JP2558248Y2 - スキーキャリア装置 - Google Patents

スキーキャリア装置

Info

Publication number
JP2558248Y2
JP2558248Y2 JP1992072085U JP7208592U JP2558248Y2 JP 2558248 Y2 JP2558248 Y2 JP 2558248Y2 JP 1992072085 U JP1992072085 U JP 1992072085U JP 7208592 U JP7208592 U JP 7208592U JP 2558248 Y2 JP2558248 Y2 JP 2558248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ski
carrier device
door
base
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992072085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0629946U (ja
Inventor
広幸 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP1992072085U priority Critical patent/JP2558248Y2/ja
Publication of JPH0629946U publication Critical patent/JPH0629946U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558248Y2 publication Critical patent/JP2558248Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばガルウィング
式ドアを有する自動車に適した、スキーキャリア装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアが上方へ跳ね上げられること
により開放されるような、所謂ガルウィング式ドアを有
する自動車においては、ドアが屋根部にまで大きく回り
込んでいることから、通常のスキーキャリア装置は、屋
根部に取り付けることができない。このため、例えば図
7に示すような、ドア自体に取り付けるようにしたスキ
ーキャリア装置が知られている。即ち、図7において、
スキーキャリア装置1は、自動車2の左右のガルウィン
グ式ドア3,4の少なくとも一方に対して、適宜の手段
により取り付けられる。
【0003】このように取り付けられたスキーキャリア
装置1によれば、該スキーキャリア装置1に対して、ス
キー板5を装着することにより、自動車の屋根の上方
に、スキー板5が積載され得ることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のスキーキャリア装置1においては、スキーキ
ャリア装置1及びスキー板5が自動車2のドア3,4に
固定されることになるため、その重量がすべてドア3,
4にかかることになる。従って、ドア3,4を開閉する
場合に、ドア3,4が重くなってしまい、特にドア3,
4を開放する際には、ドア3,4を上方に持ち上げる必
要があるためより重くなることから、ドア開放時の操作
性が損なわれてしまうという問題があった。
【0005】また、ガルウィング式ドア3,4が、その
屋根部に回り込んだ部分にもドアガラスを有する型式の
場合には、その天井部分のガラスの外側に、スキーキャ
リア装置1及びスキー板5が位置することになる。従っ
て、乗員の頭上方向の視界がスキーキャリア装置1及び
スキー板5によって妨げられてしまうことになる。
【0006】この考案は、以上の点に鑑み、ドア開閉の
操作性が損なわれることなく、また乗員の頭上方向の視
界を妨げるようなことなく、容易にスキー板の着脱が行
なわれ得るようにした、ガルウィング式ドアを備えた自
動車に最適な、スキーキャリア装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案によるスキーキャリア装置は、自動車の屋
根部中央に取り付けられるベースと、このベースに対し
て前後方向に延びる回転軸の周りに上方に向かって延び
る閉鎖位置から水平方向外側に向かって延びる開放位置
まで回動可能に支持された左右一対のアーム部と、各ア
ーム部の先端にて同様に前後方向に延びる回転軸の周り
に回動可能に支持されたスキー装着部とを含んでおり、
このスキー装着部を、アーム部が閉鎖位置に在るときこ
のアーム部に重なるように、また該アーム部が開放位置
に在るときこのアーム部からさらに延びるように、スナ
ップバネにより張架せしめることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ベース部を自動車の屋根部
中央に取り付け、この取付状態において、各アーム部
が、閉鎖位置にあるときは、該ベースから上方に延びる
アーム部に対して、各スキー装着部は、該アーム部の先
端から下方に延びる位置にスナップバネにより張架され
ることにより、該ベースの上方にて折り畳まれた状態に
保持され得る。したがって、スキー装着部にスキー板を
装着した状態でも、スキー板は自動車の屋根部中央付近
にて自動車の前後方向に延びることになるので、ガルウ
ィング式ドアであっても、ドア自体にスキーキャリア装
置やスキー板の重量がかかることがなく、ドアの開閉が
重くなるようなことはない。また、スナップバネの張力
に抗して、スキー装着部を横方向に引っ張ることによ
り、アーム部が水平な開放位置に持ち来されることにな
り、スキー装着部は、該アーム部の先端からさらに水平
方向外側に向かって延びる位置に、スナップバネにより
張架されることになる。この状態においては、スキー装
着部は、自動車の屋根部の側縁付近に移動せしめられる
ので、スキー装着部に対するスキー板の脱着が容易に行
なわれる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、この
考案を詳細に説明する。図1はこの考案によるスキーキ
ャリア装置の一実施例を示している。図において、スキ
ーキャリア装置10は、自動車の屋根部中央11に取り
付けられるベース12と、このベース12に対して自動
車の前後方向に延びる回転軸13a,14aの周りに、
上方に向かって延びる閉鎖位置(図3参照)から、水平
方向外側に向かって延びる開放位置(図5参照)まで、
回動可能に支持された左右一対のアーム部13,14
と、各アーム部13,14の先端にて、同様に前後方向
に延びる回転軸15a,16aの周りに、回動可能に支
持されたスキー装着部15,16とを含んでいる。
【0010】ここで、上記スキー装着部15,16は公
知の構成であり、スキー装着部15に関しては、例えば
図1に詳細に示されているように、スキー板が嵌合され
る溝部15bと、該溝部15b内にスキー板を固定する
ためのベルト15cと、このベルト15cの先端が係合
するフック部15dとを備えている。
【0011】ベース12と各スキー装着部15,16と
の間には、引張りバネ17,18が張架されており、そ
のベース12及び各スキー装着部15,16への取付部
と、各回転軸13a,14a及び15a,16aの位置
関係によって、スナップバネとして作用するようになっ
ている。即ち、アーム部13,14が上方に向かって延
びる閉鎖位置に在るときには、図3に示すようにスキー
装着部15,16が、該アーム部13,14の先端から
下方に延びて、該アーム部13,14に重なるように、
引張りバネ17,18が該スキー装着部15,16を引
っ張るようになっている。
【0012】また、アーム部13,14が、水平方向外
側に向かって延びる開放位置に在るときには、図5に示
すように、スキー装着部15,16が該アーム部13,
14からさらに延びて、展開位置に持ち来されるよう
に、引張りバネ17,18が該スキー装着部15,16
を引っ張るようになっている。
【0013】本考案実施例は以上のように構成されてお
り、使用する場合には、図2に示すように、自動車の屋
根部中央にて、例えば前後2ヶ所に、それぞれスキーキ
ャリア装置10を取り付ける。このとき、各スキー装着
部15,16は、アーム部13,14に対して重なった
折畳み状態に引張りバネ17,18により張架されてい
る(図3参照)。
【0014】この状態から、引張りバネ17,18の張
力に抗してスキー装着部15,16を水平方向外側に引
っ張ると、スキー装着部15,16は、アーム部13,
14と共に、自動車の屋根部の側縁に向かって引き出さ
れることになり、引張りバネ17,18の作用線が、各
回転軸13a,14a,15a,16aを越えたとき
(図4参照)、該引張りバネ17,18は、アーム部1
3,14及びスキー装着部15,16を側方に真っ直延
びた水平位置に張架するように作用する。したがって、
図5に示すように、該アーム部13,14は、水平な開
放位置に持ち来され、またスキー装着部15,16も、
同様に水平な展開位置に持ち来されることになる。
【0015】このとき、スキー装着部15,16は自動
車の屋根部の側縁付近に位置することになるので、図6
に示すようにこのスキー装着部15,16に対して、ス
キー板の脱着が容易に行なわれるようになっている。ス
キー板をスキー装着部15,16に装着した後、上記と
は逆の操作により、スキー装着部15,16を引張りバ
ネ17,18の張力に抗して内側に押し込むことによ
り、スキー装着部15,16は、図3に示す折畳み状態
に戻されることになる。
【0016】この折畳み状態においては、スキーキャリ
ア装置10全体は、自動車の屋根部中央に比較的狭い幅
に折り畳まれることになり、図6に示すように、ガルウ
ィング式ドア19が、スキーキャリア装置10及びスキ
ー板によって妨げられることなく、容易に開閉され得る
ことになる。また、その際ドア19自体にスキーキャリ
ア装置10やスキー板の重量がかからないので、ドア1
9は軽く開閉される。さらに、ドア19が、自動車の天
井部分にもガラス部分を有する場合、乗員の頭上方向の
視界は、スキーキャリア装置10及びスキー板によって
妨げられることがない。従って、開放感が損なわれるよ
うなこともない。
【0017】尚、同様の理由により、本スキーキャリア
装置10をサンルーフ式自動車に取り付けた場合にも、
乗員の頭上方向の視界が妨げられないので、開放感が味
わえることになる。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
スキー装着部にスキー板を装着した状態で、自動車の屋
根部中央付近にてその前後方向に延びることになるの
で、ガルウィング式ドアであっても、ドア自体にスキー
キャリア装置やスキー板の重量がかかるようなことがな
い。したがって、ドアの開閉が重くなるようなことな
く、容易に開閉し得る。また、スキー装着部を横方向に
引っ張れば、アーム部が水平な開放位置に持ち来される
ことになり、スキー装着部は、該アーム部の先端からさ
らに水平方向外側に向かって延びる位置に、スナップバ
ネにより張架されることになる。この状態においては、
スキー装着部は、自動車の屋根部の側縁付近に移動せし
められるので、該スキー装着部に対するスキー板の脱着
が容易に行なわれ得る。かくして、本考案によれば、ド
ア開閉の操作性が損なわれることなく、また乗員の頭上
方向の視界を妨げるようなことなく、容易にスキー板の
着脱が行なわれるようにした、ガルウィング式ドアを備
えた自動車に最適なスキーキャリア装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるスキーキャリア装置の一実施例
の斜視図である。
【図2】図1のスキーキャリア装置を取り付けた自動車
の概略斜視図である。
【図3】(A)は図1のスキーキャリア装置が閉じてい
る状態の正面図、(B)はその拡大正面図である。
【図4】(A)は図1のスキーキャリア装置を途中まで
開いた状態の正面図、(B)はその拡大正面図である。
【図5】(A)は図1のスキーキャリア装置を完全に開
いた状態の正面図、(B)はその拡大正面図である。
【図6】図1のスキーキャリア装置の開閉作業の状態を
示す自動車の正面図である。
【図7】従来のスキーキャリア装置を取り付けた自動車
の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 スキーキャリア装置 11 自動車の屋根部中央 12 ベース 13 アーム部 14 アーム部 15 スキー装着部 16 スキー装着部 17 引張りバネ 18 引張りバネ 19 ドア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の屋根部中央に取り付けられるベ
    ースと、 該ベースに対して前後方向に延びる回転軸の周りに、上
    方に向かって延びる閉鎖位置から水平方向外側に向かっ
    て延びる開放位置まで回動可能に支持された左右一対の
    アーム部と、 各アーム部の先端にて、同様に前後方向に延びる回転軸
    の周りに、回動可能に支持されたスキー装着部とを含ん
    でおり、 上記スキー装着部が、アーム部が閉鎖位置に在るとき該
    アーム部に重なるように、また該アーム部が開放位置に
    在るとき該アーム部からさらに延びるように、スナップ
    バネにより張架されていることを特徴とする、スキーキ
    ャリア装置。
JP1992072085U 1992-09-24 1992-09-24 スキーキャリア装置 Expired - Lifetime JP2558248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072085U JP2558248Y2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 スキーキャリア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072085U JP2558248Y2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 スキーキャリア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0629946U JPH0629946U (ja) 1994-04-19
JP2558248Y2 true JP2558248Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=13479216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992072085U Expired - Lifetime JP2558248Y2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 スキーキャリア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558248Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0629946U (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0629074Y2 (ja) 自動車の開閉式屋根幌
JP2001105878A (ja) キャブリオレ用折畳みルーフの折畳みトップ機構
JP2558248Y2 (ja) スキーキャリア装置
JP2535313Y2 (ja) 自動車用ドアヒンジ
JPS6152010B2 (ja)
EP1671830B1 (en) Foldable wind breaker
JPH06278657A (ja) フロントフード支持装置
JP3128169B2 (ja) 幌付自動車の幌取付構造
JPH02144226A (ja) オープンカーのルーフ格納構造
JP2519292Y2 (ja) スライドドア用カーテンの支持構造
JP2897037B2 (ja) 自動車の上部車体構造
JPS602049Y2 (ja) 自動車用開閉体のヒンジ装置
JP2548207Y2 (ja) 車両荷箱の天蓋開閉装置
JP2975256B2 (ja) サンルーフ用のシェード装置
JP2897038B2 (ja) 自動車の上部車体構造
JP2518458Y2 (ja) 開閉体支持装置
JPH0624256Y2 (ja) 車両のスライドドア
JPH0735082Y2 (ja) 車両用折戸開閉装置
KR100229503B1 (ko) 자동차의 권취식 선바이저
JPH06106990A (ja) 幌付自動車の幌取付構造
JP2591888Y2 (ja) 貨物自動車における扉の開閉装置
JPH0714036Y2 (ja) 貨物自動車あおり戸開閉補助装置
JPH0453292Y2 (ja)
JPH065226Y2 (ja) 車両用サイドバイザ
JP3172551B2 (ja) 幌付自動車の窓構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees