ける力に若干の制御をかけて注意を促す、等
の効果がある。
ネによって開閉運動にバネ反力を加え、わずかな力でド
アの開閉を行え、しかも複数の線バネにより開閉途中の
複数箇所でトルク力のピークが得られ、ピークの間の所
定の角度でドアの開閉を停止し、乗降や荷の積み降ろし
に利便を与え、又、半ドアとなることを防止し、及び急
激に全開をしてドア脇に障害物がある際に一時的に途中
でドアを開ける力に若干の制御をかけて注意を促す、等
の効果がある。
【図1】この考案の一実施例の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1とは異なる状態を示す平面図である。
【図4】線バネの作動説明図である。
【図5】複数の線バネによるトルク力を示すグラフであ
る。
る。
1 固定部材 2 回動部材 3 ヒンジピン 4 線バネ 5 一端 6 係止孔 7 線バネ 8 一端 9 係止孔 10 半径 11 円弧 12 他端 13 係止孔 14 他端 15 係止孔 16 半径 17 円弧 18 直線 19 半径 20 円弧 21 直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 耕一 千葉県市川市塩浜3−15 プレシジョン スプリング株式会社内 (72)考案者 浅利 知幸 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−2883(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 固定部材にヒンジピンで回動部材を枢着
し、前記回動部材の前記ヒンジピンから同一半径で離れ
た複数の箇所に複数の線バネの一端を個別に係止し、前
記複数の線バネをそれぞれ圧縮状態にして前記複数の線
バネの各他端を前記複数の線バネの各一端の前記ヒンジ
ピンを中心とする回動範囲内において個別に前記固定部
材に係止し、前記回動部材の回動範囲で前記複数の線バ
ネのトルク力のピークが複数箇所で得られるようにした
ことを特徴とする自動車用ドアヒンジ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992085327U JP2535313Y2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 自動車用ドアヒンジ |
US08/153,292 US5475897A (en) | 1992-12-11 | 1993-11-16 | Car door hinge |
KR1019930026548A KR960016478B1 (ko) | 1992-12-11 | 1993-12-06 | 자동차용 도어힌지 |
NL9302139A NL193697C (nl) | 1992-12-11 | 1993-12-08 | Scharnier voor autodeur. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992085327U JP2535313Y2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 自動車用ドアヒンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647562U JPH0647562U (ja) | 1994-06-28 |
JP2535313Y2 true JP2535313Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=13855542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992085327U Expired - Lifetime JP2535313Y2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 自動車用ドアヒンジ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5475897A (ja) |
JP (1) | JP2535313Y2 (ja) |
KR (1) | KR960016478B1 (ja) |
NL (1) | NL193697C (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2772352B1 (fr) * | 1997-12-15 | 2000-02-18 | Oreal | Boitier a couvercle pivotant |
US7430785B2 (en) * | 2005-03-31 | 2008-10-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Integrated hinge and temporary door checker |
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