JPH0541451B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0541451B2 JPH0541451B2 JP58075546A JP7554683A JPH0541451B2 JP H0541451 B2 JPH0541451 B2 JP H0541451B2 JP 58075546 A JP58075546 A JP 58075546A JP 7554683 A JP7554683 A JP 7554683A JP H0541451 B2 JPH0541451 B2 JP H0541451B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- opening
- roof
- rear door
- pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 12
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J5/00—Doors
- B60J5/04—Doors arranged at the vehicle sides
- B60J5/047—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement
- B60J5/0473—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement the door having a hinge axis in the direction of the vehicle longitudinal axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は自動車のドア装置に関し、特にセン
タピラーを除去して、前部および後部ドア用の一
つの開口部を車体側方に形成させた自動車のドア
装置に係るものである。
タピラーを除去して、前部および後部ドア用の一
つの開口部を車体側方に形成させた自動車のドア
装置に係るものである。
(従来技術)
最近、自動車の車体側方に形成されるドア用開
口部として、前部ドア用と後部ドア用との開口部
を一つにした形態、つまりセンタピラーを除去し
て、ルーフレール、フロントピラー、リヤピラー
およびサイドシルによつて、前部および後部ドア
用の一つの開口部を車体側方に形成させたドア装
置が、例えば実開昭57−45419号公報などにより
提案されている。
口部として、前部ドア用と後部ドア用との開口部
を一つにした形態、つまりセンタピラーを除去し
て、ルーフレール、フロントピラー、リヤピラー
およびサイドシルによつて、前部および後部ドア
用の一つの開口部を車体側方に形成させたドア装
置が、例えば実開昭57−45419号公報などにより
提案されている。
そしてこのように車体側方に前部および後部ド
ア用の開口部を一つに形成することは、車体の組
立て時に座席などの大型の車室内装備品の搬入を
容易にし、併せてその組付けのための作業性を良
好にすると共に、乗員の乗降が容易になるなどの
利点を有している。
ア用の開口部を一つに形成することは、車体の組
立て時に座席などの大型の車室内装備品の搬入を
容易にし、併せてその組付けのための作業性を良
好にすると共に、乗員の乗降が容易になるなどの
利点を有している。
ところで前記公報記載のように、このような自
動車のドア装置の場合、前部ドアについては、そ
の前部をフロントピラーにヒンジ結合して開閉自
在に取付けるヒンジ構造が採用され、また後部ド
アについては、フロントピラーが除去されている
関係上、後方にスライドして開閉自在とするスラ
イド構造が採用されている。
動車のドア装置の場合、前部ドアについては、そ
の前部をフロントピラーにヒンジ結合して開閉自
在に取付けるヒンジ構造が採用され、また後部ド
アについては、フロントピラーが除去されている
関係上、後方にスライドして開閉自在とするスラ
イド構造が採用されている。
しかし乍らこのような従来の構成では、特にス
ライド構造とされる後部ドアが複雑になつて、そ
の組付けが面倒なばかりか、調整も容易でなくて
コスト高になるという不都合があり、しかもこの
後部ドアは構造上、全開したときにあつても、そ
の前部が開口部の一部にラツプして、このラツプ
相当部分だけ開口面積が小さくなり、後部座席へ
の乗員の乗降性が悪くなるという問題を生ずるも
のであつた。
ライド構造とされる後部ドアが複雑になつて、そ
の組付けが面倒なばかりか、調整も容易でなくて
コスト高になるという不都合があり、しかもこの
後部ドアは構造上、全開したときにあつても、そ
の前部が開口部の一部にラツプして、このラツプ
相当部分だけ開口面積が小さくなり、後部座席へ
の乗員の乗降性が悪くなるという問題を生ずるも
のであつた。
(発明の目的)
この発明は上記のような従来のドア装置の欠点
を改善するためになされたもので、その目的とす
るところは、センターピラーを除去して車体側方
に前部および後部ドア用の一つの大きな開口部を
確保し、かつ、その機能を十分に保持しながら、
後部ドアの支持剛性を高く保持させることができ
る自動車のドア装置を提供することである。
を改善するためになされたもので、その目的とす
るところは、センターピラーを除去して車体側方
に前部および後部ドア用の一つの大きな開口部を
確保し、かつ、その機能を十分に保持しながら、
後部ドアの支持剛性を高く保持させることができ
る自動車のドア装置を提供することである。
(発明の構成)
前記目的を達成するために、この発明は、前部
および後部ドア用の一つの開口部を、左右のルー
フレール、フロントピラー、リヤピラーおよびサ
イドシルによつて車体側方に形成させるようにし
た自動車において、前部ドアについては、その前
部側をフロントピラーにヒンジ機構により結合さ
せて開閉自在とし、また後部ドアについては、上
部側の前後に枢着した1組の移動部材を、それぞ
れルーフ上面で左右のルーフレール間にわたつて
設けられて左右方向に延びる1組のガイドレール
に嵌挿させると共に、前部および後部側の中間部
に一端に枢着結合した1組のステー部材の他端を
ルーフレール内側部分に回転可能に結合させて、
上方にスイング回動させ乍らルーフ上に押上げる
ように開閉自在とし、さらに前部ドアの後部側の
上、下部および後部ドアの下部と、これに対応す
るルーフレール、サイドシルとに、ストライカと
そのロツク部からなるロツク機構をそれぞれ設け
たものである。
および後部ドア用の一つの開口部を、左右のルー
フレール、フロントピラー、リヤピラーおよびサ
イドシルによつて車体側方に形成させるようにし
た自動車において、前部ドアについては、その前
部側をフロントピラーにヒンジ機構により結合さ
せて開閉自在とし、また後部ドアについては、上
部側の前後に枢着した1組の移動部材を、それぞ
れルーフ上面で左右のルーフレール間にわたつて
設けられて左右方向に延びる1組のガイドレール
に嵌挿させると共に、前部および後部側の中間部
に一端に枢着結合した1組のステー部材の他端を
ルーフレール内側部分に回転可能に結合させて、
上方にスイング回動させ乍らルーフ上に押上げる
ように開閉自在とし、さらに前部ドアの後部側の
上、下部および後部ドアの下部と、これに対応す
るルーフレール、サイドシルとに、ストライカと
そのロツク部からなるロツク機構をそれぞれ設け
たものである。
(実施例)
以下、この発明に係るドア装置の実施例につ
き、図面を参照して詳細に説明する。
き、図面を参照して詳細に説明する。
第1図および第2図はこの装置の一実施例を適
用した自動車の概略側面およびその要部平面図
を、また第3図ないし第5図は後部ドア上方の各
別例による斜視図を、第6図は後部ドアの作動説
明図を、さらに第7図ないし第9図は後部ドア各
部の部分拡大断面図をそれぞれに示している。
用した自動車の概略側面およびその要部平面図
を、また第3図ないし第5図は後部ドア上方の各
別例による斜視図を、第6図は後部ドアの作動説
明図を、さらに第7図ないし第9図は後部ドア各
部の部分拡大断面図をそれぞれに示している。
これらの各図において、符号1は自動車の車
体、2はこの車体1の側方に形成される前部およ
び後部ドア用の一つの開口部であつて、この開口
部2の周縁は、上部の左右のルーフレール3、前
部フロントピラー4、後部のリヤピラー5および
下部のサイドシル6により囲繞された状態に形成
されている。また前記ルーフレール3は第3図な
いし第5図にみられるように、アウタパネル3a
とインナパネル3bとにより閉断面形状に形成さ
れ、第3図ではアウタパネル3aにルーフパネル
7が一連とされ、第4図では両パネル3a,3b
の一端側と、ルーフパネル7の一端側とが溝8部
で一体的にスポツト溶接されたのち、この溝8内
にモール9が埋め込まれ、第5図ではアウタパネ
ル3aとルーフパネル7とに跨がる左右方向に、
後述するガイドレールを設置するための凹部10
が形成され、それぞれに別の実施形態を示唆して
いる。さらに前記サイドシル6もまた第7図に示
すように、アウタパネル6aとインナパネル6b
とにより閉断面形状に形成され、かつ補強部材と
してのレインフオースメント11が添えられてい
る。そして同様に図示してはいないが、前記フロ
ントピラー4およびリヤピラー5についても、ア
ウタパネルとインナパネルとによる閉断面形状が
与えられている。
体、2はこの車体1の側方に形成される前部およ
び後部ドア用の一つの開口部であつて、この開口
部2の周縁は、上部の左右のルーフレール3、前
部フロントピラー4、後部のリヤピラー5および
下部のサイドシル6により囲繞された状態に形成
されている。また前記ルーフレール3は第3図な
いし第5図にみられるように、アウタパネル3a
とインナパネル3bとにより閉断面形状に形成さ
れ、第3図ではアウタパネル3aにルーフパネル
7が一連とされ、第4図では両パネル3a,3b
の一端側と、ルーフパネル7の一端側とが溝8部
で一体的にスポツト溶接されたのち、この溝8内
にモール9が埋め込まれ、第5図ではアウタパネ
ル3aとルーフパネル7とに跨がる左右方向に、
後述するガイドレールを設置するための凹部10
が形成され、それぞれに別の実施形態を示唆して
いる。さらに前記サイドシル6もまた第7図に示
すように、アウタパネル6aとインナパネル6b
とにより閉断面形状に形成され、かつ補強部材と
してのレインフオースメント11が添えられてい
る。そして同様に図示してはいないが、前記フロ
ントピラー4およびリヤピラー5についても、ア
ウタパネルとインナパネルとによる閉断面形状が
与えられている。
しかして前記開口部2の前半部には、上部にウ
インド開口部13を形成した前部ドア12が設け
られていて、その前部側を前記フロントピラー4
にヒンジ機構14,14で結合させ、前開きに開
閉自在に取付けると共に、後部側上部および下部
と、これに対応する前記ルーフレール3およびサ
イドシル6とに、公知構造によるストライカとそ
のロツク部材とによるロツク機構15,15を固
定してあり、かつ前記ウインド開口部13には、
ウインドガラス16が昇降可能に設けられ、ドア
後端部側に第8図に示すように、上下に延びるシ
ール部材17を止着してある。
インド開口部13を形成した前部ドア12が設け
られていて、その前部側を前記フロントピラー4
にヒンジ機構14,14で結合させ、前開きに開
閉自在に取付けると共に、後部側上部および下部
と、これに対応する前記ルーフレール3およびサ
イドシル6とに、公知構造によるストライカとそ
のロツク部材とによるロツク機構15,15を固
定してあり、かつ前記ウインド開口部13には、
ウインドガラス16が昇降可能に設けられ、ドア
後端部側に第8図に示すように、上下に延びるシ
ール部材17を止着してある。
また前記開口部2の後半部にあつて、前記前部
ドア7の後方部分には、同様にウインド開口部1
9を形成した後部ドア18が設けられており、こ
の後部ドア18は基本的に第6図に示すようにア
ウタパネル18aとインナパネル18bとにより
閉断面形状に形成され、そのウインド開口部19
には、ウインドガラス20が昇降可能に設けら
れ、かつドアの各端部側にそれぞれシール部材2
1を延長止着してある。
ドア7の後方部分には、同様にウインド開口部1
9を形成した後部ドア18が設けられており、こ
の後部ドア18は基本的に第6図に示すようにア
ウタパネル18aとインナパネル18bとにより
閉断面形状に形成され、そのウインド開口部19
には、ウインドガラス20が昇降可能に設けら
れ、かつドアの各端部側にそれぞれシール部材2
1を延長止着してある。
そして前記後部ドア18の上部側前、後部にあ
つては、それぞれにブラケツト22を介し1組の
移動部材23,23を枢着してある。この各移動
部材23は、それぞれ前後、左右位置に転動自在
なガイドローラ24を有しており、前記ルーフパ
ネル7の上面に止着されて左右のルーフレール3
間にわたつて架設され左右方向に延びる1対づゝ
1組のガイドレール25,25に対し、左右方向
摺動自在に嵌挿されている。また別に後部ドア1
8の前部および後部側のそれぞれ中間部には、1
組のステー部材26,26の一端部が各々枢着さ
れており、この各ステー部材26,26の他端部
は前記ルーフレール3の内側対応部分に止着され
たブラケツト27,27に枢着されると共に、後
部側にあつてはその端部を後方に延びて車体側に
取付けるトーシヨンバー28を連結させてこの後
部ドア18に常に上方への回動弾性を与えるよう
にしてある。さらにこの後部ドア18の下部側中
間部と、前記サイドシル6の対応部分とには、公
知のようにアウタドアハンドル、インサイドドア
ハンドルによつて解除操作のできるロツク機構2
9を設けてある。このロツク機構29は、第9図
に示すようにベースプレート31に固定したスト
ライカ30をサイドシル6側に止着させ、またこ
のストライカ30を係合するロツク部材32と、
このロツク部材32にスプリング34を用いて係
止され、かつハンドル操作によりその係止を解除
し得る爪部材33とを枢着したベースプレート3
5をドア18側に取付けてなり、ドアを閉じたと
きに自動的にロツクがかゝり、ハンドル操作でそ
のロツクを解除操作する通常のものである。
つては、それぞれにブラケツト22を介し1組の
移動部材23,23を枢着してある。この各移動
部材23は、それぞれ前後、左右位置に転動自在
なガイドローラ24を有しており、前記ルーフパ
ネル7の上面に止着されて左右のルーフレール3
間にわたつて架設され左右方向に延びる1対づゝ
1組のガイドレール25,25に対し、左右方向
摺動自在に嵌挿されている。また別に後部ドア1
8の前部および後部側のそれぞれ中間部には、1
組のステー部材26,26の一端部が各々枢着さ
れており、この各ステー部材26,26の他端部
は前記ルーフレール3の内側対応部分に止着され
たブラケツト27,27に枢着されると共に、後
部側にあつてはその端部を後方に延びて車体側に
取付けるトーシヨンバー28を連結させてこの後
部ドア18に常に上方への回動弾性を与えるよう
にしてある。さらにこの後部ドア18の下部側中
間部と、前記サイドシル6の対応部分とには、公
知のようにアウタドアハンドル、インサイドドア
ハンドルによつて解除操作のできるロツク機構2
9を設けてある。このロツク機構29は、第9図
に示すようにベースプレート31に固定したスト
ライカ30をサイドシル6側に止着させ、またこ
のストライカ30を係合するロツク部材32と、
このロツク部材32にスプリング34を用いて係
止され、かつハンドル操作によりその係止を解除
し得る爪部材33とを枢着したベースプレート3
5をドア18側に取付けてなり、ドアを閉じたと
きに自動的にロツクがかゝり、ハンドル操作でそ
のロツクを解除操作する通常のものである。
従つて前記実施例構成の場合、前部ドア12は
ヒンジ機構14,14により従来と同時に前開き
に開閉自在であり、また後部ドア18はロツク機
構29を解除した上で、これをトーシヨンバー2
8による弾性のもとに、ステー部材26とブラケ
ツト27の枢着部を中心として上方にスイングさ
せることで、上部の移動部材23はガイドレール
25にガイドされることになつて容易に上方に回
動され、かつこれをさらにルーフ7上に押上げる
ように作動させてその位置に保持でき、またこれ
とは反対の操作により閉じることができる。
ヒンジ機構14,14により従来と同時に前開き
に開閉自在であり、また後部ドア18はロツク機
構29を解除した上で、これをトーシヨンバー2
8による弾性のもとに、ステー部材26とブラケ
ツト27の枢着部を中心として上方にスイングさ
せることで、上部の移動部材23はガイドレール
25にガイドされることになつて容易に上方に回
動され、かつこれをさらにルーフ7上に押上げる
ように作動させてその位置に保持でき、またこれ
とは反対の操作により閉じることができる。
そしてこれらの前部および後部両ドア12,1
8を全開したとき、開口部2は大きく開放され
て、車体組立て時における大型の車室内装備品の
搬入が容易になり、かつその組付け作業性を良好
にするほか、後部ドアを前後にスライド構造にし
たものと異つて、全開したとき開口部とラツプす
るドア部分がないために、乗員の乗降性が改善さ
れ、併せて大型携帯行品の車室内への持込みも可
能となる。
8を全開したとき、開口部2は大きく開放され
て、車体組立て時における大型の車室内装備品の
搬入が容易になり、かつその組付け作業性を良好
にするほか、後部ドアを前後にスライド構造にし
たものと異つて、全開したとき開口部とラツプす
るドア部分がないために、乗員の乗降性が改善さ
れ、併せて大型携帯行品の車室内への持込みも可
能となる。
また後部ドア18の支持構造は、開口部2の上
方内側へのステー部材26の枢着と、ルーフパネ
ル7上で左右のルーフレール3間にわたつて設け
られたガイドレール25への移動部材23の嵌挿
とによるものであるから、車体1の側方の開口部
2の面積を大きく確保しなが、後部ドア18の支
持剛性を十分に高く保つことができると共に、従
来のようなスライド構造に比較して簡単に構成で
き、かつ調整も容易であつてコスト的に安価とな
る。さらにトーシヨンバー28を設けることによ
つて、後部ドア18のスイング回動を一層容易か
つ軽快に行なうことができ、また第4図に示す溝
8とこの溝8内へのモール9の埋込みとによつ
て、ルーフレール3とルーフパネル7との接合部
を外部から隠し得るので仕上げが良好となり、ま
た第5図に示す凹部10の形成によれば、ルーフ
パネル7上のガイドレール25の設置を目立たな
くし得られるなどの利点を有している。
方内側へのステー部材26の枢着と、ルーフパネ
ル7上で左右のルーフレール3間にわたつて設け
られたガイドレール25への移動部材23の嵌挿
とによるものであるから、車体1の側方の開口部
2の面積を大きく確保しなが、後部ドア18の支
持剛性を十分に高く保つことができると共に、従
来のようなスライド構造に比較して簡単に構成で
き、かつ調整も容易であつてコスト的に安価とな
る。さらにトーシヨンバー28を設けることによ
つて、後部ドア18のスイング回動を一層容易か
つ軽快に行なうことができ、また第4図に示す溝
8とこの溝8内へのモール9の埋込みとによつ
て、ルーフレール3とルーフパネル7との接合部
を外部から隠し得るので仕上げが良好となり、ま
た第5図に示す凹部10の形成によれば、ルーフ
パネル7上のガイドレール25の設置を目立たな
くし得られるなどの利点を有している。
(発明の効果)
以上詳述したように、この発明によれば、自動
車の車体側方に形成される前部および後部ドア用
の一つの開口部に対して、前部ドアをその前部側
でのヒンジ構造によつて開閉自在とし、また後部
ドアを車体上部にスイングさせてルーフ上に押上
げるように開閉自在としたから、センターピラー
の除去により開口部の面積を大きくできるだけで
なく、前後両ドアの開閉によりその開口面積を多
段階に調整可能で、かつ、最大開口状態では、そ
の開口部とラツプするドア部分をなくして開口部
としての機能を保持させて、組立て時の大型装備
品の搬入、組付けの容易さを確保し、併せて乗員
の乗降性の向上、大型携行品の持込みを可能とし
得ると共に、後部ドアをステー部材による車体へ
の枢着と、ルーフパネル上で左右のルーフレール
間にわたるガイドレールの架設、ガイドレールへ
の移動部材の嵌挿とによつて、上方への回動によ
る開閉支持をなすようにしているため、上述のよ
うに大きい開口部を確保しながら、その後部ドア
の荷重を左右のルーフレールに分散させて、その
支持剛性を十分に高く保持でき、また、従来のよ
うなスライド構造に比較して構造が簡単になり、
その組付け、調整の容易さと相俟つてコストダウ
ンを図ることができるなどの効果を奏するもので
ある。
車の車体側方に形成される前部および後部ドア用
の一つの開口部に対して、前部ドアをその前部側
でのヒンジ構造によつて開閉自在とし、また後部
ドアを車体上部にスイングさせてルーフ上に押上
げるように開閉自在としたから、センターピラー
の除去により開口部の面積を大きくできるだけで
なく、前後両ドアの開閉によりその開口面積を多
段階に調整可能で、かつ、最大開口状態では、そ
の開口部とラツプするドア部分をなくして開口部
としての機能を保持させて、組立て時の大型装備
品の搬入、組付けの容易さを確保し、併せて乗員
の乗降性の向上、大型携行品の持込みを可能とし
得ると共に、後部ドアをステー部材による車体へ
の枢着と、ルーフパネル上で左右のルーフレール
間にわたるガイドレールの架設、ガイドレールへ
の移動部材の嵌挿とによつて、上方への回動によ
る開閉支持をなすようにしているため、上述のよ
うに大きい開口部を確保しながら、その後部ドア
の荷重を左右のルーフレールに分散させて、その
支持剛性を十分に高く保持でき、また、従来のよ
うなスライド構造に比較して構造が簡単になり、
その組付け、調整の容易さと相俟つてコストダウ
ンを図ることができるなどの効果を奏するもので
ある。
第1図および第2図はこの発明に係るドア装置
の一実施例を適用した自動車の概略側面および同
上要部の平面図、第3図ないし第5図は後部ドア
上方部の各別例による詳細構造を示す斜視図、第
6図は後部ドアの開閉作動説明図、第7図ないし
第9図は後部ドア各部の部分拡大断面図である。 1…車体、2…開口部、3…ルーフレール、4
…フロントピラー、5…リヤピラー、6…サイド
シル、7…ルーフパネル、12…前部ドア、14
…ヒンジ機構、15…ロツク機構、18…後部ド
ア、23…移動部材、25…ガイドレール、26
…ステー部材、28…トーシヨンバー、29…ロ
ツク機構、30…ストライカ、32…ロツク部
材。
の一実施例を適用した自動車の概略側面および同
上要部の平面図、第3図ないし第5図は後部ドア
上方部の各別例による詳細構造を示す斜視図、第
6図は後部ドアの開閉作動説明図、第7図ないし
第9図は後部ドア各部の部分拡大断面図である。 1…車体、2…開口部、3…ルーフレール、4
…フロントピラー、5…リヤピラー、6…サイド
シル、7…ルーフパネル、12…前部ドア、14
…ヒンジ機構、15…ロツク機構、18…後部ド
ア、23…移動部材、25…ガイドレール、26
…ステー部材、28…トーシヨンバー、29…ロ
ツク機構、30…ストライカ、32…ロツク部
材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 前部および後部ドア用の一つの開口部を、左
右のルーフレール、フロントピラー、リヤピラー
およびサイドシルによつて車体側方に形成させる
ようにした自動車において、前部ドアはその前部
側が前記フロントピラーにヒンジ機構により開閉
自在に結合されており、後部ドアはその下部にロ
ツク部材とストライカのいずれか一方が取付けら
れ、これに対応するサイドシルに他方が取付けら
れて該両者は係脱自在となつていて、該後部ドア
の上部の前後には1組の移動部材が取付けられて
いて、これら移動部材はそれぞれルーフ上面で左
右のルーフレール間にわたつて設けられて左右方
向に延びるガイドレールに嵌挿されており、後部
ドアの中間部に一端が枢着結合されたステー部材
の他端がルーフレール内側部分に回転可能に結合
されていて、この後部ドアは該ドア開時に上方に
回動し、かつ、車体内方側へスライドすることを
特徴とする自動車のドア装置。 2 ステー部材は車体側枢着部にトーシヨンバー
を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の自動車のドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7554683A JPS59202932A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 自動車のドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7554683A JPS59202932A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 自動車のドア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59202932A JPS59202932A (ja) | 1984-11-16 |
JPH0541451B2 true JPH0541451B2 (ja) | 1993-06-23 |
Family
ID=13579300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7554683A Granted JPS59202932A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 自動車のドア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59202932A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5921611A (en) * | 1992-07-13 | 1999-07-13 | Joalto Design Inc. | Upwardly retracting vehicle door |
FR2971738B1 (fr) * | 2011-02-17 | 2013-03-01 | Hutchinson | Systeme d'ouvrant pour un engin a moteur, en particulier pour un vehicule automobile |
DE102015012144B4 (de) | 2015-09-16 | 2019-10-31 | Audi Ag | Befestigungsvorrichtung zum Lagern und Bewegen wenigstens einer Fahrzeugtür an einem Kraftfahrzeug |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149517B2 (ja) * | 1972-12-18 | 1976-12-27 | ||
JPS5628725A (en) * | 1979-08-17 | 1981-03-20 | Ishino Seisakusho Kk | Fried bean curd making machine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149517U (ja) * | 1974-10-11 | 1976-04-14 |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP7554683A patent/JPS59202932A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149517B2 (ja) * | 1972-12-18 | 1976-12-27 | ||
JPS5628725A (en) * | 1979-08-17 | 1981-03-20 | Ishino Seisakusho Kk | Fried bean curd making machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59202932A (ja) | 1984-11-16 |
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