JPS6146025Y2 - - Google Patents

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JPS6146025Y2
JPS6146025Y2 JP16184081U JP16184081U JPS6146025Y2 JP S6146025 Y2 JPS6146025 Y2 JP S6146025Y2 JP 16184081 U JP16184081 U JP 16184081U JP 16184081 U JP16184081 U JP 16184081U JP S6146025 Y2 JPS6146025 Y2 JP S6146025Y2
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JP
Japan
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door
roof side
side rail
protrusion
hinge member
Prior art date
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JP16184081U
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JPS5865118U (ja
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ドア全閉時に、ルーフサイドレール
に沿つたドアサツシユの水平部の前部とルーフサ
イドレールとを嵌合させるようにしたドアサツシ
ユの浮き上がり防止構造に関する。
自動車が高速走行すると、第1図に示す部位A
近傍が負圧になり、ドアサツシユ1のドアB本体
への取付基部11から最も離れた位置であるルー
フサイドレール2に沿つた水平部12が負圧に引
かれて浮き上がろうとする。
従来のドアサツシユ1とルーフサイドレール2
との間にはドアサツシユ1の浮き上がりを防止す
るための構造は採られておらず、第2図に例示す
るように、ウエザストリツプ当り面21、ドア開
口部を形成する下面22が形成されたルーフサイ
ドレールアウターパネル23と車室内側のルーフ
サイドレールインナーパネル24とで閉断面のル
ーフサイドレール2が形成されている。ドアサツ
シユ1の水平部12はドア全閉時にルーフサイド
レール2に沿うように配設されており、上部にウ
エザストリツプCの保持部13、保持部13から
ルーフサイドレールインナーパネル24の下面2
2に沿つて断面方向内側に閉断面部14、下部に
グラスランD保持部15、外表面形成部16が形
成されている。グラスランDはドアガラスEを全
閉時に気密的に保持し、ウエザストリツプCはド
ア全閉時にウエザストリツプ当り面21に密着当
接している(例えば実開昭49−83720号公報参
照)。
ドアサツシユ1の水平部12が浮き上がろうと
する場合、負圧により引かれるので、水平部12
は、ガラスEの表面に略垂直方向に浮き上がろう
とする。
この方向はルーフサイドレールアウターパネル
23の下面22の外方向であり、何ら嵌合するも
のは存しないので、ドアサツシユ1の水平部12
は浮き上がつてしまう。その結果、ウエザストリ
ツプ当り面21へのウエザストリツプCの密着力
が不足し、車室の気密が保てなくなり、風洩れ音
が発生して乗員の居住性を損なうという問題点が
あつた。
本考案は、上記問題点を解消するドアサツシユ
の浮き上がり防止構造を提供することを目的とし
ている。
かかる目的を達成するため、本考案において
は、ルーフサイドレールに沿つたドアサツシユの
水平部の前部に、上方への突出部を形成し、該ド
アサツシユ浮き上がり方向から該突出部に対向
し、該ドアサツシユが浮き上がろうとした場合に
該突出部に干渉して押える押え面を有し、ドア全
閉時に該突出部と嵌合する上方への嵌入部を該ル
ーフサイドレールアウターパネルの下面に形成す
るとともに、ドア全閉時に、ドアサツシユの突出
部がルーフサイドレールに干渉しないように、ド
アヒンジのドア側ヒンジ部材と車体側ヒンジ部材
との間に枢軸方向の遊びを持たせ、かつ、一方に
乗り上げ突起を形成し、他方には、該乗り上げ突
起に対しドア全閉直前に対応する位置に、ドア全
閉時、該乗り上げ突起と相互に乗り上げる受け部
を形成し、ドアを閉じるとき、ドア全閉直前まで
はドアは下がつており、ドアサツシユの突出部が
ルーフサイドレールの嵌入部に嵌合可能な位置ま
でドアが閉じてから、ドアヒンジの突起と受け部
とが相互に乗り上げてドア側ヒンジ部材とボデイ
側ヒンジ部材との間の枢軸方向の遊びだけドアを
上昇させつつドアを全閉し、この上昇によつて、
ドアサツシユの突出部とルーフサイドレールの嵌
入部とが嵌合するようにして成るドアサツシユの
浮き上がり防止構造としたものである。
以下、図示実施例に基づき本考案を説明する。
なお、従来例と同一部位には同一符号を付する。
第3図乃至第6図は本考案の一実施例を示して
いる。
第3図に示すように、ウエザストリツプ当り面
21、ドア開口部を形成する下面22が形成され
たルーフサイドレールアウターパネル23と車室
内側のルーフサイドインナーパネル24とがフラ
ンジ部25,26で接合されて閉断面のルーフサ
イドレール2が形成され、ドアサツシユ1の水平
部12がドア全閉時にルーフサイドレール2に沿
うように配設され、上部にウエザストリツプCの
保持部13、下部にグラスランD保持部15、外
側に外表面形成部16が形成されているのは従来
例と同様であるが、断面方向内側にドアサツシユ
1剛性保持のために形成されている閉断面部14
は上方に突出し、ルーフサイドレールアウターパ
ネル23の下面22の一般面よりルーフサイドレ
ール2断面内へ嵌入する突出部17が形成されて
いる。ルーフサイドレール2には、この突出部1
7に対応して、ルーフサイドレールアウタパネル
23の下面22が上方に陥入され、突出部17の
外端18に対向する押え面27を有し、ドア全閉
時に突出部17と嵌合する陥入部28が形成され
ている。この突出部17、陥入部28の対向面に
は、両部材の直接接触を避けるため、緩衝材とし
てゴム板29が貼着してある。
一方、ドアBを車体に取り付けるドアヒンジに
ついては、第4図に示すように上ドアヒンジ3a
は、基部31の両側に上フランジ32、下フラン
ジ33が曲折形成され車体への取付ボルトの挿通
孔31a,31a,31aが穿設された車体側ヒ
ンジ部材34に、上フランジ32と下フランジ3
3との間にわたして嵌着された枢軸ピン35を介
して、ドア側ヒンジ部材36のカール部37が枢
着され、その基部38にドアへの取付ボルトの挿
通孔38a,38a,38aが穿設されている。
そして、このドア側ヒンジ部材36の基部38の
下端面から下方に突出する乗り上げ突起39が突
設形成され、一方、車体側ヒンジ部材34の下フ
ランジ33には、乗り上げ突起39の軌跡上にあ
つて、ドア全閉状態直前に対応する位置に、乗り
上げ突起39を乗り上げさせる受け部40が形成
されている。乗り上げ突起39の前面には受け部
40に乗り上げ易くする迎え面39aが形成され
ている。車体側ヒンジ部材34とドア側ヒンジ部
材36とは、枢軸ピン35の枢軸方向に、乗り上
げ突起39の受け部40への乗り上げ高さに相応
する遊びSを持つて枢着されている。また、第5
図に示すように下ドアヒンジ3bは、溝形に形成
された挾持部31bの上側板32a、下側板33
aより車体への取付基部31c,31cが曲設さ
れた車体側ヒンジ部材34aの上側板32aと下
側板33aとの間にわたして嵌着された枢軸ピン
35aを介してドア側ヒンジ部材36aのカール
部37aが上ドアヒンジ3aと同様に遊びSを持
つて枢着されている。
さらに、第6図に示すように、ドアロツク機構
4では、車体側に固設されたストライカ(図示し
ない)を案内する案内溝41が外側に向かうに従
い下がる形状にされ、案内溝41の外奥端を臨ん
でラツチ42が設けられている。
次に作用を説明する。ドアBを大きく開いてい
るときは、上ドアヒンジ3aの乗り上げ突起39
は受け部40に乗り上げていないから、ドアBは
下がつている。ドアBを閉じてゆくと、全閉直前
にドアサツシユ1の突出部17はルーフサイドレ
ール2の陥入部28の下方に位置する。ここまで
はドアBは下がつたまま回動するから突出部17
がルーフサイドレール2に干渉することは無い。
また、突出部17はドアサツシユ1水平部分12
の前部に設けられており、ヒンジ中心に近いか
ら、ドアBのドアロツク4側が開いていても突出
部17は陥入部28の下方に位置することができ
る。さらにドアBを閉じると、上ドアヒンジ3a
の乗り上げ突起39が受け部40に乗り上げるの
で、上ドアヒンジ3aのドア側ヒンジ部材36が
上昇し、これに従つて下ドアヒンジ3bのドア側
ヒンジ部材36aも上昇し、ドアBは全体として
遊びSの範囲内で上昇する。このとき、ドアロツ
ク機構4では、ストライカの案内溝41が外側に
向かうに従い下がる形状にされているから、ドア
Bの上昇に従つて円滑に案内され、ストライカが
ラツチ42に係止されることによりドアBはロツ
クされる。そして、ドアサツシユ1の突出部17
もルーフサイドレール2の陥入部28内に上昇嵌
入することにより、突出部17と陥入部28とが
嵌合する。
ドアBを閉じ、ドアガラスEも閉じて、自動車
が高速走行すると、負圧に引かれてドアサツシユ
1の水平部分12が浮き上がろうとする。しか
し、ドアサツシユ1の突出部17とルーフサイド
レール2の陥入部28とが嵌合し、陥入部28の
押え面27が突出部17に浮き上がり方向から近
接しあるいは当接しているから、突出部17が押
え面27に押えられドアサツシユ1が浮き上がる
ことは無い。
ドアBを開くときは、わずかの回動角で上ドア
ヒンジ3aの乗り上げ突起39が受け部40から
外れるので、ドアサツシユ1の突出部17は速や
かにルーフサイドレール2の陥入部28から下方
に外れ、干渉すること無くドアBを大きく開くこ
とができる。
なお、乗り上げ突起39と受け部40とは下ド
アヒンジ3bに設けても良く、上ドアヒンジ3a
に設けたものを廃して下ドアヒンジ3bにだけ設
けても良い。また、乗り上げ突起39と受け部4
0の勝手を逆にして、車体側ヒンジ部材34に乗
り上げ突起39を設けるなどしても良い。
本考案に係るドアサツシユの浮き上がり防止構
造によれば、ドア全閉時にルーフサイドレールと
ドアサツシユとが嵌合するようにし、しかも、ド
アヒンジを改良することによりドア開閉の際自ず
から速やかに嵌合できるようにしたから、自動車
が高速走行しても、ドアサツシユが浮き上がつて
風洩音等の騒音が発生して車室内に侵入し、不快
な音により乗員の居住性を損なうことは無く、ま
た別段の操作も不要なのでドアサツシユの浮き上
がり防止構造として極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の要部側面図、第2図は従来例
を示し、第1図−断面相当の断面図、第3図
乃至第6図は本考案の一実施例を示し、第3図は
第1図−断面相当断面図、第4図は上ドアヒ
ンジの斜視図、第5図は下ドアヒンジの斜視図、
第6図はドアの後端面の正面図である。 B……ドア、C……ウエザストリツプ、1……
ドアサツシユ、17……突出部、2……ルーフサ
イドレール、27……押え面、28……陥入部、
3a,3b……ドアヒンジ、39……乗り上げ突
起、40……受け部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフサイドレールに沿つたドアサツシユの水
    平部の前部に上方への突出部を形成し、該ドアサ
    ツシユ浮き上がり方向から該突出部に対向する押
    え面を有し、該突出部と嵌合する上方への陥入部
    を該ルーフサイドレールの下面に形成するととも
    に、ドアヒンジのドア側ヒンジ部材と車体側ヒン
    ジ部材との間に枢軸方向の遊びを持たせ、かつ、
    一方に乗り上げ突起を形成し、他方には、該乗り
    上げ突起に対しドア全閉直前に対応する位置に、
    該乗り上げ突起と相互に乗り上げる受け部を形成
    して成るドアサツシユの浮き上がり防止構造。
JP16184081U 1981-10-29 1981-10-29 ドアサツシユの浮き上がり防止構造 Granted JPS5865118U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16184081U JPS5865118U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 ドアサツシユの浮き上がり防止構造

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JP16184081U JPS5865118U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 ドアサツシユの浮き上がり防止構造

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Publication Number Publication Date
JPS5865118U JPS5865118U (ja) 1983-05-02
JPS6146025Y2 true JPS6146025Y2 (ja) 1986-12-24

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ID=29954178

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JP16184081U Granted JPS5865118U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 ドアサツシユの浮き上がり防止構造

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