JPH046324Y2 - - Google Patents

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JPH046324Y2
JPH046324Y2 JP1985116732U JP11673285U JPH046324Y2 JP H046324 Y2 JPH046324 Y2 JP H046324Y2 JP 1985116732 U JP1985116732 U JP 1985116732U JP 11673285 U JP11673285 U JP 11673285U JP H046324 Y2 JPH046324 Y2 JP H046324Y2
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door
door sash
vehicle
flat
extending
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフラツシユサーフエスドアに係り、詳
しくは、ドア本体の上部に取り付けられて上下お
よび前後方向へ延びるドアサツシユの車外側で、
ウインドガラスが昇降自在となつている自動車の
ドア構造に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、車体のスタイリングや美観の向上の観点
から、車体表面やドア表面で凹凸の少ない同一面
が形成されるフラツシユサーフエス化が図られて
いる。そのため、ウインドガラスが昇降する際に
ガイドするサツシユが取り付けられたドア構造に
あつても、デザイン面で大きな変化が求められる
ようになつている。
そのようなフラツシユサーフエス化が図られた
一例として、実開昭56−143475号公報に記載され
たウインドガラスの取付装置がある。これは、ド
アフレームにウインドガラスの昇降ガイド溝が形
成され、ウインドガラスに取り付けられたガイド
シユーが、その昇降ガイド溝に嵌め合わされたと
き、ドアフレームの外側表面とウインドガラスの
外側表面とがほぼ同一面上に位置するようになつ
ている。
しかし、ウインドガラスの外側面は、ガイドシ
ユーの外面より車内方向にオフセツトされ、現実
には段差が生じる。したがつて、その段差を生じ
させるサツシユは、フラツシユサーフエス化を阻
害したり、車体の美観を損なつたりして、スタイ
リングに難点を残す。 そこで、ドアサツシユを
ウインドガラスの車内側に配置して、ハードトツ
プ車のように見えるようにする一方で、ドア本体
の上部で連続するドアサツシユにより、ウインド
ガラスの支持ロツクを向上させたり、ドアの剛性
を高めつつフラツシユサーフエス化を実現するイ
ンナサツシユ形式が採用される傾向にある。
このようなインナサツシユ形式を採用したドア
構造に関し、本出願人が実願昭59−2706号で提案
したフラツシユサーフエスドアがある。
略述すると、第4図に示すように、ドアサツシ
ユ1は開口部2,3を有する形状に形成され、平
面部1Aがウインドガラス4に平行するように図
示しない車体構成部材に取り付けられている。さ
らに、平面部1Aの一端1aではウエザーストリ
ツプ5が開口部2に嵌め込まれ、それがウインド
ガラス4やルーフレールアウタ6Aに当接して車
内7と車外8の間をシールしている。他端1bで
はガラスランチヤンネル9が取り付けられ、その
端部9aはウインドガラス4の内面に当接してい
る。また、開口部3には、車内7の美観を保つた
めのサツシユガーニツシユ10が、嵌め込まれて
いる。
なお、ルーフレールインナ6Bはルーフレール
アウタ6Aと一体化され、そのフランジ部11に
シーミングウエルト12が嵌着され、搭乗者の安
全と美観の保持が図られ、その縁辺にゴム体のシ
ール部材13が固着されて、車内7と車外8との
間がシールされている。このように、ドアサツシ
ユ1の周囲に取り付けられた全ての部品は、ウイ
ンドガラス4の昇降をガイドし、車内外間のシー
ルや車内の見栄えをよくするように機能してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このフラツシユサーフエスドアで
は、ドアサツシユ1の周囲に取り付けられる部品
点数をできるだけ減らすように配慮されるが、各
部品の多機能化は必ずしも図られておらず、現状
では部品点数が依然として多く、それらの組み付
けに手間と時間を要する問題がある。
本考案は上述の問題に鑑みてなされたもので、
その目的は、ウインドガラスの昇降をガイドする
ドアサツシユが車外から見えないようにして、ス
タイリングの向上と凹凸の少ないフラツシユサー
フエス化が図られ、加えて、ドアサツシユの周囲
に取り付けられる部品の有する機能を多様化し
て、部品点数の低減と、それらの組付工数の削減
を図ることができるフラツシユサーフエスドアを
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ドア本体の上部に取り付けられて上
下および前後方向へ延びるドアサツシユより車外
側に、ウインドガラスが昇降自在に設けられてい
るドア構造に適用される。
その特徴とするところは、第1図を参照して、
ドアサツシユ1は、ウインドガラス4にほぼ平行
な平面部1Aと、この平面部1Aから車内7側へ
延びる垂直部1Bと、その垂直部1Bの先端から
ドアサツシユ1の内方へ平面部1Aと平行に延び
る突出部1Cとを備え、その平面部1Aと突出部
1Cとの間に開口部3を有して、断面がチヤンネ
ル状に形成される。その上下方向へ延びるドアサ
ツシユ部21B(第3図参照)における開口部3
を形成する平面部1Aが、ウインドガラス4の支
持レールとされる。前後および上下方向へ延びる
ドアサツシユ部21Bの開口部3を形成する平面
部1Aには、ガラスランチヤンネル26(第1図
参照),31(第3図参照)が嵌着される。その
前後方向へ延びるドアサツシユ部21Bの開口部
3を形成する平面部1Aに嵌着されたガラスラン
チヤンネル26には、車内7側へ延びるリツプ2
7が設けられる。そして、このリツプ27によつ
て前後方向へ延びるドアサツシユ部21Bの開口
部3が覆われる。
〔作用〕
ガラスランチヤンネル26と一体で、車内側に
突出したリツプ27は、車内の美観が保たれるよ
うに前後方向へ延びるドアサツシユ部21Bの開
口部3を覆う。したがつて、リツプ27は従来技
術におけるサツシユガーニツシユの機能を果た
す。その結果、ガラスランチヤンネルは、部品と
しての機能が多様化され、サツシユガーニツシユ
が不要となる。部品点数の減少が図られ、ドアサ
ツシユの周囲における部品の組付工数も削減され
る。
上下方向へ延びるドアサツシユ部21Bにおけ
る開口部3を形成する平面部1Aは、ウインドガ
ラス4の支持レールとして機能し、ウインドガラ
ス4の昇降が円滑となる。
〔考案の効果〕 本考案によれば、ハードトツプ車のような外観
を与えることができるインナサツシユ形式のドア
構造が可能となり、しかも、車体のフラツシユサ
ーフエス化も図られる。また、前後方向へ延びる
ドアサツシユ部の開口部を形成する平面部に嵌着
されたガラスランチヤンネルに設けた車内側へ延
びるリツプにより、ドアサツシユ部の開口部を、
サツシユガーニツシユを使用することなく覆うこ
とができる。その結果、ドアサツシユの周囲に取
り付けられる部品点数が少なくなり、かつ、それ
らの組付工数を削減することもできる。
〔実施例〕
以下に、本考案のフラツシユサーフエスドア
を、その実施例を示す図面に基づいて詳細に説明
する。
第2図は本考案が適用された自動車の部分外観
斜視図で、本例では、車体20にドア本体21A
とドアサツシユ部21Bからなるドア21が取り
付けられ、ドアサツシユ部21Bの開口部22に
ウインドガラス4が設けられている。
第1図は自動車の左右方向における片側の上部
断面図で、ルーフパネル23の端部23aに、レ
インレール24が取り付けられ、ルーフパネル2
3から雨水を受ける溝24aが形成されている。
さらに、モール25が溝24aの外面24bを覆
い、ルーフパネル23に近接するようにして取り
付けられている。また、レインレール24にルー
フレールアウタ6Aが取り付けられ、その端部6
a,6bにおいてルーフレールインナ6Bが結合
され、閉断面となる車体パネル6が形成されてい
る。
矢印15方向に昇降自在なウインドガラス4
は、その外表面4aがルーフパネル23やモール
25の外表面とほぼ同一面をなし、車体外板との
フラツシユサーフエス化が図られている。そのた
めにドアサツシユ部21Bを構成する上下および
前後方向へ延びるドアサツシユ1は、ウインドガ
ラス4の車内側に配置されるインナサツシユ形式
とされる。
そのドアサツシユ1は、ロール成形によつて製
作され、高い寸法精度と剛性の高いチヤンネル状
断面に形成されている。そして、ウインドガラス
4とほぼ平行でかつ車内7側に位置する平面部1
Aと、この平面部1Aのほぼ中央から車内7側へ
延びる垂直部1Bと、垂直部1Bの先端からドア
サツシユ1の内方へ平面部1Aと平行に延びる突
出部1Cとからなつている。その結果、ドアサツ
シユ1には、平面部1Aと垂直部1Bにより画成
される空間2が形成されると共に、平面部1Aと
突出部1Cとの間に開口部3が形成され、ドアサ
ツシユ1自体の断面がチヤンネル状となつてい
る。
上記の空間2には、平面部1Aの一端1aに差
し込まれるようにしてウエザーストリツプ5が嵌
められ、その車内7側は車体パネル6のルーフレ
ールアウタ6Aに当接し、車外8と車内7の間を
シールするようになつている。さらに、ウインド
ガラス4が全閉された時、その車外8側の端部5
aに、その端面4bが当接されて閉止位置が規制
され、かつ、シールされるようになつている。
また、ウインドガラス4に対向する平面部1A
の壁面1cに当接するように、他端1bを挟むよ
うにして、図示しない芯材で補強されたゴム体の
ガラスランチヤンネル26が強固に取り付けられ
ている。その一方端26aはウインドガラス4の
内面4cに当接し、ウインドガラス4の昇降を案
内すると共に、塵埃などが侵入するのを防止して
いる。さらに、ガラスランチヤンネル26と一体
にリツプ27が形成され、その先端27aが突出
部1Cに当接するまで車内7方向へ延ばされて開
口部3が覆われ、車内側の美観の保持を図つてい
る。
このようなリツプ27は、従来から用いられて
いるサツシユガーニツシユ10(第4図参照)の
機能を果しているため、サツシユガーニツシユが
不要となり、前後方向に延びるドアサツシユ部2
1Bの周囲における部品点数を減らすことができ
る。なお、上述のリツプ27が突出部1Cをも覆
うように形成されていてもよい。
なお、ルーフレールアウタ6Aおよびルーフレ
ールインナ6Bの端部6aに形成された両者のフ
ランジ部11には、シーミングウエルト12が取
り付けられ、搭乗者の安全と美観の保持などがな
されている。また、シーミングウエルト12の縁
辺にシール部材13が固着され、前述した突出部
1Cとの間がシールされ、さらに、車内11の天
井には、内装材28がルーフレールインナ6Bに
貼り付けられ、その端部28aとシーミングウエ
ルト12の間を覆うように、サイドガーニツシユ
14が取り付けられている。
以上に述べたドアサツシユ部21Bは、本例で
は第2図に示す開口部22の前後方向におけるX
〜X間に適用される。一方、ドアサツシユ部21
Bの開口部22の後方29側(第2図参照)の部
分を説明すると、第3図に示すように、ウインド
ガラス4には、ガイド空間30Aを形成するU字
状のガイドブロツク30が固着されている。上述
のガラスランチヤンネル26とは異なりリツプが
なく、かつ、図示しない芯材で補強されたガラス
ランチヤンネル31が、ロール成形で連続した同
一断面を形成する上下方向へ延びるドアサツシユ
部21Bの平面部1Aに嵌着されている。
そのため、ガイドブロツク30は、そのガラス
ランチヤンネル31を介して、ウインドガラス4
の昇降をガイドし、また、そのときのガタつきを
防止している。すなわち、上下方向へ延びるドア
サツシユ部21Bにおける開口部3を形成する平
面部1Aが、ウインドガラス4の支持レールとし
て機能する。
なお、開口部3には、サツシユガーニツシユ3
2が嵌め込まれ、車内7からドアサツシユ1が見
えないようになつている。さらに、上述したウエ
ザーストリツプ5とほぼ同形状のウエザーストリ
ツプ33は、図示しない芯材で補強され、空間2
に嵌り込むと共に平面部1Aに強固に取り付けら
れ、車体構成部材34に当接して車外8と車内7
間をシールする。このようなドアサツシユ部21
Bでは、ウインドガラス4の端部4dおよび図示
しない反対側の端部とが、ウエザーストリツプ3
3のシール作用により雨水などの侵入を防止して
いる。
次に、このような構成のフラツシユサーフエス
ドアの有する機能と作用を説明する。第1図に示
すウインドガラス4が矢印15方向に昇降される
と、第3図に示すガイドブロツク30は、ガラス
ランチヤンネル31を介して上下方向へ延びるド
アサツシユ部21Bの平面部1Aにガイドされ
る。第1図に示したウエザーストリツプ5の端部
5aまでウインドガラス4が上昇すると、全閉時
のシールがなされる。
第1図において、ガラスランチヤンネル26と
一体で車内7側へ突出したリツプ27は、車内の
美観が保たれるように、ドアサツシユ1の開口部
3を覆い、第4図におけるサツシユガーニツシユ
10の機能を果たす。
ところで、第1図に示すように、ルーフパネル
23,モール25やウインドガラス4の表面は、
第3図に示す車体構成部材34とウインドガラス
4の表面と同じく、凹凸が少なくなるように形成
され、車体20のフラツシユサーフエス化が図ら
れている。加えて、インナサツシユ形式を維持す
ることができ、ハードトツプ車のようなスタイリ
ングの実現と見栄えの向上が図られる。しかも、
インナサツシユ形式により、ドアの剛性が高く維
持される。
以上の実施例の詳細な説明から判るように、ド
アサツシユの断面をチヤンネル状とし、ドアサツ
シユ部を構成する平面部にガラスランチヤンネル
を嵌着し、ドア本体の上部に取り付けられたドア
サツシユより車外側で、ウインドガラスを昇降さ
せるようにしたので、ハードトツプ車のような外
観を与えることができるインナサツシユ形式のド
ア構造が可能となり、しかも、車体のフラツシユ
サーフエス化も実現される。加えて、前後方向へ
延びるドアサツシユ部の開口部を形成する平面部
に嵌着されたガラスランチヤンネルに、車内側へ
延びるリツプを設けたので、このリツプにより、
前後方向へ延びるドアサツシユ部の開口部を、サ
ツシユガーニツシユを使用することなく覆うこと
ができる。したがつて、ドアサツシユの周囲に取
り付けられる部品点数の減少と、それらの組付工
数の削減が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示したもので、第2図
の−線矢視断面図、第2図はフラツシユサー
フエスドアが取り付けられた自動車の一例の部分
斜視図、第3図は第2図の−矢視断面図、第
4図は先行技術におけるドアサツシユ近傍の断面
図である。 1……ドアサツシユ、1A……平面部、1B…
…垂直部、1C……突出部、3……開口部、4…
…ウインドガラス、7……車内、8……車外、2
1……ドア、21A……ドア本体、21B……ド
アサツシユ部、26,31……ガラスランチヤン
ネル、27……リツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドア本体の上部に取り付けられて上下および前
    後方向へ延びるドアサツシユより車外側に、ウイ
    ンドガラスが昇降自在に設けられているドア構造
    において、 前記ドアサツシユは、ウインドガラスにほぼ平
    行な平面部と、この平面部から車内側へ延びる垂
    直部と、その垂直部の先端からドアサツシユの内
    方へ前記平面部と平行に延びる突出部とを備え、
    その平面部と突出部との間に開口部を有して、断
    面がチヤンネル状に形成され、 上下方向へ延びるドアサツシユ部における前記
    開口部を形成する平面部が、前記ウインドガラス
    の支持レールとされ、 上下および前後方向へ延びるドアサツシユ部の
    前記開口部を形成する平面部には、ガラスランチ
    ヤンネルが嵌着され、 前後方向へ延びるドアサツシユ部の前記開口部
    を形成する平面部に嵌着されたガラスランチヤン
    ネルには、車内側へ延びるリツプが設けられ、 このリツプによつて前後方向へ延びるドアサツ
    シユ部の前記開口部が覆われていることを特徴と
    するフラツシユサーフエスドア。
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FR3128436B1 (fr) * 2021-10-26 2024-01-19 Renault Sas Enjoliveur de brancard s’étendant au-dessus d’au moins deux vitres latérales adjacentes.

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