JP4212847B2 - ルーフ機構格納部のカバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばハードトップ型自動車などのように格納可能なルーフ機構を備えた自動車の、ルーフ機構格納部のカバー装置に関するものであり、より詳しくは、請求項1の前提部分に記載した構成要件を備えたその種のカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ特許公告DE 44 46 483 C2号公報には、ハードトップ型自動車に装備する上述の種類のカバー装置が開示されており、そのカバー装置においては、ルーフ機構が、前方部分である屋根板部と、その屋根板部に連結したリヤウィンドウ部とを備えている。また、そのルーフ機構は、車体側に取付けた確実動作制御装置によって回動されて、車体後部の座席後部領域の後方に設けたルーフ機構格納部に格納されるようにしてある。ルーフ機構格納部は、前縁側を上方後方へ回動可能としたルーフ機構格納部リッドによって閉塞できるようにしてある。更に、閉塞状態にあるルーフ機構格納部リッドの前縁部と、座席後部領域の後縁部との間に空間(開口部)が画成され、この空間(開口部)を、カバーユニットによって閉塞できるようにしてある。そのカバーユニットは、前部カバー部材と、中央カバー部材と、後部カバー部材とを含んでおり、更に、一対の側部カバー部材を含んでいる。カバーユニットが閉塞状態にあり且つルーフ機構がルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、カバーユニットのそれら複数のカバー部材は集合して、概ね平坦で、それらカバー部材の間に本質的に隙間のない、1つのカバー構造体を形成しており、このカバー構造体が上述の空間(開口部)を閉塞している。また、このカバー構造体の表面は、座席後部領域の表面と、ルーフ機構格納部リッドの表面とに対して、略々面一の関係にあって、それら表面に連続する表面となっている。
【0003】
この公知のカバー装置は、折り畳み機構を備えており、その折り畳み機構は、後部カバー部材と中央カバー部材との連結部を上方へ持ち上げるようにして、それらカバー部材を回動させ、それによって、それらカバー部材を、互いの下面どうしが合わさるように折り畳んで、直立した姿勢にする。更に、一対の側部カバー部材もこの折り畳み機構に連結されており、この折り畳み機構は、それら側部カバー部材も折り畳んで、直立した姿勢にする。中央カバー部材及び後部カバー部材は、折り畳んだ状態にあるときには、前部カバー部材の後縁部に隣接している。中央カバー部材及び後部カバー部材を折り畳み可能にしている理由は、それらカバー部材を折り畳みすることで、ルーフ機構を回動移動させる際にそのルーフ機構がたどる移動経路を空けるためである。また更に、カバーユニットの上述の複数のカバー部材が集合した全体を、自動車の前後方向に、概ね平行移動の状態で、移動させるようにしている。それらを全体として自動車の前後方向に移動可能にしている理由は、ルーフ機構を格納する際に、ルーフ機構格納部リッドの前縁部のすぐ前方に画成される開口部を、ルーフ機構の格納が完了した後に閉塞するためである。この開口部は、ルーフ機構が、車室を覆うクローズ位置にあるときには、そのルーフ機構のリアウィンドウ部によって閉塞されている。一対の側部カバー部材を装備している理由は、ルーフ機構がクローズ位置にあるときに、そのルーフ機構の一対のリヤピラーが貫通して延在するための一対の開口部を画成するためである。一対の側部カバー部材は、ルーフ機構がクローズ位置にあるときには、上方へ折り畳まれた状態にあり、中央カバー部材の上方へ直立した姿勢を取っている。従って、この構成によれば、一対の側部カバー部材は、ルーフ機構がクローズ位置にあるときには車室内に屹立しており、そのため、車室内の乗員には、それら一対の側部カバー部材が、いかにも邪魔な存在と感じられがちである。また、総じて、以上に概説した公知のカバー装置では、複数のカバー部材を上述の如く折り畳むための構造が、高コストのものとならざるを得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、本明細書の冒頭に記載した種類のカバー装置に改良を加えて、比較的低コストで製造することのできる、より優れた構造のカバー装置を提案することにある。また更に、そのカバー装置は、車室内空間の占有容積が小さなものであることが望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、請求項1に記載した特徴を備えたカバー装置によって達成される。即ち、本発明のカバー装置は、前部カバー部材が車体に回動可能に取付けられており、カバーユニットが閉塞状態にあるときに、該前部カバー部材が、座席後部領域の後縁部と、後部カバー部材の前縁部とに隣接しているようにしてあり、前記後部カバー部材が前記前部カバー部材に回動可能に取付けられており、前記カバーユニットが閉塞状態にあり且つルーフ機構がルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、該後部カバー部材が、前記前部カバー部材の後縁部と、ルーフ機構格納部リッドの前縁部とに隣接しているようにしてあり、一対の側部カバー部材が夫々に前記ルーフ機構格納部リッドに回動可能に取付けられており、前記カバーユニットが閉塞状態にあり且つ前記ルーフ機構が前記ルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、該一対の側部カバー部材が、前記前部カバー部材の側縁部と、前記後部カバー部材の側縁部と、前記座席後部領域の後縁部と、前記ルーフ機構格納部リッドの前縁部とに隣接しているようにしてある、ことを特徴とする。また、従属請求項は、好適な実施の形態にかかる特徴を記載したものである。本発明が提案するように、一対の側部カバー部材をルーフ機構格納部リッドに取付けることにより、それら側部カバー部材だけを、その他のカバー部材と連動させることなく、機械的に回動運動させることができ、それによって、それら側部カバー部材を回動運動させるために装備する例えばアクチュエータなどの駆動手段を、簡明化することが可能となる。
【0006】
1つの好適な実施の形態として、前記ルーフ機構が車室を覆うクローズ位置にあるときに、前記後部カバー部材が前記前部カバー部材の下面側へ回動した状態にあるようにしてもよい。本発明にかかるカバー装置では、ルーフ機構がクローズ位置にあるときには、後部カバー部材は不要となっているため、後部カバー部材を車室の内部へ向けて回動させた状態にするのではなく、下方へ回動させた状態にあるようにすることで、カバーユニットが閉塞状態にあるときも、そのカバーユニットの美観を保つことが可能となる。
【0007】
1つの実施の形態として、前記ルーフ機構が格納状態にあるときには前記前部カバー部材の後縁部と前記ルーフ機構格納部リッドの前縁部との間に画成されている開口部を、前記カバーユニットが閉塞状態にあるときには前記後部カバー部材が閉塞しているようにしてもよい。この構成とすれば、複数のカバー部材を全体として、自動車の前後方向に、水平に平行移動できるようにしておく必要がなくなるため、全体構造を格段に簡明化することが可能となる。
【0008】
1つの具体的な実施の形態として、前記ルーフ機構が格納される際に、前記前部カバー部材がルーフ機構回動移動許容姿勢を取るようにし、該ルーフ機構回動移動許容姿勢は、前記前部カバー部材の後縁側が上方前方へ回動した姿勢であり、前記前部カバー部材が該ルーフ機構回動移動許容姿勢を取っているときに、前記後部カバー部材が前記前部カバー部材の下面側へ回動した状態にあるようにしてもよい。この構成とすれば、ルーフ機構を回動移動させる際に、そのルーフ機構がたどる移動経路を、比較的容易に確保することが可能となる。
【0009】
1つの有利な実施の形態に対応した構成として、前記ルーフ機構格納部の内部の、前記ルーフ機構を収容するために利用される空間より下方の部分が、トランクルームとして形成されており、前記トランクルームが開けられる際に、前記ルーフ機構格納部リッドは、その後縁側が上方前方へ回動されるようにしてあり、前記トランクルームが開放状態にあるときに、前記前部カバー部材がトランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っているようにし、該トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢は、前記前部カバー部材の後縁側が上方前方へ回動した姿勢であり、前記前部カバー部材が該トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っているときに、前記後部カバー部材が前記前部カバー部材の下面側へ回動した状態にあるようにしてもよい。ルーフ機構は、格納状態にあるときには、ルーフ機構格納部の内部の、トランクルームの上方の空間に収容されている。そこで、ルーフ機構格納部リッドの後縁側を上方前方へ回動させてトランクルームを開けるようにすれば、それによって、格納状態にあるルーフ機構の後縁側を上方前方へ回動させることができるため、トランクルームへの荷物の出し入れ機能が強化され、トランクルームを使いやすいものにすることができる。そして、本発明において、前部カバー部材がトランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取るようにすれば、それによって、ルーフ機構全体の回動移動を、容易ないし良好なものとすることが可能となる。
【0010】
別の1つの実施の形態として、前記ルーフ機構が車室を覆うクローズ位置にあるときに、前記側部カバー部材が、前記ルーフ機構格納部リッドの下面側へ回動した状態にあるようにしてもよい。この構成とすれば、側部カバー部材が不要なときには、側部カバー部材は、車室外へ向けて回動した状態とされる。そのため、ルーフ機構がクローズ状態にあるときの、カバーユニットの美観を良好なものとなる。
【0011】
1つの有利な実施の形態として、前記前部カバー部材を回動駆動するための駆動手段を備えるようにし、該駆動手段が、前記ルーフ機構を回動移動させるための車体側に取付けた確実動作制御装置と連動するように、該確実動作制御装置に機械的に連結されているようにしてもよい。この構成とすれば、前部カバー部材の回動駆動を、ルーフ機構を回動移動させるための確実動作制御装置によって発生させることができ、信頼性の高い機能が保証されるという効果が得られる。
【0012】
別の1つの実施の形態として、上の実施の形態と同様の方式で、前記後部カバー部材を回動駆動するための駆動手段を備えるようにし、該駆動手段が、前記ルーフ機構を回動移動させるための車体側に取付けた確実動作制御装置と連動するように、該確実動作制御装置に機械的に連結されているようにしてもよい。このようにすれば、後部カバー部材の回動駆動も、ルーフ機構の回動移動に連動させることができるため、この場合も、機能不全を回避し得るという効果が得られる。
【0013】
更に、上の実施の形態の変形構成例として、前記一対の側部カバー部材を同期させて回動駆動するための駆動手段を備えるようにし、該駆動手段が、前記ルーフ機構を回動移動させるための車体側に取付けた確実動作制御装置に、電気的または電子的に結合されているようにしてもよい。ここでいう電気的または電子的な結合とは、例えば、電気センサや電気スイッチなどを介した結合であり、かかる結合を採用することによって、側部カバー部材の回動運動を、ルーフ機構の回動移動から分離することが可能となる。更に、この構成とすることで、側部カバー部材を回動駆動するための駆動手段を、簡明な構成のものとすることが可能となる。例えば、その駆動手段として、空圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、或いは、電気アクチュエータなどを使用し、それをルーフ機構格納部リッドに取付けるようにしてもよい。
【0014】
本発明のその他の重要な特徴並びに利点は、従属請求項、添付図面、ないしは添付図面に基づいた発明の詳細な説明から明らかとなる。
【0015】
以上に説明した本発明の様々な特徴、並びに、以下に詳述する本発明の種々の特徴は、以上に具体的に提示した特定の組合せ、ないしは、以下に具体的に提示する特定の組合せにおいてのみ利用し得るのではなく、それら特徴を別の組合わせ方で適宜組み合わせて利用することもできれば、それら特徴の1つ1つを個別に利用することも可能なものであることは、いうまでもない。
【0016】
添付図面は、本発明の好適な実施の形態を示したものであり、以下の説明ではこの実施の形態に即して詳述して行く。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、乗用自動車の車体後部を示しており、車体後部以外の部分は不図示としてある。図示の自動車は、格納可能なルーフ機構を備えており、従って一般的に、カブリオレ、ないしはコンバーチブルと呼ばれている形式の自動車である。また、ルーフ機構は、一般的に、ハードトップと呼ばれている形式のものとすることが好ましく、ハードトップとは、金属製またはプラスチック製の外板を備えたルーフ機構を持つものをいう。ただし本発明は、ルーフ機構をソフトトップとする場合にも適用可能であり、ソフトトップとは、幌形式の格納可能なルーフ機構をいう。この自動車の車体後部には、ルーフ機構を格納状態とする際に、それを収容するための、ルーフ機構格納部が設けられている。ルーフ機構格納部は、ルーフ機構格納部リッド1によって閉塞できるようにしてある。ルーフ機構格納部リッド1は、車体に取付けられており、ルーフ機構格納部を開ける際には、このルーフ機構格納部リッド1の前縁側を上方後方へ回動できるようにしてある。ルーフ機構格納部の内部のうち、ルーフ機構を収容するために使用する空間の側方の部分、または、その空間より下方の部分が、別の目的の収容空間として、即ち、いわゆるトランクルームとして形成されている場合には、ルーフ機構格納部リッド1を、その前縁側を上方後方へ回動できると共に、その後縁側を上方前方へ回動することもできるように構成し、トランクルームが開けられる際には、このルーフ機構格納部リッド1の後縁側が上方前方へ回動されるようにしておく。このために、ルーフ機構格納部リッド1は、例えばリッド部材と該リッド部材をその裏面側から支持する支持フレームとから構成して、リッド部材の前端側を支持フレームに対して回動可能に連結し、支持フレームの後端側を車体に対して回動可能に連結し、さらに支持フレームを車体に対して解放可能に固定するインターロック機構を設けることができる。これにより、ルーフ機構格納部を開けるためにルーフ機構格納部リッド1の前縁側を上方後方へ回動する場合には、インターロック機構を解除して、ルーフ機構格納部リッド1のリッド部材及び支持フレームを車体から解放して、支持フレームの後端側を中心として、リッド部材及び支持フレームを一体的に車体に対して回動する。また、トランクルームを開けるためにルーフ機構格納部リッド1の後端側を上方前方へ回動する場合には、リッド部材を支持フレームに対して、リッドの部材の前端側を中心として、リッド部材を車体に対して回動する。
【0018】
ルーフ機構格納部リッド1が閉じた状態(閉塞状態)にあるときには、その閉塞状態にあるルーフ機構格納部リッド1の前縁部2と、この自動車の座席後部領域4の後縁部3との間に、空間(開口部)が画成されている。この空間(開口部)は、図1の状態ではカバーユニット5によって閉塞されており、カバーユニット5は、前部カバー部材6と、後部カバー部材7と、一対の側部カバー部材8とを含んでいる。ルーフ機構が格納状態にあるときには、ルーフ機構格納部リッド1と座席後部領域4との間の、上述の空間(開口部)は、カバーユニット5のカバー部材6、7、8によって、本質的に隙間なく閉塞されており、またこのとき、それらカバー部材6、7、8の表面は、ルーフ機構格納部リッド1の表面と、座席後部領域4の後縁部3の表面とに対して、略々面一の関係にあって、それら表面に連続する表面となっている。一方、ルーフ機構が車室を覆うクローズ位置にあるときには、後部カバー部材7及び一対の側部カバー部材8は、折り畳まれた状態にある。そして、後部カバー部材7が、折り畳まれた状態にあることによって、開口部17(図4参照)が画成されており、ルーフ機構格納部から引き出されたルーフ機構の後下縁部が、この開口部17を貫通して延在している。また、一対の側部カバー部材8が、折り畳まれた状態にあることによって、一対の開口部18(図4参照)が画成されており、それら開口部18を貫通して、クローズ位置にあるルーフ機構の一対のリヤピラーが延在している。前部カバー部材6は、ルーフ機構がクローズ位置にあるときも、閉塞状態にあって、この自動車の車室内の小荷物置棚を形成している。
【0019】
前部カバー部材6は、車体に回動可能に取付けられており、後部カバー部材7は、前部カバー部材6に回動可能に取付けられている。また、一対の側部カバー部材8は、ルーフ機構格納部リッド1に回動可能に取付けられている。本発明においては、カバー部材6、7、8を以上のように取付けて、それらカバー部材を独特の方式で作動させるようにしており、その作動方式について、以下に図2〜図5を参照して詳述する。尚、それらの図は、カバーユニット5のカバー部材6、7、8と、ルーフ機構格納部リッド1とを、それらが様々な状態にあるところを示したものであり、また、図によっては、更に、ルーフ機構の一部分を示したものもあるが、その他の構成要素は不図示としてある。
【0020】
図2においては、ルーフ機構10が、ルーフ機構格納部の中に格納された状態にあり、また、カバーユニット5が閉塞状態にある。カバーユニット5が閉塞状態にあるときには、このカバーユニット5の複数のカバー部材6、7、8が一体に組み合わさって、前述の空間(開口部)を閉塞している。また、この状態にあるときには、一対の側部カバー部材8も、後部カバー部材7も、折り畳まれてはいない。
【0021】
図2の状態にあるときに、前部カバー部材6は、その前縁部11において、座席後部領域4の後縁部3に隣接している(図1参照)。また、前部カバー部材6は、その後縁部12において、後部カバー部材7の前縁部13に隣接している。一方、後部カバー部材7は、その後縁部14において、ルーフ機構格納部リッド1の前縁部2に隣接している。また、側部カバー部材8は、ルーフ機構格納部リッド1の前縁部2と、後部カバー部材7の側縁部15と、前部カバー部材6の側縁部16とに隣接している。更に、側部カバー部材8は、座席後部領域4の後縁部3にも隣接しており、これについては、図1を参照されたい。
【0022】
図3には、ハードトップとして構成されたルーフ機構10の屋根板部9が示されており、このルーフ機構10のうち、屋根板部9以外の部分は、不図示としてある。また、図3は、ルーフ機構10を折り畳んでいるときの状態を示したものである。ルーフ機構10を、車室を覆うクローズ位置へ移動させるには、先ず、ルーフ機構格納部リッド1の前縁側を上方後方へ回動させ、このときはまだ、ルーフ機構格納部リッド1に取付けられている一対の側部カバー部材8は、ルーフ機構格納部リッド1に対して折り畳まれていないままの状態にしておく。次に、前部カバー部材6の後縁側を上方前方へ折り曲げるようにして、この前部カバー部材6を折り畳み、それと同時に、前部カバー部材6に取付けられている後部カバー部材7を、前部カバー部材6の下面側へ折り曲げる。これによって、ルーフ機構10を回動移動させる際に、このルーフ機構10が通過するための十分な広さを有する移動経路が確保され、この移動経路に沿って、ルーフ機構10を、ルーフ機構格納部から車室の上方のクローズ位置まで回動移動させることが可能となる。従って、図3において、前部カバー部材6は、ルーフ機構回動移動許容姿勢を取っている。ルーフ機構10がクローズ位置へ回動移動したならば、続いて、前部カバー部材6の後縁側を下方後方へ回動させることによって、折り畳み状態にしていた前部カバー部材6を元の姿勢に戻す。ただし、このとき、後部カバー部材7は、前部カバー部材6の下面側へ折り畳み状態のままとし、元の姿勢に戻さない。続いて、一対の側部カバー部材8を、ルーフ機構格納部リッド1の下面側へ回動させて折り畳み状態とした上で、ルーフ機構格納部リッド1の前縁側を下方前方へ回動させて、このルーフ機構格納部リッド1を元の姿勢に戻す。
【0023】
図4に示したのは、ルーフ機構10が車室を覆うクローズ位置にあり、前述の空間(開口部)が閉塞されており、そして、ルーフ機構格納部が閉塞されているという状態である。従って、図4の状態では、前部カバー部材6が閉塞状態にあり、また、ルーフ機構格納部リッド1も閉塞状態にある。図2に示した、ルーフ機構が格納されているときの状態では、前部カバー部材6が前述の空間(開口部)を閉塞しており、また、ルーフ機構1がルーフ機構格納部を閉塞していたが、図4における前部カバー部材6及びルーフ機構格納部リッド1の状態は、図2における前部カバー部材6及びルーフ機構格納部リッド1の状態と同じものである。一方、図2の状態と異なる点は、後部カバー部材7が前部カバー部材6の下面側へ回動した状態にあること、それに、一対の側部カバー部材8がルーフ機構格納部リッド1の下面側へ回動した状態にあることである。
【0024】
そして、後部カバー部材7が回動した状態にあることによって、前部カバー部材6の後縁部12とルーフ機構格納部リッド1の前縁部2との間に、開口部17が画成されており、ルーフ機構の不図示の後下縁部が、この開口部17を貫通して延在している。また、一対の側部カバー部材8が回動した状態にあることによって、前部カバー部材6とルーフ機構格納部リッド1との間に、一対の開口部18が画成されており、それら開口部18を貫通して、破線で示したクローズ位置にあるルーフ機構10の一対のリヤピラーが延在している。従って、ルーフ機構10が、車室を覆うクローズ位置にあるときには、回動した状態にある後部カバー部材7と一対の側部カバー部材8とは、目に触れることがなく、これによって車室内の美観が大いに改善されている。この効果を更に高めるには、側部カバー部材8及び後部カバー部材7の寸法を適切に定めることによって、ルーフ機構10がクローズ位置にあるときに、前部カバー部材6の後縁部12と、ルーフ機構10の下縁部の内縁とが、本質的に隙間なく連続するようにするとよい。
【0025】
図5に示したのは、ルーフ機構格納部にルーフ機構10を収容した状態でトランクルームを開けるために、ルーフ機構格納部リッド1の後縁側を上方前方へ回動させたときの状態である。従って、この図5に示したルーフ機構格納部リッド1の状態は、トランクルームへの荷物の出し入れを行うための開放状態であり、このとき、一対の側部カバー部材8は、折り畳まれていない状態に維持されている。トランクルームは、ルーフ機構格納部の内部の、ルーフ機構10を収容するために使用する空間の下方に設けられており、このトランクルームへの荷物の出し入れを容易にするために、ルーフ機構格納部に収容されているルーフ機構10は、その後縁側が上方前方へ回動した、トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っている。また、同時に、前部カバー部材6も、図5に示したように、その後縁側が上方前方へ回動した、トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っている。更に、後部カバー部材7も、トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っており、この後部カバー部材7のトランクルーム荷物出し入れ許容姿勢は、前部カバー部材6の下面側へ折り畳まれた状態である。従って、前部カバー部材6に関しては、そのトランクルーム荷物出し入れ許容姿勢と、そのルーフ機構回動移動許容姿勢とが、同一姿勢となっている。この構成とすることで、様々な構成部品の移動経路ないし運動経路を簡明なものとすることができ、また、それら構成部品の移動ないし運動を良好に同期させることが可能となる。
【0026】
ルーフ機構10は、車体側に取付けた不図示の確実動作制御装置によって駆動されて、クローズ位置とオープン位置との間を回動移動させられる。クローズ位置とは、ルーフ機構10が車室を覆う位置であり、オープン位置とは、ルーフ機構10がルーフ機構格納部の中に格納されたときの位置である。このルーフ機構をクローズ位置とオープン位置との間で移動させる確実動作制御装置としては、公知の任意の装置を採用することができ、例えば、特開平11−235927号公報に示された装置では、ルーフ機構が、フロントルーフ部材と、リヤガラスを備えたリヤルーフ部材と、リヤピラーと、フロントルーフ部材及びリヤルーフ部材を動かす側部主連接棒とを有しており、該側部主連接棒の下端部は中間レバーを介して車体に枢着されている。そして、フロントルーフ部材は、側部主連接棒の上端部に枢着されており、側部主連接棒の中間部に一端が枢着された案内レバーの他端がレバーの一端に枢着され、そのレバーの他端にリヤルーフ部材が枢着され、また、そのレバーの中間部にリヤピラーが枢着されている。従って、側部主連接棒を回転駆動するための駆動源を作動させることにより、オープン位置にあるときには、フロントルーフ部材、リヤピラー及びリヤルーフ部材が重ね合わさるようにして格納され、また、クローズ位置にあるときには、フロントルーフ部材の後端にリヤピラー及びリヤルーフ部材が連続して連なり、且つリヤルーフ部材の側部にリヤピラーが連続する。また、前部カバー部材6を自動的に回動駆動するための適当な駆動手段(不図示)を備えており、この駆動手段は、ルーフ機構10の確実動作制御装置と連動するように、その確実動作制御装置に機械的に連結されている。即ち、駆動手段を、ルーフを駆動するための前記駆動源に機械的に連結させることにより、前部カバー部材6とルーフ機構10の確実動作制御装置とを連動させることができる。更に、後部カバー部材7を回動駆動するための適当な駆動手段(不図示)を備えている。この後部カバー部材7を回動駆動するための駆動手段として、例えば、前部カバー部材6の裏面に取り付けられたレバー装置と、レバー装置の一端に直線運動を与えるためのプッシュプル式ケーブルユニットと、から構成することができる。該プッシュプル式ケーブルユニットを作動させて直線運動を発生させると、レバー装置を構成するレバーが回動して、後部カバー部材7のヒンジの回りの回動運動に変換する。この駆動手段も、ルーフ機構10の確実動作制御装置と連動するように、その確実動作制御装置に機械的に連結されている。従って、2つの駆動手段が、確実動作制御装置と連動するように連結されているため、ルーフ機構がその移動経路に沿って回動移動される際には、前部カバー部材6及び後部カバー部材7が、そのルーフ機構の回動移動に連動して適切に回動駆動される。
【0027】
更に、一対の側部カバー部材8を回動駆動するための駆動手段(不図示)も備えており、この駆動手段は、特に、一対の側部カバー部材8を同期させて回動駆動できるようにしたものである。図6に示したように、一対の側部カバー部材8は、それらの下面側が、一対の揺動アーム19の夫々の回動端に固定連結されている。一対の揺動アーム19は、それらの基端が、ルーフ機構格納部リッド1の下面に、一対の揺動軸心20の夫々を中心として回動可能に取付けられている。側部カバー部材8を回動駆動させるための駆動手段としては、例えば、揺動軸心20の方に同心的に延在して、揺動軸心に回転力伝達可能となった一対の駆動軸と、該駆動軸に駆動力伝達可能に連結される一対の伝動機構21と、一対の伝動機構21に連結された一対のプッシュプル式ケーブルユニット22と、該プッシュプル式ケーブルユニット22に連結される駆動源を備える中央駆動装置24と、から構成することができる。この駆動手段は、ルーフ機構の確実動作制御装置に機械的に連結した構成とはしないことが望ましい。そして、一対の側部カバー部材8の回動駆動をルーフ機構の回動移動に同期させるためには、この駆動手段を、ルーフ機構の確実動作制御装置に、電気的または電子的に結合するのがよい。
【0028】
ルーフ機構10をルーフ機構格納部に格納するプロセスは、以上に詳述した、ルーフ機構10をクローズ位置へ回動移動させるプロセスの逆順のプロセスとして実行される。即ち、図4に示した状態から、先ず、ルーフ機構格納部リッド1の前縁側が上方後方へ回動させられ、続いて、側部カバー部材8が前方へ回動させられて、折り畳み状態にあったものが真っ直ぐに伸ばされる。続いて、ルーフ機構10が格納される方向に回動移動されるのに合わせて、前部カバー部材6の後縁側が上方前方へ回動させられて、前部カバー部材6はルーフ機構回動移動許容姿勢を取り、このときにはまだ、後部カバー部材7は、前部カバー部材6の下面側へ回動した状態のままとされている。以上によって、図3に示した状態に至る。この後、ルーフ機構10がルーフ機構格納部に収容されたならば、前部カバー部材6は、その後縁側が下方後方へ回動され、そのとき同時に、後部カバー部材7は、その後縁側が前部カバー部材6から離れる方向に回動される。続いて、取付けられている一対の側部カバー部材8が真っ直ぐに伸ばされたルーフ機構格納部リッド1の、その前縁側が下方へ回動されて、ルーフ機構格納部が閉塞される。そして、複数のカバー部材6、7、8が一体に組み合わさることで、カバーユニット5が形成され、このカバーユニット5によって、座席後部領域4とルーフ機構格納部リッド1との間の空間(開口部)が閉塞される。
【0029】
【発明の効果】
一対の側部カバー部材をルーフ機構格納部リッドに取り付けることにより、その他のカバー部材と連動させることなく、該側部カバーだけを機械的に回動運動させることができる。従って、側部カバー部材を回動運動させるためのアクチュエータ等の駆動手段を簡明化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカバー装置を装備した乗用自動車の車体後部の斜視図であり、ルーフ機構が格納された状態を示した図である。
【図2】本発明にかかるカバー装置のカバーユニットと、図1の自動車のルーフ機構格納部リッドとを示した斜視図であり、この自動車のその他の部分は不図示とし、ルーフ機構が格納された状態を示した図である。
【図3】図2と同様の斜視図であるが、ただし、部分的に図示したルーフ機構が回動移動されている途中の状態を示した図である。
【図4】図2と同様の斜視図であるが、ただし、部分的に図示したルーフ機構が車室を覆うクローズ位置にある状態を示した図である。
【図5】図2と同様の斜視図であるが、ただし、部分的に図示したルーフ機構が開放状態にあって、トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っている状態を示した図である。
【図6】本発明にかかるカバー装置を装備した乗用自動車の車体後部の斜視図であり、部分的に図示したルーフ機構が回動移動されている途中の状態を示した図である。
【符号の説明】
1 ルーフ機構格納部リッド
4 座席後部領域
5 カバーユニット
6 前部カバー部材
7 後部カバー部材
8 側部カバー部材
10 ルーフ機構
17 開口部
18 開口部

Claims (9)

  1. 回動させることで車体後部の座席後部領域(4)の後方に設けたルーフ機構格納部の中に格納可能なルーフ機構(10)を備えた自動車の、ルーフ機構格納部のカバー装置であって、前記ルーフ機構格納部を、前縁側を上方後方へ回動可能としたルーフ機構格納部リッド(1)によって閉塞できるようにしてあり、閉塞状態にある前記ルーフ機構格納部リッド(1)の前縁部(2)と、前記座席後部領域(4)の後縁部(3)との間に存在する開口部(17)を、カバーユニット(5)によって閉塞できるようにしてあり、更に、前記カバーユニット(5)が、前部カバー部材(6)と、後部カバー部材(7)と、一対の側部カバー部材(8)とを含んでいるようにしたカバー装置において、
    前記前部カバー部材(6)が前記車体に回動可能に取付けられており、前記カバーユニット(5)が閉塞状態にあるときに、該前部カバー部材(6)が、前記座席後部領域(4)の後縁部(3)と、前記後部カバー部材(7)の前縁部(13)とに隣接しているようにしてあり、
    前記後部カバー部材(7)が前記前部カバー部材(6)に回動可能に取付けられており、前記カバーユニット(5)が閉塞状態にあり且つ前記ルーフ機構(10)が前記ルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、該後部カバー部材(7)が、前記前部カバー部材(6)の後縁部(12)と、前記ルーフ機構格納部リッド(1)の前縁部(2)とに隣接しているようにしてあり、
    前記一対の側部カバー部材(8)が夫々に前記ルーフ機構格納部リッド(1)に回動可能に取付けられ、前記ルーフ機構格納部リッド(1)の下面側へ折り畳み可能であり、前記カバーユニット(5)が閉塞状態にあり且つ前記ルーフ機構(10)が前記ルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、該一対の側部カバー部材(8)が、前記前部カバー部材(6)の側縁部(16)と、前記後部カバー部材(7)の側縁部(15)と、前記座席後部領域(4)の後縁部(3)と、前記ルーフ機構格納部リッド(1)の前縁部(2)とに隣接しているようにしてある、ことを特徴とするカバー装置。
  2. 前記ルーフ機構(10)が車室を覆うクローズ位置にあるときに、前記後部カバー部材(7)が、開口部(17)を閉塞した状態にある前記前部カバー部材(6)の下面側へ折り畳まれた状態にあるようにしたことを特徴とする請求項1記載のカバー装置。
  3. 前記カバーユニット(5)が閉塞状態であるときに、前記ルーフ機構(10)が車室を覆うクローズ位置にあるときに前記前部カバー部材(6)の後縁部(12)と前記ルーフ機構格納部リッド(1)の前縁部(2)との間に画成される開口部(17)を、前記後部カバー部材(7)が閉塞るようにしたことを特徴とする請求項2記載のカバー装置。
  4. 前記ルーフ機構(10)が格納される際に、前記前部カバー部材(6)がルーフ機構回動移動許容姿勢を取るようにし、該ルーフ機構回動移動許容姿勢は、前記前部カバー部材(6)の後縁側が上方前方へ回動した姿勢であり、前記前部カバー部材(6)が該ルーフ機構回動移動許容姿勢を取っているときに、前記後部カバー部材(7)が前記前部カバー部材(6)の下面側へ折り畳まれた状態にあるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のカバー装置。
  5. 前記ルーフ機構格納部の内部の、前記ルーフ機構(10)を収容するために利用される空間より下方の部分が、トランクルームとして形成されており、前記トランクルームが開けられる際に、前記ルーフ機構格納部リッド(1)は、その後縁側が上方前方へ回動されるようにしてあり、前記トランクルームが開放状態にあるときに、前記前部カバー部材(6)がトランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っているようにし、該トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢は、前記前部カバー部材(6)の後縁側が上方前方へ回動した姿勢であり、前記前部カバー部材(6)が該トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っているときに、前記後部カバー部材(7)が前記前部カバー部材(6)の下面側へ折り畳まれた状態にあるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載のカバー装置。
  6. 前記ルーフ機構(10)が車室を覆うクローズ位置にあるときに、前記側部カバー部材(8)が、前記ルーフ機構格納部リッド(1)の下面側へ折り畳まれた状態にあるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のカバー装置。
  7. 前記前部カバー部材(6)を回動駆動するための駆動手段を備えており、該駆動手段が、前記ルーフ機構(10)を回動移動させるための車体側に取付けた確実動作制御装置と連動するように、該確実動作制御装置に機械的に連結されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載のカバー装置。
  8. 前記後部カバー部材(7)を回動駆動するための駆動手段を備えており、該駆動手段が、前記ルーフ機構(10)を回動移動させるための車体側に取付けた確実動作制御装置と連動するように、該確実動作制御装置に機械的に連結されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載のカバー装置。
  9. 前記一対の側部カバー部材(8)を同期させて回動駆動するための駆動手段を備えており、該駆動手段が、前記ルーフ機構(10)を回動移動させるための車体側に取付けた確実動作制御装置に、電気的または電子的に結合されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載のカバー装置。
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