JP4739061B2 - バックドアシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、別々に開閉する上ドアと下ドアとで構成され、下ドアを閉じた後に上ドアを閉じるタイプの自動車用バックドアにおけるシール構造に関するものである。
自動車のバックドアには、図7に示すように、上ドア2と下ドア3とで構成され、それぞれが単独に開閉され、下ドア3を閉じた後に、その上端部に上ドア2の下端部を重ねる状態で上ドア2を閉じる構造のものがある。
こうしたバックドアのシール構造として、図7乃至図9に示すように、ボディ1のドア開口部周縁に沿ってメインシール30が取付けられると共に、上ドア2の下端部車内側面に沿ってドアウェザーストリップ40が取付けられている。このドアウェザーストリップ40は、水平に延びる押出成形部41と、その押出成形部41の両側端部から上ドア2の面に沿う方向でしかも押出成形部41に対して垂直方向に立ち上げられた型成形部42からなる。
そして、図10および図11に示すように、両ドア2,3の閉時には、メインシール30に上ドア2と下ドア3の車内側端面を弾接させると共に、上ドア2のドアウェザーストリップ40に下ドア3の上端部の車外側面を弾接させており、かつ、ドアウェザーストリップ40の型成形部42を、下ドア3の上端部からメインシール30にまたぐようにわたって弾接させ、シール性を確保している。
なお、型成形部42より上位部分および下位部分においては、図12に示すように、上ドア2および下ドア3を、それぞれメインシール30に弾接させている。また、ドアウェザーストリップ40の押出成形部41は、図13に示すように、下ドア3に弾接させている。
なお、従来、バックドアのシール性を高めるために、図16に示すように、ウェザーストリップ50の中空シール部51から二次シール52を突設し、それをドアガラス60に弾接させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−132035号公報
しかしながら、前記した従来のバックドアのシール構造は、ドアウェザーストリップ40の型成形部42を、下ドア3の上端部からメインシール30にまたぐようにわたって弾接させているが、下ドア3には板厚があるため、図11、図14および図15に示すように、下ドア3の直上部分においては段差が生じ、型成形部42とメインシール30との間に、下ドア3上端部の肉厚分の隙間Gが形成されてしまう。
そして、その隙間Gから雨水や洗車水等の水Wが車内(室内)へ侵入してしまうといった問題が発生する。
また、特許文献1に記載の従来技術は、二次シール52を中空シール部51から突設しているので、この中空シール部51はスポンジ製で剛性が弱く、また、ドアガラス60に中空シール部51が弾接すると中空シール部51は大きく弾性変形するので二次シール52のドアガラス60に対する弾接力を弱めてしまい、二次シール52について充分なシール性を発揮させることができないといった問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、それぞれ単独で開閉する上ドアと下ドアを備え、下ドアを閉じた後に上ドアを閉じるタイプの自動車のバックドアにおいて、雨水や洗車水などが車内(室内)に侵入するのを確実に防止することのできるバックドアシール構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、それぞれが単独で開閉する上ドア(2)と下ドア(3)を備え、下ドア(3)を閉じた後に上ドア(2)を閉じ、上ドア(2)の下端部を下ドア(3)の上端部に重ねるタイプの自動車用バックドアで、前記バックドアが設けられるボディ(1)のドア開口部(1a)周縁には、上ドア(2)と下ドア(3)の車内側周端面が弾接する中空シール部(11)が一体成形された取付基部(12)を有するメインシール(10)が取付けられ、上ドア(2)下端部の車内側面には、下ドア(3)の上端部の車外側面に弾接する水平に延びる押出成形部(41)と、その押出成形部(41)の左右両側端部において上ドア(2)の面に沿う方向でしかも押出成形部(41)に対して垂直方向に立ち上げられた型成形部(42)を有するドアウェザーストリップ(40)が取付けられ、その上、前記型成形部(42)を、下ドア(3)の左右側上端部の車外側面から下ドア(3)の存在しない下ドア(3)より上方の位置では前記メインシール(10)にまたぐようにわたって弾接させるシール構造であって、
少なくとも前記下ドア(3)の存在しない下ドア(3)より上方の位置においては、前記メインシール(10)の取付基部(12)から前記中空シール部(11)の車内側に向けて延び、しかも付け根部(16a)に樋(15)が形成された水受けリップ(16)を突設するとともに、前記中空シール部(11)の車内側に開口部(17)を形成し、その開口部(17)から前記水受けリップ(16)で受けた水を前記中空シール部(11)内に導くようにし、さらに、前記水受けリップ(16)の先端部(16b)の位置を、前記上ドア(2)の閉時に前記型成形部(42)の車内側の端面の位置(L)よりも車内側でしかも前記型成形部(42)の前面の位置(S)よりも前記上ドア(2)側になるように形成したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記中空シール部(11)の開口部(17)の上ドア(2)側の開放端部(P)の位置を、前記水受けリップ(16)の略中央にくるようにして前記開口部(17)の形状を溝状にしたことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記型成形部(42)から、前記中空シール部(11)と前記水受けリップ(16)の間に延びるシールリップ(14)を突設するとともに、前記シールリップ(14)の先端を、前記中空シール部(11)の開放端部(P)と前記水受けリップ(16)の間に入り込ませて、前記シールリップ(14)に伝わる水(W)をその先端から前記水受けリップ(16)の樋(15)に導くようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、それぞれが単独で開閉する上ドア(2)と下ドア(3)を備え、下ドア(3)を閉じた後に上ドア(2)を閉じ、上ドア(2)の下端部を下ドア(3)の上端部に重ねるタイプの自動車用バックドアで、前記バックドアが設けられるボディ(1)のドア開口部(1a)周縁には、上ドア(2)と下ドア(3)の車内側周端面が弾接する中空シール部(11)が一体成形された取付基部(12)を有するメインシール(10)が取付けられ、上ドア(2)下端部の車内側面には、下ドア(3)の上端部の車外側面に弾接する水平に延びる押出成形部(41)と、その押出成形部(41)の左右両側端部において上ドア(2)の面に沿う方向でしかも押出成形部(41)に対して垂直方向に立ち上げられた型成形部(42)を有するドアウェザーストリップ(40)が取付けられ、その上、前記型成形部(42)を、下ドア(3)の左右側上端部の車外側面から下ドア(3)の存在しない下ドア(3)より上方の位置では前記メインシール(10)にまたぐようにわたって弾接させるシール構造であって、
少なくとも前記下ドア(3)の存在しない下ドア(3)より上方の位置から前記ボディ(1)のドア開口部周縁の下部の位置にかけて、前記メインシール(10)の取付基部(12)から前記中空シール部(11)の車内側に向けて延び、しかも付け根部(16a)に樋(15)が形成された水受けリップ(16)を突設して、前記中空シール部(11)の車内側と前記水受けリップ(16)との間で車内側に侵入する水を受け、その受けた水を前記ボディ(1)のドア開口部周縁の下部に導くようにし、さらに、前記水受けリップ(16)の先端部(16b)の位置を、前記上ドア(2)の閉時に前記型成形部(42)の車内側の端面の位置(L)よりも車内側でしかも前記型成形部(42)の前面の位置(S)よりも前記上ドア(2)側になるように形成したことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のバックドアシール構造によれば、型成形部を、下ドアの左右側上端部の車外側面から下ドアの存在しない下ドアより上方の位置ではメインシールにまたぐようにわたって弾接させるシール構造であって、少なくとも下ドアの存在しない下ドアより上方の位置においては、メインシールの取付基部から中空シール部の車内側に樋付の水受けリップを突設したので、ドアウェザーストリップの型成形部とメインシールとの間に形成された隙間から侵入しようとする雨水や洗車水などの水は、水受けリップで受けられ、車内まで侵入することは阻止される。
その上、水受けリップで受けられた水は、中空シール部の車内側に形成された開口部から中空シール部内に導かれるようになっているので、水受けリップに水が溜ることが防止される。これにより、水受けリップの型成形部側に延びる長さを短くすることもできる。
また、水受けリップを、中空シール部のように弾性変形しない取付基部から突設しているので、従来技術のようにスポンジ製の中空シール部から突設する場合と異なり、その姿勢を安定的に保つことができる。
従って、ドアウェザーストリップの型成形部とメインシールとの間に形成された隙間から侵入しようとする水を、水受けリップで確実に受けることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、中空シール部の開口部の上ドア側の開放端部の位置を、前記水受けリップの略中央にくるようにして開口部の形状を溝状にしたので、中空シール部の開口部を大きく形成して、中空シール部の表面から開放端部に伝わった水を水受けリップで確実に受け、開口部から中空シール部内に導くことができる
さらに、請求項3に記載の発明によれば、型成形部から、中空シール部と水受けリップの間に延びるシールリップを突設し、シールリップに伝わる水をその先端から水受けリップの樋に導くようにしたので、車内側に水が侵入することを一層確実に阻止することができる。
また、本発明の請求項4に記載の発明によれば、少なくとも下ドアの存在しない下ドアより上方の位置からボディのドア開口部周縁の下部の位置にかけて、メインシールの取付基部に樋付きの水受けリップを突設して、中空シール部の車内側と水受けリップとの間で車内側に侵入する水を受けるようにし、その受けた水をボディのドア開口部周縁の下部に導くようにしたので、ドアウェザーストリップの型成形部とメインシールとの間に形成された隙間から侵入しようとする雨水や洗車水などの水が車内まで侵入することは阻止される
(第一実施形態)
図1及び図2を参照して、本発明の第一実施形態に係るバックドアシール構造について説明する。図1はバックドアシール構造を示す断面図であり、図8のA−A線に相当する。また、図2は図8のE−E線に相当する。従来で示したものと同一部分には同一符号を付した。なお、このバックドアシール構造の基本的な構成は、図7乃至図15に示した従来技術のそれと同じである。
本実施形態に係るバックドアシール構造は、図7に示したように、それぞれが単独で上下回動式に開閉する上ドア2と下ドア3を備え、かつ、下ドア3を閉じた後に、上ドア2を閉じ、当該上ドア2の下端部を下ドア3の車外側上端部に重ねるタイプの自動車用バックドアにおけるものである。
また、このバックドアシール構造において、バックドアが設けられるボディ1のドア開口部1aの周縁には、上ドア2と下ドア3の車内側周端面が弾接する中空シール部11が一体成形され、ボディ1に組付く取付基部12を有するメインシール10が取付けられている。取付基部12は断面略U字形で、内側に4つのリップが設けられていて、ボディ1から立設されたフランジFをその4つのリップで挟み込むようにして取付けられている。中空シール部11は、取付基部12の車外側面(図1では左側の面)12aと車内側面(図1では右側の面)12bとを連結する連結面12cに設けられている。なお、取付基部12には、その剛性を高めるために芯材13が埋設されている。中空シール部11はスポンジ製とすることが好ましいが、ソリッド製にすることもできる。
また、上ドア2下端部の車内側面には、従来例で示したもの(図15)と同様に、下ドア3の上端部の車外側面に弾接する水平に延びる押出成形部41と、その押出成形部41の左右両側端部において上ドア2の面に沿う方向でしかも押出成形部41に対して垂直方向に立ち上げられた型成形部42を有するドアウェザーストリップ40が取付けられている。型成形部42は、ソリッド製でもスポンジ製でもよい。
さらに、ドアウェザーストリップ40の型成形部42を、下ドア3の左右側上端部の車外側面から下ドア3の存在しない下ドア3上部の位置ではメインシール10にまたぐようにわたって弾接させている。すなわち、下ドア3が存在する位置では、下ドア3の左右側上端部の車外側面に、上ドア2の閉時に垂直方向に延びる型成形部42の下端部が弾接し、下ドア3の存在しない下ドア3上部の位置では、下ドア3に弾接する型成形部42の下端部よりやや上部がメインシール10に直接弾接する。このとき、下ドア3には板厚があるため、図1,図11,図14で示すように、下ドア3の上部には隙間Gが生じる。
そして、このように隙間Gが形成された、下ドア3の存在しない下ドア3上部の位置においては、図1に示すように、メインシール10の取付基部12から中空シール部11の車内側に向けて延びる水受けリップ16を突設している。なお、ここでは、水受けリップ16を取付基部12の車内側面12bと連結面12cとの角部付近から突設したが、中空シール部11の車内側であれば連結面12cあるいは車内側面12bから突設するようにしてもよい。
特に、水受けリップ16を、芯材13を埋設した剛性の高い取付基部12から突設しているので、その姿勢を安定的に保つことができ、水受け機能を十分に発揮させることができる。
水受けリップ16は、断面略舌状で、付け根部16aには水Wを受ける樋15が形成されている。また、水受けリップ16の先端部16bの位置は、上ドア2の閉時に型成形部40の車内側の端面の位置(L)よりも車内側でしかも型成形部40の前面(表面)の位置(S)よりも上ドア2側になるように形成され、型成形部40とメインシール10の中空シール部11との間から車内側に侵入する水Wを水受けリップ16で確実に受けるようにしている。
なお、図5で示すように、水受けリップの先端部16bを、型成形部42の車内側に弾接するようにしてさらに水Wが車内側に侵入することを防止することもできる。
また、隙間Gが形成された、下ドア3の存在しない下ドア3上部の位置におけるメインシール10の中空シール部11の車内側には開口部17を形成している。そして、水受けリップ16で受けた水Wを、その形成された開口部17から中空シール部11内に導くようにしている。なお、開口部17は水を中空シール部11内に導けるものであればよいので、その形状は、溝状のものでも孔状のものでもよい。また、図1に示すように、水受けリップ16の長さは、中空シール部11の断面における開放端部Pが、水受けリップ16の略中央にくるようにされ、そして、その開放端部Pは水受けリップ16側に湾曲した状態になるように開口部17が形成されている。これによって、中空シール部11の表面から開放端部Pに伝わった水Wは、水受けリップ16で確実に受けられる。
そして、図2に示すように、ボディ1のドア開口部周縁の下部に位置する、メインシール10の中空シール部11の底部には孔18が設けられている。
これによって、下ドア3の存在しない下ドア3上部の位置において、水受けリップ16で受けられ、開口部17から中空シール部11内に導かれた水Wは、中空シール部11内を伝わって下部に流れ、ボディ1のドア開口部周縁の下部に位置する、中空シール部11まで導かれ、その中空シール部11の底部に設けられた孔18から車外に排出されるようになっている。
本実施形態におけるバックドアシール構造は、水受けリップ16を設けるとともに、中空シール部11に開口部17を設けることによって、ドアウェザーストリップ40の型成形部42とメインシール10の中空シール部11との間に形成された隙間Gから、雨水や洗車水などの水Wが侵入しても、その水Wを受け取って中空シール部11内に導き、ボディ1のドア開口部周縁の下部に位置する中空シール部11に形成した孔18から車外に排出するものであるので、水Wが隙間Gを通って車内へ侵入するのを未然に阻止することができる。
(第二実施形態)
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第二実施形態に係るバックドアシール構造について説明する。
このバックドアシール構造は、水受けリップ16を、少なくとも下ドア3の存在しない下ドア3上部の位置からボディ1のドア開口部周縁の下部の位置にかけて、メインシール10の取付基部12から突設し、中空シール部11の車内側と水受けリップ16との間で車内側に侵入する水Wを受け、その受けた水をボディ1のドア開口部周縁の下部に導くようにしたことを特徴とする。よって、図3に示すように、中空シール部11には、本発明の第一実施形態で示したような開口部17は設けない。なお、水受けリップ16をドア開口部周縁に沿って取付けられたメインシール10の全周にわたって設けるようにすることもできる。
そして、図4に示すように、ボディ1のドア開口部周縁の下部に位置する、メインシール10の中空シール部11の底部に孔18を設けることに加えて、中空シール部11の車内側にも孔19を設ける。
これにより、ボディ1のドア開口部周縁の下部に導かれた水Wを中空シール部11の車内側に設けられた孔19から中空シール部11内に導き、そして、その導かれた水Wを、中空シール部11の底部に設けられた孔18から車外に排出するようにしたものである。
なお、ドア開口部周縁の下部では、ドア閉時に水受けリップ16の先端部16bが下ドア3の車内側に弾接しているが、弾接させないこともできる。
これにより、型成形部42とメインシール10との間の隙間Gから車内へ水Wが侵入することを阻止することができる。
なお、図6で示すように、水受けリップの先端部16bを、型成形部42の車内側に弾接することによってさらに水Wが車内側に侵入することを防止することもできる。
(第三実施形態)
次に、図18を参照して、本発明の第三実施形態に係るバックドアシール構造について説明する。
このバックドアシール構造は、型成形部42の車内側の面と前面(表面)とが交わるコーナー部付近から、中空シール部11と水受けリップ16の間に延びるシールリップ14を突設し、そのシールリップ14に伝わる水Wをその先端から水受けリップ16の樋15に導くようにしたことを特徴とする。図18に示すように、中空シール部11に開口部17が設けられた部位では、シールリップ14は開放端部Pと水受けリップ16の間に延びている。
なお、シールリップ14の先端は、樋15に接しても接しなくてもよい。
これにより、型成形部42とメインシール10との間の隙間Gから車内へ侵入しようとする水Wは、中空シール部11の開放端部Pからシールリップ14に導かれ、そして、シールリップ14の先端から樋15に確実に導かれるようになっている。
図18では、中空シール部11に開口部17が設けられているが、開口部17を設けない中空シール部11の構造に対して、型成形部42にシールリップ14を突設してもよい。
上記した各実施形態に係るバックドアシール構造は、図7に示す構成のバックドアの他に、図17に示すように、上ドア2は上下回転式であるが、下ドアについては左右回動式に開閉する構成のバックドアにも適用することができる。
本発明の第一実施形態に係るバックドアシール構造を示すもので、図8のA−A線に相当する断面図である。 本発明の第一実施形態に係るバックドアシール構造を示すもので、図8のE−E線に相当する断面図である。 本発明の第二実施形態に係るバックドアシール構造を示すもので、図8のA−A線に相当する断面図である。 本発明の第二実施形態に係るバックドアシール構造を示すもので、図8のE−E線に相当する断面図である。 本発明の第一実施形態に係るバックドアシール構造の変形例を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るバックドアシール構造の変形例を示す断面図である。 バックドアを備えた自動車を示す斜視図である。 メインシールとドアウェザーストリップの位置関係を示す正面図である。 上ドアに取付けられたドアウェザーストリップを示す要部斜視図である。 ドアウェザーストリップの型成形部が下ドアからメインシールにわたって弾接した状態を示すもので、メインシール側から見た要部斜視図である。 従来例に係るバックドアシール構造を示すもので、図8のB−B線断面図である。 図8のC−C線断面図である。 図8のD−D線断面図である。 図11の要部拡大断面図である。 従来例に係るバックドアシール構造を示すもので、図8のA−A線断面図である。 他の従来例を示す断面図である。 他の構成のバックドアを備えた自動車を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るバックドアシール構造を示すもので、図8のA−A線に相当する断面図である。
符号の説明
1 ボディ
1a ドア開口部
2 上ドア
3 下ドア
10 メインシール
11 中空シール部
12 取付基部
12a 車外側面
12b 車内側面
12c 連結面
13 芯材
14 シールリップ
15 樋
16 水受けリップ
16a 付け根部
16b 先端部
17 開口部
18 孔
19 孔
30 メインシール
31 中空シール部
32 取付基部
35 芯材
40 ドアウェザーストリップ
41 押出成形部
42 型成形部
50 ウェザーストリップ
51 中空シール部
52 二次シール
60 ドアガラス
F フランジ
G 隙間
L 型成形部40の車内側の端面の位置
P 開放端部
S 型成形部40の前面(表面)の位置
W 水

Claims (4)

  1. それぞれが単独で開閉する上ドアと下ドアを備え、下ドアを閉じた後に上ドアを閉じ、上ドアの下端部を下ドアの上端部に重ねるタイプの自動車用バックドアで、
    前記バックドアが設けられるボディのドア開口部周縁には、上ドアと下ドアの車内側周端面に弾接する中空シール部が一体成形された取付基部を有するメインシールが取付けられ、
    上ドアの下端部の車内側面には、下ドアの上端部の車外側面に弾接する水平に延びる押出成形部と、その押出成形部の左右両側端部において上ドアの面に沿う方向でしかも押出成形部に対して垂直方向に立ち上げられた型成形部を有するドアウェザーストリップが取付けられ、その上、前記型成形部を、下ドアの左右側上端部の車外側面から下ドアの存在しない下ドアより上方の位置では前記メインシールにまたぐようにわたって弾接させるシール構造であって、
    少なくとも前記下ドアの存在しない下ドアより上方の位置においては、前記メインシールの取付基部から前記中空シール部の車内側に向けて延び、しかも付け根部に樋が形成された水受けリップを突設するとともに、前記中空シール部の車内側に開口部を形成し、その開口部から前記水受けリップで受けた水を前記中空シール部内に導くようにし、
    さらに、前記水受けリップの先端部の位置を、前記上ドアの閉時に前記型成形部の車内側の端面の位置よりも車内側でしかも前記型成形部の前面の位置よりも前記上ドア側になるように形成したことを特徴とするバックドアシール構造。
  2. 前記中空シール部の開口部の上ドア側の開放端部の位置を、前記水受けリップの略中央にくるようにして前記開口部の形状を溝状にしたことを特徴とする請求項1に記載のバックドアシール構造。
  3. 前記型成形部から、前記中空シール部と前記水受けリップの間に延びるシールリップを突設するとともに、前記シールリップの先端を、前記中空シール部の開放端部と前記水受けリップの間に入り込ませて、前記シールリップに伝わる水をその先端から前記水受けリップの樋に導くようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバックドアシール構造。
  4. それぞれが単独で開閉する上ドアと下ドアを備え、下ドアを閉じた後に上ドアを閉じ、上ドアの下端部を下ドアの上端部に重ねるタイプの自動車用バックドアで、
    前記バックドアが設けられるボディのドア開口部周縁には、上ドアと下ドアの車内側周端面に弾接する中空シール部が一体成形された取付基部を有するメインシールが取付けられ、
    上ドアの下端部の車内側面には、下ドアの上端部の車外側面に弾接する水平に延びる押出成形部と、その押出成形部の左右両側端部において上ドアの面に沿う方向でしかも押出成形部に対して垂直方向に立ち上げられた型成形部を有するドアウェザーストリップが取付けられ、その上、前記型成形部を、下ドアの左右側上端部の車外側面から下ドアの存在しない下ドアより上方の位置では前記メインシールにまたぐようにわたって弾接させるシール構造であって、
    少なくとも前記下ドアの存在しない下ドアより上方の位置から前記ボディのドア開口部周縁の下部の位置にかけて、前記メインシールの取付基部から前記中空シール部の車内側に向けて延び、しかも付け根部に樋が形成された水受けリップを突設して、前記中空シール部の車内側と前記水受けリップとの間で車内側に侵入する水を受け、その受けた水を前記ボディのドア開口部周縁の下部に導くようにし、
    さらに、前記水受けリップの先端部の位置を、前記上ドアの閉時に前記型成形部の車内側の端面の位置よりも車内側でしかも前記型成形部の前面の位置よりも前記上ドア側になるように形成したことを特徴とするバックドアシール構造。
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