JPH0425393Y2 - - Google Patents

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JPH0425393Y2
JPH0425393Y2 JP1986065331U JP6533186U JPH0425393Y2 JP H0425393 Y2 JPH0425393 Y2 JP H0425393Y2 JP 1986065331 U JP1986065331 U JP 1986065331U JP 6533186 U JP6533186 U JP 6533186U JP H0425393 Y2 JPH0425393 Y2 JP H0425393Y2
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trunk room
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roof
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の後部車体構造に関し、詳し
くは、リヤシート装置のシートバツックの傾倒に
よりトランクルームを車室内側へ拡張した場合に
おける該トランクルームの仕切壁構造に関する。
(従来の技術) 従来、自動車の後部車体構造においては、リヤ
シート装置のシートバツクがシートクツシヨン側
へ傾倒可能に設けられていて、該シートバツクを
傾倒すると、トランクルームと車室内とが連通し
てリヤシート装置の設置位置にまでトランクルー
ムを車室内側へ拡張し得る構成とすることがあ
る。
そして、上記のようにトランクルームを拡張し
た場合において、該トランクルームと車室とを仕
切る仕切壁構造としては、例えば実開昭60−
85239号公報に開示されるように、リヤシート装
置後方のリヤパツケージトレイ側から車室内前方
へ引き出し可能に設けられたスライド板と、該ス
ライド板の前端部に設けられ下方に伸びる巻き取
り式カーテンとを備えてなるものが知られてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来のものでは、トランクルー
ムを拡張するとき、リヤシート装置のシートバツ
クの傾倒操作とは別に、スライド板の引き出し操
作およびカーテンの引き下ろし操作を行わなけれ
ばならず、これら一連の操作に手間がかかる。ま
た、トランクルームの拡張状態から元の状態に戻
すときも同様であり、操作性が悪いという問題が
あつた。
その上、カーテンによる仕切壁構造では、仕切
壁としての機能を十分に発揮することができず、
遮音効果はほとんど得られず、またトランクルー
ム内の載置物が急ブレーキ時等に車室内側へ移動
するのを確実に防止することができない。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上述の如きトラン
クルームの拡張時における仕切壁構造として2つ
の板部材を使用し、この両板部材がリヤシート装
置のシートバツクの傾倒と連動してトランクルー
ムと車室とを仕切るよう作動するようになし、よ
つて操作性の向上を図るとともに、仕切壁として
の機能を十分に発揮せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、リヤシート装置のシートバツクがシートクツ
シヨン側へ傾倒可能に設けられ、該シートバツク
の傾倒によりトランクルームが車室内側へリヤシ
ート装置の設置位置にまで拡張される自動車の後
部車体構造において、次のような構成に達するも
のである。
すなわち、上記トランクルームの上部位置で左
右の車体側壁にそれぞれ車体前後方向に伸びて取
付けられた左右一対の第1ガイドレールと、上記
リヤシート装置のシートバツク背面に左右側端部
にそれぞれ沿つて取付けられた左右一対の第2ガ
イドレールと、左右両側端に各々少なくとも2個
のローラを有し、これらのローラが上記第1ガイ
ドレールに支持されかつ該第1ガイドレール上を
転動することで第1ガイドレールに沿つて水平状
態でスライド可能に設けられた第1板部材と、該
第1板部材の前端に一端がヒンジ結合され、かつ
他端部の左右両側端に各々1個のローラを有し、
この両ローラがそれぞれ上記両第2ガイドレール
上を転動することで第2ガイドレールにスライド
可能に連結された第2板部材とを備え、トランク
ルームの拡張時上記第1および第2板部材により
トランクルームと車室とが仕切られる構成とした
ものである。
(作 用) 上記の構成により、本考案では、トランクルー
ムを拡張すべくリヤシート装置のシートバツクを
シートクツシヨン側へ傾倒した場合、該シートバ
ツクの傾倒に伴い、第2板部材は、シートバツク
背面の第2ガイドレールとの連結部である左右側
端のローラで車体前方は向う外力を受け、該ロー
ラが各々第2ガイドレール上をシートバツクの支
点側から反対側つまり車体に対しては前方へスラ
イドする。また、第1板部材は、上記第2板部材
との結合端たる前端で該第2板部材を介して車体
前方へ向う外力を受け、左右両側端のローラが
各々第1ガイドレールに沿つて水平状態のままで
車体前方へスライドする。これにより、トランク
ルームが車室内側へリヤシート装置の設置位置に
まで拡張された状態において、該トランクルーム
と車室とが上記第1および第2板部材により簡単
に仕切られることになり、また、その仕切壁とし
ての機能も十分に発揮される。
一方、このようなトランクルームの拡張状態か
ら元の状態に戻す場合には、リヤシート装置のシ
ートバツクを傾倒状態から元の倒立状態に戻す動
作に伴つて第1および第2板部材も元の状態に戻
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第9図および第10図は本考案の一実施例に係
る自動車の後部車体構造を示し、1は車体、2は
車体1側面に設けられたサイドドア、3は車体1
のフロア部を構成するフロアパネルであつて、該
フロアパネル3上には、上記サイドドア2に対応
してフロントシート装置4が設置されているとと
もに、該フロントシート装置4の後方にリヤシー
ト装置5が設置されている。上記リヤシート装置
5のシートバツク6は、その下端がフロアパネル
3に回転自在に連結支持され、上端がリヤパツケ
ージトレイ7の前端に系脱可能に係合されてい
て、該上端での係合状態の解除により下端の支持
点を中心としてシートクツシヨン8側へ傾倒可能
に設けられており、このシートバツク6の傾倒時
にはリヤシート装置5後方のトランクルーム9と
車室10とが連通してリヤシート装置5の設置位
置にまでトランクルーム9が車室10内側に拡張
されるようになつている。上記トランクルーム9
はトランクリツド11により車外から開閉される
ようになつており、該トランクリツド11の前端
は車体のリヤデツキ12にヒンジ結合されてい
る。
また、13は車体1のルーフ部を構成する固定
ルーフ、14は該固定ルーフ13の後縁に前縁が
枢支された第1ハードルーフであつて、該第1ハ
ードルーフ14の後縁には第2ハードルーフ15
の前縁がヒンジ結合され、該第2ハードルーフ1
5の後縁は上記リヤデツキ12に枢支されている
(これら枢支部および連結部の構造は後に詳しく
述べる。)そして、上記第1ハードルーフ14お
よび第2ハードルーフ15は、車室10の拡張時
第11図aにも示すように、第1ハードルーフ1
4が上記固定ルーフ13から後方へ連続的に延出
してリヤシート装置5上方の車体ルーフ部を構成
し、第2ハードルーフ15が該第1ハードルーフ
14の後端から下方へ傾斜して上記リヤデツキ1
2まで延び車室10の後面部を構成する位置と、
車室10の縮小時第11図bにも示すように、第
1ハードルーフ14が上記固定ルーフ13の後縁
から下方へ傾斜して車室10の後面部を構成し、
第2ハードルーフ15が該第1ハードルーフ14
の下縁(後縁)から後方へ延び上記リヤパツケー
ジトレイ7上にてリヤデツキ12の上面と略同一
面を構成する位置とに移動可能に設けられてい
る。尚、車室10の縮小時には、それに先だつ
て、リヤシート装置5のシートバツク6がシート
クツシヨン8側へ傾倒されてトランクルーム9が
拡張される。また、車室10の拡張時と縮小時と
の中間位置として、第11図cに示すように、第
1ハードルーフ14と第2ハードルーフ15とが
固定ルーフ13の後縁から連続的に下方へ傾斜し
てリヤデツキ12まで延び車室10の後面部を構
成する位置を選択することもできるようになつて
いる。
上記第1および第2ハードルーフ14,15の
駆動機構は、第12図に示すように、一端が車体
1の側壁部(詳しくは該側壁部のトランクルーム
9に対応する部位)に支軸16を介して回転自在
に支持され、他端が第1ハードルーフ14の側壁
部14a後端に連結された左右一対のリンク部材
17,17と、該各リンク部材17の支持端(支
軸16)側に配設され、ギヤ機構18を介して各
リンク部材17を支軸16廻りに回転駆動する一
対の駆動モータ19,19とを備え、上記駆動モ
ータ19,19によりリンク部材17,17を、
倒立方向に回動させたときには車室10の拡張
が、傾倒方向に回動させたときには車室10の縮
小が発現されるように構成されている。
上記第1ハードルーフ14の央部には車室10
の縮小時にバツクウインドとなるバツクウインド
ガラス20が設けられている一方、上記第2ハー
ドルーフ15の央部には車室10の拡張時にバツ
クウインドとなるバツクウインドガラス21が設
けられている。また、第1ハードルーフ14の側
壁部14aにはクオータウインドガラス22が取
付けられており、該クオータウインドガラス22
は、車室10の拡張時リヤシート装置5の側方に
位置してクオータウインドを構成する一方、車室
10の縮小時車体1の側壁部内に格納されるよう
に設けられている。すなわち、上記クオータウイ
ンドガラス22は、車体1の側壁部に対しては、
車室10の拡張時第13図および第14図に示す
ように、該側壁部を構成するアウタパネル23と
インナパネル2との閉断面内に周縁部のみが上縁
側開口部25より挿入されて位置し、車室10の
縮小時に第1ハードルーフ14がその前縁の固定
ルーフ13後縁との枢支部を中心に回動すること
に伴い上記閉断面内に全体が格納されるようにな
つており、上記上縁側開口部25とクオータウイ
ンドガラス22との間はウエザーストリツプ26
によりシールされている。また、上記クオータウ
インドガラス22と第2ハードルーフ15の側壁
部15aとは、車室10の拡張時第15図に示す
ように、第2ハードルーフ側壁部15aの側縁に
設けられたウエザーストリツプ27を介してシー
ル当接するようになつている。上記第2ハードル
ーフ15の側壁部15aは、車室10の縮小時ク
オータウインドガラス22と同様に車体1の側壁
部内(アウタパネル23とインナパネル24との
閉断面内)に格納されるようになつている。
一方、上記第1ハードルーフ14前縁と固定ル
ーフ13後縁との枢支部においては、第16図お
よび第17図に詳示するように、両者がヒンジ部
材28を介して連結されているとともに、両者間
がウエザーストリツプ29により車室の拡張時
(第16図に示す状態)および縮小時(第17図
に示す状態)のいずれのときにもシールされるよ
うになつている。また、第1ハードルーフ14の
前縁部には舌片状の摺動片30が取付けられてい
るとともに、固定ルーフ13後縁には該摺動片3
0が摺動可能に嵌合するガイド部材31が設けら
れていて、この両者30,31により第1ハード
ルーフ14がヒンジ部材28の支点廻りに回動す
る際その回動をガイドするようになつている。上
記ガイド部材31は、第18図にも示すように車
室の縮小時に第1ハンドルーフ14の前縁部内面
にシール当接するウエザーストリツプ32に固着
され、あるいは一体成形され、該ウエザーストリ
ツプ32を介して固定ルーフ13後縁に取付けら
れている。
また、上記第1ハードルーフ14後縁と第2ハ
ードルーフ15前縁との結合部においては、第1
9図および第20図に詳示するように、両者がヒ
ンジ部材33を介して連結されているとともに、
両者間がウエザーストリツプ34により車室の拡
張時(第19図に示す状態)および縮小時(第2
0図に示す状態)のいずれのときにもシールされ
るようになつている。
さらに、上記第2ハードルーフ15後縁と車体
1のリヤデツキ12との枢支部においては、第2
1図および第22図に詳示するように、リヤデツ
キ12上に長孔35を有するガイド部材36が取
付けられているとともに、第2ハードルーフ15
後縁に上記ガイド部材36の長孔35に挿通され
るピン37を支持する支持部材38が取付けられ
ている。上記ガイド部材36の長孔35は、車体
前後方向に延びかつ前方に向うに従つて上方に変
位するよう円弧状に湾曲しており、上記ピン37
はこの長孔35の長手方向に摺動可能に挿通され
ていて、車室の拡張時(第21図に示す状態)か
ら縮小時に移る際第2ハードルーフ15後端がリ
ヤデツキ12上を車体後方へ移動し得るようにな
つている。また、車体1のリヤデツキ12には上
記ガイド部材36および該ガイド部材36に連結
された第2ハードルーフ15後端を上方より覆う
カバー部材39が取付けられており、該カバー部
材39と第2ハードルーフ15後端との間はウエ
ザーストリツプ40によりシールされている。
そして、本考案の特徴は、上述の如く車室の縮小
時に先だつてリヤシート装置5のシートバツク6
をシートクツシヨン8側へ傾倒させてトランクル
ーム9をリヤシート装置5の設置位置にまで拡張
した場合における該トランクルーム9の仕切壁構
造に関するものであり、この仕切壁構造は第1図
ないし第8図に示す。
第1図ないし第8図において、41はリヤパツ
ケージトレイ7の近傍で水平状態に配置された矩
形状の第1板部材であつて、該第1板部材41の
車幅方向両端面にはそれぞれ前後一対のローラ4
2、42が設けられ、該ローラ42、42は第1
ガイドレール43上を転動するようになつてい
る。上記第1ガイドレール43は、トランクルー
ム9の上部位置でリヤパツケージトレイ7に近傍
して車体前後方向に延びた状態で車体1の左右の
各側壁部内面(インナパネル24)に一つずつ取
付けられており、その前部は車室10内における
リヤシート装置5の設置位置にまで延びている。
しかして、上記第1板部材41は、第1ガイドレ
ール43に沿つてリヤパツケージトレイ7の下側
に格納された位置と、該リヤパツケージトレイ7
の前方に引き出された位置との間でスライド可能
に設けられている。
また、44は一端が上記第1板部材41の前端
に左右一対のヒンジ部材45、45を介して回動
自在に結合された矩形状の第2板部材であつて、
該第2板部材44の他端部は、その車幅方向両端
面にそれぞれローラ46,46が設けられ、該ロ
ーラ46,46を介して、リヤシート装置5のシ
ートバツク6背面に左右側端部に沿つて取付けら
れた左右一対の第2ガイドレール47,47にス
ライド可能に連結されている。以上の第1および
第2板部材41,44によりトランクルーム9の
拡張時その拡張されたトランクルーム9と車室1
0とが仕切られるように構成されている。
次に、上記実施例の作動を、第3図および第4
図を参照しつつ説明する。
今、第3図に示すように、車室10の拡張時に
おいてリヤシート装置5のシートバツク6が使用
状態つまりシートクツシヨン8後端側で倒立した
状態にある場合、第1板部材41は、リヤパツケ
ージトレイ7の下側に格納された状態で左右両端
の4個のローラ42,42,……で第1ガイドレ
ール41,41を介して車体の左右両側壁に水平
に支持されており、第2板部材44は、上記第1
板部材41から下方に折れ曲がりかつリヤシート
装置5のシートバツク6背面に沿つて位置し、該
第2板部材44のローラ46つまりシートバツク
6背面の第2ガイドレール47との連結部は、該
第2ガイドレール47のシートバツク6下端側
(支持点側)に位置する。
そして、このような状態からトランクルーム9
を拡張すべくリヤシート装置5のシートバツク6
をシートクツシヨン8側(車体前方)へ傾倒した
場合、該シートバツク6の傾倒に伴い、第2板部
材44は、シートバツク6背面の第2ガイドレー
ル47との連結部たるローラ42で車体前方へ向
う外力を受け、該ローラ42が第2ガイドレール
47上をシートバツク6の支持点側から反対側た
る上端側つまり車体に対しては前方へ転動するこ
とにより前方へ引き出される。また、第1板部材
41は、上記第2板部材44とのヒンジ結合端た
る前端で該第2板部材44を介して車体前方へ向
う外力を受け、ローラ42,42,……が第1ガ
イドレール43,43上を転動することにより、
該ガイドレール43に沿つて水平状態のままリヤ
パツケージトレイ7の前側へ引き出される。これ
により、第4図に示すように、トランクルーム9
が車室10内側へリヤシート装置5の設置位置に
まで拡張された状態において、該トランクルーム
9と車室10とが上記第1および第2板部材4
1,44により仕切られることになる。
一方、トランクルーム9を拡張した状態から元
の状態に戻す場合には、第2板部材44のローラ
46を、第2ガイドレール47上をシートバツク
6支持点側(車体後方)へ若干移動させた後、シ
ートバツク6を倒立状態に戻すことにより、第1
および第2板部材41,44はそれぞれ元の状態
に戻る。
したがつて、このように、リヤシート装置5の
シートバツク6の傾倒操作だけでもつて、トラン
クルーム9の拡張から第1および第2板部材4
1,44によりトランクルーム9が仕切られる状
態になるまでの一連の操作をワンタツチで行うこ
とができ、またその戻し操作も同様であるので、
操作性の向上を大幅に図ることができる。
しかも、上記第1および第2板部材41,44
によるトランクルーム9の仕切壁構造は、従来の
カーテンによる仕切壁構造の場合に比べてその仕
切壁としての機能が十分に発揮され、トランクル
ーム9側で発生した振動騒音等に対する遮音効果
を高めることができるとともに、トランクルーム
9内の載置物が急ブレーキ時等に車室10側へ移
動するのを確実に防止できる。
尚、本考案は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施例では、本考案を、車体1
のルーフ部に可動式の第1ハードルーフ14と第
2ハードルーフ15とが設けられ、この両ハード
ルーフ14,15により車室10の拡張時と縮小
時とに選択できる自動車に適用した場合について
述べたが、この種の自動車に限らず、従来のトラ
ンクルーム拡張型式の自動車にも同様に適用でき
るのは勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車の後部車体
構造によれば、リヤシート装置のシートバツクの
傾倒によりトランクルームを拡張するときには、
上記シートバツクの傾倒動作と連動する2つの板
部材によつてトランクルームと車室とが仕切られ
るので、トランクルームの拡張および仕切り操作
を簡単に行うことができるとともに、仕切壁とし
ての機能を十分に発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図な
いし第8図はトランクルームの仕切壁構造を示
し、第1図はトランクルームの拡張時の状態をリ
ヤシート装置前方より見た斜視図、第2図は同じ
くリヤシート装置後方より見た斜視図、第3図は
トランクルームの通常状態における縦断側面であ
り、第4図はトランクルームの拡張時の状態にお
ける第3図相当図である。第5図は第1図のA−
A線における拡大断面図、第6図は第5図のB−
B線における断面図、第7図は第2図のC矢方向
から見た矢視図、第8図は構成部材の斜視図であ
る。第9図および第10図は自動車の後部車体構
造の全体構造を示し、第9図は車室の縮小時の状
態を示す斜視図、第10図は車室の拡張時の状態
を示す縦断側面図である。第11図はハードルー
フの作動パターンを示す図、第12図はハードル
ーフの駆動機構を示す斜視図、第13図、第14
図および第15図はそれぞれ第10図のD−D
線、E−E線およびF−F線においてクオータウ
インドガラスの配設構造を示す断面図である。第
16図および第17図はそれぞれ固定ルーフ後縁
と第1ハードルーフ前縁との枢支部の構造を示す
断面図であり、第16図は車室の拡張時の状態を
示し、第17図は車室の縮小時の状態を示す。第
18図はガイド部材およびウエザーストリツプの
斜視図である。第19図および第20図はそれぞ
れ第1ハードルーフ後縁と第2ハードルーフ前縁
との結合部の構造を示す断面図であり、第19図
は車室の拡張時の状態を示し、第20図は車室の
縮小時の状態を示す。第21図および第22図は
第2ハードルーフ後縁と車体のリヤデツキとの枢
支部の構造を示し、第21図は車室の拡張時の状
態を示す断面図であり、第22図は構成部材の分
解斜視図である。 5……リヤシート装置、6……シートバツク、
8……シートクツシヨン、9……トランクルー
ム、10……車室、41……第1板部材、42,
46……ローラ、43……第1ガイドレール、4
4……第2板部材、47……第2ガイドレール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リヤシート装置のシートバツクがシートクツシ
    ヨン側へ傾倒可能に設けられ、該シートバツクの
    傾倒によりトランクルームが車室内側へリヤシー
    ト装置の設置位置にまで拡張される自動車の後部
    車体構造であつて、 上記トランクルームの上部位置で左右の車体側
    壁にそれぞれ車体前後方向に延びて取付けられた
    左右一対の第1ガイドレールと、 上記リヤシート装置のシートバツク背面に左右
    側端部にそれぞれ沿つて取付けられた左右一対の
    第2ガイドレールと、 左右両側端に各々少なくとも2個のローラを有
    し、これらのローラが上記第1ガイドレールに支
    持されかつ該第1ガイドレール上を転動すること
    で第1ガイドレールに沿つて水平状態でスライド
    可能に設けられた第1板部材と、 該第1板部材の前端に一端がヒンジ結合され、
    かつ他端部の左右両側端に各々1個のローラを有
    し、この両ローラがそれぞれ上記両第2ガイドレ
    ール上を転動することで第2ガイドレールにスラ
    イド可能に連結された第2板部材とを備えてお
    り、 トランクルームの拡張時上記第1および第2板
    部材によりトランクルームと車室とが仕切られる
    ことを特徴とする自動車の後部車体構造。
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JPS5624119U (ja) * 1979-08-01 1981-03-04

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JPS5624119U (ja) * 1979-08-01 1981-03-04

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