JP2801619B2 - 自動車用ウインドウパネルのシール構造 - Google Patents

自動車用ウインドウパネルのシール構造

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JP2801619B2
JP2801619B2 JP90089A JP90089A JP2801619B2 JP 2801619 B2 JP2801619 B2 JP 2801619B2 JP 90089 A JP90089 A JP 90089A JP 90089 A JP90089 A JP 90089A JP 2801619 B2 JP2801619 B2 JP 2801619B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のドアウインドウパネル,サイドウイ
ンドウパネル等、自動車用ウインドウパネルのシール構
造に関する。
従来の技術 自動車の中には、例えば第7〜9図に示すようにドア
ウインドウパネル20を上部パネル21と下部パネル22とに
上下2分割にしたものが知られている。上部パネル21は
ドア本体23のドアフレーム24に固設したサッシュ25にシ
ール部材26を介して上縁および前後縁を嵌着して固定し
てある。下部パネル22はその下縁および前後縁にサッシ
ュ27をシール部材28を介して嵌着してあり、該下部パネ
ル22はその上縁部を上部パネル21の下縁部の車室側にラ
ップさせて、上側部前,後縁をヒンジ部材29を介してド
アフレーム24に装着し、これらヒンジ部材29を支点とし
て外側に向けて開閉自在となっている。そして、この下
部パネル22の上縁部外側面には、該下部パネル22を閉じ
た時に上部パネル21の下縁部内側面に密接するスポンジ
ラバー30を装着して、緩衝機能とシール機能が得られる
ようにしてある。この類似構造は、例えばシトロエン2C
V車に採用されている。
発明が解決しようとする課題 下部パネル22を上部パネル21の内側にオフセットして
配設してあるため段差が生じ、しかも、上,下パネル2
1,22間にスポンジラバー30を介装することからこの段差
は益々大きくなって、外観を悪化してしまうのみなら
ず、空力特性上非常に不利となってしまう。そこで、本
発明は上部パネル,下部パネルとの連設部分に段差を生
じることがなく、かつ、確実なシールを行うことができ
る自動車用ウインドウパネルのシール構造を提供するも
のである。
課題を解決するための手段 ウインドウパネルを、フレームに固定した上部パネル
と、上端部の前後をヒンジ部材を介してフレームに装着
し、外側に向けて開閉自在な下部パネルとに分割した構
造において、前記フレームの周縁フランジの外側にメイ
ンリップとサブリップとを有するウェザーストリップを
配設して、前記上部パネルと下部パネルとを周縁フラン
ジの外側に前記メインリップ,サブリップと密接する位
置で所要の間隔をおいて面一に整合して配設すると共
に、下部パネルの上縁に、断面が略逆J字型に形成され
て、車室側に入り込んで上部パネルの内面に密接するシ
ールリップを備えたセンターシールを装着すると共に、
該センターシールはそのシールリップ両端部の溝が袋状
に閉じられて進入ガイド部が形成され、該進入ガイド部
は、前記上部パネルとメインリップとの間に挿入され
て、その端末が前記上部パネル,メインリップ,サブリ
ップで閉塞されている。
作用 下部パネルをヒンジ部材を支点として閉動すると、セ
ンターシールのシールリップは上部パネルの下縁内側に
入り込むが、この時、センターシール両端部の進入ガイ
ド部は、上部パネルの下縁部とメインリップ,サブリッ
プとの間をこじるようにして進入し、シールリップを全
体的に適切に上部パネルの下縁部内面に密接させると共
に、該進入ガイド部の端末は上部パネル,メインリッ
プ,サブリップによって閉塞される。
実施例 以下、本発明の一実施例をウインドウパネルとしてサ
イドウインドウパネルを例に採って詳述する。
第1〜6図において、1は車体リヤサイドの開口部に
配設されたサイドウインドウパネルを示し、このサイド
ウインドウパネル1は上部パネル2と、下部パネル3と
に上下2分割してある。このサイドウインドウパネル1
が配設される車体開口部のフレーム4の周縁フランジ5
の外側には、前記上部パネル2,下部パネル3に密接して
車室内,外をシールするメインリップ7とサブリップ8
とを有するウエザーストリップ6を装着してある。そし
て、前記上部パネル2と下部パネル3は、前記周縁フラ
ンジ5の外側に、前記メインリップ7,サブリップ8と密
接する位置で上下方向に所要の間隙をおいて面一に整合
して配設してある。上部パネル2はフレーム5に固設さ
れて先端部が周縁フランジ5を越え車外側に張り出した
複数本のブラケット9に締結固定してある。他方、下部
パネル3はその上側部前,後縁をヒンジ部材10を介して
フレーム4に装着して、外側に向けて開閉自在としてあ
る。また、この下部パネル3の上縁には、該上縁に嵌着
された基部12と、該基部12より一体成形され、車室側に
入り込んで上部パネル2の下縁部内面に密接するシール
リップ13とからなる一般断面が略逆J字状のセンターシ
ール11を装着してある。このセンターシール11の両端部
には、シールリップ13の外側の溝14を袋状に閉じて成形
され、上部パネル2とメインリップ7,サブリップ8との
間に挿入されて、端末がこれら上部パネル2,メインリッ
プ7,サブリップ8で閉塞される進入ガイド部15を形成し
てある。16は下部パネル3下側部の内面中央部に装着さ
れ、フレーム4に固設したストライカ17と係脱して下部
パネル3のロック,ロック解除を行うロックハンドル
で、このロックハンドル16は第5図鎖線で示すように下
部パネル3を上部パネル2の外側に略180度開動する
と、フレーム4の外面に突設した外部ストライカ18に係
合して、該下部パネル3の開保持を行えるようにもなっ
ている。19はセンターシール11の基部12の車室側の下縁
と、下部パネル3内面との間の段差を埋めるシリコン充
填剤を示す。
以上の実施例構造によれば、下部パネル3を第5図鎖
線の開状態からヒンジ部材10を支点として閉動すると、
センターシール11のシールリップ13は上部パネル2の下
縁内側に入り込むが、この時、センターシール11両端部
の進入ガイド部15は、上部パネル2の下縁部と、メイン
リップ7,サブリップ8との間をこじるようにして進入
し、以って、シールリップ13を全体的に適切に上部パネ
ル2の下縁部内面に密接させ、かつ、上部パネル2と下
部パネル3とが面一に整合する。この下部パネル3の閉
扉状態では、前述のように進入ガイド部15が上部パネル
2とメインリップ7との間に進入するため、メインリッ
プ7の撓み変形により進入ガイド部15の上端縁との間に
隙間δ(第3図参照)が生じる。しかし、この進入ガイ
ド部15の端末の外側には上部パネル2,下部パネル3に密
接したサブリップ8が存在して、該進入ガイド部15が丁
度これら上部パネル2,メインリップ7,サブリップ8で閉
塞された状態となるから、外部から水が前記隙間δに流
入して車室内側に侵入することはなく、確実なシールを
行うことができる。
なお、前記実施例ではサイドウインドウパネルに適用
した場合を開示したが、ドアウインドウパネルにも同様
に適用でき、更には、サッシュ付きタイプのウインドウ
パネルにも適用できることは勿論である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、上部パネルと下部パネ
ルとをフレームの周縁フランジ外側に設けたウェザース
トリップに密接する状態で面一に整合して配設してある
ため、外観を一段と向上できると共に空力特性を向上す
ることができる。また、センターシールのシールリップ
は下部パネル閉扉時に、上部パネルの下縁を回り込んで
内面に密接するようになり、かつ、両端部分ではウェザ
ーストリップのメインリップと上部パネル間に入り込む
ようになるのであるが、この両端部は進入ガイド部とし
て形成して、これらメインリップと上部パネルとの間に
こじり入り易くしてあるため、シールリップを全体的に
適切に上部パネル内面に密接させることができる。ま
た、このように進入ガイド部がメインリップ上に乗り上
げることによって、該メインリップが撓み変形して進入
ガイド部端末部分に隙間に不可避的に生じるものの、該
進入ガイド部端末の外側には上部パネルに密接したウェ
ザーストリップのサブリップが存在し、丁度このサブリ
ップと上部パネルおよびメインリップとで進入ガイド部
端末が閉鎖された状態となるため、センターシール端部
周りのシール性も十分に確保でき、上部パネル,下部パ
ネル連設部分のシールを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す斜視図、第2,3
図は第1図のII−II線,III−III線に沿う断面図、第4
図は同実施例の全体的な側面図、第5図は第4図のV−
V線に沿う略示的断面図、第6図は第4図のVI範囲部の
拡大斜視図、第7図は従来の構造を示す側面図、第8図
は第7図のVIII−VIII線に沿う略示的断面図、第9図は
第7図のIX範囲部の拡大斜視図である。 1……ウインドウパネル、2……上部パネル、3……下
部パネル、4……フレーム、5……周縁フランジ、6…
…ウェザーストリップ、7……メインリップ、8……サ
ブリップ、10……ヒンジ部材、11……センターシール、
13……シールリップ、15……進入ガイド部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドウパネルを、フレームに固定した
    上部パネルと、上端部の前後をヒンジ部材を介してフレ
    ームに装着し、外側に向けて開閉自在な下部パネルとに
    分割した構造において、前記フレームの周縁フランジの
    外側にメインリップとサブリップとを有するウェザース
    トリップを配設して、前記上部パネルと下部パネルとを
    周縁フランジの外側に前記メインリップ,サブリップと
    密接する位置で所要の間隔をおいて面一に整合して配設
    すると共に、下部パネルの上縁に、断面が略逆J字型に
    形成されて、車室側に入り込んで上部パネルの内面に密
    接するシールリップを備えたセンターシールを装着する
    と共に、該センターシールはそのシールリップ両端部の
    溝が袋状に閉じられて進入ガイド部が形成され、該進入
    ガイド部は、前記上部パネルとメインリップとの間に挿
    入されて、その端末が前記上部パネル,メインリップ,
    サブリップで閉塞されることを特徴とする自動車用ウイ
    ンドウパネルのシール構造。
JP90089A 1989-01-06 1989-01-06 自動車用ウインドウパネルのシール構造 Expired - Lifetime JP2801619B2 (ja)

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