JPH0513616Y2 - - Google Patents

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JPH0513616Y2
JPH0513616Y2 JP1986039160U JP3916086U JPH0513616Y2 JP H0513616 Y2 JPH0513616 Y2 JP H0513616Y2 JP 1986039160 U JP1986039160 U JP 1986039160U JP 3916086 U JP3916086 U JP 3916086U JP H0513616 Y2 JPH0513616 Y2 JP H0513616Y2
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JP
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hard
lip
roof
roofs
vehicle body
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JP1986039160U
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の上部車体のシール構造、特
にメインルーフの後方に設けられた第1及び第2
ハードルーフ間のシール構造に関する。
(従来の技術) 従来、自動車において、ルーフ部が車体前後方
向に移動可能となつており、そのルーフ部の移動
によつて車室の後部スペースを拡張したり、縮小
したりできるものが知られている(例えば米国特
許第4168859号明細書及び図面参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、ルーフ部が車体前後方向に移動可能
となつている従来の自動車では、ルーフ部を移動
させることにより車室が外部に開放されるように
なつているので、降雨時にはルーフ部の移動を行
うと、車室内の乗員が濡れる等という問題があ
る。
そこで、出願人は、天候状態にかかわりなく、
車室スペースを拡張して走行することができるこ
とを目的として、車体上部を構成するメインルー
フの後部と車体のリヤデツキとの間に、ヒンジ手
段を介して結合された第1及び第2ハードルーフ
を、複数の状態を取り得るように変位可能に介設
し、上記両ハードルーフに拡張動作又は折畳み動
作させることによつて上記両ハードルーフをくの
字状又は逆くの字状とし、車室スペースを拡張又
は縮小可能とした自動車の上部車体構造を開発
し、別途特許出願している。
ところが、そのようなルーフ構造においては、
第1及び第2ハードルーフを変位可能とするため
には、それらの間のシールが確実になされること
が要求される。
そこで、本考案は、上述した如き構造におい
て、第1及び第2ハードルーフの間のシールが確
実である上部車体のシール構造を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、車体上部を構成するメインルーフの
後部と車体のリヤデツキとの間に、ヒンジ手段を
介して第1及び第2ハードルーフが複数の状態を
取り得るように変位可能に介設され、上記両ハー
ドルーフに拡張動作又は折畳み動作させることに
よつて上記両ハードルーフをくの字状又は逆くの
字状とし、車室スペースを拡張又は縮小可能とし
た上部車体のシール構造を前提し、上記第1及び
第2ハードルーフの間で、かつ上記ヒンジ手段よ
り外側にシール部材が配設され、該シール部材
が、第1及び第2ハードルーフの間に掛け渡され
前端及び後端が第1及び第2ハードルーフにそれ
ぞれ当接している基部と、該基部から後方に向つ
て突設される第1リツプと、該第1リツプの後側
で基部から前方に向つて突設され、前端が基部と
第1リツプとの間に位置する第2リツプとを有す
る構成とする。
(作用) 第1及び第2ハードルーフを拡張動作させて両
ハードルーフをくの字状とし、車室スペースを拡
張したときは、車体後方に延びる第1リツプにて
第1ハードルーフの後端部が延長された形とな
り、該第1リツプが整流効果を発揮し、さらに第
1リツプの下側に逆向きの第2リツプが位置する
ので、それらは走行方向に対する迷路状の空間を
形成し、上記第1リツプの整流作用も伴つて雨水
の侵入が防止される。
第1及び第2ハードルーフを折畳み動作させて
両ハードルーフを逆くの字状にし、車室スペース
を縮小したときは、基部上に第2リツプが、第2
リツプ上に第1リツプがそれぞれ重り合い、三重
のシール構造となりシール性を十分に高める。こ
の状態のとき、シール性を十分に高める必要があ
るのは、雨水が第1ハードルーフから第2ハード
ルーフへと流れ易くなつており、シール性の面で
厳しい状況となるからである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
第1図に示すように、本考案に係る自動車のル
ーフ部は、車体上部を構成する略水平状態のメイ
ンルーフ1の後縁部に第1ハードルーフ2の前縁
部が回動変位可能に枢支され、該第1ハードルー
フ2の後縁部に第2ハードルーフ3の前縁部が、
後述のヒンジ手段20を介してヒンジ結合されて
なり、さらに、第2ハードルーフ3の後縁部が車
体のリヤデツキ4に回動変位可能に枢支されてい
る。
上記第1及び第2ハードルーフ2,3は、第2
図a,b,cに示すように、複数の状態を取り得
るように車体に対し変位可能に支持されている。
すなわち、第1ハードルーフ2がメインルーフ1
の後縁から下方へ大きく傾斜して車室後部を形成
し、第2ハードルーフ3が第1ハードルーフ2の
下縁から後方に延びてリヤデツキ4の上面に配設
される。車室スペースを縮小した折畳み状態S1
(第2図a参照)と、第1ハードルーフ2がメイ
ンルーフ1の後縁から下方へ小さく傾斜し、第2
ハードルーフ3が第1ハードルーフ2から後方へ
延びてそれに連続するルーフ部を構成する中間状
態S2(第2図b参照)と、第1ハードルーフ2が
メインルーフ1から略水平後方へ延びてそれに連
続するルーフ部を構成し、第2ハードルーフ3が
第1ハードルーフ2の後縁から下方へ傾斜してリ
ヤデツキ4まで延びて車室後部を構成する、車室
スペースを拡大した拡張状態S3(第2図c参照)
とを択一的にとるようになつている。
上記メインルーフ1には開口1aが形成され該
開口1aにスライデイングルーフ6が開閉可能に
設けられている。
第1及び第2ハードルーフ2,3には各々中央
部に矩形状のウインドガラス7,8が設けられて
おり、また、第1ハードルーフ2の両側部には下
方に延びるクオータウインド9,9が固着され、
該クオータウインド9,9がセンターピラー1
0,10に対して出没可能となつている。第2ハ
ードルーフ3の両側部には下方に延びるサイドパ
ネル12,12が連設され、該サイドパネル1
2,12がクオータウインド9,9の後方でリヤ
フエンダ11,11に対して出没可能となつてい
る。
上記クオータウインド9は、両ハードルーフ
2,3の折畳み状態において、センターピラー1
0のアウタ部10aとインナ部10bとの間に形
成される空間部10cに対し収納されるようにな
つている。この空間部10cへの入口部分には、
第3図に示すように、シール材13a,13bが
設けられ、該シール材13a,13bがクオータ
ウインド9の両側面9a,9bに当接する。ま
た、クオータウインド9の下端部は、第4図に示
すように、両ハードルーフ2,3の拡張状態にお
いて、リヤフエンダ11のアウタ部11aとイン
ナ部11bとの間に形成される別の空間部11c
内に、シール材14a,14bにてシール性が保
持されて支持される。
上記クオータウインド9の後縁部は、第1及び
第2ハードルーフ2,3の拡張状態では、第5図
に示すように、第2ハードルーフ3のサイドパネ
ル12の補強部12aに形成された凹所12bに
ラバー30を介して係脱可能に係合するようにな
つている。
このクオータウインド9が支持される部位のさ
らに後方のリヤフエンダ11の上記空間部11c
内には、両ハードルーフ2,3の折畳み状態にお
いて、サイドパネル12の下端部が出没可能に収
納されている(第6図参照)。
上記メインルーフ1と第1ハードルーフ2との
ヒンジ部分のシール構造は、第7図a,bに示す
通りである。すなわち、メインルーフ1の後縁部
と第1ハードルーフ2の前縁部との間にはその間
隙を塞ぐようにシール材15が車幅方向全体に亘
つて架設され、該シール材15の下方でメインル
ーフ1の閉断面構造の補強部1aに対し第1ハー
ドルーフ2がヒンジ手段16を介して回動可能に
結合されている。
このヒンジ手段16のさらに下方において、メ
インルーフ1に中空形状のガイド部材17が、第
1ハードルーフ2側にそれに摺動可能に嵌挿され
る別のシール材18がそれぞれ取付けられてい
る。
また、メインルーフ1の下端部は、折畳み状態
で第1ハードルーフ2の下面に接するさらに別の
シール材19が設けられている。
また、第1ハードルーフ2と第2ハードルーフ
3との間にも、第8図a,bに示すように、両ル
ーフ2,3を回動可能に結合するヒンジ手段20
の上方位置に、両ルーフ2,3の間隙を塞ぐよう
にシール部材21が車幅方向全幅に亘つて設けら
れている。このシール部材21は、両ハードルー
フ2,3の間に掛け渡され前端及び後端が両ハー
ドルーフ2,3にそれぞれ当接している基部21
aと、第1ハードルーフ2側の基部21aから車
体後方に突設される長い第1リツプ21bと、該
第1リツプ21bの後側で第2ハードルーフ3側
の基部21aから車体前方に突設され、前端が基
部21aと第1リツプ21bとの間に位置する短
い第2リツプ21cとを有しており、それらが折
畳み状態において重なり合い、シール性を高める
ようになつている。
なお、第1リツプ21bには、浮き上がり防止
のために、心材21d(例えば鉄板)が埋設され
ている。
さらに、第2ハードルーフ3の後端縁には、第
9図a,bに示すように、可動部材22が取付け
られ、それが、パツケージトレー23後方の車体
のリヤデツキ4に固設されたガイド部材24の長
孔24aにピン25を介して車体前後方向に移動
可能に連結されている。そして、その上方におい
て、車体側にヒンジ手段26を介してカバー部材
27が取付けられ、その先端に固着したウエザー
ストリツプ28が第2ハードルーフ3に車幅方向
全幅においてスライド可能に接触している。
上記のように構成すれば、何れの状態において
も、シール部材21によつて第1及び第2ハード
ルーフ2,3の間のシールは、該両ハードルーフ
2,3の変位動作を妨げることなく確実に行われ
る。
ところで、そのような第1及び第2ハードルー
フ2,3間のシールは、ルーフ使用状態の変化に
より基部21aに引張応力と圧縮応力とが繰返し
作用するので、長期使用に対し最悪の場合の微少
なひび割れが生ずる可能性もあり、その対策を考
慮して、本願考案は、基部20aに対しさらに第
2及び第3リツプ21b,21cを設けているの
である。
それによつて、第1及び第2ハードルーフ2,
3を拡張動作させて両ハードルーフ2,3をくの
字状とし、車室スペースを拡張したときは、車体
後方に延びる第1リツプ21bにて第1ハードル
ーフ2の後端部が延長された形となり、該第1リ
ツプ21bが整流効果を発揮し、さらに第1リツ
プ21bの下側に逆向きの第2リツプ21cが位
置するので、それらは走行方向に対する迷路状の
空間を形成し、上記第1リツプ21bの整流作用
も伴つて雨水の侵入が防止される。
第1及び第2ハードルーフ2,3を折畳み動作
させて両ハードルーフ2,3を逆くの字状にし、
車室スペースを縮小したときは、基部21a上に
第2リツプ21cが、第2リツプ21b上に第1
リツプ21bがそれぞれ重り合い、三重のシール
構造となりシール性を十分に高める。この状態の
とき、シール性を十分に高める必要があるのは、
雨水が第1ハードルーフ2から第2ハードルーフ
3へと流れ易くなつており、シール性の面で厳し
い状況となるからである。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成したから、簡単な構
造で、第1及び第2ハードルーフの変位動作を妨
げることなく、それらの間のシールが確実になさ
れる。特に、両ハードルーフを拡張動作させて車
室スペースを拡張したときは、第1ハードルーフ
の後端部が延長された形となる第1リツプが整流
効果を発揮し、さらに第1リツプの下側に第2リ
ツプが位置することから、それらは走行方向に対
する迷路状の空間を形成し、上記第1リツプの整
流作用も伴つて雨水の侵入を効果的に防止するこ
とができる。また、両ハードルーフを折畳み動作
させて車室スペースを縮小したときは、シール性
の面で厳しい状況となるが、基部上に第2リツプ
が、第2リツプ上に第1リツプがそれぞれ重り合
い、三重のシール構造となるようにしているの
で、確実にシールを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の斜視図、第2図a,b,cはそれぞれ第
1及び第2ハードルーフの折畳み状態、中間状態
及び拡張状態の説明図、第3図乃至第6図はそれ
ぞれ第2図cの−線、−線、V−V線、
−線における断面図、第7図a,bはメイン
ルーフと第1ハードルーフとのヒンジ部における
折畳み状態と拡張状態との断面図、第8図a,b
は第1及び第2ハードルーフのヒンジ部における
折畳み状態及び拡張状態の断面図、第9図aは第
2ハードルーフと車体のリヤデツキとのヒンジ部
における拡張状態の断面図、第9図bは可動部材
とガイド部材の斜視図である。 1……メインルーフ、2……第1ハードルー
フ、3……第2ハードルーフ、4……リヤデツ
キ、9……クオータウインド、12……サイドパ
ネル、16,20……ヒンジ手段、21……シー
ル部材、21a……基部、21b……第1リツ
プ、21c……第2リツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体上部を構成するメインルーフの後部と車体
    のリヤデツキとの間に、ヒンジ手段を介して結合
    された第1及び第2ハードルーフが複数の状態を
    取り得るように変位可能に介設され、上記両ハー
    ドルーフに拡張動作又は折畳み動作させることに
    よつて上記両ハードルーフをくの字状又は逆くの
    字状とし、車室スペースを拡張又は縮小可能とし
    た上部車体のシール構造であつて、 上記第1及び第2ハードルーフの間で、かつ上
    記ヒンジ手段より外側にシール部材が配設され、 該シール部材が、第1及び第2ハードルーフの
    間に掛け渡され前端及び後端が第1及び第2ハー
    ドルーフにそれぞれ当接している基部と、該基部
    から後方に向つて突設される第1リツプと、該第
    1リツプの後側で基部から前方に向つて突設さ
    れ、前端が基部と第1リツプとの間に位置する第
    2リツプとを有することを特徴とする上部車体の
    シール構造。
JP1986039160U 1986-03-17 1986-03-17 Expired - Lifetime JPH0513616Y2 (ja)

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JPS62150219U JPS62150219U (ja) 1987-09-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5732515B2 (ja) * 1978-06-01 1982-07-12

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JPS62150219U (ja) 1987-09-22

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