JPH078275Y2 - オープンカーのシール構造 - Google Patents

オープンカーのシール構造

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JPH078275Y2
JPH078275Y2 JP1989013967U JP1396789U JPH078275Y2 JP H078275 Y2 JPH078275 Y2 JP H078275Y2 JP 1989013967 U JP1989013967 U JP 1989013967U JP 1396789 U JP1396789 U JP 1396789U JP H078275 Y2 JPH078275 Y2 JP H078275Y2
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JP
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roof
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vehicle
weather strip
door
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JP1989013967U
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JPH02105016U (ja
Inventor
隆治 野中
耕三 大土井
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、オープンカーのルーフとフロントヘッダとの
間のシール構造に関するものである。
(従来技術) 従来より、車室上面部を着脱式ルーフにより開閉自在と
したオープンカーは知られている(例えば米国特許第36
10681号公報参照)。
上記の如くオープンカーにおいては、ルーフとフロント
ヘッダ間及びルーフとドア間、さらにドアとフロントピ
ラー間をシールする必要があり、シール部材の組付性、
シール性等を考慮すると、フロントヘッダ後縁部からフ
ロントピラー後縁部にわたってヘッダウェザストリップ
を取付け、ルーフ側縁部にトップウェザストリップを取
付け、さらに必要に応じてドアにドアウェザストリップ
を取付ける構造が考えられる。この場合、第11図に示す
ように、ルーフAの前縁側端部分のシール性を考慮し
て、ルーフAの側縁部に取付けられるトップウェザスト
リップBの前端部をルーフ前縁部に沿って車幅方向に折
り曲げて設けた場合、ルーフ閉時(装着時)に、トップ
ウェザストリップBの厚さによりルーフAの下面とヘッ
ダウェザストリップCとの間に隙間Dが生じ、この隙間
Dから車室内に雨水等が侵入することが考えられる。
(考案の目的) 本考案の目的とするところは、ルーフ側縁部に設けたト
ップウェザストリップ(クレームで言うシール部材)の
前側部をルーフ前縁部に沿って、車幅方向内側に折り曲
げて設けた場合においても、車室内への雨水等の侵入を
確実に防止することを目的としている。
(考案の構成) 上記目的を達成するための本考案の構成上の特徴とする
ところは、車室上部を開閉自在に覆うルーフの側縁部に
取付けられるシール部材の前縁部をルーフ前縁部に沿っ
て折り曲げて設け、このシール部材の折り曲げ部の内端
部に該折り曲げ部の前後幅よりも小さい幅で車幅方向に
突出する突出部を設けたことである。
(考案の効果) 上記の構成による本考案によれば、シール部材の前側部
の内端部分において、ヘッダウェザストリップとルーフ
下面との間に隙間が生じた場合でも、この隙間によって
形成される水の侵入路が前記シール部材の突出部により
屈曲した状態となるので雨水等が流れにくくなり、この
雨水等が車室内に侵入することを防止できるものであ
る。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
第10図において、オープントップ型式の自動車は、車体
1の上部を車幅全域にわたって覆う開閉自在なオープル
ーフ2を備えている。
このオープンルーフ2は第2図にも示す如く、幌いわゆ
るトップ3と、このトップ3を支持する折り畳み可能な
リンク機構(図示せず)とを備え、オープンルーフ2が
車体1上部を覆う第2図の閉位置にあるとき、このオー
プンルーフ2の前縁2aが、フロントガラス4の上縁を保
持するフロントヘッダ5後側のヘッダウェザストリップ
6に接合し、この閉位置から上述のリンク機構を操作す
れば、オープンルーフ2を車体1後部に折り畳んで格納
することができるようになっている。
また、上述のオープンルーフ2の前縁部分には車幅方向
に伸びるフレーム7を配設し、このフレーム7の周囲を
上述のトップ3で被覆すると共に、フレーム7とトップ
3とを部分的に接着している。
さらに、トップ3の合せ部3aにおいて、押え板8をスク
リューネジ9でフレーム7に取付けることで、トップ3
の合せ部3aを、フレーム7と押え板8とで挟着してい
る。
さらにまた、上述のフレーム7の後端に形成したフラン
ジ部7aにはシーミングウエルト10を係止している。
ところで、前述のヘッダウェザストリップ6は、フロン
トヘッダ5の後側接合フランジ5aの立上り部5bに取付け
た略U字状のウェザストリップで、同ウェザストリップ
6には、車幅方向全域に延びる雨樋部6aを形成してい
る。また、このヘッダウェザストリップ6は、第3図な
いし第6図に示すように、順次断面が変化されるように
なっている。さらに詳しく述べると、第3図部分では、
ヘッダウェザストリップ6の前側シール部6bの断面図が
リップ状となり、さらに第4図部分では、リップ状の前
側シール部6bと後側シール部6cが連結されて前記雨樋部
6aと連続した中空部6dを形成するようになっている。ま
た、この部分では、後側シール部6cも下方向に開放する
開放断面となっている。さらに、第5図部分では、前記
中空部6dには、後述するドアウェザストリップ15の雨樋
部15aに向かって開口する開口部6eが形成されている。
また、フロントピラー16のフランジ部分には、ドアウェ
ザストリップ15の車室内側に突出するフィン18に当接す
る水受部21が一体形成されている。さらに、第6図部分
では、前記水受部21が中空状になり、図示しないが、フ
ロントピラー16の下端部分で車外に連通されるようにな
っている。
一方、上述のオープントップ形成の自動車は、第1図に
示す如く、ドア本体11およびドア本体11の前端上部から
後方傾斜して上方へ延びるフロントドアサッシュ12を有
するフロントサイドドア13を備えている。
このフロントドアサッシュ12はディビジョンサッシュい
わゆる分割サッシュにより構成し、このフロントドアサ
ッシュ12でドアガラス14を保持すると共に、このフロン
トドアサッシュ12の前縁にはドアウェザストリップ15を
嵌合している。このドアウェザストリップ15は車外側の
第1突片15bと車内側の第2突片15cとを有しており、こ
の第1及び第2突片15b・15cにより前記雨樋部15aを形
成している。また、前記第2突片15cは、ドアサッシュ1
2の上端部分では、ヘッダウェザストリップ6の開口部6
eから排水された雨水等を受けやすいようにリップ状に
形成し、前記雨樋部15aの幅が大きくなるようにしてい
る。一方、その他の部分では、中空状に形成され、前記
雨樋部15aと連通されている。そして、この第2突片15c
の中空部は図示しないが、ドアサッシュ12の下端部分で
車外に連通されるようになっている。
前記オープンルーフ2の両側縁部には、第1図及び第7
図に示すようにドア閉時にドアガラス14の上縁部に当接
して車体とドアガラス14の上縁部に当接して車体とドア
ガラス14との間をシールするトップウェザストリップ22
がリテーナ23を介して取付けられており(片側のみ図
示)、このトップウェザストリップ22の前側部は、オー
プンルーフ2の前縁部に沿って車幅方向に折り曲げら
れ、この折り曲げ部22aはオープンルーフ2の下面に取
付けられて前記ヘッダウェザストリップ6及びドアウェ
ザストリップ15と当接するようになっている。また、こ
のトップウェザストリップ22の折り曲げ部22aにおける
前記ヘッダウェザストリップ6の後側シール部6cと当接
している部分の内端部には、該折り曲げ部22aの前後幅
よりも小さい幅で車幅方向に突出する突出部22bが形成
されている。
次に、排水作用について説明すると、まず、オープンル
ーフ2の前縁部とヘッダウェザストリップ6とのシール
部分では、雨水等の水滴は、ヘッダウェザストリップ6
の雨樋部6aから中空部6dを流れ、開口部6eからドアウェ
ザストリップ15の雨樋部15aに流れる。そして、この雨
樋部15aから第2突片15cの中空部を介して車外に排水さ
れるようになっている。
また、ドアサッシュ12の前縁部とフロントピラー16との
シール部では、雨水等の水滴は、ドアウェザストリップ
15の第1及び第2突片15b,15cにより形成される溝部15e
に沿って流れ、図示しないが、ドアサッシュ12の下端部
分から車外に排水されるようになっている。
また、オープンルーフ2とフロントドアサッシュ12との
シール効果が良好な場合には、雨水等の水滴は、ヘッダ
ウェザストリップ6の雨樋部6aから前述したようにして
車外へ排水される。
しかし、上述のオープンルーフ2とフロントドアサッシ
ュ12とのシール性が劣化すると、これら両者2,12のシー
ル劣化部分から水滴が車室内に侵入しようとするが、前
記ドアウェザストリップ15の上端部分には、車室内側に
突出するフィン18が設けられており、このフィン18を介
してヘッダウェザストリップ6の水受部21の上端部分で
受けとめ、この受けとめた水滴をフロントピラー16の下
端部分から車外に排水するようになっている。前記フィ
ン18についてさらに詳しく述べると、第8図に示すよう
に、両側縁に上方に突出するビード部18a・18aを備え、
さらに下方向に向かうリップ状に設けられているので、
水滴の水切れが良く、水滴がドアサッシュ12に沿って車
室内側に流れ込むのを防止するよになっている。
さらに、前述したように、トップウェザストリップ22の
前端部が車幅方向に折れ曲がり、この折り曲げ部22aは
ヘッダウェザストリップ6の上面に当接しているので、
トップウェザストリップ6の後側シール部6cの上面とオ
ープンルーフ2の下面との間に隙間が生じ(第12図参
照)、雨水の侵入路が形成されるが、この侵入路は、前
記トップウェザストリップ22の突出部22bにより屈曲し
た形状となり、雨水等が流れにくく、逆流して雨樋部6a
に排水されるようになっている。
尚、トップウェザストリップ22は、製造上の理由等から
第10図のA部分等で分割されて設けられるが、部材間の
接合部構造として第9図に示すように、一方の端部をリ
ップ状に形成して他方とラップさせるようにしているの
で、両者間で段差が生じにくく、この部分から水滴が車
室内に侵入することを防止できるようになっている。
上述した実施例では、オープンルーフを幌部材により構
成しているが、パネル部材からなるハードルーフにも適
用できるのは言うまでもないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を備えた車両のオープンルーフの前側
斜視図、第2図ないし第6図は、それぞれ、第4図のII
−II、III−III、IV−IV、V−V、VI−VI断面図、第7
図は、第10図のVII−VII断面図、第8図は、ドアウェザ
ストリップの上端部の車室内側拡大斜視図、第9図は、
第10図のA部拡大斜視図、第10図は、オープンルーフを
備えた車両の斜視図、第11図及び第12図は、従来技術を
示す設明図。 2…オープンルーフ、5…フロントヘッダ、6…ヘッダ
ウェザストトリップ、22…トップウェザストリップ(シ
ール部材)、22a…突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントウインド上縁に車幅方向に延びる
    フロントヘッダが設けられ、このフロントヘッダの後方
    の車室上部をルーフにより開閉自在に設けた車両におい
    て、上記ルーフの両側縁部には、それぞれシール部材が
    取付けられており、この両シール部材の前側部は、ルー
    フの前縁部に沿って車幅方向内側に所定長さ折り曲げら
    れ、かつこの折り曲げ部はルーフ下面に取付けられてお
    り、上記フロントヘッダの後縁部には、前記ルーフの前
    縁部の下面に当接して該フロントヘッダとルーフの間を
    シールするヘッダウェザストリップが設けられ、前記シ
    ール部材の折り曲げ部の内端部には、該折り曲げ部の前
    後幅よりも小さい幅で車幅方向に突出する突出部が設け
    られていることを特徴とするオープンカーのシール構
    造。
JP1989013967U 1989-02-08 1989-02-08 オープンカーのシール構造 Expired - Lifetime JPH078275Y2 (ja)

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JPH02105016U JPH02105016U (ja) 1990-08-21
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