JP2501631Y2 - 自動車のル―フ構造 - Google Patents

自動車のル―フ構造

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JP2501631Y2
JP2501631Y2 JP1991052315U JP5231591U JP2501631Y2 JP 2501631 Y2 JP2501631 Y2 JP 2501631Y2 JP 1991052315 U JP1991052315 U JP 1991052315U JP 5231591 U JP5231591 U JP 5231591U JP 2501631 Y2 JP2501631 Y2 JP 2501631Y2
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sunroof
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俊哉 加納
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は自動車のルーフ構
造、更に詳しくは、ルーフにサンルーフ用の開口部を形
成したルーフの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種サンルーフを備えた自動車
としては、図3および図4に示すように、車体1のルー
フ2に車幅方向に長い矩形状のサンルーフ装着用の開口
部3を形成するとゝもに、前記ルーフ2の両端縁に車体
1の前後方向に沿って排水溝4を夫々形成し、前記排水
溝4の下面を、インナーパネル5とアウターパネル6の
両端部をそれぞれ重ね合わせて中空閉断面構造としたル
ーフサイドレール7と、その上端の接合部で接続したも
のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】而して、図5に示すよ
うに、ルーフ2aの両側端近傍が、インナーパネル5a
とアウターパネル6aの下端部をそれぞれ重ね合わせて
形成したルーフサイドレール7aの両端によって支持さ
れ、前記アウターパネル6aの先端部に形成した立上り
部8によってルーフ2aの側端縁に排水溝4aを形成し
た、所謂排水溝外付きタイプの場合(実開昭56−14
7178号公報)には、該排水溝4aとサンルーフ装着
用の開口部3aとの間の距離W1が長く取れると共に、
ルーフ2aの両側端近傍が、該ルーフ2aとルーフサイ
ドレール7aとにより中空閉断面構造となるため構造強
度が大となる。
【0004】従って、サンルーフ装着用の開口部3aの
開口面積を拡大せしめた場合、特に車幅方向に開口面積
を拡大した場合においても距離W1が長いため余裕があ
り、またルーフ2aとルーフサイドレール7aとが一体
構造となっているため、車組立時においてこれを移動す
る時にもその両側端縁部分が変形するといった問題点は
ない。
【0005】しかし、図3及び図4に示す上記従来例の
ように、ルーフ2の排水溝4がルーフサイドレール7の
上端接合部の内側に形成した、所謂排水溝内付きタイプ
の場合には、前記排水溝4とサンルーフ装着用の開口部
3との距離Wが短い。特にサンルーフ装着用の開口部3
の開口面積を車幅方向に拡大した場合においては、距離
Wが益々短くなり、この結果、当該部位の剛性が小さく
なって、車組立時においてルーフ2単体を移動する時な
どに当該部位が変形する虞れがある。このような変形が
生じる危険性は、ルーフ2が車体1の全上面を覆う大き
な物である場合には一層顕著となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来の問題点を解決するために成されたもので、車体ル
ーフの剛性を向上せしめて、組立移動時における変形を
防止することが出来るものを提供することを目的とした
ものであり、その要旨は、車体の全上面を覆う大きさの
ルーフであって、該ルーフの車幅側の両側端縁に車体の
前後方向の全長にわたって排水溝を夫々形成するとゝも
に、前記ルーフに形成したサンルーフ開口部の車幅側の
両側と前記両排水溝との間に、前記ルーフの上面から突
設した突条部を前記排水溝に沿って形成してなり、該ル
ーフを前記排水溝の下面において車体のルーフサイドレ
ールに連結する構成としたことを特徴とする自動車のル
ーフ構造にある。
【0007】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図1及び図2に示
す実施例により詳細に説明するに、図において、20は
車体で、該車体20の全上面を覆う大きさのルーフ21
の車幅側の両側端縁には、車体20の前後方向に全長に
わたって排水溝22,22がそれぞれ形成されている。
23は前記ルーフ21の前方位置に形成したサンルーフ
開口部で、車幅方向に長い矩形状をしており、該サンル
ーフ開口部23にはスライドタイプ或いは開閉タイプの
サンルーフ24が装着されている。
【0008】25は前記ルーフ21の上面から車幅方向
に所定の幅で突設した突条部(ビード)で、前記サンル
ーフ開口部23の車幅側の両側と前記排水溝22の内側
との間に形成したものであり、該突条部25は車体20
の前後方向に前記排水溝22に沿って並列して形成され
ている。26はルーフサイドレールで、インナーパネル
26aとアウターパネル26bの上下両端部を夫々重ね
合わせて中空閉断面構造としたものであり、前記排水溝
22の下面はルーフサイドレール26の上端接合部と連
結されていて、所謂排水溝内付きタイプのルーフを構成
している。
【0009】而して、車組立時において、ルーフ21は
単体で移送され、ルーフサイドレール26などと溶接さ
れるが、排水溝22の内側近傍にはこの排水溝22に沿
って前記突条部25が形成されているため、車体20の
長手方向に長いルーフ21の曲げに対する剛性が高くな
り、両側端縁にあって損傷しやすい位置に形成されてい
る排水溝22の変形が防止される。
【0010】また、ルーフ21を溶接によりルーフサイ
ドレール26等に固定し、車体20に装着した場合に、
図2に示すように、ルーフ21の上面に積った雪Sは突
条部25により車幅方向への落下が阻止され、該突条部
25に沿って車体20の前後方向に滑り落ちる。更に、
大雨時のように、降水量が多くて排水路22の排水能力
を越えた場合には、突条部25が排水補助機能を発揮す
る。
【0011】
【考案の効果】本考案に係る自動車のルーフ構造は、上
記のように、車体の全上面を覆う大きさのルーフであっ
て、該ルーフの車幅側の両側端縁に車体の前後方向の全
長にわたって排水溝を夫々形成するとゝもに、前記ルー
フに形成したサンルーフ開口部の車幅側の両側と前記両
排水溝との間に、前記ルーフの上面から突設した突条部
を前記排水溝に沿って形成してなり、該ルーフを前記排
水溝の下面において車体のルーフサイドレールに連結す
る構成であるから、サンルーフ開口部の車幅側の両側と
前記排水溝との間の距離が短かく、且つ車体の全上面を
覆う長手方向に長いものであっても、ルーフは前記突条
部により曲げに対する剛性が高められ、車組立時におけ
る排水溝の変形を防止することができる。又装着後は、
ルーフの両側端縁の上面に積った雪が前記突条部によっ
て車幅方向へ落下しないため、乗降者の安全性が確保さ
れるとゝもに、排水溝の排水能力を越えた場合には前記
突条部が排水補助機能を発揮し、排水能力が大幅に向上
するといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサンルーフ構造を適用した自動車
の斜視図である。
【図2】図1のII−II線部分拡大断面図である。
【図3】従来のサンルーフ構造を適用した自動車の斜視
図である。
【図4】図3のIII−III線部分拡大断面図であ
る。
【図5】他の従来のルーフ側端部の拡大断面図である。
【符号の説明】
20 車体 21 ルーフ 22 排水溝 23 サンルーフ開口部 24 サンルーフ 25 突条部 26 ルーフサイドレール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の全上面を覆う大きさのルーフであ
    って、該ルーフの車幅側の両側端縁に車体の前後方向の
    全長にわたって排水溝を夫々形成するとゝもに、前記ル
    ーフに形成したサンルーフ開口部の車幅側の両側と前記
    両排水溝との間に、前記ルーフの上面から突設した突条
    部を前記排水溝に沿って形成してなり、該ルーフを前記
    排水溝の下面において車体のルーフサイドレールに連結
    する構成としたことを特徴とする自動車のルーフ構造。
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