JP5437433B2 - 自動車用ドアのシール構造 - Google Patents

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本発明は、サイドドアのドア開口部の上方に、側端側が上下方向に開閉するルーフドアのルーフ開口部が連設されてなる自動車用ドアのシール構造に関するものである。
花嫁タクシーあるいはブライダルタクシーと呼称され、花嫁さんの角隠しが天井に当たらないように、後部側座席のサイドドアのドア開口部の上方に、自動車の中心寄りに設けられたヒンジ機構を介して側端側が上下方向に開閉するルーフドア(ルーフハッチ)のルーフ開口部を連設して乗降用開口部を拡大した自動車が知られている。
また、後部座席側に限らず、前部座席側においても乗降用開口部を拡大して乗降時の便宜を図るようにしたものもある(例えば、特許文献1,2)。
特開昭62−91316号公報 特開昭63−176721号公報
しかしながら、花嫁タクシー(ブライダルタクシー)あるいは特許文献1に記載されたような自動車は、サイドドアがサッシュ付きでそのドアが開かれた後にルーフドアが手動的あるいは自動的に開けられるようになっているので、通常、サイドドアが閉じられた状態でルーフドアだけを開くことはできない。
これは、サイドドアの周縁に設けられたウェザーストリップに形成されたシール部品の構成上、サイドドアとルーフドアの開閉機構は必ず開閉順序の制約を受けるためである。
例えば、図13に示すように、ドアサッシュ2が設けられたサイドドア1だけが左右方向(車幅方向)に開閉するセダン系の車両の場合、ドアサッシュ2に取付けられたウェザーストリップ10のシール部、つまりサイドドア1の閉時にボディパネル3に弾接するウェザーストリップ10の中空シール部12とシールリップ部13の断面形状については、サイドドア1の進入軌跡Xを考慮して決定していたが、ルーフドアが開閉するタイプの車両ではルーフドアの進入軌跡Y(図15を参照)についても考慮する必要がある。
すなわち、サイドドア1の閉時には、図14に示すように、ウェザーストリップ10の取付基部11の車内側に一体成形された中空シール部12は、ボディパネル3の車内側面に形成された凸部3aに弾接するように位置決めされるとともにその断面形状が設定され、また取付基部11の車外側に一体成形された断面略舌状のシールリップ部13は、その背面側の面(ボディパネル3側の面)がボディパネル3の車外側面に弾接してシールリップ部13の先端が車外側に向けて湾曲するように位置決めされるとともにその断面形状が設定されている。
これに対して、図13で示したボディパネル3が、仮にルーフドアのように上下に開閉し上方から、閉じられた状態のサイドドア1に取付けられたウェザーストリップ10に弾接したとすると、図15に示すように、中空シール部12をボディパネル3の車内側面に形成された凸部3aで上方から抑え込むので、中空シール部12の断面における撓み形状は、図14で示したようにサイドドア1をボディパネル3に弾接させるときの断面撓み形状とは異なるものとなり、その結果、シール性が安定しないという問題があった。
また、シールリップ部13の先端の延びる方向,シールリップ部13が弾接するボディパネル3の車外側面の延びる方向,及びボディパネル3をルーフドアに見立てた場合のボディパネル3の上方からの進入方向の関係によっては、図15に示すように、シールリップ部13の先端を車内側に巻き込んで反転させ、シール機能を低下させるといった問題もあった。
そのため、サイドドア1に設けられたウェザーストリップ10を、車幅方向に開閉するサイドドア1と上下方向に開閉するルーフドアの間にそのまま適用するだけでは十分なシール性を確保することができなかった。
さらに、サイドドア1及びルーフドアを閉じた時の閉鎖位置におけるバラツキを考慮すると十分なシール性を確保することは益々困難であった。
また、特許文献2に記載された自動車は、サッシュレス構造のサイドドアで、サイドガラスをルーフドア(ルーフハッチ)の側縁に配設されたウェザーストリップに直接弾接させるタイプのシール構造であるため、乗員の頭部付近のドアの剛性を確保するのが難しいといった問題がある。
その上、ウェザーストリップに弾接するサイドガラスのウェザーストリップ側の倒し込み量は通常大きいので、サイドガラスを上昇した状態(閉じた状態)でサイドドアを閉じた後にルーフドア(ルーフハッチ)を閉じるとサイドガラスと干渉してウェザーストリップに形成されたシール部を巻き込む危険性が高い。
そしてシール部を巻き込んでしまうと予め想定されたシール機能が十分得られないので、ルーフドア(ルーフハッチ)側を先に閉めなければならなかった。
このように、従来、サイドドアとルーフドア(ルーフハッチ)間のシール性を十分確保した状態で、いずれか一方のドア、例えばルーフドアを先閉めあるいは後閉めできるようにした自動車用ドアのシール構造は存在しなかった。なお、特許文献1には、サイドドアとルーフドア間をシールする構造は一切記載されていない。また、特許文献2は、車体ルーフの両側部分を着脱可能なルーフハッチとしたTバールーフ車などの排水構造に関する発明であるので、ドアの先閉め又は後閉めに関する記載はない。
そこで、本発明の目的とするところは、ドアの剛性の確保を容易にした上で、車幅方向開閉式サイドドアと上下開閉式ルーフドア間のシール性を安定化する自動車用ドアのシール構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る自動車用ドアのシール構造の発明は、車幅方向に開閉するサイドドア(21)のドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構(24)を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドア(23)のルーフ開口部が連設された自動車において、
フロントピラー(5)からヘッダ部(6)にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドア(21)とルーフドア(23)の閉時には前記サイドドア(21)及び前記ルーフドア(23)に弾接するボディ側ウェザーストリップ(40)と、
前記ヘッダ部(6)の後端に形成された立設面(6a)の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部(71)と、前記取付基部(71)の外側端部から自動車の後方に延び下端(72a)が前記ボディ側ウェザーストリップ(40)に連結されたヒレ状薄肉の立設片(72)からなる型成形品で、前記立設片(72)の車内側面と前記取付基部(71)で囲まれたコーナー部に形成された凹部(73)で前記ルーフドア(23)の閉時にルーフドア(23)の前端コーナー部(23S)を受けて前記ルーフドア(23)を位置規制する支持部材(70)を備えたもので、
前記サイドドア(21)及びルーフドア(23)のそれぞれを先閉めあるいは後閉めできるようにし、前記サイドドア(21)に取付けられ、前記サイドドア(21)とルーフドア(23)の閉時に前記ルーフドア(23)に弾接して両ドア(21,23)間をシールするドアウェザーストリップ(30)を備え、
前記ドアウェザーストリップ(30)は、前記ルーフドア(23)の側端側および前記立設片(72)の車外側面に連続して弾接することを特徴とする
また、請求項2に係る発明は、車幅方向に開閉するサイドドア(21)のドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構(24)を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドア(23)のルーフ開口部が連設された自動車において、
フロントピラー(5)からヘッダ部(6)にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドア(21)とルーフドア(23)の閉時には前記サイドドア(21)及び前記ルーフドア(23)に弾接するボディ側ウェザーストリップ(40)と、
前記ヘッダ部(6)の後端に形成された立設面(6a)の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部(71)と、前記取付基部(71)の外側端部から自動車の後方に延び下端(72a)が前記ボディ側ウェザーストリップ(40)に連結されたヒレ状薄肉の立設片(72)からなる型成形品で、前記立設片(72)の車内側面と前記取付基部(71)で囲まれたコーナー部に形成された凹部(73)で前記ルーフドア(23)の閉時にルーフドア(23)の前端コーナー部(23S)を受けて前記ルーフドア(23)を位置規制する支持部材(70)を備えたもので、
前記支持部材(70)の立設片(72)には板状の芯材(75)が埋設されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、車幅方向に開閉するサイドドア(21)のドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構(24)を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドア(23)のルーフ開口部が連設された自動車において、
フロントピラー(5)からヘッダ部(6)にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドア(21)とルーフドア(23)の閉時には前記サイドドア(21)及び前記ルーフドア(23)に弾接するボディ側ウェザーストリップ(40)と、
前記ヘッダ部(6)の後端に形成された立設面(6a)の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部(71)と、前記取付基部(71)の外側端部から自動車の後方に延び下端(72a)が前記ボディ側ウェザーストリップ(40)に連結されたヒレ状薄肉の立設片(72)からなる型成形品で、前記立設片(72)の車内側面と前記取付基部(71)で囲まれたコーナー部に形成された凹部(73)で前記ルーフドア(23)の閉時にルーフドア(23)の前端コーナー部(23S)を受けて前記ルーフドア(23)を位置規制する支持部材(70)を備えたもので、
前記支持部材(70)の取付基部(71)が取付けられる前記ヘッダ部(6)の立設面(6a)の部位には前後方向に段差部(6b)が形成され、前記支持部材(70)の取付基部(71)を取付けたときに前記ヘッダ部(6)の立設面(6a)と面一にしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、車幅方向に開閉するサイドドア(21)のドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構(24)を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドア(23)のルーフ開口部が連設された自動車において、
フロントピラー(5)からヘッダ部(6)にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドア(21)とルーフドア(23)の閉時には前記サイドドア(21)及び前記ルーフドア(23)に弾接するボディ側ウェザーストリップ(40)と、
前記ヘッダ部(6)の後端に形成された立設面(6a)の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部(71)と、前記取付基部(71)の外側端部から自動車の後方に延び下端(72a)が前記ボディ側ウェザーストリップ(40)に連結されたヒレ状薄肉の立設片(72)からなる型成形品で、前記立設片(72)の車内側面と前記取付基部(71)で囲まれたコーナー部に形成された凹部(73)で前記ルーフドア(23)の閉時にルーフドア(23)の前端コーナー部(23S)を受けて前記ルーフドア(23)を位置規制する支持部材(70)を備えたもので、
前記ルーフドア(23)の前端には前記ヘッダ部(6)との間をシールする見切りシール(50)が取付けられ、前記ルーフドア(23)の閉時には、前記見切りシール(50)の端末型成形部(50a)が前記支持部材(70)の取付基部(71)に弾接することを特徴とする。
本発明において、前方又は後方とは車両の前後方向を規準とした向きであり、車幅方向とは前後方向に直交する方向を示している。また、上下も車両の上下方向を示している。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の自動車用ドアのシール構造によれば、ヘッダ部の後端に形成された立設面の外側には、車幅方向に延びる取付基部と後方に延びるヒレ状薄肉の立設片を備え、しかも型成形されることにより剛性を高めた支持部材が設けられ、立設片の車内側面と取付基部で囲まれたコーナー部に形成された凹部でルーフドアの閉時にそのルーフドアの前側コーナー部を受けてルーフドアを位置規制するようにしたので、ルーフドアを閉じた時の閉鎖位置において多少のバラツキがあったとしてもルーフドアは予め定められた一定の位置に規制される。
また本発明によれば、サイドドアに取付けられたドアウェザーストリップも、支持部材の立設片の車外側面に弾接するのでドアウェザーストリップの位置も規制される。
また、ドアウェザーストリップはサイドドアのドアサッシュで支持され、ルーフドアにおいて特にシール部品が設けられていない側端部に直接弾接するものであるので、従来例で示したように、サイドガラスがルーフドアの側端部に設けられたウェザーストリップ側に倒し込まれてルーフドアと干渉したり、ドアウェザーストリップのシール部品が巻き込まれシール性を悪化することも防止される。
よって、サイドドアが先閉めされた後にルーフドアが後閉めされるときには、ルーフドアがサイドドアのドアサッシュに取付けられたドアウェザーストリップに、他の部分に触れることなく直接当接するように設定し、逆にルーフドアが先閉めされた後にサイドドアが後閉めされるときには、サイドドアのドアサッシュに取付けられたドアウェザーストリップがルーフドアに、他の部分に触れることなく直接当接するように設定することで、サイドドアとルーフドア間のシール性を十分確保した状態で、サイドドアとルーフドアの開閉順序を問わない、従来、存在しない自動車用ドアが提供される。
その上、乗員の頭部付近に位置するものは、従来例で示したように、サイドドアのサイドガラスではなくドアウェザーストリップが取付けられたドアサッシュが位置するのでドアの剛性の確保が容易になる。
また本発明によれば、支持部材の立設片には板状の芯材が埋設されているので、剛性が向上し、ルーフドア及びサイドドアを一層安定した状態で位置規制することができる。
また本発明によれば、支持部材の取付基部が取付けられるヘッダ部の立設面の部位に段差部を形成し、支持部材の取付基部を取付けたときにその取付基部をヘッダ部の立設面と面一にしたので、ルーフドアの閉時にルーフドアをヘッダ部に近接して配置することができ、ルーフドアとヘッダ部の見切り間隔を最小限に抑えることができる。
また本発明によれば、ルーフドアの前端にはヘッダ部との間をシールする見切りシールが取付けられ、ルーフドアの閉時には、見切りシールの端末型成形部を支持部材の取付基部に弾接するようにしたので、ルーフドアとヘッダ部間のシール性が向上する。
本発明の実施形態に係る自動車用ドアのシール構造が適用された自動車の外観斜視図である。 図1に示した自動車用ドアのシール構造で、サイドドア及びルーフドアが閉じられた状態を示す斜視図である。 図1に示した自動車用ドアのシール構造で、ボディ側におけるサイドドアの開口部及びルーフドアの開口部を示す斜視図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 図3に示す要部100の拡大斜視図である。 図3に示す要部100を図6とは別の角度からみた拡大斜視図である。 ルーフドアが閉じられた状態における、図3に示す要部100の拡大斜視図である。 図8のC−C線拡大断面図である。 図6に示す支持部材が取付けられる部位を示す拡大斜視図である。 図1に示すルーフドアの変形例を示す、図2のA−A線拡大断面図である。 図1に示すルーフドアの別の変形例を示す、図2のA−A線拡大断面図である。 従来例に係る自動車用ドアのシール構造を示す断面図である。 図13に示したサイドドアが閉じられボディに弾接した状態を示す断面図である。 図13に示したサイドドアに取付けられた中空シール部とボディとの弾接時の関係を示す断面図である。
図1乃至図10を参照して、本発明の実施形態に係る自動車用ドアのシール構造について説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態に係る自動車用ドアのシール構造が適用された自動車の外観を示すもので、サイドドア及びルーフドアが開けられた状態を図1に、閉じられた状態を示す図2に示している。なお、図3はボディ側におけるドア開口部を示すものであるがルーフドアについては図面を省略している。
本発明の実施形態に係る自動車用ドアのシール構造は、図1に示すように、車幅方向に図示しない前方に設けられたヒンジ機構で開閉するサッシュ付きサイドドア21のドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構24を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドア23のルーフ開口部が連設されることにより乗車用開口が拡大された自動車に適用されるものである。
ボディパネル3側におけるサイドドア21のドア開口部の周縁及びルーフドア23のルーフ開口部の周縁には、図1に示すように、ボディ側ウェザーストリップ40が連続して設けられている。
車両のベルトラインより上においては、図2乃至図4に示すように、ボディ側ウェザーストリップ40は、取付基部41とそれに一体成形された中空シール部42からなり、フロントピラー5の下側からヘッダ部6の後端下側、そしてルーフドア23に対するボディ3側のルーフドア23の開口部(ルーフ開口部)の下側からサイドドア21の開口部の後側の車内側に沿って連続して設けられている。取付基部41は、パネルのフランジに回り込み嵌合するグリップ形状であるが、場合によってはグリップ部を設けることなく中空シール部42のパネルとの接触面に接着性テープを介在させて固着するようにしてもよい。そして、サイドドア21の閉時には、ボディ側ウェザーストリップ40の中空シール部42がサイドドア21のドアサッシュ22の車内側(袋状に閉塞された部位22a(図5,図9))に弾接し、ルーフドア23の閉時には、同じく中空シール部42がルーフドア23の下側に設けられた段差部23cの角部23d(図4)に弾接する(なお、ベルトラインとはサイドドアのガラスとパネルの境のラインである)。
なお、ボディ側ウェザーストリップ40は、図3に示すように、サイドドア21の閉時にサイドドア21のドアサッシュ22の上部前側コーナー部が弾接するフロントピラー5からヘッダ部6の後端に湾曲するコーナー部の部位40aでは、サイドドア21が弾接するボディ側ウェザーストリップ40の押出成形部とルーフドア23が弾接するボディ側ウェザーストリップ40の押出成形部が型成形接続されている。また、サイドドア21のドアサッシュ22の上部後側コーナー部が弾接する部位40bでも型成形接続されている。
またサイドドア21の車内側には、図1,図2及び図5で示すように、ドアウェザーストリップ30が取付けられている。
ドアウェザーストリップ30は、主に取付基部31と、取付基部31の車内側に一体成形された中空シール部32と、取付基部31の車外側に一体成形されたシールリップ部33といったシール部品を有している。
取付基部31は、サイドドア21のドアサッシュ22ではドアサッシュ22の外周上端部でドアサッシュ22の延びる方向に沿って取付けられている。
また中空シール部32は、取付基部31の車内側から上方、すなわちルーフドア23側に向けて膨出湾曲するように設けられ、両ドア21,23の閉時にはルーフドア23の側端部における車内側面23Xに弾接して両ドア21,23間をシールする。
またシールリップ部33は断面略舌状で、取付基部31の車外側から上方に向けて突出するように設けられ、両ドア21,23の閉時にはルーフドア23の側端部における車外側面23Yに弾接して中空シール部32とともに両ドア21,23間をシールする。さらに、シールリップ部33の断面形状において、シールリップ部33の先端33aが延びる方向を、シールリップ部33の付け根部33cから延びる方向に対して車幅方向に車外側に傾け、図5に示すように、両ドア21,23の閉時にはルーフドア23の側端部の車外側面23Yに対してシールリップ部33の先端33aの背面側、すなわちルーフドア23の側端部の面となるシールリップ部33の先端33aからその先端33aの付け根部33bまでの間を弾接させるようにしている。
また、図2に示すように、サイドドア21の閉時、サイドドア21の前側では中空シール部32とシールリップ部33はフロントピラー5の側面からヘッダ部6の側面6Rの上側に弾接して車内外をシールし、サイドドア21の後側では同じく中空シール部32とシールリップ部33はサイドドア21の開口部の後側の車外側に弾接して車内外をシールする。
ルーフドア23は車内側から手動的又は自動的に開閉できるようになっていて、図1,図2及び図4に示すように、ルーフドア23の前端及び後端そしてそれら前端と後端を連結する、ヒンジ機構24側の側端には略コ字状に連続して延びる見切りシール50が取付けられている。
見切りシール50は、図4に示すように、ルーフドア23の上面周縁から車幅方向に外方に突出したフランジ23eの先端に取付けられた取付基部51とその取付基部51に一体成形された中空シール部52から形成されている。ルーフドア23の閉時に、見切りシール50の中空シール部52は、ルーフドア23の開口部(ルーフ開口部)の上側に弾接するが、特にルーフドア23の前端では、ヘッダ部6の後端に形成された立設面6aに弾接してヘッダ部6との間をシールする。なお、図8に示すように、ヘッダ部6の後端に弾接する見切りシール50側の端部は型成形され端末型成形部50aとされている。
またルーフドア23の側端部、すなわちドアウェザーストリップ30に弾接する側には、図5に示すように、車内側に車内側面23Xが、車外側に車外側面23Yが両者間に段差を設けて形成されている。車内側面23X及び車外側面23Yはルーフドア23の閉時にはともに車外側から車内側に向かって延び、車外側面23Yの方が車内側面23Xよりも段差分、相対向するドアウェザーストリップ30から離間する方向に形成されている。また、車内側面23Xと車外側面23Yの間、より具体的には、車内側面23Xにおける車外側には、両ドア21,23の閉時にドアウェザーストリップ30側(後述のドアサッシュ22側,中空シール部32側)に向けて突出する凸部23aが形成され、その凸部23aから車内側に連続する部位には凹部23bが形成されている。
なお、ルーフドア23の材質は特に限定されるものではないが、本実施形態では繊維強化プラスチックから形成されている。
そして、ヘッダ部6の後端外側(本実施形態では車両の車幅方向左側)には、図6乃至図9に示すように、サイドドア21とルーフドア23を支持してそれらの位置を規制する支持部材70が設けられている。図6乃至図9は、図3の要部100周りを示している。
支持部材70は、ヘッダ部6の後端に形成された立設面6aの外側(車外側)に取付けられて車幅方向に延びる取付基部71と、取付基部71の車幅方向に外側端部から自動車の後方に延びるヒレ状薄肉の立設片72からなる。
支持部材70は、フロントピラー5からヘッダ部6の側面6Rの後端に湾曲するコーナー部に配置されたボディ側ウェザーストリップ40の型成形部の部位40aと一体的に型成形接続された型成形品である。よって、支持部材70は適度な弾力性を有するがボディ側ウェザーストリップ40の押出成形された部位(型成形された以外の部位)と比較して剛性は高い。さらに、立設片72には、図6及び図9に示すように、面状の芯材75が埋設されている。芯材75の埋設された立設片72は、クリップ穴76から差し込まれたクリップ(図示しない)を介してヘッダ部6の段差6bに固定される。
また支持部材70の立設片72の下端72aは、ボディ側ウェザーストリップ40の上面に連結され、その立設片72の下端72aの特に後側72bは、ボディ側ウェザーストリップ40の中空シール部42の上面(頂部付近)に対して車外側から車内側に向かって徐々に先細になるように延設された状態で連結されている。
また、立設片72の車内側面と取付基部71で囲まれたコーナー部には凹部73が形成され、その凹部73で、ルーフドア23の閉時に、ルーフドア23の前端コーナー部23Sの下面から下側に向かって突出する凸部23Tを受ける。凹部73はすり鉢状で開口部から下側に向かって徐々に狭くなっていて凸部23Tを一定の位置で受けるようになっている。
また、立設片72の上側には、図9に示すように、車外側から車内側に突出するように湾曲した突出部72cが形成され、ルーフドア23の閉時には、ルーフドア23の下面に設けられた凸部23Tの車外側を一定の位置で受けるようになっている。つまり、ルーフドア23の凸部23Tの車外側には、立設片72に形成された突出部72cの湾曲形状に対応した形状の凹部23Uが形成され、ルーフドア23の閉時には、ルーフドア23の凹部23Uが上側から立設片72の突出部72cに当接し、湾曲面同士で円滑に摺動して凹部23Uが凸部23Tに嵌合するようになっている。
なお、支持部材70の立設片72の車内側面の下方には、図7及び図9に示すように、一体的に型成形されたボディ側ウェザーストリップ40の型成形部の部位40aにおける中空シール部42内に連通する排水穴77が形成され、ヘッダ部6とルーフドア23の間に浸入した水を、ルーフ側ガーター部78から排水穴77を通じて中空シール部42内に導き落下させて車外に排出するようになっている。また、排水穴77を形成せずに、ヘッダ部6と立設片72との間に隙間を設け、フロントピラー5に設けたガーター部から排出するようにしても良い。
また、ルーフドア23の前端に設けられ、ヘッダ部6の後端に弾接する見切りシール50の端部に型成形された端末型成形部50aは、ルーフドア23の閉時には、図8に示すように、支持部材70の取付基部71の表面に弾接する。
さらに支持部材70の立設片72の車外側面には、図9に示すように、サイドドア21の閉時に、ドアウェザーストリップ30の中空シール部32及びシールリップ部33が弾接し、位置決めされるようになっている。ドアウェザーストリップ30は、ルーフドア23の側端側および立設片72の車外側面に連続して弾接する。
また、支持部材70の取付基部71が取付けられるヘッダ部6の立設面6aの部位には、図10に示すように、前後方向に段差部6bが形成され、支持部材70の取付基部71を取付けたときにヘッダ部6の立設面6aと面一になるようにしている。段差部6bには、支持部材70に形成されたクリップ穴76から差し込まれたクリップ(図示しない)の先端が嵌め込まれる取付け孔6cが形成されている。
このような自動車用ドアのシール構造において、ルーフドア23が閉じられると、図8に示すように、ルーフドア23の前端コーナー部23Sの設けられた凸部23Tが支持部材70の凹部73で受けられるとともに、ルーフドア23の凸部23Tの車外側に形成された凹部23Uが立設片72の突出部72cに当接し円滑に摺動しながら凸部23Tに嵌合されるので、ルーフドア23を閉じた時の閉鎖位置において多少のバラツキがあったとしてもルーフドア23は予め定められた一定の位置に規制される。
また、サイドドア21のドアサッシュ22に取付けられたドアウェザーストリップ30も中空シール部32とシールリップ部33が、支持部材70の立設片72の車外側面に弾接するのでドアウェザーストリップ30の位置も規制される。
よって、サイドドア21が先閉めされた後にルーフドア23が後閉めされるときには、ルーフドア23の側端部に形成された車内側面23Xの凹部23bが中空シール部32に、その中空シール部32以外の他の部分に触れることなく直接当接し、それと同時にルーフドア23の側端部に形成された車外側面23Yがシールリップ部33に、そのシールリップ部33以外の他の部分に触れることなく直接当接するようにしている。
そして、さらにルーフドア23が閉じられ、完全に閉鎖された状態となると、図5に示すように、中空シール部32は、ルーフドア23の側端部に形成された車内側面23Xの凹部23bを中心に弾接して撓むので十分なシール性能が得られ、また自動車の走行時にサイドドア21を車外側に移動する方向に力が作用しても、中空シール部32は、車内側面23Xの凹部23bの車外側に連設して形成された凸部23aで係止されるので撓み形状は安定した状態となる。また、シールリップ部33は、その先端33aが車内側に巻き込まれることなく、先端付け根部33bから車外側に向けて湾曲するので十分なシール性能が得られる。
逆にルーフドア23が先閉めされた後にサイドドア21が後閉めされるときでも、中空シール部32が、ルーフドア23の側端部に形成された車内側面23Xの凹部23bに、その凹部23b以外の他の部分に触れることなく直線当接し、それと同時にシールリップ部33が、ルーフドア23の側端部における車外側面23Yに、その車外側面23Yの部位以外の他の部分に触れることなく直接当接するようにしている。
そして、さらにサイドドア21が閉じられ、完全に閉鎖された状態となると、図5に示すように、中空シール部32は、ルーフドア23の側端部に形成された車内側面23Xの凹部23bを中心に弾接して撓むので十分なシール性能が得られ、また自動車の走行時にサイドドア21を車外側に移動する方向に力が作用しても、中空シール部32は、車内側面23Xの凹部23bの車外側に連設して形成された凸部23aで係止されるので撓み形状は安定した状態となる。また、シールリップ部33は、その先端33aが車内側に巻き込まれることなく、先端付け根部33bから車外側に向けて湾曲するので十分なシール性能が得られる。
なお、ここでは、両ドア21,23の閉時にシールリップ部33は、中空シール部32と同時にルーフドア23の側端部に弾接するようにしたが、中空シール部32よりも先にシールリップ部33をルーフドア23の側端部に弾接するようにしてもよく、これによれば、シールリップ部33の先端33aが巻き込まれる危険性は一層取り除かれる。
そして、支持部材70の下端72aの特に後側72bは、ボディ側ウェザーストリップ40の上面(頂部付近)に対して車外側から車内側に向かって徐々に先細になるように延設された状態で連結されているので、ルーフドア23が閉じられると支持部材70の立設片72の下端後側72aとルーフドア23との間が隙間なく密閉される。
なお、図8に示すように、ボディ側ウェザーストリップ40に相対向するルーフドア23の部位23Vより前側ではルーフドア23の厚みを薄くしてボディ側ウェザーストリップ40の上部を薄くした部位23Vに納めて一層密閉性を高めるようにしたが、特に薄くした部位23Vを設けることなく厚みを略一定にしてもよい。
このように、サイドドア21及びルーフドア23のうちいずれか一方のドアを先閉めあるいは後閉めしてもシール性に悪影響を及ぼすことはなく安定した自動車用ドアのシール構造が提供される。
また、ドアウェザーストリップ30はサイドドア21のドアサッシュ22で支持され、ルーフドア23の側端部に直接弾接するものであるので、従来例で示したようにサイドガラスがルーフドアの側端部に設けられたウェザーストリップ側に倒し込まれるものではない。その上、乗員の頭部付近にはサイドドア21のサイドガラスではなくドアサッシュ22が位置するのでドアの剛性の確保が容易である。
なお、本発明の実施形態に係る自動車用ドアのシール構造では、ルーフドア23の側端部において、車内側面23Xに凸部23aと凹部23bを形成して中空シール部32を位置決めするようにしたが、図11に示すように、車内側面23Xを平担にしたり、図12に示すように、車内側面23Xと車外側面23Yを段差なく設けて面一にすることもできる。
また、本発明の実施形態に係る自動車用ドアのシール構造は、前部座席側の運転席側及び助手席側のうちいずれか一方、あるいは運転席側及び助手席側の両方にも採用可能である。また、本実施例では、ヒンジ機構により開閉するサイドドアを示したが、これに限らずサイドドアがスライド方式で開閉するものであってもよい。
1 サイドドア
2 ドアサッシュ
3 ボディパネル
3a 凸部
5 フロントピラー
6 ヘッダ部
6a 立設面
6b 段差部
6c 取付け孔
6R 側面
10 ウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 シールリップ部
21 サイドドア
22 ドアサッシュ
22a 袋状に閉塞された部位
23 ルーフドア
23a 凸部
23b 凹部
23c 段差部
23d 角部
23e フランジ
23S 前端コーナー部
23T 凸部
23U 凹部
23V 薄くした部位
23X 車内側面
23Y 車外側面
24 ヒンジ機構
30 ドアウェザーストリップ
31 取付基部
32 中空シール部
33 シールリップ部
33a 先端
33b 先端付け根部
33c シールリップ部の付け根部
40 ボディ側ウェザーストリップ
40a,40b 型成形接続された部位
41 取付基部
42 中空シール部
50 見切りシール
50a 端末型成形部
51 取付基部
52 中空シール部
70 支持部材
71 取付基部
72 立設片
72a 立設片の下端
72b 立設片の下端後側
72c 突出部
73 凹部
75 芯材
76 クリップ穴
77 排水穴
78 ルーフ側ガーター部

Claims (4)

  1. 車幅方向に開閉するサイドドアのドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドアのルーフ開口部が連設された自動車において、
    フロントピラーからヘッダ部にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドアとルーフドアの閉時には前記サイドドア及び前記ルーフドアに弾接するボディ側ウェザーストリップと、
    前記ヘッダ部の後端に形成された立設面の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部と、前記取付基部の外側端部から自動車の後方に延び下端が前記ボディ側ウェザーストリップに連結されたヒレ状薄肉の立設片からなる型成形品で、前記立設片の車内側面と前記取付基部で囲まれたコーナー部に形成された凹部で前記ルーフドアの閉時にルーフドアの前側コーナー部を受けて前記ルーフドアを位置規制する支持部材を備えたもので、
    前記サイドドア及びルーフドアのそれぞれを先閉めあるいは後閉めできるようにし、前記サイドドアに取付けられ、前記サイドドアとルーフドアの閉時に前記ルーフドアに弾接して両ドア間をシールするドアウェザーストリップを備え、
    前記ドアウェザーストリップは、前記ルーフドアの側端側および前記立設片の車外側面に連続して弾接することを特徴とする自動車用ドアのシール構造。
  2. 車幅方向に開閉するサイドドアのドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドアのルーフ開口部が連設された自動車において、
    フロントピラーからヘッダ部にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドアとルーフドアの閉時には前記サイドドア及び前記ルーフドアに弾接するボディ側ウェザーストリップと、
    前記ヘッダ部の後端に形成された立設面の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部と、前記取付基部の外側端部から自動車の後方に延び下端が前記ボディ側ウェザーストリップに連結されたヒレ状薄肉の立設片からなる型成形品で、前記立設片の車内側面と前記取付基部で囲まれたコーナー部に形成された凹部で前記ルーフドアの閉時にルーフドアの前側コーナー部を受けて前記ルーフドアを位置規制する支持部材を備えたもので、
    前記支持部材の立設片には板状の芯材が埋設されていることを特徴とする自動車用ドアのシール構造。
  3. 車幅方向に開閉するサイドドアのドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドアのルーフ開口部が連設された自動車において、
    フロントピラーからヘッダ部にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドアとルーフドアの閉時には前記サイドドア及び前記ルーフドアに弾接するボディ側ウェザーストリップと、
    前記ヘッダ部の後端に形成された立設面の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部と、前記取付基部の外側端部から自動車の後方に延び下端が前記ボディ側ウェザーストリップに連結されたヒレ状薄肉の立設片からなる型成形品で、前記立設片の車内側面と前記取付基部で囲まれたコーナー部に形成された凹部で前記ルーフドアの閉時にルーフドアの前側コーナー部を受けて前記ルーフドアを位置規制する支持部材を備えたもので、
    前記支持部材の取付基部が取付けられる前記ヘッダ部の立設面の部位には前後方向に段差部が形成され、前記支持部材の取付基部を取付けたときに前記ヘッダ部の立設面と面一にしたことを特徴とする自動車用ドアのシール構造。
  4. 車幅方向に開閉するサイドドアのドア開口部の上方に、自動車の車幅方向の中心寄りに設けられたヒンジ機構を介して車幅方向の側端側が上下方向に開閉するルーフドアのルーフ開口部が連設された自動車において、
    フロントピラーからヘッダ部にかかる部位を含む、前記ドア開口部の周縁及び前記ルーフ開口部の周縁に沿って連続して設けられ、前記サイドドアとルーフドアの閉時には前記サイドドア及び前記ルーフドアに弾接するボディ側ウェザーストリップと、
    前記ヘッダ部の後端に形成された立設面の外側に取付けられ車幅方向に延びる取付基部と、前記取付基部の外側端部から自動車の後方に延び下端が前記ボディ側ウェザーストリップに連結されたヒレ状薄肉の立設片からなる型成形品で、前記立設片の車内側面と前記取付基部で囲まれたコーナー部に形成された凹部で前記ルーフドアの閉時にルーフドアの前側コーナー部を受けて前記ルーフドアを位置規制する支持部材を備えたもので、
    前記ルーフドアの前端には前記ヘッダ部との間をシールする見切りシールが取付けられ、前記ルーフドアの閉時には、前記見切りシールの端末型成形部が前記支持部材の取付基部に弾接することを特徴とする自動車用ドアのシール構造。
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