JPH0453292Y2 - - Google Patents

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JPH0453292Y2
JPH0453292Y2 JP14090687U JP14090687U JPH0453292Y2 JP H0453292 Y2 JPH0453292 Y2 JP H0453292Y2 JP 14090687 U JP14090687 U JP 14090687U JP 14090687 U JP14090687 U JP 14090687U JP H0453292 Y2 JPH0453292 Y2 JP H0453292Y2
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JP
Japan
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roof
lid
rear lid
frame
roof member
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JP14090687U
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JPS6445528U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両開閉式屋根の屋根収納構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の屋根収納構造としては、例え
ば、第3図に示すようなものが知られている。こ
れはフロントピラー1の上端部から後方に向けて
折り畳み可能なフレーム2を配設すると共に、こ
のフレーム2に沿つて布製の屋根部材3を設け、
常時はフレーム2と屋根部材3とによつて車室内
上部に屋根を形成する一方、屋根開放時には屋根
部材3をフレーム2と共に後方へ移動し、車室後
部にリヤパーセル4上に折り畳んで載置し、その
上を専用カバー5で覆うようにしたものである
(実開昭61−25220号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の屋根収納構造にあつ
ては、屋根部材3を被覆するための専用カバー5
を別途用意しなければならないといつた煩わしさ
があつた他、折り畳んだ屋根部材3はリヤパーセ
ル4の上面に載置されるために、後方視界の妨げ
となるおそれがあつた。また、フレーム2はリン
ク機構によつて連結されているため、該フレーム
2およびリンク機構が車室内に張り出してしま
い、その分車室内空間を狭める結果となつてい
た。
そこで、本考案の技術的課題は、上述のような
専用カバーを用意することの煩わしさを解消する
と共に、後方視界および車室内空間を十分に確保
できるようにした点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解消するために、車体の
後部リツドの裏面側に屋根部材の収納室を配置
し、この収納室の前端部を前部ヒンジによつて車
体に後部リツドと共に回転可能に連結する一方、
収納室と上記後部リツドの後端部とを後部ヒンジ
によつて連結し、両者の間に設けたリンク機構に
よつて後部リツドを収納室に対し開閉可能とし、
屋根開放時にはリンク機構を駆動して後部リツド
を開き、後方へ移動した屋根部材を折り畳んで収
納室内に収納することを手段としている。
〔作用〕 上述の手段によれば、折り畳まれた屋根部材は
後部リツドの裏面側に配置した収納室に収納さ
れ、上方を後部リツドによつて隠される。
その結果、屋根部材全体が後部リツドによつて
隠れてしまうため、従来のように専用カバーによ
つて覆う必要がない。また、後部リツドの裏面側
に収納されるために、後方視界および車室内空間
が確保されることになる。
〔実施例〕
第1図および第2図に示す本考案の実施例にお
いて、自動車のフロントピラーの上端部からは車
室内の上部空間を形成するガイドレール8が後方
に向かつて配設され、後端部がトランクルーム9
の内部にまで延びている。尚、トランクルーム9
内に延びる後端部分は、車体側部分と分割形成さ
れており、後述するようにトランクリツド開放時
には分割後端部がトランクリツドと回動できるよ
うになつている。そして、この左右一対のガイド
レール8には布製の屋根部材10の両側部が摺動
可能に嵌合されており、常時は屋根部材10がガ
イドレール8に沿つて前方に引き上げられ、車室
内上部を覆う屋根を形成する一方、屋根開放時に
はガイドレール8に沿つて後方へ移動され、トラ
ンクルーム9内に設けた収納部に折り畳んで収納
できるようになつている。
上記屋根部材10の収納部は、第1図および第
2図に示すように、トランクルーム9を利用した
ものとなつており、トランクリツド11の裏面側
に矩形状の枠体12を配置し、この枠体12の下
部に浅底の箱形収納室13を設けてある。そし
て、枠体12の両側前端部はU字形状の前部ヒン
ジ14によつて車体側に回動可能に連結されてい
る。
一方、枠体12とトランクリツド11とは、枠
体12の両側後端部とトランクリツド11の後端
部とが後部ヒンジ15によつて回動可能に連結さ
れる他、両者の間に設けられたリンク機構16に
よつてトランクリツドの開閉制御がなされる。こ
のリンク機構16は、枠体12の側枠12aに中
央部が軸支された略く字形状の第1リンク17
と、この第1リンク17の上端部に一端が軸支さ
れ他端がトランクリツド11の裏面に回転可能に
取付けられた第2リンク18とで構成され、枠体
12の左右側枠12aに一対設けられている。そ
して、第1リンク17の軸支点19を挟むように
してその上下近傍位置からリンク駆動ワイヤ20
が後方へ延びており、このリンク駆動ワイヤ20
はモータ21の回転軸22上に設けられたワイヤ
駆動ドラム23に掛け渡されている。尚、モータ
21は枠体12の後側コーナ部に設置されてお
り、その回転軸22が枠体12の後枠12bに沿
つて左右方向へ延びている。
従つて、上述のような構造を有する場合、前部
ヒンジ14を回転中心として枠体12を回転させ
ると、この枠体12と一緒にトランクリツド11
および収納室13も回動し、通常のトランクルー
ム9として荷物の出し入れができることになる。
一方、トランクリツド11が閉じた状態からモ
ータ21を駆動してワイヤ駆動ドラム23をA1
方向に回転させるとリンク駆動ワイヤ20はA2
方向に移動し、これにつれて第1リンク17は軸
支点19を中心にA3方向に回動し立上がる。そ
して、第2リンク18も連動してA4方向に回動
して立上り、その結果トランクリツド1は後部ヒ
ンジ15を回転中心として上方に回動し、枠体1
2に対して前側が開くことになる。トランクリツ
ド11を閉じる場合には、モータ21を上述とは
逆方向に回転させ、リンク機構16を倒す方向に
作動させることで枠体12の上方に重なる。
それ故、上記実施例にあつては、自動車の屋根
を開放する場合、上述のようにモータ21を駆動
してトランクリツド11を開き、屋根部材10を
後方へ移動して収納室13内に折り畳んで収納
し、再びモータ21を逆方向に駆動してトランク
リツド11を閉じることで、屋根部材10全体が
トランクルーム9内に隠れてしまうことになる。
また、この状態でトランクルーム9を荷物収納室
として使用することもできる。一般の乗用車と同
様、トランクリツド11の後端部を持ち上げ、前
部ヒンジ14を中心に回動させると、収納室13
をトランクリツド11と一緒に持ち上がるため、
下部空間が得られ、荷物を入れることができる。
尚、上記実施例では枠体12と収納室13とを
別体で設けた例につき説明したが、両者を一体に
形成したものであつてもよい。
また、上記実施例ではトランクルーム9を利用
してトランクリツド11の裏面側に屋根部材10
の収納室13を配置した例につき説明したが、ト
ランクルーム9を備えない車両にあつても後部リ
ツドの裏面側に同様の収納室を配置することによ
つて適用できるものである。
〔効果〕
以上説明したように、本考案に係る車両用開閉
式屋根の屋根収納構造によれば、屋根開放時には
屋根部材を後部リツドの裏面側に収納できるの
で、従来のように折り畳んだ屋根部材の上に被せ
る専用カバーを必要としなくなつた。また、外部
から隠すことができるため、後方視界の妨げとは
ならない他、見映えも向上することになる。更
に、リンク機構なども後部リツドの裏面側にある
ために車両内での張り出しがなく、車室内空間も
十分確保できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る屋根収納構造の一実施例
を示す自動車の後部側面図、第2図は屋根収納構
造の駆動機構を示す斜視図、第3図は従来におけ
る屋根収納構造の一例を示す自動車の側面図であ
る。 10……屋根部材、11……トランクリツド
(後部リツド)、13……収納室、14……前部ヒ
ンジ、15……後部ヒンジ、16……リンク機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の後部リツドの裏面側に屋根部材の収納室
    を配置し、この収納室の前端部を前部ヒンジによ
    つて後部リツドと共に車体に回転可能に連結する
    一方、収納室と上記後部リツドの後端部とを後部
    ヒンジによつて連結し、両者の間に設けたリンク
    機構によつて後部リツドを収納室に対して開閉可
    能とし、屋根開放時にはリンク機構を駆動して後
    部リツドを開き、後方へ移動した屋根部材を折り
    畳んで収納室内に収納することを特徴とした車両
    用開閉式屋根の屋根収納構造。
JP14090687U 1987-09-17 1987-09-17 Expired JPH0453292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14090687U JPH0453292Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14090687U JPH0453292Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6445528U JPS6445528U (ja) 1989-03-20
JPH0453292Y2 true JPH0453292Y2 (ja) 1992-12-15

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ID=31405499

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JP14090687U Expired JPH0453292Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2981947B2 (ja) * 1992-02-20 1999-11-22 本田技研工業株式会社 オープンルーフ式自動車における収納ルーフの保持装置

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Publication number Publication date
JPS6445528U (ja) 1989-03-20

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