JPH0630512Y2 - 車両のキャンバストップ構造 - Google Patents

車両のキャンバストップ構造

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JPH0630512Y2
JPH0630512Y2 JP12224088U JP12224088U JPH0630512Y2 JP H0630512 Y2 JPH0630512 Y2 JP H0630512Y2 JP 12224088 U JP12224088 U JP 12224088U JP 12224088 U JP12224088 U JP 12224088U JP H0630512 Y2 JPH0630512 Y2 JP H0630512Y2
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JP12224088U
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克明 佐々木
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両のキャンバストップ構造に関し、特にそ
のキャンバストップの前端部と後端部をスポイラ状に形
成したものに関する。
〔従来技術〕
近年、実開昭63−15222号公報に記載されている
ように、比較的小型の自動車の車室の外気への開放性を
高める為にルーフ開口部を開閉可能にしたキャンバスト
ップ構造を採用した自動車も実用化されている。
この種キャンバストップ構造を採用する場合、ルーフ開
口部の前端部には風切り音低減の為また外観向上の為一
般に全幅に亙って細長いプレート状のデフレクタが設け
られている。
一方、ハッチバック型自動車にキャンバストップ構造を
採用した場合に、空力特性改善の為ルーフの後端部にス
ポイラを固定的に設けたものは既に実用化されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術のように、ルーフ開口部の前端部にデフレ
クタを設けると、それだけルーフ開口面積が狭くなるこ
と、車体前部の形状によっては風切り音が発生しないの
でデフレクタを必らずしも設ける必要がないこと、など
の問題がある。
更に、キャンバストップ構造を備えたハッチバック型自
動車において、ルーフ後端部にスポイラを固定的に設け
ると、キャンバストップを開放してルーフ後端側へ折り
畳んだときにスポイラからスペース的な制約を受けるの
でそれだけルーフ開口面積が狭くなってしまうという問
題がある。
本考案の目的は、ルーフの外観及びルーフ開口面積を確
保しつつ空力特性を改善し得るような車両のキャンバス
トップ構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る車両のキャンバストップ構造は、車両のル
ーフ開口部を開閉可能に設けられた可撓性のキャンバス
トップにおいて、上記キャンバストップの前端部及び後
端部のキャンバス表皮材の内面側にキャンバストップの
全幅に亙る形状保持部材が車幅方向に配設され、これら
形状保持部材が夫々スポイラ形状に形成されているもの
である。
〔作用〕
本考案に係る車両のキャンバストップ構造においては、
キャンバストップの前端部及び後端部の形状保持部材は
キャンバストップに組込まれており、キャンバストップ
を開いてルーフ開口部を開放したときにこれら形状保持
部材はキャンバストップとともに折り畳たまれるのでル
ーフ開口部が狭くなることはない。前端部の形状保持部
材はスポイラ形状になっているのでキャンバストップを
閉じたときにルーフ前端部の外観向上に寄与し、また後
端部の形状保持部材はスポイラ形状になっているのでキ
ャンバストップを閉じたときにリヤスポイラとして機能
し空力特性の向上に寄与する。
〔考案の効果〕
本考案に係る車両のキャンバストップ構造によれば、以
上説明したようにキャンバストップの前端部及び後端部
にスポイラ形状の形状保持部材を夫々設けたことによ
り、キャンバストップ開放時におけるルーフ開口面積を
広く確保できること、キャンバストップ閉鎖時における
ルーフ前端部の外観を確保できること及び空力特性を改
善できること、などの効果が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、第1図に示すように2ドア・ハッチバック
型自動車Mのルーフに採用されたキャンバストップ構造
に本考案を適用した場合のものである。
このキャンバストップ構造は、基本的にルーフの略全面
に亙って形成したルーフ開口部1の左右両側にガイドレ
ールを前後方向に向けて配設し、これらガイドレール間
に複数の摺動幌骨を前後方向に移動自在に架着し、上記
摺動幌骨間に上下動幌骨を設けてリンクを介して摺動幌
骨に連結し、摺動幌骨間のスパンの縮小により上下動幌
骨をリフト可能に構成し、上記複数の摺動幌骨と上下動
幌骨の上面にルーフ開口部1を覆う可撓性のキャンバス
2を取付け、上記キャンバス2を摺動幌骨と上下動幌骨
を介してルーフ開口部1の後部に蛇腹状に折り畳んでル
ーフ開口部1を開放したりまたキャンバス2をルーフ開
口部1の全面を覆うように展張してルーフ開口部1を閉
じたりできるように構成したものであるが、このキャン
バストップ構造の前端部及び後端部以外の構造は既存周
知のキャンバストップ構造と同様なので詳しい説明を省
略する。
上記キャンバストップCの前端部の構造について第2図
に基いて説明すると、車体の左右のフロントピラー3の
上端部同士は車幅方向に延びる略閉断状のフロントヘッ
ダ4で連結され、キャンバストップ構造Cの前端部のキ
ャンバス2の内面側には断面略直角三角形状の硬質ウレ
タン製のフロント形状保持部材5(以下、フロント保形
部材という)がキャンバストップCの全幅に亙って車幅
方向に向けて設けられ、このフロント保形部材5はキャ
ンバス2の内面に接着されている。このフロント保形部
材5は、その前端から後部付近に向って後方上りの傾斜
状に増厚しまた後部付近から後端に向って後方下りに急
傾斜するようなスポイラ形状になっている。
上記フロント保形部材5の前部の下方にはキャンバスト
ップCの全幅に亙るキャンバストップフレーム6がキャ
ンバストップC側に設けられ、このキャンバストップフ
レーム6によりキャンバストップCの前縁部の剛性が確
保され、またキャンバストップCを閉じたときにキャン
バストップフレーム6は図示外のロック機構によりフロ
ントヘッダ4に固定される。更に、フロント保形部材5
の下面中央部には鋼製の条材7が固着され、キャンバス
トップCの下面側を覆うトップシーリング8の前端部が
条材7に固定されている。上記フロント保形部材5は、
キャンバストップCを閉じた状態のときにルーフの前端
部に従来のデフレクタと同様に上方へ張出してルーフの
前端部の外観を向上させる為のものである。加えて、フ
ロント保形部材5はキャンバストップCを折り畳んでル
ーフ開口部1を開放したときにキャンバストップCと共
にルーフ開口部1の後端部に移動するのでフロント保形
部材5によりルーフ開口部1の前端部のスペースが占有
されることがない。尚、上記フロント保形部材5は硬質
ウレタンで中実状厚肉に形成してあるが、鋼板部材によ
りスポイラ形状に構成してもよい。
上記キャンバストップCの後端部の構造について第3図
・第4図に基いて説明すると、車体の左右のリヤピラー
9の上端部同士を連結する閉断面状のリヤヘッダ10が
車幅方向に設けられ、このリヤヘッダ10にはバックド
ア11の上端部がヒンジ12を介して連結され、キャン
バストップCの後端部のキャンバス2の内面側に断面略
三角形状の硬質ウレタン製のリヤ形状保持部材13(以
下、リヤ保形部材という)がキャンバストップCの全幅
に亙って車幅方向に向けて設けられ、このリヤ保形部材
13はキャンバス2の内面に接着されている。
このリヤ保形部材13は、その前端から後端に向って後
方上りの緩曲面的傾斜状に増厚しまた後端で略鉛直的に
立下がるようなスポイラ形状になっている。上記リヤ保
形部材13の下側にはリヤキャンバストップフレーム1
4が配設され、その断面下向きコ字形の後部14aの上
面には、正面視にて凹凸の連続する折曲部材15が複数
のボルト16にてキャンバストップCの全幅に亙って固
着されるとともに、折曲部材15の複数の凸部15aは
ボルト17にてリヤ保形部材13の下面に固着されてい
る。上記リヤキャンバストップフレーム14の後端部に
はシール材18が固着され、このシール材18がリヤヘ
ッダ10の上面に当接してシールしている。
上記リヤ保形部材13はキャンバストップCを閉じたと
きにリヤスポイラとして機能し空力特性の向上に寄与す
る。
尚、上記リヤ保形部材13の変形例として、第7図に示
すようにスポイラ形状の鋼板製保形部材13Aであっ
て、中央部に剛性確保とリヤキャンバストップフレーム
14との連結の為の全幅に亙って下方へ突出する突部1
3aを形成してなる鋼板製保形部材13Aを用いてもよ
い。
以上説明した自動車のキャンバストップ構造の作用につ
いて説明する。
キャンバストップCを閉じた状態では、フロント保形部
材5がルーフの前端部の外観の向上に寄与し、またリヤ
保形部材13・13Aがリヤスポイラとして機能するの
で走行時の空力特性が改善される。
一方、第5図に示すようにキャンバストップCを開放し
たときには、フロント保形部材5はルーフの後部へ移動
するので、フロント保形部材5でルーフ開口部1の前端
部のスペースが狭くなることもない。そして、リヤ保形
部材13・13Aはリヤキャンバストップフレーム14
の上方などキャンバストップCの後端部に設けるので、
リヤ保形部材13・13Aを設けることでキャンバスト
ップCの折り畳み位置が制約されることもなくルーフ開
口部1の有効開放部分が狭くなることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は自動車の
斜視図、第2図はキャンバストップ構造の前端部の縦断
面図、第3図はキャンバストップ構造の後端部の縦断面
図、第4図は第3図IV−IV線断面図、第5図はキャンバ
ストップを開いた状態での要部斜視図、第6図は変形例
に係るキャンバストップの後端部の縦断面図である。 C……キャンバストップ、1……ルーフ開口部、2……
キャンバス、5……フロント形状保持部材、13……リ
ヤ形状保持部材、13A……鋼板製保形部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のルーフ開口部を開閉可能に設けられ
    た可撓性のキャンバストップにおいて、 上記キャンバストップの前端部及び後端部のキャンバス
    表皮材の内面側にキャンバストップの全幅に亙る形状保
    持部材が車幅方向に配設され、これら形状保持部材が夫
    々スポイラ形状に形成されていることを特徴とする車両
    のキャンバストップ構造。
JP12224088U 1988-09-19 1988-09-19 車両のキャンバストップ構造 Expired - Lifetime JPH0630512Y2 (ja)

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JP12224088U JPH0630512Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 車両のキャンバストップ構造

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JPH0242813U JPH0242813U (ja) 1990-03-23
JPH0630512Y2 true JPH0630512Y2 (ja) 1994-08-17

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