JPS6231514A - フラツシユサ−フエスドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフラッシュサーフェスドアに係り、詳しくは、
ドア本体の上部に取り付けられたドアサツシュの車外側
で、ウィンドガラスが昇降自在となっている自動車のド
ア構造に関するものである。

〔従来技術〕

近年、車体のスタイリングや美観の向上の観点から、車
体表面やドア表面で凹凸の少ない同一面が形成されるフ
ラッシュサーフェス化が図られている。そのため、ウィ
ンドガラスが昇降する際にガイドするサツシュが取り付
けられたドア構造にあっても、デザイン面で大きな変化
が求められるようになっている。そのようなフラッシュ
サーフェス化が図られた一例として、実開昭５６−１４
３４７５号公報に記載されたウィンドガラスの取付装置
がある。これは、ドアフレームにウィンドガラスの昇降
ガイド溝が形成され、ウィンドガラスに取り付けられた
ガイドシューが、その昇降ガイド溝に嵌め合わされたと
き、ドアフレームとウィンドガラスの両外側表面がはり
同一面上に位置するようになっている。

しかし、ウィンドガラスの外側面は、ガイドシューの外
面より、車内方向にオフセットされ、現実には段差が生
じる。したがって、その段差を生じさせるサツシュは、
フラッシュサーフェス化を阻害したり、車体の美観を損
なったりして、スタイリングに難点を残す。そこで、ド
アサツシュをウィンドガラスの車内側に配置して、ハー
ドトップ車のように見えるようにする一方で、ドア本体
の上部で連続するドアサツシュにより、ウィンドガラス
の支持ロックを向上させたりドアの剛性を高めつつ、フ
ラッシュサーフェス化を実現するインナサツシュ形式が
採用される傾向にある。

このようなインナサツシュ形式を採用したドア構造に関
し、本出廓人が実願昭５９−２７０６号で提案したフラ
ッシュサーフェスドアがある。略述すると、第４図に示
すように、ドアサツシュ１は空間２．３を有する形状に
形成され、平面部ＩＡがウィンドガラス４に平行するよ
うに図示しない車体構成部材に取り付けられている。さ
らに、平面部ＩＡの一端１ａには、空間２に嵌め込まれ
たウェザ−ストリップ５が取り付けられ、それがウィン
ドガラス４やルーフレールアウタ６Ａに当接して車内７
と車外８の間をシールしている。他端１ｂにはガラスラ
ンチヤンネル９が取り付けられ、その端部９ａはウィン
ドガラス４の内面に当接している。また、・空間３には
、車内７の美観を保つための号ソシュガーニッシュ１０
が嵌め込まれている。なお、ルーフレールインナ６Ｂは
ルーフレールアウタ６Ａと一体化され、そのフランジ部
１１にはシーミングウェルト１２が嵌着され、搭乗者の
安全と美観の保持が図られ、その縁辺にゴム体のシール
部材１３が固着されて車内７と車外８の間がシールされ
ている。このように、ドアサツシュ１の周囲に取り付け
られた全ての部品は、ウィンドガラス４の昇降をガイド
し、車内外間のシールや車内の見栄えを良くするように
作用している。

ところで、このような形式のフラッシュサーフェスドア
におけるドアサツシュ１は、ロール成形されて寸法精度
や剛性が高くとられているが、ドア強度のアンプのため
に、その剛性を一段と高めることが望まれる。さらに、
ウィンドガラスの全閉時にガラスはサツシュの車外側に
位置するウェザ−ストリップと接触するが、そのゴム材
の剛性は一般に低く、ウィンドガラスの上昇時にそのア
ッパストッパとして機能させるには不十分であり、別途
ウィンドガラスの過剰な上昇を規制する機構を、ウィン
ドレギュレータなどに設ける必要があって、構造が複雑
となると共に部品点数が多くなる問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は上述の問題に鑑みてなされたもので、その目的
は、ウィンドガラスの昇降をガイドするドアサツシュが
車外から見えないようにして、スタイリングの向上と凹
凸の少ないフラッシュサーフェス化を図ることができ、
加えて、ドアサツシュサツシュの剛性を向上させ、また
、ウィンドガラスのアッパストッパとしての機能を発揮
させ、部品点数の削減を可能にしたフラッシュサーフェ
スドアを提供することである。

〔発明の構成〕

本発明のフラッシュサーフェスドアの特徴は、ドア本体
の上部に取り付けられたドアサツシュより車外側で、ウ
ィンドガラスが昇降自在に設けられたドア構造であって
、ドアサツシュは、車外側にウィンドガラスとはヌ′平
行な平面部と、この平面部のはｙ゛中央ら車内側に延び
る垂直部とから形成され、ドアサツシュの平面部の外周
縁を車外側に折り曲げて延長部が形成され、延長部には
ウィンドガラスの周縁と当接するシール部材が嵌着され
ていることである。

〔作　　　用〕

ドアサツシュの平面部や延長部に取り付けられたシール
部材は、その延長部が芯材として機能するため補強され
る。その結果、ウィンドガラスが上昇して当接しても、
その過剰な上昇が阻止され、シール部材をウィンドガラ
スのアッパストッパとして機能させることができる。し
たがって、ウィンドガラスの過剰な上昇を規制するため
の機構が省略され、部品点数を少なくすることができる
。

さらに、ドアサツシュは、それに設けられた延長部によ
り剛性がより高められ、ドアの剛性も向上される。

〔実　施　例〕

以下に、本発明のフランシュサーフェスドアを、その実
施例を示す図面に基づいて詳細に説明する。

第２図は本発明が通用された自動車の部分外観斜視図で
、本例では、車体２０にドア本体２１Ａとドアサツシュ
部２１Ｂからなるドア２１が取り付けられ、ドアサツシ
ュ部２１Ｂの開口部２２にウィンドガラス４が設けられ
ている。

第１図は自動車の左右方向における片側の上部断面図で
、ルーフパネル２３の端部２３ａに、レインレール２４
が取り付けられ、ルーフパネル２３から雨水を受ける溝
２４ａが形成され、さらに、モール２５が溝２４ａの外
面２４ｂを覆い、ルーフパネル２３に近接するようにし
て取り付けられている。また、レインレール２４にルー
フレールアウタ６Ａが取り付けられ、その端部６ａ、６
ｂにおいてルーフレールインナ６Ｂが結合され、閉断面
となる車体パネル６が形成されている。

矢印１５方向に昇降自在なウィンドガラス４は、その外
表面４ａがルーフパネル２３やモール２５の、外表面と
ほぼ同一面をなし、車体外板とのフラッシュサーフェス
化が図られている。そのためにドアサツシュ部２１Ｂを
構成するドアサツシュｌは、ウィンドガラス４の車内７
側に配置されるインナサツシュ形式とされる。そのドア
サツシュｌは、ロール成形によって製作され、高い寸法
精度と剛性の高いチャンネル状断面に形成されている。

そして、ウィンドガラス４とは父′平行でかつ車内７側
に位置する平面部ＩＡと、この平面部ＩＡのはソ′中央
から車内７側に延びる垂直部ＩＢと、垂直部ＩＢから平
面部ＩＡと平行に形成された突出部ＩＣと、さらに、上
述の平面部ＩＡの外周縁が車外８側に折り曲げられた延
長部ＩＤとからなる。

その結果、ドアサツシュ１には、平面部ＩＡと垂直部Ｉ
Ｂにより画成される空間２と、その両者と突出部ＩＣに
より画成される空間３と、平面部１人と突起部ＩＤによ
り画成される空間３５が形成される。

このような空間２には、一部に凸部１ｃを有する平面部
ＩＡに当接するようにして、ウェザ−ストリップ１６が
嵌め込まれ、その車内７側は車体パネル６のルーフレー
ルアウタ６Ａに当接して、車外８と車内７の間をシール
するようになっている。さらに、空間３５には、延長部
ＩＤを覆うようにして、ゴム体のシール部材３６が嵌め
込まれ、ウィンドガラス４が全閉された時、そのシール
部材３６に、ガラスの端面４ｂが当接されて閉止位置が
規制され、かつ、シールされるようになっている。また
、ウィンドガラス４に対向する平面部ＩＡの壁面１ｄに
当接するように、一端１ｅを挟むようにして、図示しな
い芯材で補強されたガラスランチヤンネル２６が強固に
取り付けられ、その一部が空間３に入り込んでいる。そ
の−万端２６ａはウィンドガラス４の内面４Ｃに当接し
、ウィンドガラス４の昇降を案内すると共に、塵埃など
が侵入するのを防止している。さらに、空間３に、サツ
シュガーニッシュ１０が嵌め込まれ、ドアサツシュ１を
車内側から覆い、美観の保持が図られている。

なお、ルーフレールアウタ６Ａおよびルーフレールイン
ナ６Ｂの端部６ａに形成された両者のフランジ部１１に
は、シーミングウェルト１２が取り付けられ、搭乗者の
安全と美観の保持などがなされている。また、シーミン
グウェルト１２の縁辺にシール部材１３が固着され、前
述した突出部Ｉｃとの間がシールされ、さらに、車内７
の天井には、内装材２８がルーフレールインナ６Ｂに貼
り付けられ、その端部２８ａとシーミングウェルト１２
の間を覆うように、サイドガーニッシュ１４が取り付け
られている。

以上に述べたドアサツシュ部２１Ｂは、本例では、第２
図に示す開口部２２の長手方向におけるＸ−Ｘ間に適用
される。一方、ドアサツシュ部２１Ｂの開口部２２の後
方２９側の部分を説明すると、第３図に示すドアサツシ
ュ１は、第１図に示した延長部ＩＤを存しないが、前述
したドアサツシュ１に連なり、ウィンドガラス４には、
ガイド空間３０Ａを形成するＵ字状のガイドプロッタ３
０が固着されている。さらに、図示しない芯材で補強さ
れたガラスランチヤンネル３１が、ドアサツシュｌの平
面部ＩＡに強固に嵌着されている。

そのため、ガイドブロック３０はそのガラスラン。

チャンネル３１を介して、ウィンドガラス４の昇降をガ
イドし、また、そのときのガタ付きを防止している。な
お、空間３には、サツシュガーニ・ノシュ３２が嵌め込
まれ、車内７からドアサツシュ１が見えないようになっ
ている。さらに、上述したウェザ−ストリップ１６とシ
ール部材３６は合体した恰好になっており、両者の機能
を備えたウェザ−ストリップ３３は、図示しない芯材で
補強され、空間２に嵌り込むと共に平面部ＩＡに強固に
取り付けられ、車体構成部材３４に当接して車外８と車
内７間をシールする。このようなドアサツシュ部２１Ｂ
では、ウィンドガラス４の端部４ｄおよび図示しない反
対側の端部とが、ウェザ−ストリップ３３のシール作用
により雨水などの侵入を防止している。なお、本例では
ガイドブロック３０が設けられているが、ドアサツシュ
部２１Ｂの上部のみならず、車体の前後方向における個
所にあっても、上述のドアサツシュ１に代え、第１図に
示した延長部ＩＤを有するドアサツシュを採用するよう
にしてもよい。

次に、このような構成のフラッシュサーフェスドアの有
する機能と作用を説明する。第１図に示すウィンドガラ
ス４が矢印１５方向に昇降されると、第３図に示すガイ
ドブロック３０は、ガラスランチヤンネル３１を介して
ドアサツシュ１の平面部ＩＡにガイドされる。第１図に
示したシール部材３６は、ドアサツシュ１の延長部ＩＤ
で補強されて剛性が高められているので、ウィンドガラ
ス４の過剰な上昇が規制され、延長部ＩＤがシール部材
３６と共にアッパストッパとして機能する。

したがって、ウィンドレギュレータなどにアッパストッ
パ機構や部品を設ける必要がなくなる。全閉状態にある
ウィンドガラス４は、シール部材３６でシールされるこ
とは言うまでもない。

ところで、第１図に示すように、ルーフパネル２３、モ
ール２５やウィンドガラス４の表面は、第３図に示す車
体構成部材３４とウィンドガラス４の表面と同じく、凹
凸が少なくなるように形成され、車体２０のフラッシュ
サーフェス化が図られている。加えて、インナサツシュ
形式を維持することができ、ハードトップ車のようなス
タイリングの実現と見栄えの向上が図られる。しかも、
インナサツシュ形式により、ドアの剛性が高（維持され
る。

〔発明の効果〕

本発明は以上の実施例の詳細な説明から判るように、ド
アサツシュの平面部の外周縁を車外側に折り曲げた延長
部に、ウィンドガラスの周縁と当接するシール部材を嵌
着し、ドア本体の上部に取り付けられたドアサツシュよ
り車外側で、ウィンドガラスを昇降自在に設けたので、
ハード）　−／プ車のような外観を与えることができる
インナサツシュ形式のドア構造が可能となり、しかも、
車体のフラッシュサーフェス化も図られる。加えて、延
長部によりドアサツシュの剛性が高められるので、ドア
が一段と強固なものとなり、また、ウィンドガラスが全
閉する際、延長部とシール部材がアッパストッパとして
機能して過剰な上昇が規制される。したがって、ガラス
の上昇位置の規制のため従来から別途装着される部品や
機構を省くことができ、部品点数の減少が図られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の要部を示したもので、第２図のｎ−ｎ
線矢視断面図、第２図はフラッシュサーフェスドアが取
り付けられた自動車の一例の斜視図、第３図は第２図の
ｍ−ｍ線矢視断面図、第４図は先行技術におけるドアサ
ツシュ近傍の断面図である。 １−　ドアサツシュ、ＩＡ一平面部、ＩＢ−・垂直部、
ＩＤ−・延長部、４−ウィンドガラス、７−車内、８−
・車外、２１Ａ−ドア本体、３６−シール部材。 特許出願人　　　マ　ツ　ダ　株式会社代理人　弁理士
　吉相　勝俊（ばか１名）第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドア本体の上部に取り付けられたドアサッシュよ
   り車外側で、ウィンドガラスが昇降自在に設けられたド
   ア構造において、 前記ドアサッシュは、車外側にウィンドガラスとほゞ平
   行な平面部と、この平面部のほゞ中央から車内側に延び
   る垂直部とから形成され、 前記ドアサッシュの平面部の外周縁を車外側に折り曲げ
   て延長部が形成され、 前記延長部にはウィンドガラスの周縁と当接するシール
   部材が嵌着されていることを特徴とするフラッシュサー
   フェスドア。