JPH0115527Y2 - - Google Patents

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JPH0115527Y2
JPH0115527Y2 JP3368483U JP3368483U JPH0115527Y2 JP H0115527 Y2 JPH0115527 Y2 JP H0115527Y2 JP 3368483 U JP3368483 U JP 3368483U JP 3368483 U JP3368483 U JP 3368483U JP H0115527 Y2 JPH0115527 Y2 JP H0115527Y2
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JP
Japan
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quarter window
roof
quarter
window glass
window opening
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JP3368483U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ワゴンやバン型等の自動車に装備さ
れるクオータウインド装置の改良に関するもので
ある。
従来より、この種自動車のクオータウインド装
置として、車体側面にクオータウインド開口部を
設け、該クオータウインド開口部に単にクオータ
ウインドガラスを装着固定したもの(例えば実開
昭57−45419号公報等参照)、あるいは上記クオー
タウインド開口部の前側側縁部にクオータウイン
ドガラスをヒンジ結合して該クオータウインドガ
ラスを後開きに若干開閉可能に取付けたものが一
般によく知られている。
しかしながら、上記従来のものでは、前者の場
合にはクオータウインド開口部を全く開けること
ができず、乗員に開放感を与えることができない
ものであり、また後者にあつては若干開けること
ができるものの、全開にすることができず、乗員
に快適な開放感を与えることができないものであ
つた。
このため、クオータウインド開口部を全開可能
にすべく、クオータウインドガラスをドアウイン
ドガラスと同様に下方に降すようにすることが考
えられるが、クオータウインド開口部下方に位置
するホイールハウス部等との干渉によつて実施困
難である。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、車
体ルーフをルーフ高さの比較的高いいわゆるハイ
ルーフとし、該ハイルーフ内の側方空間を利用し
てクオータウインドガラスを上方に移動させてル
ーフ内に収納するようにすることにより、クオー
タウインド開口部を全開可能とし、乗員に快適な
開放感を与え得るようにすることを目的とするも
のである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図ないし第6図は本考案の一実施例である
ワゴン型自動車のクオータウインド装置を示し、
1はルーフ高さが比較的高いいわゆるハイルーフ
で構成された車体、2は車体1の側面後部に設け
られたクオータウインド開口部であり、該クオー
タウインド開口部2よりも上方の車体1側面は、
車体1上面を構成するルーフパネル3の側端部が
ルーフレールラインより上方に延長されて形成さ
れており、該ルーフパネル3の延長部3a内側に
は車体1前後方向に延びるキヤブサイドルーフ4
が配設されている。
上記キヤブサイドルーフ4は、インナパネル5
とアウタパネル6とが互いに接合されてルーフパ
ネル延長部3aにほぼ沿いかつ後述のクオータウ
インドガラス13を収納可能な扁平閉断面形状に
形成されている。該キヤブサイドルーフ4の下部
は上記クオータウインド開口部2の上縁部を形成
し、かつクオータウインド開口部2に対向して上
記インナパネル5とアウタパネル6との下端部同
士が互いに離隔されて開口している。また、該キ
ヤブサイドルーフ4の下端開口部4aにおいて
は、インナパネル5およびアウタパネル6にそれ
ぞれ閉断面を形成するようにレインフオースメン
ト7a,7bが固着されて補強するようにしてい
るとともに、アウタパネル6の下端部にはシール
材8aが装着されている。
また、上記クオータウインド開口部2の前側側
縁部は第2センタピラー9により、後側側縁部は
リヤピラー10により、さらに下縁部はクオータ
インナパネル11とリヤフエンダ12との上部に
よりそれぞれ形成されている。上記第2センタピ
ラー9の後端部、リヤピラー10の前端部および
クオータインナパネル11とリヤフエンダ12と
の上部接合部には上記キヤブサイドルーフ4のア
ウタパネル6下端部の場合と同様にそれぞれシー
ル材8b,8c,8dが装着されている。
さらに上記クオータウインド開口部2にはクオ
ータウインドガラス13が、上記シール材8a〜
8dによつて上下方向に摺動自在にシールされて
設けられており、閉じ位置にあるクオータウイン
ドガラス13に対して、キヤブサイドルーフ4の
アウタパネル6下端部(クオータウインド開口部
2の上縁部)のシール材8aは外方よりシール当
接し、第2センタピラー9後端部およびリヤピラ
ー10前端部(クオータウインド開口部2の両側
縁部)のシール材8b,8cは内方よりシール当
接し、さらにクオータインナパネル11とリヤフ
エンダ12との上部接合部(クオータウインド開
口部2の下縁部)のシール材8dは内方および外
方よりシール当接するようになつている。上記ク
オータウインドガラス13の上部は、キヤブサイ
ドルーフ4の下端開口部4aより該キヤブサイド
ルーフ4内に挿入されており、またその上端部内
側には、第6図にも示すように左右2つのレバー
14,14が突設されている。
一方、上記キヤブサイドルーフ4のインナパネ
ル5には、レインフオースメント7a固着位置よ
り上方に延びる2つのガイド溝15,15が上記
クオータウインドガラス13のレバー14,14
に対応して形成されていて、該各ガイド溝15に
より上記レバー14を、その先端部を車室内側に
突出せしめた状態においてガイドするようになつ
ている。よつて、上記クオータウインドガラス1
3は、そのレバー14,14がガイド溝15,1
5にガイドされて上方に移動されキヤブサイドル
ーフ4内に収納されるように構成されている。
尚、16は車体1側面のフロントピラー17と
第1センタピラー18との間に開閉自在に前部が
ヒンジ結合されたフロントドア、19は車体1側
面の第1センタピラー18と第2センタピラー9
との間に前後方向にスライド可能に取付けられた
リヤドア、20は車体1背面に開閉自在に上部が
ヒンジ結合されたバツクドア、21はルーフパネ
ル3の内側に該ルーフパネル3およびキヤブサイ
ドルーフ4を覆うように設けられたトツプシーリ
ングであつて、該トツプシーリング21は、キヤ
ブサイドルーフ4のインナパネル5のガイド溝1
5に対応して該インナパネル5に当接するように
凹陥されていて、該凹陥部21aの底部には上記
ガイド溝15より車室内側に突出するクオータウ
インドガラス13のレバー14が挿通可能な挿通
溝孔22が設けられている(第5図参照)。また、
24はクオータウインドガラス13がキヤブサイ
ドルーフ4内に収納されたとき該クオータウイン
ドガラス13をレバー14との係合よりロツクす
るロツク装置である。
したがつて、上記実施例においては、クオータ
ウインド開口部2を開ける場合には、クオータウ
インドガラス13のレバー14,14を上方に引
き上げると、該レバー14,14がキヤブサイド
ルーフ4のインナパネル5のガイド溝15,15
にガイドされながらクオータウインドガラス13
が上方に上げられてキヤブサイドルーフ4内にス
ムーズに収納される。この収納時にはクオータウ
インド開口部2は全開状態に開放されるので、走
行中に上記クオータウインド開口部2より走行風
を車室内に十分に採り入れることができるなど快
適なドライブ感や開放感を乗員に与えることがで
きる。
一方、クオータウインドガラス13によりクオ
ータウインド開口部2を閉じた場合には、上記ク
オータウインドガラス13がクオータウインド開
口部2の周縁部に設けたシール材8a〜8dによ
つて液密的かつ気密的にシールされるため、該ク
オータウインドガラス13とクオータウインド開
口部2周縁部との間から雨水や塵埃等が車室内に
浸入することはない。
尚、本考案は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その他種々の変形例を包合するものであ
る。例えば、上記実施例では、クオータウインド
開口部2の周縁部に直接装着されたシール材8a
〜8bは、クオータウインドガラス13にシール
当接してシール機能を発揮するだけであるが、第
7図および第8図に示すように、クオータウイン
ド開口部2の周縁部(上縁部を除く)に断面コ字
状のサツシユ部材25を介してシール材8b′〜8
d′を装着し、該シール材8b′〜8d′がサツシユ部
材25の中心部でクオータウインドガラス14の
周縁部をシール挟持するようにすることにより、
上記シール材8b′〜8d′にシール機能と共にクオ
ータウインドガラス13周縁部を保持する保持機
能を発揮させるようにしてもよい。また、この場
合、クオータウインド開口部2の上縁部において
は、キヤブサイドルーフ4のインナパネル5およ
びアウタパネル6の各下端部にそれぞれシール材
8a′,8a′を装着して、該両シール材8a′,8
a′でクオータウインドガラス13上縁部をシール
挟持するようにすれば、上記保持機能をより一層
有効に発揮されることができる。
なお、26はクオータウインドガラス13全開
時のストツパラバーである。
また、上記実施例では、手動によりクオータウ
インドガラス13を上方に移動させてキヤブサイ
ドルーフ4内に収納させるように構成したが、本
考案は、電動モータ等を用いてクオータウインド
ガラス13を自動的に上方に移動させてキヤブサ
イドルーフ4内に収納させるように構成してもよ
いのは勿論である。
さらに、上記実施例では、クオータウインド開
口部2の上方を、車体2全長に亘つてハイルーフ
構造にしたが、クオータウインド開口部2に対応
する部分だけをハイルーフ構造にし、該ルーフ内
にクオータウインドガラスを収納させるようにし
てもよい。
さらにまた、ワゴン型自動車のクオータウイン
ド装置に限らず、バン型等各種自動車のクオータ
ウインド装置にも同様に適用できるのは言うまで
もない。
以上説明したように、本考案によれば、クオー
タウインド開口部の上方をハイルーフ構造にする
とともに、クオータウインド開口部にクオータウ
インドガラスを上下方向に摺動自在にかつシール
状態に設けて、該クオータウインドガラスを上方
に移動させて上記ルーフ内に収納可能にしたもの
であるので、クオータウインド開口部を閉じたと
きにおける該クオータウインド開口部の密閉性を
保持しながら、上記クオータウインド開口部を全
開にできて乗員に快適な開放感を与えることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ワゴン型自動車の側面図、第2図はクオータウイ
ンド開口部分を上下方向に切断して斜め後方より
見た斜視図、第3図は第1図の−線における
拡大断面図、第4図は第1図の−線における
拡大断面図、第5図は第3図の−線における
断面図、第6図はクオータウインドガラスの平面
図であり、第7図および第8図は変形例を示し、
第7図は第3図相当図、第8図は第4図相当図で
ある。 1…車体、2…クオータウインド開口部、3…
ルーフパネル、3a…延長部、4…キヤブサイド
ルーフ、5…インナパネル、6…アウタパネル、
8a〜8d,8a′〜8d′…シール材、13…クオ
ータウインドガラス、14…レバー、15…ガイ
ド溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側面にクオータウインド開口部が設けられ
    ていて、該開口部よりも上方の車体側面はルーフ
    パネル側端部がルーフレールラインより上方に延
    長されて形成されており、該ルーフパネル延長部
    の内側には、インナパネルとアウタパネルとから
    なる車体前後方向に延びる扁平閉断面形状のキヤ
    ブサイドルーフが設けられていて、該キヤブサイ
    ドルーフの下部は上記クオータウインド開口部の
    上縁部を形成し、かつクオータウインド開口部に
    対向して開口しており、上記クオータウインド開
    口部には、クオータウインドガラスがシール材に
    よつて上下方向に摺動自在にシールされて設けら
    れ、上記キヤブサイドルーフのインナパネルには
    上記クオータウインドガラスをガイドする上下方
    向に延びるガイドが形成されていて、上記クオー
    タウインドガラスは、ガイドにガイドされて上方
    に移動されキヤブサイドルーフ内に収納されるこ
    とを特徴とする自動車のクオータウインド装置。
JP3368483U 1983-03-08 1983-03-08 自動車のクオ−タウインド装置 Granted JPS59157916U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3368483U JPS59157916U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 自動車のクオ−タウインド装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3368483U JPS59157916U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 自動車のクオ−タウインド装置

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JPS59157916U JPS59157916U (ja) 1984-10-23
JPH0115527Y2 true JPH0115527Y2 (ja) 1989-05-10

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JP3368483U Granted JPS59157916U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 自動車のクオ−タウインド装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0745900Y2 (ja) * 1987-12-27 1995-10-18 株式会社市右衛門商社 接続装置のソケット

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JPS59157916U (ja) 1984-10-23

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