JPS598887Y2 - 自動車におけるスライドル−フ装置 - Google Patents
自動車におけるスライドル−フ装置Info
- Publication number
- JPS598887Y2 JPS598887Y2 JP14434277U JP14434277U JPS598887Y2 JP S598887 Y2 JPS598887 Y2 JP S598887Y2 JP 14434277 U JP14434277 U JP 14434277U JP 14434277 U JP14434277 U JP 14434277U JP S598887 Y2 JPS598887 Y2 JP S598887Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- panel
- opening
- slide
- drip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はルーフに大きな開口部を有する自動車におい
て、その開口部を開閉するスライドルーフ装置に関する
もので、車体強度並びに外観形状を損なうことなく、且
つ広い開口面積を確保し得るようになしたスライドルー
フ装置を提供せんとするものである。
て、その開口部を開閉するスライドルーフ装置に関する
もので、車体強度並びに外観形状を損なうことなく、且
つ広い開口面積を確保し得るようになしたスライドルー
フ装置を提供せんとするものである。
近年レジャーの多様化に伴ない、自動車のルーフに必要
に応じて開閉できる大きな開口部を設けた自動車が製作
されている。
に応じて開閉できる大きな開口部を設けた自動車が製作
されている。
しかし乍ら従米の開口部は開閉ルーフをヒンジ等により
揺動自在に取付けて開閉させるか、嵌め込み式に取付け
ているのが通常で、剛性が低下したルーフに開閉ルーフ
の荷重がかかり、あまり大きな開口面積を得ることがで
きなかった。
揺動自在に取付けて開閉させるか、嵌め込み式に取付け
ているのが通常で、剛性が低下したルーフに開閉ルーフ
の荷重がかかり、あまり大きな開口面積を得ることがで
きなかった。
そのために大きな開口面積を得るためにはルーフ全体を
剛性の高い部材若しくは形状に構或する必要があり、製
作が困難となり、コスト高となる。
剛性の高い部材若しくは形状に構或する必要があり、製
作が困難となり、コスト高となる。
又ルーフに開閉ルーフを別途に設けるために外観的にコ
ンパクトにまとめる必要があり、更に雨水対策等も施こ
さねばならない。
ンパクトにまとめる必要があり、更に雨水対策等も施こ
さねばならない。
この考案は上記従来の欠点に鑑み、これを改良除去した
もので、車体の側部に設けられる雨水排出用ドリップを
利用して開口部を開閉するスライドルーフをスライド自
在に設けたものであって、以下この考案の構戊を図面に
示す実施例に従って説明すると次の通りである。
もので、車体の側部に設けられる雨水排出用ドリップを
利用して開口部を開閉するスライドルーフをスライド自
在に設けたものであって、以下この考案の構戊を図面に
示す実施例に従って説明すると次の通りである。
第1図乃至第3図に於いて、1は自動車の車体、2は一
部に開口部3を設けたルーフパネルで、これはサイドパ
ネル4に一体に結合されている。
部に開口部3を設けたルーフパネルで、これはサイドパ
ネル4に一体に結合されている。
即ち、ルーフパネル2の両側端部5,5を単室側に窪ま
せて車体前後方向に延びる断面コ字形凹部を形或し、こ
の下端面5’, 5’を車体1のサイドメンバーを構或
するサイドパネルインナ6とサイドパネルアウタ7とで
箱形断面に形或された剛性部材8上に載置し、更に凹溝
状の雨水排出用ルーフドリップ9を車体1の長手方向に
沿ってルーフパネル2の略全長に亘って開口側を上面に
向けて装着し、これらを一体に結合させている。
せて車体前後方向に延びる断面コ字形凹部を形或し、こ
の下端面5’, 5’を車体1のサイドメンバーを構或
するサイドパネルインナ6とサイドパネルアウタ7とで
箱形断面に形或された剛性部材8上に載置し、更に凹溝
状の雨水排出用ルーフドリップ9を車体1の長手方向に
沿ってルーフパネル2の略全長に亘って開口側を上面に
向けて装着し、これらを一体に結合させている。
10はルーフパネル2に設けられた開口部3を開閉する
如く車体1にスライド自在に設けられた開閉用スライド
ルーフで、開口部3を十分に塞ぐ程度の大きさを有し、
且つその一部に透明ガラス11を設けて外部を目視でき
る様になしてある。
如く車体1にスライド自在に設けられた開閉用スライド
ルーフで、開口部3を十分に塞ぐ程度の大きさを有し、
且つその一部に透明ガラス11を設けて外部を目視でき
る様になしてある。
このスライドルーフ10は前記ルーフドリップ9をレー
ルとして利用し、スライド自在に取付けられる。
ルとして利用し、スライド自在に取付けられる。
即ち、スライドルーフ10の両側端内面の4個所に支持
ブラケット12を固着し、この支持ブラケット12に第
4図に示す様に幅方向規制用ローラ13とスライド用転
動ローラ14とを回動自在に設けた取付用ブラケット1
5をビス16等で一体に取付け、前記各ローラ13,
14をルーフドリップ9内に挿入し、幅方向規制用ロー
ラ13をルーフドリップ9の側壁部9′に当接させ、且
つ転動ローラ14をルーフドリップ9の底面のレール9
″上に載せ、左右の幅方向規制用ローラ13,13によ
りルーフドリップ9の側壁部9′を扶持させる。
ブラケット12を固着し、この支持ブラケット12に第
4図に示す様に幅方向規制用ローラ13とスライド用転
動ローラ14とを回動自在に設けた取付用ブラケット1
5をビス16等で一体に取付け、前記各ローラ13,
14をルーフドリップ9内に挿入し、幅方向規制用ロー
ラ13をルーフドリップ9の側壁部9′に当接させ、且
つ転動ローラ14をルーフドリップ9の底面のレール9
″上に載せ、左右の幅方向規制用ローラ13,13によ
りルーフドリップ9の側壁部9′を扶持させる。
従ってスライドルーフ10はガタ付きなくスムーズにス
ライドする。
ライドする。
第5図はスライドルーフ10を移動端に固定保持するロ
ック装置17を示す図面で、ロック装置17はスライド
ルーフ10の内面に揺動自在に装着された操作レバー1
3と、操作レバー18の両側に揺動自在に装着された2
本の係止アーム19, 20とよりなり、両係止アーム
19, 20は、これの後端と操作レバー18との間に
圧縮間在させたスプリング(図示せず)にて常時下方へ
の回動力が附勢されている。
ック装置17を示す図面で、ロック装置17はスライド
ルーフ10の内面に揺動自在に装着された操作レバー1
3と、操作レバー18の両側に揺動自在に装着された2
本の係止アーム19, 20とよりなり、両係止アーム
19, 20は、これの後端と操作レバー18との間に
圧縮間在させたスプリング(図示せず)にて常時下方へ
の回動力が附勢されている。
図面ではスライドルーフ10が車体1の後部に位置し、
ルーフパネル2の開口部3を閉塞しており、ロック装置
17の一方の係止アーム19がルーフパネル2に固着し
た係止突片21と係合し、スライドルーフ10の移動を
阻止している。
ルーフパネル2の開口部3を閉塞しており、ロック装置
17の一方の係止アーム19がルーフパネル2に固着し
た係止突片21と係合し、スライドルーフ10の移動を
阻止している。
そして開口部3の開放時はロック装置17の操作レバー
18を移動方向に向けて揺動させれば係止アーム19が
反時計方向に揺動し、係止突片21との係合が外れ、ス
ライドルーフ10が移動し、移動端に来ると、他方の係
止アーム20がルーフパネル2の前方に固着した係止突
片22を乗り越えて係合し、スライドルーフ10の移動
を阻止する。
18を移動方向に向けて揺動させれば係止アーム19が
反時計方向に揺動し、係止突片21との係合が外れ、ス
ライドルーフ10が移動し、移動端に来ると、他方の係
止アーム20がルーフパネル2の前方に固着した係止突
片22を乗り越えて係合し、スライドルーフ10の移動
を阻止する。
上記構或であれば操作レバー18をスライドルーフ10
の移動方向に揺動させれば、ロック装置17が自動的に
解除されてスライドルーフ10がスライドし、開口部3
を容易に開閉でき、しかもスライドルーフ10を幅方向
規制用ローラ13及びスライド用転動ローラ14を介し
てルーフドリップ9に装着してあるので、ガタ付きなく
、スムーズにスライドし、操作が容易である。
の移動方向に揺動させれば、ロック装置17が自動的に
解除されてスライドルーフ10がスライドし、開口部3
を容易に開閉でき、しかもスライドルーフ10を幅方向
規制用ローラ13及びスライド用転動ローラ14を介し
てルーフドリップ9に装着してあるので、ガタ付きなく
、スムーズにスライドし、操作が容易である。
又、ルーフドノツプ9は車体1のサイドメンバーを構或
する支持剛性の高いサイドパネルインナ6とサイドパネ
ルアウタ7とより戊る剛性部材8に支持されており、ス
ライドルーフパネル10の荷重はルーフ2に作用せず、
ルーフパネル2の強度も低下しないので十分大きな開口
部3を設けることができ、同時にルーフパネル2を特別
な構造にする必要がなく、製作が容易である。
する支持剛性の高いサイドパネルインナ6とサイドパネ
ルアウタ7とより戊る剛性部材8に支持されており、ス
ライドルーフパネル10の荷重はルーフ2に作用せず、
ルーフパネル2の強度も低下しないので十分大きな開口
部3を設けることができ、同時にルーフパネル2を特別
な構造にする必要がなく、製作が容易である。
更にスライドルーフ10を開口部より十分に大きく或形
でき、雨水等が浸入する恐れはなく、又幅方向規制用ロ
ーラ13及びスライド用転動ローラ14をスライドルー
フ10内に収納してあるので外部から見えず、外観形状
を損なうこともない。
でき、雨水等が浸入する恐れはなく、又幅方向規制用ロ
ーラ13及びスライド用転動ローラ14をスライドルー
フ10内に収納してあるので外部から見えず、外観形状
を損なうこともない。
以上説明した様に、この考案はルーフパネルとサイドパ
ネルとの接続部にサイドパネルインナとサイドパネルア
ウタで閉断面に形威した剛性部材を設けると共に、ルー
フパネルの側縁に車体の前後方向に延びるルーフドリッ
プを上記剛性部材上に一体的に形戊した自動車に於いて
、上記ルーフドリップの部分のルーフパネルを車室側に
窪ませて車体前後方向に延びる断面コ字形凹部を形或し
、かつ、ルーフパネルに大きな開口部を形或し、該開口
部にルーフパネル上を前後方向にスライドして開口部を
開閉するスライドルーフを設け、該スライドルーフを上
記ルーフドリップの凹溝内にローラを介してスライド可
能に装着したから、スライドルーフはルーフの両側に略
全長に亘って形或され且つ支持剛性の高いルーフドリッ
プにて支持されるので、スライドルーフの荷重はルーフ
に作用せずルーフの強度が低下せず、比較的大きな開口
部を設けることができ、しかもルーフを特別に剛性の高
い構戒とする必要がなく、製作が容易であり、他に組付
部品を必要とせず、コストダウンが計れる。
ネルとの接続部にサイドパネルインナとサイドパネルア
ウタで閉断面に形威した剛性部材を設けると共に、ルー
フパネルの側縁に車体の前後方向に延びるルーフドリッ
プを上記剛性部材上に一体的に形戊した自動車に於いて
、上記ルーフドリップの部分のルーフパネルを車室側に
窪ませて車体前後方向に延びる断面コ字形凹部を形或し
、かつ、ルーフパネルに大きな開口部を形或し、該開口
部にルーフパネル上を前後方向にスライドして開口部を
開閉するスライドルーフを設け、該スライドルーフを上
記ルーフドリップの凹溝内にローラを介してスライド可
能に装着したから、スライドルーフはルーフの両側に略
全長に亘って形或され且つ支持剛性の高いルーフドリッ
プにて支持されるので、スライドルーフの荷重はルーフ
に作用せずルーフの強度が低下せず、比較的大きな開口
部を設けることができ、しかもルーフを特別に剛性の高
い構戒とする必要がなく、製作が容易であり、他に組付
部品を必要とせず、コストダウンが計れる。
又、スライドルーフをローラを介して装着したのでガタ
付きなくスムーズにスライドし、操作が容易で、外観形
状も損わない。
付きなくスムーズにスライドし、操作が容易で、外観形
状も損わない。
又ルーフドリップとスライドルーフのレールを兼ねるこ
とにより之等を別々に設けたものに比し丈夫で製作上も
安価であり雨仕舞も確実である。
とにより之等を別々に設けたものに比し丈夫で製作上も
安価であり雨仕舞も確実である。
第1図は本考案に係るスライドルーフ装置を具備した自
動車を示す斜視図、第2図は第1図IIII線断面図、
第3図は本考案に係るスライドルーフの装着状態を示す
要部拡大断面図、第4図はローラ部を示す正面図、第5
図は第1図V一■線断面図である。 2・・・・・・ルーフパネル、3・・・・・・開口部、
9・・・・・・ルーフドリップ、10・・・・・・スラ
イドルーフ、13・・・・・・幅方向規制用ローラ、1
4・・・・・・スライド用転動ローラ。
動車を示す斜視図、第2図は第1図IIII線断面図、
第3図は本考案に係るスライドルーフの装着状態を示す
要部拡大断面図、第4図はローラ部を示す正面図、第5
図は第1図V一■線断面図である。 2・・・・・・ルーフパネル、3・・・・・・開口部、
9・・・・・・ルーフドリップ、10・・・・・・スラ
イドルーフ、13・・・・・・幅方向規制用ローラ、1
4・・・・・・スライド用転動ローラ。
Claims (1)
- ルーフパネルとサイドパネルとの接続部にサイドパネル
インナとサイドパネルアウタで閉断面に形威した剛性部
材を設けると共に、ルーフパネルの側縁に車体の前後方
向に延びるルーフドリップを上記剛性部材上に一体的に
形威した自動車に於いて、上記ルーフドリップの部分の
ルーフパネルを車室側に窪ませて車体前後方向に延びる
断面コ字形凹部を形或し、かつ、ルーフパネルに大きな
開口部を形或し、該開口部にルーフパネル上を前後方向
にスライドして開口部を開閉するスライドルーフを設け
、該スライドルーフを上記ルーフドリップの凹溝内にロ
ーラを介してスライド可能に装着したことを特徴とする
自動車におけるスライドルーフ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14434277U JPS598887Y2 (ja) | 1977-10-26 | 1977-10-26 | 自動車におけるスライドル−フ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14434277U JPS598887Y2 (ja) | 1977-10-26 | 1977-10-26 | 自動車におけるスライドル−フ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5469516U JPS5469516U (ja) | 1979-05-17 |
JPS598887Y2 true JPS598887Y2 (ja) | 1984-03-21 |
Family
ID=29122865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14434277U Expired JPS598887Y2 (ja) | 1977-10-26 | 1977-10-26 | 自動車におけるスライドル−フ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598887Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0518172Y2 (ja) * | 1987-04-02 | 1993-05-14 |
-
1977
- 1977-10-26 JP JP14434277U patent/JPS598887Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5469516U (ja) | 1979-05-17 |
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