JP4836741B2 - 車両の前部構造 - Google Patents
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Description
このように構成された車両の前部構造では、車両の運転席に着席した運転者が見たときのフロントコーナ部材の幅が40〜58mmであるので、例えば交差点で右折するために車両の運転者が右斜め前方の車外の対象物に両眼の焦点を合わせたとき、両眼の視差により近くの比較的幅の狭いフロントコーナ部材がぼけて見え、フロントコーナ部材の向こう側の対象物がフロントコーナ部材により遮られることなく、運転者は車両の前方から右側方にかけて連続した視界を見ることができる。この結果、車両の運転者はフロントコーナ部材の向こう側を視認するために上体を左右に動かす必要がなく、首のみを動かしてフロントコーナ部材の方向を正視するだけで車外の対象物を確実に視認できるようになっている。
本発明の第1の目的は、ドア用ウエザストリップをサイドモールに当接させることにより、フロントピラー及びサイドドア間の隙間に塵埃等が侵入するのを抑制することができ、またサイド連結部の上端とルーフ部材の側面とを延長片にて滑らかに接続することにより、サイドドアの開放時のサイドモールの上端の見栄えを向上することができる、車両の前部構造を提供することにある。
本発明の第2の目的は、ドア用ウエザストリップのシールラインをサイドモールからボデー面であるルーフ部材の側面へ連続させることにより、シールラインを確保し、そのシール性を向上することができる、車両の前部構造を提供することにある。
本発明の第3の目的は、易撓部で延長片を撓み易くすることにより、延長片をルーフ部材の側面に追従し易くすることができる、車両の前部構造を提供することにある。
その特徴ある構成は、サイドモール28が、ウインドシールドガラス13の側辺部13b外面を被覆するサイドアウタ部28aと、ウインドシールドガラス13の側辺部13b内面を被覆するサイドインナ部28bと、ウインドシールドガラス13の側辺部13b端面を被覆するサイド連結部28cとを有し、サイドドア14の前縁にドア用ウエザストリップ31が設けられ、ドア用ウエザストリップ31がサイド連結部28cに当接し、フロントピラー17の上端にルーフ部材32が接合され、サイド連結部28cの上端にルーフ部材32の側面32aに沿う延長片28gが設けられ、延長片28gがサイド連結部28cの上端とルーフ部材32の側面32aとを滑らかに接続するように形成されたところにある。
この請求項1に記載された車両の前部構造では、サイド連結部28cの上端とルーフ部材32の側面32aとを延長片28gにより滑らかに接続したので、ドア用ウエザストリップ31のシールラインがサイドモール28からボデー面であるルーフ部材32の側面へ連続する。これにより、サイドドア14の開放時のサイドモール28の上端の見栄えを向上することができるとともに、ドア用ウエザストリップ31のシールラインを確保し、そのシール性を向上することができる。
この請求項2に記載された車両の前部構造では、延長片28gに易撓部28hを設けたので、延長片28gが撓み易くなり、延長片28gをルーフ部材32の側面に追従し易くすることができる。またドア用ウエザストリップ31がサイドモール28に当接するので、サイドモール28及びサイドドア14間の隙間に入った塵埃等は、上記ドア用ウエザストリップ31で遮られて、フロントピラー17及びサイドドア14間の隙間まで侵入しない。
更に延長片に易撓部を設ければ、延長片が撓み易くなるので、延長片をルーフ部材の側面に追従し易くすることができる。この結果、ドア用ウエザストリップのシール性を更に向上することができる。
図8に示すように、トラック10のキャブ11の右側には運転者の着席する運転席が設けられ、キャブ11の前面のフロント開口部11aは透明のウインドシールドガラス13により閉止される。またキャブ11の運転席側の側面には運転者が乗降するためのサイド開口部11bが設けられ、このサイド開口部11bはサイドドア14により開放可能に閉止される(図4、図7及び図8)。上記ウインドシールドガラス13の側縁とサイドドア14の前縁との間にはフロントピラー17がガラス13の側縁及びドア14の前縁に沿って延びて設けられる。このフロントピラー17は、ピラーインナパネル21の両側縁とピラーアウタパネル22の両側縁をそれぞれ接合することにより、例えば、ほぼ鉛直方向に延びる筒状に形成される。これによりフロントピラー17の横断面は閉断面に形成される。なお、この実施の形態では、運転席側のサイドドア及びフロントピラーについて説明するけれども、本発明は助手席側のサイドドア及びフロントピラーに適用してもよい。
ドア用ウエザストリップ31の主シール部31bのシール面であるサイドモール28のサイド連結部28cの上端とルーフ部材32の側面32aとが延長片28gにより滑らかに接続されているので(図1)、サイドドア14の開放時のサイドモール28の上端の見栄えを向上することができるとともに、ドア用ウエザストリップ31のシールラインが連続するため、このドア用ウエザストリップ31のシール性を向上することができる。また図5に示される、アッパモール29のアッパ連結部29cとルーフアウタパネル33の段差部33bとの間の隙間Aをサイドモールの延長片28gで覆うことにより、見栄えとシール性を向上することができる。更にアッパモール29の側縁と延長片28gの前縁との間に切欠部28hを設けたので、延長片28gが撓み易くなる。この結果、延長片28gをルーフ部材32の側面32aに追従し易くすることができるので、ドア用ウエザストリップ31のシール性を更に向上することができる。
また、この実施の形態では、延長片に撓み易さを付与する易撓部として切欠部を挙げたが、易撓部はアッパモールの側縁と延長片の前縁との間に設けられた薄肉部であってもよい。この易撓部は、延長片をルーフ部材の側面に追従し易くすることができれば、延長片の全長にわたって設けるのではなく、延長片の一部に設けてもよく、またアッパモールの側縁と延長片の前縁との間ではなく、延長片の中央に設けてもよい。更に易撓部を薄肉部とすると、切欠部とした場合と比較して、サイドモールの見栄えを向上できるとともに、ドア用ウエザストリップによるシール性を高めることができる。
13 ウインドシールドガラス
13b 側辺部
13c 上辺部
14 サイドドア
17 フロントピラー
28 サイドモール
28a サイドアウタ部
28b サイドインナ部
28c サイド連結部
28g 延長片
28h 切欠部
29 アッパモール
31 ドア用ウエザストリップ
32 ルーフ部材
32a ルーフ部材の側面
Claims (2)
- ウインドシールドガラス(13)の側縁とサイドドア(14)の前縁との間にフロントピラー(17)が設けられ、前記ウインドシールドガラス(13)の上辺部(13c)に樹脂製のアッパモール(29)が嵌着され、前記ウインドシールドガラス(13)の側辺部(13b)に樹脂製のサイドモール(28)が嵌着され、前記ウインドシールドガラス(13)の側辺部(13b)の内面が前記フロントピラー(17)に接着された車両の前部構造において、
前記サイドモール(28)が、ウインドシールドガラス(13)の側辺部(13b)外面を被覆するサイドアウタ部(28a)と、前記ウインドシールドガラス(13)の側辺部(13b)内面を被覆するサイドインナ部(28b)と、前記ウインドシールドガラス(13)の側辺部(13b)端面を被覆するサイド連結部(28c)とを有し、
前記サイドドア(14)の前縁にドア用ウエザストリップ(31)が設けられ、
前記ドア用ウエザストリップ(31)が前記サイド連結部(28c)に当接し、
前記フロントピラー(17)の上端にルーフ部材(32)が接合され、
前記サイド連結部(28c)の上端に前記ルーフ部材(32)の側面(32a)に沿う延長片(28g)が設けられ、
前記延長片(28g)が前記サイド連結部(28c)の上端と前記ルーフ部材(32)の側面(32a)とを滑らかに接続するように形成された
ことを特徴とする車両の前部構造。 - 延長片(28g)に撓み易さを付与する易撓部(28h)が設けられた請求項1記載の車両の前部構造。
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