JP3432613B2 - 自動車のテールゲート - Google Patents
自動車のテールゲートInfo
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- JP3432613B2 JP3432613B2 JP26176094A JP26176094A JP3432613B2 JP 3432613 B2 JP3432613 B2 JP 3432613B2 JP 26176094 A JP26176094 A JP 26176094A JP 26176094 A JP26176094 A JP 26176094A JP 3432613 B2 JP3432613 B2 JP 3432613B2
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- Japan
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- tailgate
- garnish
- vehicle
- glass
- drip
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のテールゲート
に関し、特に降雨時にテールゲートを全開した際に、テ
ールゲートを伝わる雨滴が車室内に侵入することを防止
し得るように構成されたテールゲートに関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】跳ね上げ式のテールゲートを備えた車両
は、降雨時にテールゲートを全開した際に、テールゲー
トを伝わる雨滴が車室内に侵入することを防止するため
の措置が必要である。このため、テールゲート外面を流
れた雨滴を集めて車体のドリップチャンネルへ落とし込
むためのドリップモールをテールゲートの上縁部に設け
たり、車体に設けるドリップチャンネルよりもテールゲ
ートの幅を狭くして、ドリップチャンネルにてテールゲ
ートを伝わる雨滴の全てを捕捉し得るようにした構成な
どが採られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来形
式のうち前者は、ドリップモールがテールゲートの外面
から突出した形状とならざるを得ないため、これが走行
時の風切り音の元になる不都合がある。また後者は、テ
ールゲートの開口幅を大きくすることができないので、
使用性の面に難点がある。 【０００４】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
上記した不都合を生じることなく降雨時にテールゲート
を全開した際にテールゲートを伝わる雨滴が車室内に侵
入しないようにすることのできる自動車のテールゲート
を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、車体後部の開口の上縁にドリップチャンネ
ル（８）を有する自動車に設けられ、上端側のヒンジを
支点として跳ね上げ式に開く自動車のテールゲート
（２）に於て、当該テールゲートを構成する外板（テー
ルゲートスキン９）におけるテールゲートを閉じたとき
に上方を向く面およびガラス（４）の上縁と外板との接
合部に沿ってガーニッシュ（６）を設け、このガラスと
ガーニッシュとの間に雨水が流過可能な隙間（７）を形
成すると共に、当該テールゲートを跳ね上げた時にドリ
ップチャンネル側に対向するガーニッシュと外板との端
縁同士間に開放部を形成することによって達成される。 【０００６】 【作用】このような構成によれば、テールゲートのガラ
スとガーニッシュとの間に設けられた隙間を介して雨水
が流過し得るので、例えばガラスの左右方向中間部に隙
間を設けておけば、テールゲートの左右端から落下させ
ることなくドリップチャンネルへと雨滴を導くことがで
きる。 【０００７】 【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。 【０００８】図１は、本発明が適用された車両の後部外
観を示している。この車両は、ルーフ１が車体の後部一
杯まで延伸され、車体後面を塞ぐテールゲート２が、上
端をヒンジとして跳ね上げるように開く所謂ハッチバッ
ク式に構成されている。 【０００９】板金でプレス成形されたテールゲート２の
窓枠３の外面には、リヤガラス４が接着剤５をもって固
定されている。このリヤガラス４の特に左右方向の表面
は、車体表面に円滑に接続する所謂フラッシュサーフェ
ースになっている。そしてその上縁部には、合成樹脂製
のガーニッシュ６が取り付けられている。 【００１０】ガーニッシュ６は、テールゲート２を閉じ
た状態でルーフ１の外面に円滑に接続する輪郭が与えら
れていると共に、テールゲート２を構成する外板である
テールゲートスキン９におけるテールゲート２を閉じた
ときに上方を向く面およびリヤガラス４の上縁とテール
ゲートスキン９との接合部に沿って設けられており、特
に車幅方向の中央部には、リヤガラスの表面との間に適
宜な隙間７があけられている（図２参照）。 【００１１】テールゲート２で閉じられる車体後部の開
口の上縁に沿って、雨水を車外へ排出するためのドリッ
プチャンネル８が車幅方向一杯に設けられている（図３
参照）。 【００１２】さて、図３に示すように、テールゲート２
を一杯に跳ね上げると、リヤガラス４の表面は、その上
端が下向きの傾斜面となる。従って降雨時には、ガラス
面を流れた雨滴がガーニッシュ６とガラス表面との隙間
７を通り、ガーニッシュ６の内面に対向するテールゲー
トスキン９上に流れ落ちる。そして雨滴は、テールゲー
ト２を跳ね上げた時にドリップチャンネル８側に対向す
るガーニッシュ６とテールゲートスキン９との端縁同士
間に形成された開放部からドリップチャンネル８に流れ
落ち、ドリップチャンネル８を伝わって車室内に侵入す
ることなく車外へと排出される。 【００１３】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
極めて簡単な構造でテールゲートのガラス表面を流れ落
ちた雨滴を捕捉して車体の後部開口上縁部に設けられた
ドリップチャンネルへと導くことができるので、降雨時
にテールゲートを開けても、テールゲートを伝わった雨
滴が車室内に侵入することがなくなるため、雨中での使
用性を向上する上に大きな効果を奏することができる。
に関し、特に降雨時にテールゲートを全開した際に、テ
ールゲートを伝わる雨滴が車室内に侵入することを防止
し得るように構成されたテールゲートに関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】跳ね上げ式のテールゲートを備えた車両
は、降雨時にテールゲートを全開した際に、テールゲー
トを伝わる雨滴が車室内に侵入することを防止するため
の措置が必要である。このため、テールゲート外面を流
れた雨滴を集めて車体のドリップチャンネルへ落とし込
むためのドリップモールをテールゲートの上縁部に設け
たり、車体に設けるドリップチャンネルよりもテールゲ
ートの幅を狭くして、ドリップチャンネルにてテールゲ
ートを伝わる雨滴の全てを捕捉し得るようにした構成な
どが採られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来形
式のうち前者は、ドリップモールがテールゲートの外面
から突出した形状とならざるを得ないため、これが走行
時の風切り音の元になる不都合がある。また後者は、テ
ールゲートの開口幅を大きくすることができないので、
使用性の面に難点がある。 【０００４】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
上記した不都合を生じることなく降雨時にテールゲート
を全開した際にテールゲートを伝わる雨滴が車室内に侵
入しないようにすることのできる自動車のテールゲート
を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、車体後部の開口の上縁にドリップチャンネ
ル（８）を有する自動車に設けられ、上端側のヒンジを
支点として跳ね上げ式に開く自動車のテールゲート
（２）に於て、当該テールゲートを構成する外板（テー
ルゲートスキン９）におけるテールゲートを閉じたとき
に上方を向く面およびガラス（４）の上縁と外板との接
合部に沿ってガーニッシュ（６）を設け、このガラスと
ガーニッシュとの間に雨水が流過可能な隙間（７）を形
成すると共に、当該テールゲートを跳ね上げた時にドリ
ップチャンネル側に対向するガーニッシュと外板との端
縁同士間に開放部を形成することによって達成される。 【０００６】 【作用】このような構成によれば、テールゲートのガラ
スとガーニッシュとの間に設けられた隙間を介して雨水
が流過し得るので、例えばガラスの左右方向中間部に隙
間を設けておけば、テールゲートの左右端から落下させ
ることなくドリップチャンネルへと雨滴を導くことがで
きる。 【０００７】 【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。 【０００８】図１は、本発明が適用された車両の後部外
観を示している。この車両は、ルーフ１が車体の後部一
杯まで延伸され、車体後面を塞ぐテールゲート２が、上
端をヒンジとして跳ね上げるように開く所謂ハッチバッ
ク式に構成されている。 【０００９】板金でプレス成形されたテールゲート２の
窓枠３の外面には、リヤガラス４が接着剤５をもって固
定されている。このリヤガラス４の特に左右方向の表面
は、車体表面に円滑に接続する所謂フラッシュサーフェ
ースになっている。そしてその上縁部には、合成樹脂製
のガーニッシュ６が取り付けられている。 【００１０】ガーニッシュ６は、テールゲート２を閉じ
た状態でルーフ１の外面に円滑に接続する輪郭が与えら
れていると共に、テールゲート２を構成する外板である
テールゲートスキン９におけるテールゲート２を閉じた
ときに上方を向く面およびリヤガラス４の上縁とテール
ゲートスキン９との接合部に沿って設けられており、特
に車幅方向の中央部には、リヤガラスの表面との間に適
宜な隙間７があけられている（図２参照）。 【００１１】テールゲート２で閉じられる車体後部の開
口の上縁に沿って、雨水を車外へ排出するためのドリッ
プチャンネル８が車幅方向一杯に設けられている（図３
参照）。 【００１２】さて、図３に示すように、テールゲート２
を一杯に跳ね上げると、リヤガラス４の表面は、その上
端が下向きの傾斜面となる。従って降雨時には、ガラス
面を流れた雨滴がガーニッシュ６とガラス表面との隙間
７を通り、ガーニッシュ６の内面に対向するテールゲー
トスキン９上に流れ落ちる。そして雨滴は、テールゲー
ト２を跳ね上げた時にドリップチャンネル８側に対向す
るガーニッシュ６とテールゲートスキン９との端縁同士
間に形成された開放部からドリップチャンネル８に流れ
落ち、ドリップチャンネル８を伝わって車室内に侵入す
ることなく車外へと排出される。 【００１３】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
極めて簡単な構造でテールゲートのガラス表面を流れ落
ちた雨滴を捕捉して車体の後部開口上縁部に設けられた
ドリップチャンネルへと導くことができるので、降雨時
にテールゲートを開けても、テールゲートを伝わった雨
滴が車室内に侵入することがなくなるため、雨中での使
用性を向上する上に大きな効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用された車両の後部外観斜視図。
【図２】テールゲートを閉じた状態の要部断面図。
【図３】テールゲートを開いた状態の要部断面図。
【符号の説明】
１ ルーフ
２ テールゲート
３ 窓枠
４ リヤガラス
５ 接着剤
６ ガーニッシュ
７ 隙間
８ ドリップチャンネル
９ テールゲートスキン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭51−39922（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭62−49427（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60J 5/10
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 車体後部の開口の上縁にドリップチャン
ネルを有する自動車に設けられ、上端側のヒンジを支点
として跳ね上げ式に開く自動車のテールゲートであっ
て、 当該テールゲートを構成する外板におけるテールゲート
を閉じたときに上方を向く面およびガラスの上縁と前記
外板との接合部に沿ってガーニッシュが設けられ、 前記ガラスと前記ガーニッシュとの間に雨水が流過可能
な隙間が形成されると共に、 当該テールゲートを跳ね上げた時に前記ドリップチャン
ネル側に対向する前記ガーニッシュと前記外板との端縁
同士間に開放部が形成され ていることを特徴とする自動
車のテールゲート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26176094A JP3432613B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 自動車のテールゲート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26176094A JP3432613B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 自動車のテールゲート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08104140A JPH08104140A (ja) | 1996-04-23 |
| JP3432613B2 true JP3432613B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=17366322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26176094A Expired - Fee Related JP3432613B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 自動車のテールゲート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3432613B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016088485A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両のテールゲート |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999001584A1 (fr) * | 1997-07-02 | 1999-01-14 | Mabuchi Motor Co., Ltd. | Materiau pour contact par coulissement, materiau composite plaque, et moteur electrique a cc et de petite taille fabrique a l'aide de ce materiau |
| JP5214407B2 (ja) | 2008-11-06 | 2013-06-19 | 株式会社奈良機械製作所 | 粉粒体の熱交換装置及びその製造方法 |
| DE102009013508A1 (de) * | 2009-03-17 | 2010-09-23 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Entwässerungsanordnung |
| CN109017239B (zh) * | 2018-09-18 | 2023-12-19 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 汽车 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP26176094A patent/JP3432613B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016088485A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両のテールゲート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08104140A (ja) | 1996-04-23 |
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| JPH0535848Y2 (ja) |
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