JP3249199B2 - オープンカーのシール構造 - Google Patents

オープンカーのシール構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のルーフを開閉ま
たは着脱可能としたオープンカーにおいて、ルーフ開口
接続部を伝わって流れた水がドアまたはドアガラスを開
いたときにフロントピラー上端部近傍より水垂れを生ず
るのを防止するシール構造に関する。
【0002】
【従来技術】オープンカーにおけるルーフ開口接続部の
シール構造については、ドアおよびドアガラスを閉めた
状態での車室内への水の浸入を防止する構造が従来から
種々提案されている。
【0003】すなわち図1に示すように開閉ルーフ01の
フロントルーフレール02、リヤルーフレール03との接続
部04,05およびドアガラス010 との接続部06にシール部
材が設けられ雨水の浸入を防止している。
【0004】一般に自動車のルーフは、車体中央より車
体両側にかけて低くなっているので、ルーフ01上を前方
へ流れてルーフ01の前端開口接続部04に至った雨水は接
続部04を伝わって左右側方へ流れ、ルーフ01上を左右側
方に向け流れた雨水はルーフ側縁の接続部06に至り同接
続部06に沿って前後方へ流れる。
【0005】オープンカーの場合、ルーフ01の前端開口
接続部04は左右ドアガラス010 に至るまで存在し、この
左右端がフロントピラー08に沿うシール部材09の上端部
09aに当たる。
【0006】したがってルーフ01の前端開口接続部04に
沿って流れた雨水は、ルーフ側縁の接続部06に沿って流
れた雨水を合流してシール部材09の上端部09aを側方へ
流れる傾向にある。
【0007】この流水は、ドアガラス010 が閉じられて
いるときはシール部材09を介してドアガラス010 の外側
に流れて室内への浸入は防止されるが、図1に示すよう
にドア011 が開いているとシール部材09の上端部09aに
沿って車室側へ回り込みその下端部に溜まり水垂れとし
て落下する。
【0008】そこでフロントピラー側ドアガラス用ウェ
ザーストリップ(シール部材09に相当)の車体外側にド
リップ部を設け、フロントピラー上端部に集まった水を
ドリップ部で導きピラーに沿って排出するようにした例
(実公昭58−2659号公報)がある。
【0009】
【解決しようとする課題】しかるに同例は、ピラー側ド
アガラス用ウェザーストリップのドリップ部を車体外側
に設けているので、ドリップ部の溝が常に外側に露出し
て走行時の空気の流れを乱し空気力学上好ましくなく、
また外観上も良くない。
【0010】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、ドアを開けたときのフロントピラ
ー上端部あたりからの水垂れを防止し空気力学上もまた
外観上も優れたオープンカーのシール構造を供する点に
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、フロントピラーに取付けられ
ドアガラスとの間をシールするオープンカーのシール部
材において、前記シール部材が前記ドアガラスより車室
側にあって筒状ゴム体からなり、同筒状ゴム体の外側壁
より外側斜め上方に向け突出した突片が前記シール部材
の長手方向に沿って形成されて同突片と前記外側壁との
間に上方に開口した溝条を構成し、前記溝条と前記筒状
ゴム体の中空部とを連通する連通孔が形成され、ドア開
時に前記突片が車室側へ浸入してくる水を受け、ドア閉
時にドアガラスにより前記突片が前記外側壁に押圧され
て前記溝条の開口を閉塞するオープンカーのシール構造
とした。
【0012】ドアを開いた状態では、ルーフ上を流れて
きた雨水はフロントピラーに取付けられたシール部材上
端部で突片に受けられて、溝条に導入された水は連通孔
から筒状ゴム体の中空部に入り同中空部を通って外部に
排出されるので、該シール部材上端部からの水垂れは防
止できる。
【0013】走行時などドア閉時には、ドアガラスによ
り突片が外側壁に押圧されて溝条の開口を閉塞するの
で、ルーフを流れてきた雨水はドアガラスの外側面に流
れて車室内への浸入を防止できる。また突片が外部に露
出せず走行時に空気の流れを乱すことはなく空気力学上
有利であるとともに、外観上も優れている。
【0014】
【実 施 例】以下図2ないし図7に図示した本発明の
一実施例について説明する。
【0015】本実施例は、2人乗りの2ドア型自動四輪
車1に適用したもので、ルーフ全体が自動的に着脱でき
るデタッチャブルルーフタイプの車両である。図2は該
自動四輪車1のルーフ3を車体2に装着した状態を示
し、図3は同ルーフ3をリヤトランク4に格納した状態
を示す。
【0016】ルーフ3が取外されると、車室前方は、フ
ロントウィンド5およびその周縁のフロントルーフレー
ル6、フロントピラー7が残り、車室後方は、リヤウィ
ンド8およびその周縁のリヤルーフレール9、リヤピラ
ー10が残る。したがってドア11のドアガラス12を下げる
と、車室上方の空間は側方にまで連なり大きな解放感が
得られる。
【0017】左側ドア11を取除いた出入開口部を示した
斜視図を図4に示すが、同図4を参照してルーフ3の車
体2側との開口接続部であるフロントルーフレール6の
後側縁およびリヤルーフレール9の前側縁にはシール部
材20,21が設けられ、ドア11の三角コーナガラス13の周
縁のサッシュ14およびドアガラス12が当接するフロント
ピラー7、ルーフ3の左右側縁およびリヤピラー10にも
それぞれシール部材22,23,24が設けられている。
【0018】ルーフ3は、車体中央より左右側方にかけ
て低くなっているので、ルーフ3の側縁に設けられたシ
ール部材23にはルーフ3を側方に向け流れてきた水を受
けるドリップが形成され、若干前方へ傾いたドリップに
より水は前方へ向い、フロントピラー7に沿って設けら
れたシール部材22の上端部22a に至る。
【0019】またルーフ3の前端が当接するフロントル
ーフレール6のシール部材15を伝って左右側方へ流れる
水も該シール部材22の上端部22a に集中する。
【0020】従来はドア11を開けたときこのシール部材
22の上端部22a に集中した水がここから水垂れを起して
いた。本実施例では、かかるシール部材22の上端部22a
を図4ないし図7に示すような構造とした。
【0021】フロントピラー7からルーフ3の側縁を経
てリヤピラー10に亘って連続するシール部材22,23,24
のうちフロントピラー7に添設されるシール部材22およ
びフロントピラー7の中央断面図を図5に図示する。
【0022】フロントピラー7は、外側の外壁7aが内
側に折曲されて三角コーナガラス13の周縁のサッシュ14
およびシール部材15が嵌合される当接面7bを形成し、
その端縁をさらに折曲してシール部材22の取付部7cを
形成しており、フロントピラー7の内壁7dも前記取付
部7cと接合される取付部7eを形成して突条を構成し
ている。
【0023】この突条を両側から挟持部29が挟持するよ
うにしてシール部材22がフロントピラー7に取付けられ
る。シール部材22は、内部に水抜き用の中空部30を有す
る筒状ゴム体であり、室内側に断面コ字状をした前記挟
持部29が形成されている。
【0024】シール部材22の上端部22a における断面図
を図6に示すが、筒状ゴム体の外側壁31の中央高さ位置
より外側斜め上方に向け突出した突片32がシール部材22
の長手方向に沿って形成されて突片32と外側壁31との間
に上方に開口した溝条33が形成されている。
【0025】そしてこの溝条33の外側壁31側に適宜中空
部30に抜ける連通孔34が穿設されている。
【0026】なおルーフ3の側縁のシール部材23にも溝
条の前記したドリップ部が形成されていて、ルーフ装着
時には前記シール部材22の溝条33と連なり一本の水抜け
溝を構成する。
【0027】本実施例のシール部材22は以上のような構
造をしているので、ドアを開けた状態ではルーフ3の前
端部を側方へ向って流れた雨水は図6に示すようにシー
ル部材22の外側壁31から突片32で掬れて溝条33に入り、
さらに連通孔34より中空部30に入りフロントピラー7に
沿って中空部30を落下排出される。
【0028】ルーフ3の左右側縁のシール部材23のドリ
ップ部に流れた雨水も溝に沿って前方に進み、シール部
材22の上端部22a で溝条33に穿設された連通孔34より中
空部30に入りやはりフロントピラー7に沿って落下排出
される。
【0029】したがってフロントピラー7に沿うシール
部材22の上端部22a からの水垂れは防止することができ
る。
【0030】シール部材22の上端部22a の突片32は、図
6に示すようにドアガラス12より車室側にあるので、ド
アガラス12を閉じた状態では図7に示すように突片32が
外側壁31に押圧されて変形し外側壁31も若干変形してド
アガラス12と密着してシールする。
【0031】したがって突片32が外部に露出せず走行時
に空気の流れを乱すことがなく、外観上も優れている。
またルーフ3を流れてきた雨水もドアガラス12の外側面
に流れて車室内への浸入を防止できる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、フロントピラーに沿うシール
部材上端で突片、連通孔を介してシール部材の筒状ゴム
体の中空部に水を導く水抜け路が形成されているので、
ドアが開いた状態でルーフ開口の接続部を伝わって流れ
てきた雨水が水垂れを起こすのを防止して排水すること
ができる。
【0033】また走行時などドア閉時には、ドアガラス
により突片が外側壁に押圧されて溝条の開口を閉塞する
ので、空気力学上有利であるとともに、外観上も優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオープンカーの要部斜視図である。
【図2】本発明に係る一実施例のオープンカーのルーフ
装着状態の斜視図である。
【図3】同ルーフ非装着状態の斜視図である。
【図4】ルーフを装着し左側ドアを取除いた状態の出入
開口部を示す斜視図である。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
【図6】図4におけるVI−VI断面図である。
【図7】ドアガラスを閉じた状態の同断面図である。
【符号の説明】
1…自動四輪車、2…車体、3…ルーフ、4…リヤトラ
ンク、5…フロントウィンド、6…フロントルーフレー
ル、7…フロントピラー、8…リヤウィンド、9…リヤ
ルーフレール、10…リヤピラー、11…ドア、12…ドアガ
ラス、13…三角コーナガラス、14…サッシュ、15…シー
ル部材、20,21,22,23,24…シール部材、29…挟持
部、30…中空部、31…外側壁、32…突片、33…溝条、34
…連通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−246829(JP,A) 特開 平5−92726(JP,A) 実開 昭63−61321(JP,U) 実開 平5−12227(JP,U) 実公 平1−44333(JP,Y2) 実公 昭58−2659(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/195 B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラーに取付けられドアガラス
    との間をシールするオープンカーのシール部材におい
    て、前記シール部材が 前記ドアガラスより車室側にあって
    状ゴム体からなり、 同筒状ゴム体の外側壁より外側斜め上方に向け突出した
    突片が前記シール部材の長手方向に沿って形成されて同
    突片と前記外側壁との間に上方に開口した溝条を構成
    し、 前記溝条と前記筒状ゴム体の中空部とを連通する連通孔
    が形成され、 ドア開時に前記突片が車室側へ浸入してくる水を受け、
    ドア閉時にドアガラスにより前記突片が前記外側壁に押
    圧されて前記溝条の開口を閉塞することを特徴とするオ
    ープンカーのシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102005045969A1 (de) * 2005-09-26 2007-04-05 Airbus Deutschland Gmbh Wasserabweiser und System mit mehreren derartigen Wasserabweisern
JP5711528B2 (ja) * 2010-12-22 2015-04-30 西川ゴム工業株式会社 ウェザーストリップの排水構造
JP2019172135A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 シロキ工業株式会社 車両用ドアフレームの防水構造

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