JP2701432B2 - 自動車の後部ドア - Google Patents

自動車の後部ドア

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JP2701432B2
JP2701432B2 JP1053566A JP5356689A JP2701432B2 JP 2701432 B2 JP2701432 B2 JP 2701432B2 JP 1053566 A JP1053566 A JP 1053566A JP 5356689 A JP5356689 A JP 5356689A JP 2701432 B2 JP2701432 B2 JP 2701432B2
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JP
Japan
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rear door
vehicle body
door
vehicle
groove
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和則 下牧
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、自動車の後部ドアに関する。
b. 従来の技術 従来より、キャブオーバタイプの荷物室を備えた自動
車には、例えば、第5図に示すような後部ドア51が車体
の後面にヒンジを介して回動自在に設けられている。し
かして、この種の自動車は、荷物の積み降ろし時に後部
ドア51を車体の上方へ向けて回動させることにより、車
体の後面開口部が全面的に開けられるように構成されて
いる。
c. 発明が解決しようとする課題 ところが、上述した従来の後部ドア51にあっては、第
6図に示す如くアウタパネル52の外表面が平坦面に形成
されているので、降雨時に後部ドア51を開けて荷物の積
み降ろしを行う場合、雨のしずくが矢印に示す如く後部
ドア51の表面を伝って両側より落ち、作業中の荷物が濡
れて損傷するという不都合があった。このため、荷物に
よっては雨中の積み降ろし作業に支障をきたすことがあ
る。一方、車体のルーフサイドやルーフ後端部には、当
該ルーフから雨のしずくが落ちるのを防ぐためにドリッ
プレール,ドリップモルジング等が設けられている。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得る自動車の
後部ドアを提供することにある。
d. 課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明
においては、車体の後面に設けられ、かつ上部にウィン
ドガラスが配設された板金製のアウタパネルおよびイン
ナパネルからなる後部ドアを上方へ向けて回動させるこ
とにより車体の後面開口部を開けるようにした自動車の
後部ドアにおいて、前記車体のルーフ後端部に車巾方向
に沿って延びるとい状のドリップレールを設け、前記後
部ドアの開状態で該後部ドアの下端部が上端部よりも高
い位置に配置されるように設定し、前記後部ドアの外表
面に全周にわたって周溝を設けると共に、該周溝の車体
上方に位置する部分と接続する連通溝を前記後部ドアの
上端部に設け、前記後部ドアの開状態時に、前記連通溝
を介して前記周溝と前記車体側のルーフ後端部のドリッ
プレールとを連通させている。
e. 実施例 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第4図は本発明に係る自動車の後部ドアの一
実施例を示したものである。図において1はキャブオー
バタイプの荷物室を備えた自動車であり、該自動車1の
後部を構成する車体2の後面には後部ドア3が設けられ
ている。この後部ドア3は、車体2のルーフ後端部4に
ヒンジ(図示せず)などを示して回動自在に取付けら
れ、上方へ向けて回動させることにより車体2の後面開
口部5を開けるようになっている。そして後部ドア3の
下端部(後端部)は、その開状態で上端部(前端部)よ
りも高い位置に配置されるように設定されている。な
お、車体2のルーフ後端部4には、雨だれ受けとなると
い状のドリップレール6が車巾方向に沿って設けられて
いる。
上記後部ドア3は、板金製のアウタパネル7およびイ
ンナパネル8からなり、上部にはウィンドガラス9が配
設されている。そして後部ドア3の外表面には、周溝10
が全周にわたって設けられており、周溝10はやや上方に
湾曲した形状のアウタパネル7の周辺部をプレス加工に
てインナパネル8側に凹ませることにより形成されてい
る。また後部ドア3の上端部には、車体上方に位置する
周溝10と接続される一対の連通溝11,12が車巾方向に間
隔を置いて配設され、これら連通溝11,12は周溝10から
後部ドア3の上端縁部まで延びるように周溝10と同様の
加工方法で形成されている。しかして、車体2側のドリ
ップレール6と周溝10とは、後部ドア3の開状態時に連
通溝11,12を介して連通するようになっている。
上記構成の自動車1においては、降雨中に荷物の積み
降ろしを行うため、第1図および第4図に示す如く後部
ドア3を上方へ向けて回動させることにより車体2の後
面開口部5を開けた場合、後部ドア3の外表面上に落下
した雨水は第3図の矢印で示す如く周溝10に流れ込む。
周溝10内に流れ込んだ雨水は、第4図の矢印で示す如く
後部ドア3の上端部に向って流れ、連通溝11,12よりル
ーフ後端部4のドリップレール6内へ流れ込み、車体2
の左右両側面に伝って車外へ排出される。
本実施例では、後部ドア3に周溝10および連通溝11,1
2を設けているため、降雨中に荷物の積み降ろしを行っ
ても開状態にある後部ドア3の両サイドから雨のしずく
が落ちることはない。また周溝10は、アウタパネル7の
周辺部を凹ませることにより形成されているため、後部
ドア3の剛性を高めることが可能となる。
以上、本発明の一実施例につき述べたが、本発明は既
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例においては後部ドア3をキャブ
オーバタイプの自動車1に設けたが、ハッチバック式自
動車等の後部ドアを有する他種の自動車に適用できるこ
とは言う迄もない。また、連通溝11,12の設置本数は適
用車種に応じて適宜選択することができることは勿論で
ある。
f. 発明の効果 上述の如く、本発明に係る自動車の後部ドアは、車体
の後面に設けられ、かつ上部にウィンドガラスが配設さ
れた板金製のアウタパネルおよびインナパネルからなる
後部ドアを上方へ向けて回動させることにより車体の後
面開口部を開けるようにしたものであって、前記車体の
ルーフ後端部に車巾方向に沿って延びるとい状のドリッ
プレールを設け、前記後部ドアの開状態で該後部ドアの
下端部が上端部よりも高い位置に配置されるように設定
し、前記後部ドアの外表面に全周にわたって周溝を設け
ると共に、該周溝の車体上方に位置する部分と接続する
連通溝を前記後部ドアの上端部に設け、前記後部ドアの
開状態時に、前記連通溝を介して前記周溝と前記車体側
のルーフ後端部のドリップレールとを連通させているの
で、連通溝と別個の箇所にヒンジを取付けることによっ
て後部ドアの上端部とルーフ後端部とを近接して設置す
ることができ、水を連通溝からドリップレールにスムー
ズに流すことができる。したがって、本発明の後部ドア
によれば、降雨時に荷物の積み降ろし作業を行っても、
後部ドアの両サイドから雨のしずくが落ちて積み降ろし
中の荷物が不用意に濡れて損傷するということはなくな
り、雨中の積み降ろし作業が可能となると共に、作業性
の向上が図れる。
また、本発明の後部ドアは、板金製のアウタパネルと
インナパネルとで形成されているので、後部ドアの閉状
態時に上向きになるアウタパネルをプレス加工にてドア
内部に向け凹ませることにより周辺部などに周溝を形成
することができ、特別な部品が必要ではなく、しかも、
その剛性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図は後部ドアを開けた状態の自動車の後部斜視
図、第2図は後部ドアの平面図、第3図は第2図におけ
るA−A線断面図、第4図は第1図におけるB−B線断
面図、第5図は従来の後部ドアを示す平面図、第6図は
第5図におけるC−C線断面図である。 1……自動車、2……車体、 3……後部ドア、4……ルーフ後端部、 5……後面開口部、6……ドリップレール、 7……アウタパネル、8……インナパネル、9……ウィ
ンドガラス、 10……周溝、11,12……連通溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の後面に設けられ、かつ上部にウィン
    ドガラスが配設された板金製のアウタパネルおよびイン
    ナパネルからなる後部ドアを上方へ向けて回動させるこ
    とにより車体の後面開口部を開けるようにした自動車の
    後部ドアにおいて、前記車体のルーフ後端部に車巾方向
    に沿って延びるとい状のドリップレールを設け、前記後
    部ドアの開状態で該後部ドアの下端部が上端部よりも高
    い位置に配置されるように設定し、前記後部ドアの外表
    面に全周にわたって周溝を設けると共に、該周溝の車体
    上方に位置する部分と接続する連通溝を前記後部ドアの
    上端部に設け、前記後部ドアの開状態時に、前記連通溝
    を介して前記周溝と前記車体側のルーフ後端部のドリッ
    プレールとを連通させたことを特徴とする自動車の後部
    ドア。
JP1053566A 1989-03-06 1989-03-06 自動車の後部ドア Expired - Lifetime JP2701432B2 (ja)

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JP2009184632A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Toyota Auto Body Co Ltd バックドアの雨水排水構造
JP2018172042A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社豊田自動織機 車両用バックドア

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JPS5823699U (ja) * 1981-08-07 1983-02-15 三菱電機株式会社 エアレ−タ

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