JPS61200025A - 自動車のチルト・スライド式サンル−フ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、自動車のチルト・スライド式サンルーフに係
り、特に、スライディングパネル及びシェードをルーフ
開口後方のハウジング内に収納することでスライディン
グパネルを開状態とすると共に、スライディングパネル
の前部を回動中心とし

【その後部を上方へ持ち上げるよ
う揺動することで、スライディングパネルをチルトアッ
プ状態とする自動車のチルト・スライド式サンルーフに
関する。 【従来の技＃１１ 従来、チルト・スライド式サンルーフにおいては、特開
昭５６−１５７６２３号、実開昭５９−１００６２１＠
、特公昭５４−３４９６９号、米国特許４１７９１５６
号等に開示されるように、スライデングバネルの下方に
配設されるシェードの後端は、チルトアップ時にスライ
デングバネルと同様に持上り、ルーフパネルに形成され
た開口の後部を開口する構造となっている。 従って、太陽が自動車の後部上方に位置する場合にスラ
イディングパネルをチルトアップした時は、１！室内に
日が射し、このＷＬ躬日光又はその反射光等により、前
方視認性や、快適性が損われるという問題点を有する。 更には、チルトアップ時に、ルーフ開口部の後端及び該
後端に配設されるルーフドリップリヤチャンネル（以下
レインチャンネルと称する）が車室内から丸見えとなり
、チルトアップ時のルーフ開口後端の見栄えを悪くし、
その外観を損うという問題点を為する。 又、特開昭５２−６１０１６号、米国特許４１７９１５
６号等に開示されるように、シェードを車両前後り向′
Ｃ″２分割にし、該２分割したシェードそれぞれの端部
を重ね合せるようにしく構成したものがある。このよう
なシェード構造にあっては、分割したシェードの連結部
が段部となり、又、チルドアツノ時に可動シェードと固
定シェードとの合せ部の端縁が車室内から見えるため、
見栄えを悪くし外観が損われるという問題点を有する。 【発明が解決しようとする問題点】 本発明は上記従来の問題に鑑みＣなされたものであつ

【、スライデングパネルのチルトアップ時に、ルーフパネルの開口の後端部をシェード後端部により隠すことができ、これにより直射日光の車室内侵入を防止すると共にルーフパネルの開口の後端部の車室内からの見栄えを向上することがＣき、しかも、車室内の空気を効率よく換気することができる自動車のチルト・スライド式サンルーフを提供することを目的とする。 【問題点を解決するための手段】

本発明は、車両のルーフパネルに形成された開口をｌ＠
ｍするスライディングパネルと、前記ルーフパネルの下
方に該ルーフパネルと離間しく配設され、ルーフパネル
の開口と対応する開口を備え、且つスライディングパネ
ルを収納可能な空間を前記ルーフパネルとの間に形成す
るハウジングと、前記スライディングパネルに配設され
、ルーフパネルの開口をスライディングパネルが閉じる
時ハウジング開口を上りから覆うシェードとを備え、ス
ライディングパネル及びシェードをルーフ開口！Ｉｈの
ハウジング内に収納することでスライディングパネルを
開状態とすると共に、スライディングパネルの前部を回
動中心としでその後部を上方へ持ち上げるよう揺動する
ことで、スライディングパネルをチルトアップ状態とす
る自動車のチルト・スライド式サンルーフにおい°Ｃ１
前記シェードを、該シェードの一部がハウジング開口か
ら上方に変位可能となり、且つ、該シェードの車両前後
り向での長さが、シェードの一部が上方変位時に該シェ
ードの後端が前記ハウジング開口の後端縁から後方のハ
ウジング内に位置される長さとなるよう形成し、該シェ
ードには、スライディングパネルのチルトアップに連動
しＣハウジング開口から該シェードの一部を上りに変位
させてハウジング開口の車両幅方向端縁とシェードの車
両幅方向端縁との間に間隙を形成する変位手段を備えＣ
なることにより、上記目的を達成したものである。 又、本発明は、前記シェードを、車両前後方向略中央部
に車両幅方向Ｃ折曲線を備えるよう形成することにより
、上記目的を達成したものである。 又、本発明は、前記折曲線を、分離された前側シェード
と後側シェードとを、該シェードのスライディングパネ
ル側の面に配設された板ばね状連結材を介し、これらシ
ェードの車室側の面が面一となるよう接続して構成する
ことにより、上記目的を達成したものｅある。 又、本発明は、前記変位手段を、シェードの折曲線近傍
の車両幅方向端縁に該端縁に沿っ゛Ｃ外側に開口した溝
形レールを設け、該溝形レール内にスライディングパネ
ルのチルトアップ用リンクから内側に車両幅方向で突出
された係合ピンを嵌合しく構成することにより、上記目
的を達成したものである。 （作用１ 本発明においで、シェードを、該シェードの一部が上方
変位時にシェードの後端が前記ハウジング開口の後端縁
から後りのハウジング内に位置するよう、該シェードの
車両前後方向での長さをハウジング開口の車両前後り向
での長さより長くなるよう形成することにより、スライ
デングバネルのチルトアップ時に、ルーフパネルの開口
後端部をシェードの後端部で覆い隠すことができる。従
って、前記シェードによりチルトアップした時のルーフ
パネル開口から車室内への太陽光の侵入を防止すること
がｒきる。又、ルーフの開口後端部の形状及び該後端部
内に配設されるレインチャンネルそれぞれが車室内から
丸見えとなるのを防止することができる。 又、シェードには、スライディングパネルのチルトアッ
プに連動してハウジング開口から該シェードの一部を上
方に変位させる変位手段を備えるごとにより、チルトア
ップ時にルーフ開口部の後端を覆い隠すようにしても、
シェードの車両幅り自画端縁と、該両端縁に対向するス
ライデングパネルのハウジング開口端縁との間隙を利用
して、車室内の空気を効率よく換気することができる。 【実施例］ 以下本発明の第１実施例を図面を参照して説明する。 第１実施例は、第１図乃至第４図に示されるように、車
両のルーフパネル１０に形成された開口１２を開閉する
スライディングパネル１４と、前記ルーフパネル１０の
下方に該ルーフパネル１゜と離間し゛【配設され、ルー
フパネル１０の開口１２と対応する開口１３を備え、且
つスライディングパネル１４を収納可能な空間を前記ル
ーフパネル１０との間に形成するハウジング１５と、前
記スライディングパネル１４に配設され、ルーフパネル
１０の開口１２をスライディングパネル１４が閉じる時
ハウジング開口１３を上りから覆うシェード１６とを備
え、スライディングパネル１４及びシェード１６をルー
フ開口１２後りのハウジング１５内に収納することｅス
ライディングパネル１４を開状態とすると共に、スライ
ディングパネル１４の前部を回動中心としてその後部を
上方へ持ち上げるよう揺動することで、スライディング
パネル１４をチルトアップ状態とする自動車のチルト・
スライド式サンルーフにおいて、前記シェード１６を、
該シ上−ド１６の一部がハウジング開口１３から上りに
変位可能となり、且つ、該シェードの車両前後り向Ｃの
長さが、シェード１６の一部が上り変位時に該シェード
１６の後端１６Ａが前記ハウジング間口１３の後端縁１
３Ａから後方のハウジング１５内に位置される長さとな
るよう形成し、該シェード１６には、スライディングパ
ネル１４のチルトアップに連動してハウジング間口１３
から該シェード１６の一部を上方に変位させてハウジン
グ開口１３の車両幅方向端縁とシェード１６の車両幅方
向端縁との間に間隙１７を形成する変位手段２６を備え
てなるよう構成したものである。 なお、第３図中の符号１４Ａはスライディングパネル１
４裏面に車両幅方向で配設されるリーンホースメントを
示し、このリーンホースメント１４Ａに開口した取付孔
１４Ｂにクリップ２１を挿入することで、該クリップ２
１を介し前側シェード２０はスライディングパネル１４
に取付けられる。又、２３は成形天井等の内張材を示す
。 前記シェード１６は、車両前後方向略中央部に車両幅方
向で折曲線１８を備えるよう形成される。 折曲線１８は、分離された前側シェード２０と後側シェ
ード２２とを、該シェード２０，２２のスライディング
パネル側の面に配設された板ばね状連結材３８を介し、
これらシェード２０，２２の車室側の面が面一となるよ
う接続して構成される。 前記後側シェード２２の後端近例の上面には、ルーフパ
ネル１０の開口１２の後縁下方のハウジング１５内に車
両幅方向で配設されるレインチャンネル３０の前下端部
３０Ａを当接させて１スライディングパネル１４のチル
トアップ時に該シェード２２の後端部を下方へ押えるよ
うにしている。 前記変位手段２６は、第１図及び第４図に示されるよう
に、シェード１６の折曲１１８近傍の車両幅方向端縁に
シェード１６上面に沿って外側に開口した溝形レール３
２を設け、該溝形レール３２内にスライディングパネル
１４のチルトアップ用リンク３４から内側に車両幅方向
ぐ突出された係合ビン３６を嵌合して構成したものであ
る。なお、係合ビン３６には、第４図に示されるように
、合成樹脂等ひなる円筒３７が回動自在に嵌入されてお
り、レール３２内での係合ビン３６の移動を容易とし°
Ｃいる。又、３５はレール３２をシェード１６に取付け
るためのリベットを示す。 第１実施例によれば、図示しないチルトアップ機構の作
動に伴い起立されるチルトアップ用リンク３４により、
スライデングバネル１４はその前端部を回動中心とし゛
（上方に揺動されてチルトアップした時、前記チルトア
ップ用リンク３４の係合ビン３６に係合する溝形レール
３２が該係合ビン３６により上方に押動されて上方へ変
位する。 −７］、前側シェード２０の前端部がスライデングバネ
ル１４の前端部に固定され且つ後側シェード２２の後端
部２２Ａが後端部え手段とし【のレインチャンネル３０
により下方へ押えられているから、前記溝形レール３２
の上方変位により、シェード１６の折曲線１８はスライ
デングバネル１４のチルトアップに伴い上方に変位し、
シェード１６全体が側面から見てへの字状に折曲される
と共に、該シェード１６の後端１６Ａがハウジング開口
１３の後端縁１３Ａから漬方のハウジング１５内に位置
される。 これにより、ルーフパネル１０の開口１２後端部が後側
シェード２２の後端部２２Ａにより覆い隠され、チルト
アップ時のルーフパネル開口１２から車室内への直射日
光の侵入を防止できると共に、車室内から開口１２の後
端部が丸見えとなることを防止することができる。　　
　　　又、シェード１６が側面から見てへの字状に折曲
されることひ、シェード１６の車両幅方向端縁と車室内
開口１３の車両幅方向端縁との間に側面三角形状の間隙
１７が生じ、この間隙１７を介し【スライデングバネル
１４チルトアツ１時に車室内に空気を効率よく換気する
ことがぐきるようになる。即ち、開口１２の後端部を後
側シェード２２の後端部２２Ａにより覆い隠しても、換
気性能が損われない。 特に、第１実施例の場合はシェード１６の変位手段２６
を、シェード１６の折曲線１８近傍の上面に設けた溝形
レール３２と前記チルドアツノ用リンク３４の係合ビン
３６とで構成することにより、シェード１６の折曲線１
８を確実にチルトアップ時に上方に持上げることができ
る。 又、開口１２の後端下方のハウジング内に配設されたレ
インチャンネル３０を利用し、該レインチャンネル３０
をスライデングバネル１４のチルトアップ時に後側シェ
ード２２の後端部２２Ａの上面を当接させることで、後
側シェード２２の後端１６Ａをサンルーフのハウジング
１５上面に常に当接させることができる。しかも、レイ
ンチャンネル３０を効率よく利用できるから、シェード
１６の後端部え手段を別部品で構成する必要もなく、そ
の構成を簡素とできる。 第２実施例は、第５図及び第６図に示されるように、前
記第１実施例における後側シェード２２に対し、レイン
チャンネル３０の前下端部３０Ａ下方位置に車両幅方向
ぐ前記折曲線１８と同様の折曲線４０を設けて、後側シ
ェード４２を構成したちのぐある。他の点については前
記第１実施例と同様であるので説明は省略する。 この第２実施例によれば、ヘッドクリアランスＨ等の関
係でハウジング開口１３の後端縁１３Ａが前記第１実施
例の形成位置に比較し後方に位置され、且つ、レインチ
ャンネル３０の前下端部３０Ａとハウジング１５上面と
の間隙が小さい場合に、有効なものとなる。 即ち、このような場合に、前記第１実施例の後側シェー
ド２２ｒ′は、レインチャンネル３０の前下端部３０Ａ
が折曲１１１８の上方変位の障害となるためシェード１
６は側面への字状に完全に折曲されない不都合があるが
、第２実施例の場合は、前記折曲１４０を介しＣ後側シ
ェード２２を折曲することがＣき、従って、この折曲線
４０による後側シェード４２の折曲により、シェード１
６の折曲線１８を上りへ位置させることがｒき、シェー
ド１６を側面への字状に折曲することができるようにな
る。従つ〔、ハウジング開口１３の後端縁１３Ａの形成
位置が限定されることがなく、理想的なサンルーフを設
計することがＣぎるようになる。 なお上記実施例においで、折曲線１８は、分離された前
側シェード２０と後側シェード２２とを板ばね状連結材
３８により接続し【構成されるが、本発明はこれに限定
されるものでなく、例えば、シェード１６が可撓性の合
成樹脂等である場合には該折曲線１８に沿つτ単に溝部
を設けたものとし【もよい。更には、折曲Ｉ！！１８の
シェード２０．２２との間の１間を覆うべく、シェード
１６の車室内側面に布等ぐなるうイニングを施すように
してもよい。又、シェード１６に折曲線１８．４０を設
けることなく、シェード１６を可撓性シートや布等で形
成するようにしでもよい。 又、上記実施例においで、シェード１６の後端１６Ａの
押えを、レインチャンネル３０により行っているが、本
発明はこれに限定されるものでなく、例えば、図示は省
略したが後側シェード２２の後端縁の車両幅方向端部側
に配設した車両幅方向で外方へ突出される後端ビンと、
該後端ビンを車両前後方向で移動自在に保持するレール
とで構成するようにしてもよい。 又、上記実施例においで変位手段２６は、シェード１６
の上面に配設された溝形レール３２とチルトアップ用リ
ンク３４から突出され前記溝形レール３２に係合する係
合ビン３６とぐ構成されたものであるが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、例えば、単に前側シェード２
０をスライデングバネル１４の下面に図示しない保持部
材等により固定的に取付けしたちのＣもよい。この場合
には、スライデングバネル１４のチルトアップに伴い前
側シェード２０もチルトアップされ、このチルトアップ
によりシェード１６は折曲Ｉ！１８位置で側面への字状
に折曲げされるものＣある。この時、折曲線１８を構成
する連結部材を断面くの字状に折曲したばね板で構成す
ることにより、該連結部材の弾撥力によりシェードの後
端を他の押え手段等を用いることなく、常にハウジング
上面に当接させることが可能となり、その構成を簡素な
ものとすることがぐきる。 【発明の効果］ 本発明は上記のように構成したのぐ、チルトアップ時の
換気性能を損うことなく、ルーフパネル開口からの車室
内への直射日光の侵入を防止することがひき、しかも、
チルトアップ時のルーフパネルの開口の後端部の車室内
からの見栄えを向上することができるという優れた効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動車のチルト・スライド式サン
ルーフの実施例を示す一部切欠き斜視図、第２図は同要
部断面図、第３図は第１図における■−■線拡線断大断
面図４図は第１図における■−■轢拡大断面図、第５図
は第２実施例を示す一部切欠き斜視図、第６図は同拡大
断面図である。 １０・・・ルーフパネル、　　　１２・・・開口、１４
・・・スライデングパネル、 １６・・・シェード、　　　　　　１８・・・折曲線、
２６・・・変位手段。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両のルーフパネルに形成された開口を開閉する
   スライディングパネルと、前記ルーフパネルの下方に該
   ルーフパネルと離間して配設され、ルーフパネルの開口
   と対応する開口を備え、且つスライディングパネルを収
   納可能な空間を前記ルーフパネルとの間に形成するハウ
   ジングと、前記スライディングパネルに配設され、ルー
   フパネルの開口をスライディングパネルが閉じる時ハウ
   ジング開口を上方から覆うシエードとを備え、スライデ
   ィングパネル及びシエードをルーフ開口後方のハウジン
   グ内に収納することでスライディングパネルを開状態と
   すると共に、スライディングパネルの前部を回動中心と
   してその後部を上方へ持ち上げるよう揺動することで、
   スライディングパネルをチルトアップ状態とする自動車
   のチルト・スライド式サンルーフにおいて、前記シエー
   ドを、該シエードの一部がハウジング開口から上方に変
   位可能となり、且つ、該シエードの車両前後方向での長
   さが、シエードの一部が上方変位時に該シエードの後端
   が前記ハウジング開口の後端縁から後方のハウジング内
   に位置される長さとなるよう形成し、該シエードには、
   スライディングパネルのチルトアップに連動してハウジ
   ング開口から該シエードの一部を上方に変位させてハウ
   ジング開口の車両幅方向端縁とシエードの車両幅方向端
   縁との間に間隙を形成する変位手段を備えてなることを
   特徴とする自動車のチルト・スライド式サンルーフ。
2. （２）前記シエードは、車両前後方向略中央部に車両幅
   方向で折曲線を備えるよう形成されてなる特許請求の範
   囲第１項記載の自動車のチルト・スライド式サンルーフ
   。
3. （３）前記折曲線は、分離された前側シエードと後側シ
   エードとを、該シエードのスライディングパネル側の面
   に配設された板ばね状連結材を介し、これらシエードの
   車室側の面が面一となるよう接続してなる特許請求の範
   囲第１項又は第２項記載の自動車のチルト・スライド式
   サンルーフ。
4. （４）前記変位手段は、シエードの折曲線近傍の車両幅
   方向端縁に該端縁に沿つて外側に開口した溝形レールを
   設け、該溝形レール内にスライディングパネルのチルト
   アップ用リンクから内側に車両幅方向で突出された係合
   ピンを嵌合してなる特許請求の範囲第１項乃至第３項の
   いずれかに記載の自動車のチルト・スライド式サンルー
   フ。