JPH0554447B2 - - Google Patents

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JPH0554447B2
JPH0554447B2 JP60063348A JP6334885A JPH0554447B2 JP H0554447 B2 JPH0554447 B2 JP H0554447B2 JP 60063348 A JP60063348 A JP 60063348A JP 6334885 A JP6334885 A JP 6334885A JP H0554447 B2 JPH0554447 B2 JP H0554447B2
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JP
Japan
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guide
vehicle body
hood
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JP60063348A
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Akyoshi Okada
Noriaki Shiraishi
Seiichi Oomoto
Tatsuo Maeda
Sadamu Nishiguchi
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0554447B2 publication Critical patent/JPH0554447B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車室の上方と後方とを覆う部分が折
りたたみ自在とされたいわゆるソフトトツプタイ
プとされた自動車の上部車体構造に関するもので
ある。
(従来技術) 自動車のなかには、オープンカーあるいはカブ
リオレのように、車室の上方と後方とを覆う部分
が折りたたみ自在なソフトトツプにより構成され
たものがある。すなわち、ソフトトツプは、骨部
材とこれに張設された幌とにより折りたたみ自在
とされて、雨天時等には、このソフトトツプを幌
張り状態として車室の上方と後方とを覆う第1位
置とされる一方、晴天時には、このソフトトツプ
を折りたたんで車体後部へ収納することにより、
車室の上方と後方とを開放できる第2位置をとり
得るようになつている(米国特許第3328072号明
細書参照)。
上述のようなソフトトツプとされた自動車にあ
つては、後方視界確保のため、幌すなわち前記第
1位置における幌の後部にリアウインドが形成さ
れるが、近時は、後方視界を特に良好なものとす
るため、リアウインドを、ガラス板によるハード
ボードタイプのものとすることが望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上述のようにリアウインドをハード
ボードタイプのものとした場合、ソフトトツプが
折りたたみ、収納された第2位置において、邪魔
になるこのリアウインドを、車室ではなくトラン
クルームへ収納することが考えられる。
しかしながら、このハードボードタイプのリア
ウインドは、その大きさがかなり大きい関係上、
車室とトランクルームとを連通する部分の空間、
すなわち通常リアパツケージトレイが位置する部
分の空間を通してトランクルームへ収納すること
は、リアウインドをソフトトツプの骨部材の動き
と単に連動させただけでは行うことができず、こ
の点において何等かの対策が必要になる。
また、リアウインドをトランクルームへ収納で
きたとしても、このトランクルームのスペースを
極力犠牲にすることのないようにすることが望ま
れる。
したがつて、本発明の目的は、リアウインドを
ハードボードタイプとした場合でも、ソフトトツ
プの折りたたみと連動してトランクルーム内へそ
のスペースを極力犠牲にすることなく自動的に収
納されるようにした自動車の上部車体構造を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあつて
は、通常、ソフトトツプが幌張り状態にある第1
位置から折りたたまれて収納状態となる第2位置
に移行するのに、この第1位置におけるリアウイ
ンドの上端縁部が車体前方側へ倒れるようにして
下方へ向かいつつ最終的にはリアウインドが全体
的に低い位置でほぼ水平状態となる点に着目して
なされたものである。すなわち、第1位置から第
2位置に移行する際に、ガイド機構を利用して、
第1位置にあるリアウインドの下端縁部をその下
方へ変位させつつ後方へ変位されるようにして、
最終的には、トランクルームの高い位置において
ほぼ水平状態となるように収納できるようにして
ある。具体的には、 骨部材と該骨部材に張設された幌とから折りた
たみ自在に構成され、幌が張られて車室の上方お
よび後方を覆う第1位置と、折りたたまれて車体
後部へ収納されて車体の上方および後方が開放さ
れる第2位置とをとり得るようにした自動車の上
部車体構造において、 前記第1位置における前記幌の後部には、リア
ウインドが形成され、 車体後部のうち前記第1位置における前記リア
ウインドの直下方には、略水平方向に伸びる底壁
を有して上方に向けて開口する収納部が形成さ
れ、 前記第1位置から第2位置への移行に際して、
前記第1位置における前記リアウインドの下端縁
部を案内して、該リアウインドを略水平状態で前
記収納部内に収納させるためのガイド機構が設け
られ、 前記ガイド機構は、前記第1位置における前記
リアウインドのフレームの左右下端部に回転自在
に連結され下方に向かうにつれて前方に向かうよ
うに傾斜された略直線状のガイドリンクと、車体
に固定されて上記ガイドリンクの先端部を前後方
向に移動可能に案内するガイドレールと、から構
成され、 前記第2位置においては、略水平状態にある前
記リアウインドと該ガイドリンクとの連結部が、
該ガイドリンクと前記ガイドレールとの係合部分
よりも後方に位置した状態で、該ガイドリンクが
略水平状態となるまで傾斜されている、 ような構成としてある。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基いて説
明する。
第1図において、自動車Aは、いわゆるカブリ
オレといわれる車室1の上方および後方が開放さ
れる形式とされ、図中2はドア、3はリアフエン
ダ、4はリアデツキ(トランクリツド)、5はフ
ロントウインド、6はドアウインド、7はクオー
タウインドであり、ウインド6,7は昇降自在と
されている。また、8はロールバーであり、左右
のリアフエンダ3同士を連結するようなかなり太
い構成とされて、車体の剛性および転倒時の安全
性を高めたものとなつている。
上述のような自動車Aは、折りたたみ自在なソ
フトトツプBを備えている。すなわち、ソフトト
ツプBが折りたたまれて車室1の後方へ収納され
た第1図の状態すなわち第2位置では、当該車室
1の上方および後方が開放される一方、幌張り状
態すなわち第1位置では、第2図に示すようにソ
フトトツプBにより車室1の上方と後方とが覆わ
れるようになつている。
上記ソフトトツプBは、第3図に示すように折
りたたみ自在な骨部材Cに幌を張設することによ
り構成されている。この骨部材Cは、車体両側部
に設けられる左右一対のリンク機構Eと、この左
右一対のリンク機構E間に車体前後方向に間隔を
あけて架設された複数体の補助ロツド9と、を備
え、リンク機構Eは、後述するように、リアフエ
ンダ3の前端部分において車体に一体化されたブ
ラケツト10に対して連結されている。
上記リンク機構Eについて、第3図〜第6図を
参照しつつ説明すると、11は第1リンク、12
は第2リンク、13は第3リンクである。この3
つのリンク11,12,13は、第2図〜第5図
に示す幌張り状態では、車体前方側から順次第1
リンク11,第2リンク12,第3リンク13が
配設される構成とされて、第1リンク11の後端
部と第2リンク12の前端部とがピン14により
回動自在に連結されている。また、第2リンク1
3の後端部と第3リンク13の先端部(上端部)
とがピン15により回動自在に連結され、この第
3リンク13の基端部(他端部)は、ピン16に
より前記ブラケツト10すなわち車体に回動自在
に連結されている。
また、前記第3リンク13に対してはアシスト
リンク17が併設され、これは、その一端部がピ
ン18により第2リンク12の後端部に、またそ
の他端部がピン19によりブラケツト10に、そ
れぞれ回動自在に連結されて、このアシストリン
ク17と第2リンク12と第3リンク13とブラ
ケツト10とにより四節リンクが構成されてい
る。
前記第1リンク11と第3リンク13とは、サ
ブリンク20によつて連結されている。すなわ
ち、サブリンク20の前端部が、第1リンク11
に対して、ピン21により、ピン14の若干前側
で回動自在に連結される一方、サブリンク20の
後端部が、ピン22により、第3リンク13に対
して、ピン15よりも若干先端側で回動自在に連
結されている。このようにして、第1リンク11
と第2リンク12と第3リンク13とサブリンク
20とにより四節リンクが構成されている。
また、上記サブリンク20は、アシストリンク
機構Fを介して第1リンク11に連結されてい
る。このアシストリンク機構Fは、2本のアシフ
トリンク23と24とをピン25で回動自在に連
結することによりなり、アシストリンク23が、
第1リンク11に対して、ピン26により、ピン
21よりも前端側において回動自在に連結される
一方、アシストリンク24が、サブリンク20の
ほぼ中間付近において、ピン27により回動自在
に連結されている。これにより、両アシストリン
ク23,24と第1リンク11とサブリンク20
とにより四節リンクが構成されている。
ここで、それぞれ回動支点となる各ピン14,
15,16,18,19,21,22,25〜2
7のうち、サブリンク20の第1リンク11、第
3リンク13に対する回動支点となるピン21,
22を除いて、それぞれ回動のみが許容されるよ
うに連結されている。また一方、上記サブリンク
20の回動支点となるピン21,22は、長孔2
8あるいは29を利用して、幌張り状態における
車体前後方向に若干ストローク分だけ移動可能と
されている。なお、このような長孔28あるいは
29は、第1リンク11あるいは第3リンク13
側に形成してもよく(ピン20,21はサブリン
ク20に固設)、逆にサブリンク20に対して形
成してもよい(ピン20,21は、第1リンク1
1あるいは第3リンク13に固設)。
上述したようなリンク機構Eを備えたソフトト
ツプBの動きについて、第6図を参照しつつ、幌
張り状態の第1位置から収納状態の第2位置とす
るまでの動きを順次説明する。なお、この第6図
では、各ピン(回動支点)を、区別し易いよう
に、2重丸と1重丸と黒丸との2種類を用いて示
してある。
先ず、ソフトトツプBがほぼ幌張り状態にある
B1位置から、第1リンク11を把持してこれを
上方へ若干持ち上げてB2の位置とする。
この後、第1リンク11に対して後方への力を
加えることにより、この力がサブリンク20を介
して第3リンク13に伝達され、当該第3リンク
13が後方へ傾斜しつつ、第1リンク11の持ち
上がり量がB3に示すように次第に大きくされる。
そして、最終的には、B4位置として示すよう
に、第1〜第3のリンク11,12,13がほぼ
水平となるとうに互いに折り重なつたような収納
状態とされる。
再び第3図において、30はソフトトツプBの
全端縁を構成する縁部材で、実施例では合成樹脂
により板状に形成され、第2図に示す幌張り状態
において、フロントウインド5の上端縁部に対し
てきつちりと整合してこの間の液密性を良好にす
ると共に、このフロントウインド5とソフトトツ
プBとを分離不能に結合するロツク機構(図示
略)によるロツク力に十分備え得るような強度を
確保するようにしてある。
前記アシストリンク17には突出部17aが形
成されて、ここに車幅方向に伸びるロツクピン3
1が突設さえ、後述するソフトトツプBの収納状
態では、ロツクレバー32によつてロツクピン3
1が係止されるようになつている。すなわち、ロ
ツクレバー32は、ピン33によりブラケツト1
0に対して回動自在に連結されると共に、スプリ
ング34により第3図反時計方向に付勢されて、
ロツクピン31がロツクレバー32のロツク溝3
2aに係止された状態では、上記スプリング34
の付勢力によつてこのロツク状態が維持されて、
第3リンク13の第3図反時計方向への回動すな
わち幌張り状態への移行が不能となるように、が
たつきなくロツクされる。そして、ロツクレバー
32の操作部32bを操作してこれを第3図時計
方向に回動させれば、ロツク溝32aとロツクピ
ン31との係合が外れて、幌張り状態への移行が
可能とされる。
第3リンク13と車体との間には、ガススプリ
ング35が架設されて(その回動連結部となるピ
ンを符号36,37で示す)、ソフトトツプB収
納時には、前記ロツクピン31をロツク溝32a
に押し付ける作用をなし、また幌張り状態にあつ
ては、第3リンクの前方(第3図反時計方向)へ
倒れるのを支える支柱として機能し、さらには幌
張り状態と収納状態との間でのソフトトツプBの
変位を滑らかに行うように機能するものとなつて
いる。
さらに又、第3図中38は各リンク機構Eに沿
つて配設されたワイヤで、その一端は第1リンク
11の前端部にピン39により固定され、またこ
の他端は引張りスプリング40を介して車体の連
結されている。このようなワイヤに対して、幌D
の両サイド部分が結合され、これにより、収納状
態から幌張り状態へと移行する時に、ワイヤ38
の引張力によつて、幌Dが両サイド側から内方側
(車幅方向外側から内方側)へと張られるように
なつている。なお、第2図,第5図,第15図中
44はチヤツクであり、このチヤツクにより、リ
ヤウインド41の左右両側に位置する部分の幌D
が左右への分割構造とされて、ソフトトツプBの
収納状態ではこのチヤツク41を開いてその下端
に開口するスリツトが形成されるようにして幌D
に無理なしわが発生するのを極力抑制する一方、
幌張り状態にはチヤツク44を閉じてピンと張つ
た状態を確保し得るようになつている。
幌Dは、リアウインド41を備えているが、実
施例では、幌張り状態における後方視界を良好に
するため、このリアウインド41はソフトタイプ
ではなく、ガラス板によるハードボードタイプと
して構成されている。そして、幌張り状態におけ
るリアウインド41の重量を支えるべく、補助ロ
ツド9とリアウインド41の上端縁部との間がバ
ンド42により連結されている(この連結部分を
第5図符号43で示す)。勿論、このバンド42
は、幌張り状態においてピンと張ることによりリ
ヤウインド41の重量を支える一方、収納状態で
はたたまれてリヤウインド41が第3リンク13
とほぼ平行になる位置をとり得ることが可能とな
るようにされている。
なお、このリヤウインド41とバンド42との
連結部分の具体例を第7図に示してあり、リヤウ
インド41は、ガラス板41aと、この周縁に設
けられたフレーム41bと該両者41aと41b
とを結合する弾性材41cとを備え、フレーム4
1b内に配設した取付ロツド41dに対してバン
ド42の端部を巻回することにより、両者41と
42とが連結されている。そして、フレーム41
b内には、補強プレート41eが埋設されて、上
記連結部分の補強が図られている。
さて次に、第2位置におけるリアウインド41
を収納する部分の構成について、この収納用に用
いられるガイド機構と共に、第8図により説明す
る。この第8図中51はトランクルームで、トラ
ンクルーム51の上部には、リアパツケージトレ
イを兼用した収納用トレイ52が設けられてい
る。この収納用トレイ52は、通常のリアパツケ
ージトレイよりも若干低い位置にあつて、その上
方が車室1側へ連通されている。すなわち、収納
用トレイ52により、トランクルーム52の上部
空間を利用して、リアウインド41用の収納部5
3が形成され、この収納用トレイ52によつて、
実質的に車室1とトランクルーム51とを画成す
るようにして、リアデツキ4を開けた際にトラン
クルーム52内から折りたたまれた不体裁なソフ
トトツプB特にリアウインド41が見えないよう
にしてある。
リアウインド41のフレーム41bは、ガイド
機構54を介して車体に連結されている(第2図
をも参照)。このガイド機構54は、ガイドリン
ク55とガイドレール56とを備えている。すな
わち、ガイド機構54は、左右一対設けられてい
て、第1位置にあるリアウインド41のフレーム
41b左右下端部に一体化されたブラケツト57
に対して、ピン58によつて、ガイドリンク55
の上端部が回動自在に連結されている(第10
図、第11図をも参照)。また、ガイドレール5
6は、車体前後方向に伸びるガイド孔56aが形
成され、このガイド孔56aに対して、ガイドリ
ンク55の下端部に設けた摺動部としてのピン5
9が摺動自在に係合、案内されるようになつてい
る。そして、ガイドリンク55は、第1位置とき
に、下方へ向かうにつれて前方へ向くように傾斜
され、この第1位置にあるときに、その摺動部と
なるピン59が、ガイド孔56aの後方ストロー
ク端に位置されるようになつている。
上述のようなガイド機構54によつて、第8図
に示す第1位置から第9図へ示す第2位置へと移
行する際に、ガイドリンク55のピン59が、一
旦ガイド孔56aの前方ストローク端へ位置した
後、最終的に中間のストローク位置をとつて、第
9図に示すように、収納部53へほぼ水平状態で
収納されることになる。すなわち、前述のように
傾斜されたガイドリンク55とガイド孔56aと
の相互作用により、リアウインド41は、第9図
矢印で示すような軌跡を描いて、リヤシート60
とトランクルーム51の上端前方縁部を構成する
強度メンバ61の間の連通空間Gを通つて、収納
部53へ収納されることになる 第12図〜第17図は本発明の他の実施例を示
すもので、前記実施例と同一構成要素には同一符
号を付してその説明は省略する。本実施例では、
ガイド機構54′のガイドレール62が円弧状の
ガイド溝62aを有する形状とされる一方、ガイ
ドリンク63が前記実施例におけるガイドリンク
55よりも短尺なものとされている。上記ガイド
レール62は、板材をプレス成形することによ
り、車幅方向外側面と上下面の3方が塞がれて、
車幅方向内面が開口されたボツクス状、すなわち
車幅方向内面に開口するガイド溝62aを構成す
るものとなつている。このようなガイドレール6
2(のガイド溝62a)は、ほぼ上下方向に伸び
て、その上端部から途中までは下方に向かうにつ
れて少しづつ後方へ向かうように傾斜されると共
に、途中からは下方に向かうにつれて大きく後方
に伸びる形状とされ、このようなガイドレール6
2のガイド溝62aに対して、ガイドレール63
の下端部に設けた摺動部としてのローラ63a
(図面ではその回動軸のみが示されている)が摺
動自在に嵌合されるようになつている。そして、
このローラ63のガイド溝62aに対する組み付
けは、ガイドレール62の一部を切欠いてなる組
付用開口62dを通して行われる。また、ガイド
レール62のうち、その両端部には、車幅方向外
方側へ膨出するストツパ部62e,62fが形成
されて、ローラ63aが多少の外力を受けてもこ
のストツパ部62e,62fに位置し続けるよう
にされている。勿論、一方のストツパ部62e
が、第1位置におけるローラ63aのストローク
端となり、また他方のストツパ部62fが第2位
置におけるローラ63aのストローク端とされる
ものである。
なお、このようなガイド機構54′によるリア
ウインド41のガイド作用は、前記実施例と基本
的に変らないので、リアウインド41が収納部5
3へ収納されるまでの軌跡を第12図に示してそ
の説明は省略する。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、
リアウインドをハードボードタイプとした場合
に、このリアウインドを、車室とトランクルーム
との間の狭い連通空間を通してトランクルームへ
自動的に収納することが可能となり、リアウイン
ドをハードボードタイプとしたソフトトツプを有
する自動車を実用化するに際して極めて効果的で
ある。
また、ガイドレールと、ガイドリンクを設ける
だけでよいので、構造も簡単であり、安価にかつ
容易に実施化し得る。
勿論、上記リアウインドのトランクルーム内で
の収納は、このトランクルーム内の上部空間にお
いてほぼ水平状態とすることができるので、この
トランクルームの有効スペース確保の点でも好ま
しいものとすることができる。特に、本発明で
は、ガイドリンクのガイドレールに対する移動軌
跡を小さく、つまりガイドレールをのものを短く
することができて、手段スペースのコンパクト化
を図る上で好ましいものとなる。これに加えて、
リアウインドが略水平状態で収納されたときは、
略直線状とされたガイドリンクも略水平状態とな
るように傾斜されるので、収納状態において、リ
アウインドの厚さ方向の収納スペースを極めて小
さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明の一実施例を示す自動
車の後方斜視図で、第1図はソフトトツプの収納
状態となる第2位置を、また第2図は幌張り状態
となる第1位置を示す。第3図は幌張り状態とな
る第1位置での骨部材を示す斜視図。第4図は幌
張り状態となる第1位置での骨部材の主構成要素
としてのリンク機構の側面図。第5図は第4図の
平面図。第6図は骨部材の動きを示すスケルトン
図。第7図はリアウインドとこれを支持するため
のバンドとの連結部分を示すもので、第5図−
線断面図。第8図,第9図はリアウインド部分
を示す側面拡大断面図で、第8図は第1位置のと
きを、また第9図は第2位置のときを示す。第1
0図はガイド機構の一例を示す斜視図。第11図
は第10図のガイド機構のリアウインドに対して
の取付関係を示す一部断面図。第12図〜第17
図は本発明の他の実施例を示すもので、第12図
は第8図に対応した断面図。第13図はガイドレ
ールの正面図。第14図は第13図の平面図。第
15図は第13図の−線断面図。第16図は
第13図の−線断面図。第17図は第13図
の−線断面図。 A……自動車、B……ソフトトツプ、C……骨
部材、D……幌、1……車室、41……リアウイ
ンド、41b……フレーム、51……トランクル
ーム、53……収納部、54,54′……ガイド
機構、55,63……ガイドリンク、56,62
……ガイドレール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 骨部材と該骨部材に張設された幌とから折りた
    たみ自在に構成され、幌が張られて車室の上方お
    よび後方を覆う第1位置と、折りたたまれて車体
    後部へ収納されて車体の上方および後方が開放さ
    れる第2位置とをとり得るようにした自動車の上
    部車体構造において、 前記第1位置における前記幌の後部には、リア
    ウインドが形成され、 車体後部のうち前記第1位置における前記リア
    ウインドの直下方には、略水平方向に伸びる底壁
    を有して上方に向けて開口する収納部が形成さ
    れ、 前記第1位置から第2位置への移行に際して、
    前記第1位置における前記リアウインドの下端縁
    部を案内して、該リアウインドを略水平状態で前
    記収納部内に収納させるためのガイド機構が設け
    られ、 前記ガイド機構は、前記第1位置における前記
    リアウインドのフレームの左右下端部に回転自在
    に連結され下方に向かうにつれて前方に向かうよ
    うに傾斜された略直線状のガイドリンクと、車体
    に固定されて上記ガイドリンクの先端部を前後方
    向に移動可能に案内するガイドレールと、から構
    成され、 前記第2位置においては、略水平状態にある前
    記リアウインドと該ガイドリンクとの連結部が、
    該ガイドリンクと前記ガイドレールとの係合部分
    よりも後方に位置した状態で、該ガイドリンクが
    略水平状態となるまで傾斜されている、 ことを特徴とする自動車の上部車体構造。
JP6334885A 1985-03-29 1985-03-29 自動車の上部車体構造 Granted JPS61222817A (ja)

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JP6334885A JPS61222817A (ja) 1985-03-29 1985-03-29 自動車の上部車体構造

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JP6334885A JPS61222817A (ja) 1985-03-29 1985-03-29 自動車の上部車体構造

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JPS61222817A JPS61222817A (ja) 1986-10-03
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JPS61222817A (ja) 1986-10-03

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