JP3041988B2 - 幌型車両の幌ユニット取付構造 - Google Patents

幌型車両の幌ユニット取付構造

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JP3041988B2
JP3041988B2 JP3040519A JP4051991A JP3041988B2 JP 3041988 B2 JP3041988 B2 JP 3041988B2 JP 3040519 A JP3040519 A JP 3040519A JP 4051991 A JP4051991 A JP 4051991A JP 3041988 B2 JP3041988 B2 JP 3041988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は幌型車両の幌ユニット
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根付き車とオープンカーの両方に転換
できるタイプの自動車としては各種のものが知られてい
る〔例えば“ユーノスロードスター新型車の紹介”(1
989年9月株式会社ユーノス発行)にて知られるよう
なものがある〕。そこで、このようなタイプの一種類と
して、車のルーフの頂部からリヤピラー間を経てリヤパ
ーセル部に至る大きめのルーフ開口部を形成し、そのル
ーフ開口部を折りたたみ式の幌屋根にて覆う一種のコン
バーチブル車を考えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタイプの車にあっては、ルーフ開口部に応じた大型
の幌ユニットを基端部中心に回動させる必要があるた
め、この幌ユニットの回動操作用として何らかの補助機
構が必要となる。
【0004】この発明はこのような従来の課題に着目し
てなされたものであり、大型の幌ユニットでも大きな力
を要することなく操作することができる幌型車両の幌ユ
ニット取付構造を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る幌型車両
の幌ユニット取付構造は、上記の目的を達成するため
に、ルーフの頂部からリヤピラー間を経てリヤパーセル
部に至る連続したルーフ開口部を設け、且つ左右一対の
折たたみ式リンク間に幌シートとバックパネルを取付け
た幌ユニットを設け、前記折りたたみ式リンクの基端部
を車体後部の格納スペース内に固定された基端ブラケッ
トに対して回動自在に取付け、そして使用時幌ユニット
を前側へ展開して前記ルーフ開口部を覆い、且つ不使用
時幌ユニットを折りたたんで格納スペース内へ格納自在
としたものであって、格納回動方向への回動角度がリン
クの基端部の回動角度よりも小さい支持部材を一方の基
端ブラケットに設け、且つ展開回動方向への回動角度が
リンクの基端部の回動角度よりも小さい支持部材を他方
の基端ブラケットに設け、そして互いに対向するリンク
の基端部と支持部材との間にそれぞれトーションバーを
架け渡したものである。
【0006】
【作 用】この発明に係る幌型車両の幌ユニット取付構
造によれば、例えば幌ユニットのリンクを格納回動方向
へ回動させていく場合には、リンク側に取付けられたト
ーションバーの一端部は大きな回動角度で回動するが、
支持部材側に取付けられたトーションバーの他端部は小
さな回動角度で回動する。従って、このトーションバー
は両者の回動角度差分だけ捩じれ、展開方向への反力が
生じることとなるので、その後にリンクを展開方向へ回
動させる際に小さな操作力で回動させることができる。
リンクを展開回動方向へ回動させていく場合には、別の
トーションバーが逆に捩じれることとなるので、その後
にリンクを格納方向へ回動させる際に小さな操作力で回
動させることができる。
【0007】
【実施例】以下、この実施例を図1〜図8に基づいて説
明する。この実施例に係る自動車には、ルーフ41の頂
部から左右のリヤピラー42、42間を経てリヤパーセ
ル部43に至る連続した大きめのルーフ開口部44が設
けてある。そして、このルーフ開口部44を、左右一対
の折りたたみ自在なリンク45間に幌シート46やバッ
クパネル47を取付けた幌ユニット48にて、覆ったり
(図1の状態)或いは開放(図2の状態)できるように
なっている。すなわち、リンク45の基端部45aは、
車体後部の格納スペース50内にマウントブラケット
(図示せぬ)を介して固定された基端ブラケット49
へ、回動自在に取付けられており、使用時、幌ユニット
48を前側へ展開してルーフ開口部44を覆い、不使用
時、幌ユニット48を折りたたんで格納スペース50内
へ格納自在としている。格納スペース50は格納トレー
52と格納リッド53等にて区画形成されているもので
あり、格納スペース50内に幌ユニット48が格納され
た後に、格納リッド53を閉めて、幌ユニット48の存
在が外から見て分からないようにしてある。尚、格納ト
レー52の下方には、トランクルーム54が形成されて
おり、トランクリッド55を開閉することにより、内部
へ荷物や工具などを出し入れできるようになっている。
また、幌ユニット48の先端には幌ロック部56が設け
てあり、ルーフ開口部44を覆った状態の幌ユニット4
8をそのまま固定できるようになっている。更に、バッ
クパネル47には、デフォッガ用の熱線57付きのリヤ
ウインドウ58が設けられている。
【0008】次に、基端ブラケット49(49L、49
R)及びその付近の構造について説明する(図4〜図6
参照)。尚、基端ブラケット49L、49Rは左右にそ
れぞれ設けられているものであるが、図4〜図6では左
側の基端ブラケット49Lを代表して図示した(尚、右
側の基端ブラケット49R等は図7に開示されてい
る)。基端ブラケット49Lには断面コ字状の取付片6
0Lが格納スペース50側へ突出形成してあり、この取
付片60Lの先端61には円孔62が形成されており、
この円孔62へ挿通するピン63にて、リンク45の基
端部45aに形成した回動中心となる円筒部64や、ピ
ン64に対して回動自在な支持部材65Lを取付けてい
る。この支持部材65Lは、リンク45とは独立して回
動可能なもので、上方に切欠部66が形成されており、
下方に孔67が形成されている。そして、その基端ブラ
ケット49L側の面には直角に曲折形成したストッパ片
68Lが接合されている。このストッパ片68Lは前記
取付片60Lの下向き傾斜面の左ストッパ面SLに当接
して、支持部材65Lの回動角度を規制している。
【0009】そして、69L、69Rが一対のトーショ
ンバーで、それぞれ一端部70L、70Rをリンク45
の基端部45aに設けたブラケット72L、72Rへ引
っ掛け、他端部71R、71Lを支持部材65L、65
Rの孔67L、67Rに挿入すると共に切欠部66L、
66Rへ係合させている。
【0010】次に、リンク45を格納回動方向Aへ回動
させる場合に動作を、図5に基づいて説明する。尚、こ
の図5に示されている支持部材65Lは左側のもので、
リンク45の基端部45aは右側のものを表している。
まず、リンク45の基端部45aを格納回動方向Aへ回
動させていくと、この基端部45aは展開状態から格納
状態に至る回動角度θ1 でもって大きく回動する。これ
に対し、支持部材65Lは、トーションバー69Rで右
側のリンク45とつながっているので、格納回動方向A
へ回動するが、ストッパ片68Lが取付片60の左スト
ッパ面SLに当接した時点で回動が停止するので、その
回動角度θ2 は前記基端部45aの回動角度θ1 よりも
小さい。従って、この回動角度の差(θ1 −θ2 )の分
だけトーションバー69Rが格納回動方向Aへ捩じれる
こととなるので、リンク45(幌ユニット48)を格納
し切った時点で、このトーションバー69Rには逆の展
開回動方向Bへの反力が生じる。よって、再度リンク4
5を展開回動方向Bへ回動させる際にはこのトーション
バー69Rの反力が助けとなって、リンク45を小さな
操作力で回動させることができる。
【0011】そして、他方のトーションバー69Lに
は、先のトーションバー69Rとは逆にリンク45を展
開回動方向Bへ回動させた際に捩じれるように、取付片
60Rの略水平面の右ストッパ面SRにストッパ片68
Rを幌ユニット48の全閉前に当接させるようになって
おり、リンク45を格納回動方向Aへ回動させる際の助
けになるようになっている。尚、ストッパ片68Rは、
図示しないが幌ユニット48格納近傍で取付片60Rに
当接しないように支持部材65Rに接合されている。
【0012】一般的な1本のトーションバーで格納回動
方向及び展開回動方向に作用させるには、捩じり角度に
限界があるため、1本ではこのリンク45の大きな回動
角度の全域をカバーすることができないが、本願発明の
ように格納回動方向用のトーションバー69Rと、展開
回動方向用のトーションバー69Lとを別々に備え、こ
の2本のトーションバー69L、69Rが回動範囲を切
り換えて作動しているので、図3に示す如く、リンク4
5の回動範囲全域で軽い操作力での操作が可能となる。
すなわち、本願発明に係るタイプのトーションバーと、
一般的なトーションバーの使用例についてのモーメント
図を図8に示したが、この図に示されている如く、トー
ションバーを一方向にのみ作動させる一般タイプの場
合、格納側における操作性は良いが、展開側における操
作力が大きく、どうしても格納時と展開時における操作
力の差が大きくなってしまう。
【0013】
【発明の効果】この発明に係る幌型車両の幌ユニット取
付構造は、以上説明してきた如き内容のものであって、
格納回動方向用のトーションバーと、展開回動方向用の
トーションバーとを別々に備え、この2本のトーション
バーが回動範囲を切り換えて作動させているために、幌
ユニット(リンク)の大きな回動範囲全域において、軽
い操作力での操作が可能となる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】幌ユニットにてルーフ開口部を覆った状態を示
す幌型車両の斜視図である。
【図2】ルーフ開口部を開放した状態を示す幌型車両の
斜視図である。
【図3】幌ユニットの動作を示す幌型車両の側面図であ
る。
【図4】基端ブラケット付近の構造を示す斜視図であ
る。
【図5】リンクと支持部材の回動動作を示す概略側面図
である。
【図6】図5中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図7】右側の基端ブラケットを示す斜視図である。
【図8】本願発明に係るタイプのトーションバーと、一
般的なトーションバーの使用例についてのモーメント図
である。
【符号の説明】
42…リヤピラー 43…リヤパーセル部 44…ルーフ開口部 45…リンク 46…幌シート 47…バックパネル 48…幌ユニット 49…基端ブラケット 65…支持部材 69…トーションバー A…格納回動方向 B…展開回動方向
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−4628(JP,A) 特開 昭63−312232(JP,A) 特開 昭62−101528(JP,A) 実開 昭62−54837(JP,U) 実開 平4−131519(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフの頂部からリヤピラー間を経てリ
    ヤパーセル部に至る連続したルーフ開口部を設け、且つ
    左右一対の折たたみ式リンク間に幌シートとバックパネ
    ルを取付けた幌ユニットを設け、前記折りたたみ式リン
    クの基端部を車体後部の格納スペース内に固定された基
    端ブラケットに対して回動自在に取付け、そして使用時
    幌ユニットを前側へ展開して前記ルーフ開口部を覆い、
    且つ不使用時幌ユニットを折りたたんで格納スペース内
    へ格納自在とした幌型車両の幌ユニット取付構造におい
    て、 格納回動方向への回動角度がリンクの基端部の回動角度
    よりも小さい支持部材を一方の基端ブラケットに設け、
    且つ展開回動方向への回動角度がリンクの基端部の回動
    角度よりも小さい支持部材を他方の基端ブラケットに設
    け、そして互いに対向するリンクの基端部と支持部材と
    の間にそれぞれトーションバーを架け渡したことを特徴
    とする幌型車両の幌ユニット取付構造。
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JP2009120150A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Aisin Seiki Co Ltd 電気接点機構

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