JPH0519216Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519216Y2 JPH0519216Y2 JP1986039161U JP3916186U JPH0519216Y2 JP H0519216 Y2 JPH0519216 Y2 JP H0519216Y2 JP 1986039161 U JP1986039161 U JP 1986039161U JP 3916186 U JP3916186 U JP 3916186U JP H0519216 Y2 JPH0519216 Y2 JP H0519216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- hard
- vehicle body
- seal
- guide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 9
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 8
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車の上部車体のシール構造、メ
インルーフと第1ハードルーフ又は第2ハードル
ーフと車体のリヤデツキとの連結部分におけるシ
ール構造に関する。
インルーフと第1ハードルーフ又は第2ハードル
ーフと車体のリヤデツキとの連結部分におけるシ
ール構造に関する。
(従来の技術)
従来、自動車において、ルーフ部が車体前後方
向に移動可能となつており、そのルーフ部の移動
によつて車室の後部スペースを拡張したり、縮小
したりできるものが知られている(例えば米国特
許第4168859号明細書及び図面参照)。
向に移動可能となつており、そのルーフ部の移動
によつて車室の後部スペースを拡張したり、縮小
したりできるものが知られている(例えば米国特
許第4168859号明細書及び図面参照)。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、ルーフ部が車体前後方向に移動可能
となつている従来の自動車では、ルーフ部を移動
させることにより車室が外部に開放されるように
なつているので、降雨時にはルーフ部の移動を行
うと、車室内の乗員が濡れる等という問題があ
る。
となつている従来の自動車では、ルーフ部を移動
させることにより車室が外部に開放されるように
なつているので、降雨時にはルーフ部の移動を行
うと、車室内の乗員が濡れる等という問題があ
る。
そこで、出願人は、天候状態にかかわりなく、
車室スペースを拡張して走行することができるこ
とを目的として、車体上部を構成するメインルー
フの後部と車体のリヤデツキとの間に、ヒンジ結
合された第1及び第2ハードルーフが複数の状態
を取り得るように変位可能に介設され、上記両ハ
ードルーフに拡張動作又は折畳み動作させること
によつて車室スペースを拡張又は縮小可能とした
自動車の上部車体構造を開発し、別途特許出願し
ている。
車室スペースを拡張して走行することができるこ
とを目的として、車体上部を構成するメインルー
フの後部と車体のリヤデツキとの間に、ヒンジ結
合された第1及び第2ハードルーフが複数の状態
を取り得るように変位可能に介設され、上記両ハ
ードルーフに拡張動作又は折畳み動作させること
によつて車室スペースを拡張又は縮小可能とした
自動車の上部車体構造を開発し、別途特許出願し
ている。
ところが、そのような構造においては、メイン
ルーフ又は車体のリヤデツキに対し第1又は第2
ハードルーフを変位可能とするために、それらの
間のシールが確実になされていることが要求され
る。
ルーフ又は車体のリヤデツキに対し第1又は第2
ハードルーフを変位可能とするために、それらの
間のシールが確実になされていることが要求され
る。
そこで、本考案は、上述した如き構造におい
て、メインルーフと第1ハードルーフ又は第2ハ
ードルーフと車体のリヤデツキとの連結部分のシ
ールが確実である上部車体のシール構造を提供す
ることを目的とする。
て、メインルーフと第1ハードルーフ又は第2ハ
ードルーフと車体のリヤデツキとの連結部分のシ
ールが確実である上部車体のシール構造を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本考案は、車体上部
を構成するメインルーフの後部と車体のリヤデツ
キとの間に、ヒンジ結合された第1及び第2ハー
ドルーフが複数の状態を取り得るように変位可能
に介設され、上記両ハードルーフに拡張動作又は
折畳み動作させることによつて車室スペースを拡
張又は縮小可能とした上部車体のシール構造を前
提とし、上記メインルーフと第1ハードルーフ又
は第2ハードルーフと車体のリヤデツキとの連結
部分の少なくとも一方に、それらの上面部間を第
1のシール部材によつてシールする第1シール部
が形成され、該第1シール部の内側に、メインル
ーフ又は車体のリヤデツキと第1若しくは第2ハ
ードルーフとの何れか一方に配設され内部が車体
前後方向に貫通した中空状のガイド部材と、他方
に配設され上記ガイド部材に摺動可能に嵌合する
第2のシール部材とにより構成される第2シール
部が形成されている構成とする。
を構成するメインルーフの後部と車体のリヤデツ
キとの間に、ヒンジ結合された第1及び第2ハー
ドルーフが複数の状態を取り得るように変位可能
に介設され、上記両ハードルーフに拡張動作又は
折畳み動作させることによつて車室スペースを拡
張又は縮小可能とした上部車体のシール構造を前
提とし、上記メインルーフと第1ハードルーフ又
は第2ハードルーフと車体のリヤデツキとの連結
部分の少なくとも一方に、それらの上面部間を第
1のシール部材によつてシールする第1シール部
が形成され、該第1シール部の内側に、メインル
ーフ又は車体のリヤデツキと第1若しくは第2ハ
ードルーフとの何れか一方に配設され内部が車体
前後方向に貫通した中空状のガイド部材と、他方
に配設され上記ガイド部材に摺動可能に嵌合する
第2のシール部材とにより構成される第2シール
部が形成されている構成とする。
(作用)
第1及び第2ハードルーフが拡張状態にあつて
も折畳み状態にあつても、第2のシール部材はガ
イド部材に嵌合して第2シール部を構成している
こととなり、第1シール部と共に2重シール構造
を構成し、確実なシールを行う。
も折畳み状態にあつても、第2のシール部材はガ
イド部材に嵌合して第2シール部を構成している
こととなり、第1シール部と共に2重シール構造
を構成し、確実なシールを行う。
また、第2のシール部材はガイド部材に対し摺
動可能であるので、第1及び第2ハードルーフの
変位動作はスムーズに行われる。
動可能であるので、第1及び第2ハードルーフの
変位動作はスムーズに行われる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
る。
第1図に示すように、本考案に係る自動車のル
ーフ部は、車体上部を構成する略水平状態のメイ
ンルーフ1の後縁部に第1ハードルーフ2の前縁
部が回動変位可能に枢支され、該第1ハードルー
フ2の後縁部に第2ハードルーフ3の前縁部がヒ
ンジ結合されてなり、さらに、第2ハードルーフ
3の後縁部が車体のリヤデツキ4に回動変位可能
に枢支されている。
ーフ部は、車体上部を構成する略水平状態のメイ
ンルーフ1の後縁部に第1ハードルーフ2の前縁
部が回動変位可能に枢支され、該第1ハードルー
フ2の後縁部に第2ハードルーフ3の前縁部がヒ
ンジ結合されてなり、さらに、第2ハードルーフ
3の後縁部が車体のリヤデツキ4に回動変位可能
に枢支されている。
上記第1及び第2ハードルーフ2,3は、第2
図a,b,cに示すように、複数の状態を取り得
るように車体に支持されている。すなわち、第1
ハードルーフ2がメインルーフ1の後縁から下方
へ大きく傾斜し、車室後部を形成し、第2ハード
ルーフ3が第1ハードルーフ2の下縁から後方に
延び、リヤデツキ4の上面に配設される折畳み状
態S1(第2図a参照)と、第1ハードルーフ2が
メインルーフ1の後縁から下方へ小さく傾斜し、
第2ハードルーフ3が第1ハードルーフ2から後
方へ延びてそれに連続するルーフ部を構成する中
間状態S2(第2図b参照)と、第1ハードルーフ
2がメインルーフ1から略水平後方へ延びてそれ
に連続するルーフ部を構成し、第2ハードルーフ
3が第1ハードルーフ2の後縁から下方へ傾斜し
てリヤデツキ4まで延び、車室後部を構成する拡
張状態S3(第2図c参照)とを含む。
図a,b,cに示すように、複数の状態を取り得
るように車体に支持されている。すなわち、第1
ハードルーフ2がメインルーフ1の後縁から下方
へ大きく傾斜し、車室後部を形成し、第2ハード
ルーフ3が第1ハードルーフ2の下縁から後方に
延び、リヤデツキ4の上面に配設される折畳み状
態S1(第2図a参照)と、第1ハードルーフ2が
メインルーフ1の後縁から下方へ小さく傾斜し、
第2ハードルーフ3が第1ハードルーフ2から後
方へ延びてそれに連続するルーフ部を構成する中
間状態S2(第2図b参照)と、第1ハードルーフ
2がメインルーフ1から略水平後方へ延びてそれ
に連続するルーフ部を構成し、第2ハードルーフ
3が第1ハードルーフ2の後縁から下方へ傾斜し
てリヤデツキ4まで延び、車室後部を構成する拡
張状態S3(第2図c参照)とを含む。
上記メインルーフ1には開口1aが形成され該
開口1aにスライデイングルーフ6が開閉可能に
設けられている。
開口1aにスライデイングルーフ6が開閉可能に
設けられている。
第1及び第2ハードルーフ2,3には各々中央
部に矩形状のウインドガラス7,8が設けられて
おり、また、第1ハードルーフ2の両側部には下
方に延びるクオータガラス9,9が固着され、該
クオータガラス9,9がセンターピラー10,1
0に対して出没可能となつている。第2ハードル
ーフ3の両側部には下方に延びるサイドパネル1
2,12が連設され、該サイドパネル12,12
がクオータガラス9,9の後方でリヤフエンダ1
1,11に対して出没可能となつている。
部に矩形状のウインドガラス7,8が設けられて
おり、また、第1ハードルーフ2の両側部には下
方に延びるクオータガラス9,9が固着され、該
クオータガラス9,9がセンターピラー10,1
0に対して出没可能となつている。第2ハードル
ーフ3の両側部には下方に延びるサイドパネル1
2,12が連設され、該サイドパネル12,12
がクオータガラス9,9の後方でリヤフエンダ1
1,11に対して出没可能となつている。
上記クオータガラス9は、両ハードルーフ2,
3の折畳み状態において、センターピラー10の
アウタ部10aとインナ部10bとの間に形成さ
れる空間部10cに対し収納されるようになつて
いる。この空間部10cへの入口部分には、第3
図に示すように、シール材13a,13bが設け
られ、該シール材13a,13bがクオータガラ
ス9の両側面9a,9bに当接している。また、
クオータガラス9の下端部は、第4図に示すよう
に、両ハードルーフ2,3の拡張状態において、
リヤフエンダ11のアウタ部11aとインナ部1
1bとの間に形成される別の空間部11c内に、
シール材14a,14bにてシール性が保持され
て支持されている。
3の折畳み状態において、センターピラー10の
アウタ部10aとインナ部10bとの間に形成さ
れる空間部10cに対し収納されるようになつて
いる。この空間部10cへの入口部分には、第3
図に示すように、シール材13a,13bが設け
られ、該シール材13a,13bがクオータガラ
ス9の両側面9a,9bに当接している。また、
クオータガラス9の下端部は、第4図に示すよう
に、両ハードルーフ2,3の拡張状態において、
リヤフエンダ11のアウタ部11aとインナ部1
1bとの間に形成される別の空間部11c内に、
シール材14a,14bにてシール性が保持され
て支持されている。
上記クオータガラス9の後縁部は、第1及び第
2ハードルーフ2,3の拡張状態では、第5図に
示すように、第2ハードルーフ3のサイドパネル
12の補強部12aに形成された凹所12bにラ
バー30を介して係脱可能に係合するようになつ
ている。
2ハードルーフ2,3の拡張状態では、第5図に
示すように、第2ハードルーフ3のサイドパネル
12の補強部12aに形成された凹所12bにラ
バー30を介して係脱可能に係合するようになつ
ている。
このクオータガラス9が支持される部位のさら
に後方のリヤフエンダ11の上記空間部11c内
に、両ハードルーフ2,3の折畳み状態におい
て、サイドパネル12の下部が出没可能に収納さ
れるようになつている(第6図参照)。
に後方のリヤフエンダ11の上記空間部11c内
に、両ハードルーフ2,3の折畳み状態におい
て、サイドパネル12の下部が出没可能に収納さ
れるようになつている(第6図参照)。
上記メインルーフ1と第1ハードルーフ2との
ヒンジ部分のシール構造は、第7図a,b,c通
りである。すなわち、メインルーフ1の後縁部と
第1ハードルーフ2の前端部との間にはその間隙
を塞ぐように第1のシール部材15が車幅方向全
体に亘つて架設されて第1のシール部が構成さ
れ、該第1のシール部材15の下方でメインルー
フ1の閉断面構造の補強部1aに対し第1ハード
ルーフ2がヒンジ手段16を介して回動可能に結
合されている。
ヒンジ部分のシール構造は、第7図a,b,c通
りである。すなわち、メインルーフ1の後縁部と
第1ハードルーフ2の前端部との間にはその間隙
を塞ぐように第1のシール部材15が車幅方向全
体に亘つて架設されて第1のシール部が構成さ
れ、該第1のシール部材15の下方でメインルー
フ1の閉断面構造の補強部1aに対し第1ハード
ルーフ2がヒンジ手段16を介して回動可能に結
合されている。
このヒンジ手段16のさらに下方において、メ
インルーフ1に車体前後方向に貫通する貫通孔1
7aを有する中空形状のガイド部材17が、第1
ハードルーフ2側にそれに摺動可能に嵌挿される
第2の弾性シール部材18がそれぞれ取付けられ
て、第2のシール部が構成されている。
インルーフ1に車体前後方向に貫通する貫通孔1
7aを有する中空形状のガイド部材17が、第1
ハードルーフ2側にそれに摺動可能に嵌挿される
第2の弾性シール部材18がそれぞれ取付けられ
て、第2のシール部が構成されている。
第2のシール部材18は、第1ハードルーフ2
に取付けられる取付基部18aと、ガイド部材1
7内に嵌合され先端になるほど薄い湾曲嵌合部1
8bと、それらを結合する屈曲部18cとからな
り、上記第1のシール部材15を通過した雨水等
が車室内に進入しようとしても、第2のシール部
材18の屈曲部18cにてガイド部材17上に戻
され、図示しない通路にて排出されるようになつ
ている。なお、第2のシール部材18内には、保
形性のために、必要に応じて補強心材が埋設され
る。
に取付けられる取付基部18aと、ガイド部材1
7内に嵌合され先端になるほど薄い湾曲嵌合部1
8bと、それらを結合する屈曲部18cとからな
り、上記第1のシール部材15を通過した雨水等
が車室内に進入しようとしても、第2のシール部
材18の屈曲部18cにてガイド部材17上に戻
され、図示しない通路にて排出されるようになつ
ている。なお、第2のシール部材18内には、保
形性のために、必要に応じて補強心材が埋設され
る。
また、メインルーフ1の下端部には、折畳み状
態で第1ハードルーフ2の下面に接する第3のシ
ール材19が設けられている。
態で第1ハードルーフ2の下面に接する第3のシ
ール材19が設けられている。
また、第1ハードルーフ2と第2ハードルーフ
3との間にも、第8図a,bに示すように、両ル
ーフ2,3を回動可能に結合するヒンジ手段20
の上方位置に、両ルーフ2,3の間隙を塞ぐよう
にシール部材21が車幅方向全幅に亘つて設けら
れている。このシール部材21は、両ハードルー
フ2,3の間に掛け渡される基部21aと、第1
ハードルーフ2側の基部21aから車体後方に突
設される長い第1リツプ21bと、該第1リツプ
21bの後側で第2ハードルーフ3側の基部21
aから車体前方に突設され、前端が基部21aと
第1リツプ21bとの間に位置する短い第2リツ
プ21cとを有しており、それらが折畳み状態に
おいて重なり合い、シール性を高めるようになつ
ている。
3との間にも、第8図a,bに示すように、両ル
ーフ2,3を回動可能に結合するヒンジ手段20
の上方位置に、両ルーフ2,3の間隙を塞ぐよう
にシール部材21が車幅方向全幅に亘つて設けら
れている。このシール部材21は、両ハードルー
フ2,3の間に掛け渡される基部21aと、第1
ハードルーフ2側の基部21aから車体後方に突
設される長い第1リツプ21bと、該第1リツプ
21bの後側で第2ハードルーフ3側の基部21
aから車体前方に突設され、前端が基部21aと
第1リツプ21bとの間に位置する短い第2リツ
プ21cとを有しており、それらが折畳み状態に
おいて重なり合い、シール性を高めるようになつ
ている。
さらに、第2ハードルーフ3の後端縁には、第
9図(a)(b)に示すように、可動部材22が取付けら
れ、それが、パツケージトレー23後方の車体の
リヤデツキ4に固設されたガイド部材24の長孔
24aにピン25を介して車体前後方向に移動可
能に連結されている。そして、その上方におい
て、車体側にヒンジ手段26を介してカバー部材
27が取付けられ、その先端に固着したウエザー
ストリツプ28が第2ハードルーフ3に車幅方向
全幅においてスライド可能に接触している。
9図(a)(b)に示すように、可動部材22が取付けら
れ、それが、パツケージトレー23後方の車体の
リヤデツキ4に固設されたガイド部材24の長孔
24aにピン25を介して車体前後方向に移動可
能に連結されている。そして、その上方におい
て、車体側にヒンジ手段26を介してカバー部材
27が取付けられ、その先端に固着したウエザー
ストリツプ28が第2ハードルーフ3に車幅方向
全幅においてスライド可能に接触している。
上記のように構成すれば、何れの状態において
も、第2のシール部材18はガイド部材17に嵌
合していることになるので、メインルーフ1と第
1ハードルーフ2の間のシールは、該第1ハード
ルーフ2の変位動作を妨げることなく確実に行わ
れる。特に、両ハードルーフ2,3の折畳み状態
(第7図a参照)においては、第2のシール部材
18がガイド部材17の貫通孔17aに密着する
ので、シール性は極めてよい。
も、第2のシール部材18はガイド部材17に嵌
合していることになるので、メインルーフ1と第
1ハードルーフ2の間のシールは、該第1ハード
ルーフ2の変位動作を妨げることなく確実に行わ
れる。特に、両ハードルーフ2,3の折畳み状態
(第7図a参照)においては、第2のシール部材
18がガイド部材17の貫通孔17aに密着する
ので、シール性は極めてよい。
また、シール部材15、ヒンジ手段16を通過
した雨水等が車室内に進入しようとしても、その
ような雨水等は第2のシール部材18に遮断され
るし、また、それに沿つてさらに進入しようとし
ても、屈曲部18cの部位で雨水等がガイド部材
17上に戻されることとなり、進入は阻止され
る。なお、ガイド部材17上に戻された雨水等
は、図示しない通路を通じて外部に排出される。
した雨水等が車室内に進入しようとしても、その
ような雨水等は第2のシール部材18に遮断され
るし、また、それに沿つてさらに進入しようとし
ても、屈曲部18cの部位で雨水等がガイド部材
17上に戻されることとなり、進入は阻止され
る。なお、ガイド部材17上に戻された雨水等
は、図示しない通路を通じて外部に排出される。
なお、上記実施例では、メインルーフ1にガイ
ド部材17を、第1ハードルーフ2に第2のシー
ル部材18をそれぞれ設けているが、逆にしても
よいのは言うまでもない。また、上記実施例で
は、メインルーフ1と第1ハードルーフ2との間
に2重シール構造を設けているが、第2ハードル
ーフ3と車体のリヤデツキ4との間に2重シール
構造を設けるようにしてもよい。
ド部材17を、第1ハードルーフ2に第2のシー
ル部材18をそれぞれ設けているが、逆にしても
よいのは言うまでもない。また、上記実施例で
は、メインルーフ1と第1ハードルーフ2との間
に2重シール構造を設けているが、第2ハードル
ーフ3と車体のリヤデツキ4との間に2重シール
構造を設けるようにしてもよい。
(考案の効果)
本考案は上記のように構成したから、簡単な構
造で、第1又は第2ハードルーフのメインルーフ
又は車体のリヤデツキに対する変位動作を防げる
ことなく、それらの間のシールが、第1シール部
と第2シール部との2重シール構造によつて確実
になされる。
造で、第1又は第2ハードルーフのメインルーフ
又は車体のリヤデツキに対する変位動作を防げる
ことなく、それらの間のシールが、第1シール部
と第2シール部との2重シール構造によつて確実
になされる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の斜視図、第2図a,b,cはそれぞれ第
1及び第2ハードルーフの折畳み状態、中間状態
及び拡張状態の説明図、第3図乃至第6図はそれ
ぞれ第2図cの−線、−線、−線、
−線における断面図、第7図a,bはメイン
ルーフと第1ハードルーフとのヒンジ部における
折畳み状態と拡張状態との断面図、第7図cはガ
イド部材の一部を示す斜視図、第8図a,bは第
1及び第2ハードルーフのヒンジ部における折畳
み状態及び拡張状態の断面図、第9図aは第2ハ
ードルーフと車体のリヤデツキのヒンジ部におけ
る拡張状態の断面図、第9図bはガイド部材と可
動部材の斜視図である。 1……メインルーフ、2……第1ハードルー
フ、3……第2ハードルーフ、4……リヤデツ
キ、15……第1のシール部材、17……ガイド
部材、18……第2のシール部材。
自動車の斜視図、第2図a,b,cはそれぞれ第
1及び第2ハードルーフの折畳み状態、中間状態
及び拡張状態の説明図、第3図乃至第6図はそれ
ぞれ第2図cの−線、−線、−線、
−線における断面図、第7図a,bはメイン
ルーフと第1ハードルーフとのヒンジ部における
折畳み状態と拡張状態との断面図、第7図cはガ
イド部材の一部を示す斜視図、第8図a,bは第
1及び第2ハードルーフのヒンジ部における折畳
み状態及び拡張状態の断面図、第9図aは第2ハ
ードルーフと車体のリヤデツキのヒンジ部におけ
る拡張状態の断面図、第9図bはガイド部材と可
動部材の斜視図である。 1……メインルーフ、2……第1ハードルー
フ、3……第2ハードルーフ、4……リヤデツ
キ、15……第1のシール部材、17……ガイド
部材、18……第2のシール部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体上部を構成するメインルーフの後部と車体
のリヤデツキとの間に、ヒンジ結合された第1及
び第2ハードルーフが複数の状態を取り得るよう
に変位可能に介設され、上記両ハードルーフに拡
張動作又は折畳み動作させることによつて車室ス
ペースを拡張又は縮小可能とした上部車体のシー
ル構造であつて、 上記メインルーフと第1ハードルーフ又は第2
ハードルーフと車体のリヤデツキとの連結部分の
少なくとも一方に、それらの上面部間を第1のシ
ール部材によつてシールする第1シール部が形成
され、 該第1シール部の内側に、メインルーフ又は車
体のリヤデツキと第1若しくは第2ハードルーフ
との何れか一方に配設され内部が車体前後方向に
貫通した中空状のガイド部材と、他方に配設され
上記ガイド部材に摺動可能に嵌合する第2のシー
ル部材とにより構成される第2シール部が形成さ
れていることを特徴とする上部車体のシール構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986039161U JPH0519216Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986039161U JPH0519216Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62150220U JPS62150220U (ja) | 1987-09-22 |
JPH0519216Y2 true JPH0519216Y2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=30852077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986039161U Expired - Lifetime JPH0519216Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519216Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5583419U (ja) * | 1978-11-29 | 1980-06-09 | ||
JPS59157921U (ja) * | 1983-03-11 | 1984-10-23 | マツダ株式会社 | 自動車の着脱ル−フ装置 |
-
1986
- 1986-03-17 JP JP1986039161U patent/JPH0519216Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62150220U (ja) | 1987-09-22 |
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