JPH0999761A - 車両用折畳みシート - Google Patents

車両用折畳みシート

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JPH0999761A
JPH0999761A JP25905295A JP25905295A JPH0999761A JP H0999761 A JPH0999761 A JP H0999761A JP 25905295 A JP25905295 A JP 25905295A JP 25905295 A JP25905295 A JP 25905295A JP H0999761 A JPH0999761 A JP H0999761A
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folding
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folding leg
seat cushion
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Tsutomu Maruta
勉 丸田
Toshimitsu Araki
俊光 荒木
Sadao Ito
定夫 伊東
Maki Okada
真樹 岡田
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Toyota Motor Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Araco Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用折畳みシートを折り畳んだときに外部
に露出する、シート下側の被覆シールドの外観をよくす
る。 【解決手段】 車両用折畳みシートのシートクッション
下側の支持部材10は、一側部を車両のフロアFに回動
可能に取り付け、他側部には折込脚31の一端を回動可
能に取り付け、シートクッションと支持部材の下側は被
覆シールドSにより覆う。シートを折り畳んだときは折
込脚がシートクッション下面に沿うように倒れて被覆シ
ールド内に収納され、使用状態に開いたときは折込脚が
被覆シールドの開口Oを通して起き上がって支持部材1
0の他側部をフロア上に支持する。被覆シールドの開口
の両側縁に1対の蓋板25を観音開きに取り付け、折込
脚が被覆シールド内に収納された状態では各蓋板が開口
を閉じ、折込脚が起立して開口から突出する状態では蓋
板が開くように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物を搭載するス
ペースを広げるために折り畳むことができるようにした
車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用折畳みシートには、例え
ば実開平6−50963号公報に示すものがある。これ
は、シートバックを折畳み可能としたシートクッション
の下側の支持部材の前部を左右方向軸線回りに回動可能
に車両のフロアに支持し、この支持部材の後部に折込脚
を回動可能に取り付け、シートクッションを折り畳んだ
ときは折込脚がシートクッション下面に沿って倒れ、シ
ートクッションを使用状態に開いたときは折込脚がシー
トクッション下面に対して起き上がって支持部材の後部
を支持するように、シートクッションの起倒と折込脚の
回動をリンク機構により連動したものである。折り畳ん
だ状態で外面に露出するシートクッションの下側に設け
たアンダーカバーには、起倒する折込脚が出入りするた
めの開口を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、シ
ートを折り畳んだ状態では、折込脚は開口からシートク
ッション下面のアンダーカバー内に収納されるようにし
ているが、折込脚の出入りを円滑に行うために開口との
間には相当な隙間を設ける必要があり、折込脚及びアン
ダーカバー内部の一部が見えるので、外観上見栄えがよ
くないという問題がある。前後方向位置を調整するため
にシートを摺動可能としたものでは、この開口は前後方
向長さが大きくなるので、この見栄えの低下は特に大き
い。また、この開口は相当広いのでアンダーカバー内に
塵埃等の異物が入って汚れ易く、またこの異物がアンダ
ーカバーから外に出て車室内の汚れの原因にもなる。本
発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による車両用折畳
みシートは、シートバックを折畳み可能に設けたシート
クッション下側の支持部材の一側部を水平方向軸線回り
に起倒可能に車両のフロアに取り付け、支持部材の他側
部に折込脚の一端を回動可能に取り付け、シートクッシ
ョンと支持部材の下側を折込脚に対応する位置に開口を
設けた被覆シールドにより覆い、折込脚を支持部材の起
倒と連動して支持部材に対し起倒させて、シートクッシ
ョンを折り畳んだときは折込脚がシートクッション下面
に沿うように倒れて被覆シールド内に収納され、シート
クッションを使用状態に開いたときは折込脚が被覆シー
ルドの開口を通してシートクッション下面に対し起き上
がって支持部材の他側部をフロア上に支持するようにし
た車両用折畳みシートに関するものであり、支持部材に
対する折込脚の回動軸線と直交する開口の側縁に蓋板を
回動可能に取り付け、折込脚が倒れて被覆シールド内に
収納された状態では蓋板が開口を閉じ、折込脚が起立し
て開口から突出した状態では蓋板が開くように構成した
ものである。
【0005】開口を開閉する蓋板は1対として、折込脚
の回動軸線と直交する開口の両側縁に観音開きに取り付
けることが好ましい。
【0006】各蓋板は開口を閉じる向きに捩りばねによ
り付勢し、折込脚は起立にともない開口から出る際に蓋
板を捩りばねの付勢力に抗して押し開くよう構成するこ
とが好ましい。
【0007】また各蓋板は、折込脚が被覆シールド内に
収納された状態では、同折込脚に当接して開口を閉じる
よう構成することが好ましい。
【0008】また支持部材は前側部が左右方向軸線回り
に起倒可能に車両のフロアに連結され後側部に折込脚を
設けたロアレールとし、シートクッションはロアレール
に前後方向摺動可能に案内支持されたアッパレールに取
り付け、被覆シールドはアッパレール側に取り付けるよ
うにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】このような本発明によれば、シートを折
り畳んだときは折込脚がシートクッション下面に沿うよ
うに倒れて開口から被覆シールド内に収納されると共に
開口は1対の蓋板により覆われるので、折畳み状態で外
面に露出するシートクッション及び支持部材下側の被覆
シールドの外観がよくなって見栄えが向上し、またアン
ダーカバー内に入った塵埃等の異物が再び外に出て車室
内を汚すことを防止することができる。
【0010】開口を開閉する蓋板を1対として開口の両
側縁に観音開きに取り付けたものによれば、折込脚が被
覆シールドの開口を通して起き上がった状態における蓋
板の下方への張り出し量が少なくなるので、他部材との
干渉のおそれが少なく、側方から見えるおそれも少な
い。
【0011】蓋板を閉じる向きに捩りばねにより付勢
し、この捩りばねの付勢力に抗して折込脚により蓋板を
押し開くようにしたものによれば、蓋板の開閉機構の構
造が簡単になり、誤作動のおそれが減少して信頼性が向
上する。
【0012】折込脚が被覆シールド内に収納された状態
で、蓋板が折込脚に当接して開口を閉じるようにしたも
のによれば、蓋板の開閉機構の構造は一層簡単になる。
【0013】また支持部材は前側部が起倒可能に車両の
フロアに連結され後側部に折込脚を設けたロアレールと
し、シートクッションはロアレールに前後方向摺動可能
に案内支持されたアッパレールに取り付け、被覆シール
ドはアッパレール側に取り付けるようにしたものによれ
ば、開口はシートの摺動量だけ前後方向に細長いものに
なるが、蓋板は被覆シールドに取り付けられているので
シートの摺動位置如何に拘らず、開口は常に確実に蓋板
により閉じられる。
【0014】
【実施の形態】以下に図1〜図10に示す実施の形態に
より本発明の説明をする。シートクッション50とその
後部にリクライニング機構(図示省略)を介して傾斜角
度調整可能に取り付けられたシートバック51(図10
参照)よりなるシートは、ロアレール(支持部材)10
及びアッパレール15を介して車両のフロアFに前後方
向摺動可能に取り付けられる。互いに一体的に連結され
た左右1対のロアレール10の前部に固定された各ヒン
ジブラケット11は、図1及び図4に示すように、フロ
アFの取付部Faにボルト止め固定されたヒンジブラケ
ット12にピン13を介して左右方向軸線回りに回動可
能に取り付けられている。互いに一体的に連結された左
右1対のアッパレール15は前後方向摺動可能にロアレ
ール10に案内支持されてパワーアジャスタ(図示省
略)により移動され、シートクッション50のフレーム
(図示省略)はこのアッパレール15に固定支持されて
いる。これによりシートは、ロアレール10(従ってシ
ートクッション50の下面)がフロアFに対し立ち上が
る折畳み状態(図4及び図10参照)と、ロアレール1
0(従ってシートクッション50の下面)がフロアFと
ほゞ平行に開かれる使用状態(図1参照)の間で起倒可
能であり、使用状態では前後方向位置の調整が可能であ
る。各ヒンジブラケット12,13はそれぞれ合成樹脂
製のヒンジカバー17,18により覆われている。
【0015】主として図1〜図4に示すように、各ロア
レール10の後部を支持する折込脚31は、コ字断面形
状の板金製の本体31aの両側に1対の角棒状の脚カバ
ー31c,31dを固着したものである。本体31aの
一端部は、横方向に延びて各ロアレール10後部に固定
した各ブラケット30に回動可能に支持されたシャフト
32の両端部に溶接固定され、これにより左右の折込脚
31は横方向軸線回りに互いに一体的に回動される。各
折込脚31のすぐ内側となるシャフト32に溶接されて
半径方向に延びるアーム33の先端部にはピン34bが
かしめ固定され、ヒンジブラケット12のアーム部12
a先端部にも同様なピン34aがかしめ固定されてい
る。この両ピン34a,34bにリンク34の両端を係
合してEリング34cにより抜け止めすることにより、
アーム部12aとアーム33の各先端部は互いに連結さ
れる。これにより各折込脚31は、図1に示すようにシ
ートの使用状態ではシートクッション50の下面に対し
起き上がってシート後部をフロアF上に支持し、図4に
示すようにシートを折り畳んだ状態ではシートクッショ
ン50の下面に沿うように、シートの起倒と連動してロ
アレール10に対し起倒される。各ロアレール10の下
側中間部には、後述するフック40の第2フック部40
cを係止する第2ストライカ45が取付板45aを介し
て固定されている。
【0016】主として図2及び図3に示すように、折込
脚31の本体31a内にスペーサ41aと共に片持ちか
しめ固定された横向きのピン41にはフック40が回動
可能に支持されている。フック40には第1及び第2フ
ック部40a,40cが形成され、一側にはフックプレ
ート40eが溶着固定されている。本体31a内のフッ
ク40の上側には横向きのピン43が両持ちかしめ固定
され、その中間部には回動自在なガイドローラ43aが
スペーサ43bにより位置決めされている。フック40
はスペーサ43bとフックプレート40eの間に両端を
係止した戻しばね42により図2において反時計回転方
向に付勢され、自由状態ではフックプレート40eの一
部が本体31a内面の一部に当接して停止されている。
主として図2に示すように、折込脚31がロアレール1
0に対し起立してシート後部をフロアF上に支持するシ
ートの使用状態では、折込脚31は先端の末広がり形状
の切欠き31bが取付板44aを介してフロアFに固定
された第1ストライカ44に係合して位置決めされ、フ
ック40の第1フック部40aは第1ストライカ44に
係止される。
【0017】次に左右の折込脚31の先端部に設けたフ
ック40を、戻しばね42に抗して回動して各フック部
40a,40cを対応する各ストライカ44,45から
離脱させる操作機構の説明をする。図1及び図4に示す
ように、左右のアッパレール15の後部を連結するブラ
ケット16の中央部後端には、横向きのピン46bを介
してハンドル46が回動可能に支持され、その両側部に
それぞれ設けた係止部46aには、2組のコントロール
ケーブル47の各インナワイヤの一端がそれぞれ係止さ
れている。各コントロールケーブル47のアウタチュー
ブの両端はブラケット16及び各折込脚31に固着した
L金具48に係止され、各インナワイヤの他端はガイド
ローラ43aを介してフック40のフックプレート40
eの一部に係止されている。これにより、図1の二点鎖
線46Aに示すようにハンドル46を引けば、各フック
40はコントロールケーブル47を介して、二点鎖線4
0A(図2参照)に示すように戻しばね42の付勢力に
抗して時計回転方向に回動し、各ストライカ44,45
から離脱される。
【0018】全体として図10に示すように、シートク
ッション50とロアレール10の下側は、左右のサイド
シールド20、下側のロアシールド21、前部のフロン
トシールド22及び後部のリヤシールド23よりなる被
覆シールドSにより覆われている。各シールド20〜2
3は薄肉の合成樹脂製で互いに別個に形成され、それぞ
れアッパレール15とシートクッション50のフレーム
(図示省略)に固定されている。ロアシールド21の両
側部と左右のサイドシールド20とリヤシールド23の
間には、各折込脚31に対応して、ロアレール10に対
し前後方向に摺動するシートクッション50とアッパレ
ール15のどの位置においても各折込脚31を出し入れ
することができる1対の細長い長方形の開口Oが形成さ
れている。この開口Oの前側には、ヒンジブラケット1
1,12及びヒンジカバー17,18を通すための切欠
きOaが連続して形成されている。リヤシールド23の
傾斜した後面に形成した開口にはベゼル24が設けら
れ、前述のハンドル46はこのベゼル24から外部に出
て操作可能となっている。
【0019】図3、図5〜図7、図9及び図10に示す
ように、被覆シールドSの各開口Oは各1対の観音開き
の蓋板25により開閉される。各蓋板25は開口Oとほ
ゞ同じ長さでほゞ半分の幅であり、主として図5及び図
7に示すように、各蓋板25の一側部内側には4個のヒ
ンジボス25aが整列して設けられている。開口Oの長
手方向縁部に沿った各サイドシールド20及びロアシー
ルド21の内面には開口Oの上方に突出する3個のヒン
ジアーム27が整列して設けられ、またリヤシールド2
3の両側部下部には各ヒンジアーム27の先端部と整列
されたボス部27bを有するヒンジブロック27aが固
着されている。各蓋板25は、主として図7に示すよう
に、中央の1対のヒンジボス25aを後側の2つのヒン
ジアーム27の先端部の間に挟んでヒンジピン26によ
り回動自在に支持し、前側のヒンジボス25aと前側の
ヒンジアーム27の先端部をヒンジピン26aにより回
動自在に支持し、後側のヒンジボス25aとヒンジブロ
ック27aのボス部27bをヒンジピン26aにより回
動自在に支持する。これにより各蓋板25は、図3、図
5、図6及び図9に示すように、被覆シールドSの開口
Oの各長辺、すなわち折込脚31のシャフト32と直交
する両側縁に観音開きに取り付けられ、前後のヒンジボ
ス25aとヒンジアーム27先端部及びボス部27bの
間に挟んだスペーサ29により前後方向の動きは拘束さ
れる。
【0020】各蓋板25は、中央のヒンジピン26に巻
き付けた捩りばね28の両端を蓋板25内面に一体的に
固着した引掛部25bとヒンジアーム27に係止するこ
とにより、開口Oを閉じる向きに付勢される。図4に示
すようにシートを折り畳み、折込脚31をシートクッシ
ョン50の下面に沿うようにして被覆シールドS内に収
納した状態では、捩りばね28により付勢された各蓋板
25は折込脚31の本体31aに当接し、これにより被
覆シールドSの開口Oは閉じられる。
【0021】図1〜図3に示すシートの使用状態では、
ロアレール10に対し起立した各折込脚31は各蓋板2
5を開いて開口Oから突出してロアレール10の後部を
支持し、先端のフック40の第1フック部40aが第1
ストライカ44に係止して、折込脚31がフロアFから
離脱しないように連結している。シートバック51をシ
ートクッション50上に折り畳んでから、図1の二点鎖
線46Aに示すようにハンドル46を回動すれば、前述
のようにフック40が回動して第1フック部40aと第
1ストライカ44の係合が解除され、ロアレール10及
びこれに支持される各部材がピン13回りに回動して、
シートを折り畳むことが可能になる。この回動と連動し
て折込脚31はロアレール10に対し回動して、図4に
示す折り畳み状態になる直前にフック40の第2フック
部40cの斜面40dが第2ストライカ45に当接して
フック40を戻しばね42に抗して時計回転方向に回動
させる。シートを完全に折り畳んだ状態では、折込脚3
1はシートクッション50の下面に沿った位置となって
被覆シールドS内に収納され、第2フック部40cは第
2ストライカ45に係合されてシートは折り畳み状態に
保持され、被覆シールドSの開口Oは捩りばね28によ
り付勢された各蓋板25により閉じられる。
【0022】この折り畳み状態では、折込脚31は開口
Oから被覆シールドS内に収納されると共に開口Oは1
対の蓋板25により覆われるので、この状態で外面に露
出するシートクッション50下側の被覆シールドSは外
観がよくなって見栄えが向上する。また、開口Oから被
覆シールドS内に塵埃等の異物が入って汚れたり、また
この異物が被覆シールドSから外に出て車室内を汚すこ
ともなくなる。なおこの折り畳み状態では、蓋板25は
折込脚31に当接して開口Oを閉じるようにしたので、
蓋板25を閉位置に停止するための部材は不要である。
【0023】この状態からハンドル46を再び二点鎖線
46Aに示すように回動すれば、フック40が時計回転
方向に回動して第2フック部40cと第2ストライカ4
5の係合が解除され、ロアレール10及びこれに支持さ
れる各部分がピン13回りに回動して、シートを使用状
態に戻すことが可能になる。この回動と連動して折込脚
31はロアレール10に対し回動して被覆シールドSの
開口Oから突出し、本体31aと脚カバー31c,31
dにより捩りばね28に抗して観音開きの蓋板25を左
右に押し開き、シートクッション50下面に対し起立す
る。そして図1及び図2に示す使用状態になる直前にフ
ック40の第1フック部40aの斜面40bが第1スト
ライカ44に当接してフック40を戻しばね42に抗し
て時計回転方向に回動させると同時に折込脚31先端の
切欠き31bが第1ストライカ44に係合され、シート
を使用状態に完全に開いた状態では、折込脚31は先端
の切欠き31bが第1ストライカ44に係合して位置決
めされ、フロアFに固定された第1ストライカ44に第
1フック部40aを介して係止される。
【0024】この使用状態でパワーアジャスタのモータ
(図示省略)を作動させれば、ロアレール10に支持さ
れたアッパレール15より上側のシートは、図8に示す
最前進位置と図1に示す最後退位置の間で移動して前後
方向位置が調整される。図9に示すように、左右の蓋板
25を押し開く折込脚31(脚カバー31c,31dを
含む)の幅は、ヒンジブラケット11,12を覆うヒン
ジカバー17,18の幅と同一またはそれより大であ
り、図8に示すように、シートは最前進位置では、側方
から見て左右の蓋板25の前部がヒンジカバー17,1
8の両側と重なる位置まで前進する。
【0025】蓋板25は観音開きであって使用状態にお
ける蓋板25の下方への張り出し量が少ないので、他部
材との干渉のおそれが少なく、側方から見えるおそれも
少ない。また蓋板25は閉じる向きに捩りばね28によ
り付勢し、この捩りばね28の付勢力に抗して折込脚3
1により蓋板25を押し開いており、蓋板25の開閉機
構は特に必要ないので構造が簡単になり、誤作動のおそ
れも減少して信頼性が向上する。
【0026】また支持部材10は前側部が起倒可能に車
両のフロアFに連結され後側部に折込脚31を設けたロ
アレール10とし、シートクッション50はロアレール
10に前後方向摺動可能に案内支持されたアッパレール
15に取り付け、被覆シールドSはアッパレール15側
に取り付けているので、開口Oはシートの摺動量だけ前
後方向に細長いものになるが、蓋板25は被覆シールド
Sに取り付けられているのでシートの摺動位置如何に拘
らず、開口Oを常に確実に蓋板25により閉じることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用折畳みシートの一実施形
態の使用状態における側面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の折込脚付近の拡大断面
図である。
【図3】 図2の3−3断面図である。
【図4】 図1に示す実施形態の折り畳み状態における
側面図である。
【図5】 図4の5−5断面図である。
【図6】 図4の6−6断面図である。
【図7】 図5の7−7断面図である。
【図8】 図1に示す実施形態のシートを最前進位置と
した状態の全体側面図である。
【図9】 図8の9−9断面図である。
【図10】 図1に示す実施形態の折り畳み状態におけ
る後方から見た斜視図である。
【符号の説明】
10…支持部材(ロアレール)、15…アッパレール、
25…蓋板、28…捩りばね、31…折込脚、50…シ
ートクッション、51…シートバック、F…フロア、O
…開口、S…被覆シールド。
フロントページの続き (72)発明者 荒木 俊光 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊東 定夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 岡田 真樹 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ンエンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックを折畳み可能に設けたシー
    トクッション下側の支持部材の一側部を水平方向軸線回
    りに起倒可能に車両のフロアに取り付け、前記支持部材
    の他側部に折込脚の一端を回動可能に取り付け、前記シ
    ートクッションと支持部材の下側を前記折込脚に対応す
    る位置に開口を設けた被覆シールドにより覆い、前記折
    込脚を前記支持部材の起倒と連動して前記支持部材に対
    し起倒させて、前記シートクッションを起立状態に折り
    畳んだときは前記折込脚がシートクッション下面に沿う
    ように倒れて前記被覆シールド内に収納され、同シート
    クッションを使用状態に開いたときは前記折込脚が前記
    シートクッション下面に対し起立し前記開口を通り抜け
    て前記支持部材の他側部を前記フロア上に支持するよう
    にしてなる車両用折畳みシートにおいて、前記支持部材
    に対する前記折込脚の回動軸線と直交する前記開口の側
    縁に蓋板を回動可能に取り付け、前記折込脚が倒れて前
    記被覆シールド内に収納された状態では前記蓋板が前記
    開口を閉じ、前記折込脚が起立して前記開口から突出し
    た状態では前記蓋板が開くように構成したことを特徴と
    する車両用折畳みシート。
  2. 【請求項2】 前記開口を開閉する前記蓋板は1対とし
    て、前記折込脚の回動軸線と直交する前記開口の両側縁
    に観音開きに取り付けてなる請求項1に記載の車両用折
    畳みシート。
  3. 【請求項3】 前記蓋板は前記開口を閉じる向きに捩り
    ばねにより付勢され、前記折込脚は起立にともない前記
    開口から出る際に前記蓋板を前記捩りばねの付勢力に抗
    して押し開くよう構成してなる請求項1または請求項2
    に記載の車両用折畳みシート。
  4. 【請求項4】 前記蓋板は、前記折込脚が前記被覆シー
    ルド内に収納された状態では、同折込脚に当接して前記
    開口を閉じるよう構成してなる請求項3または請求項4
    に記載の車両用折畳みシート。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は前側部が左右方向軸線回
    りに起倒可能に車両のフロアに連結され後側部に前記折
    込脚を設けたロアレールであり、前記シートクッション
    は前記ロアレールに前後方向摺動可能に案内支持された
    アッパレールに取り付け、前記被覆シールドは前記アッ
    パレール側に取り付けてなる請求項1、請求項2、請求
    項3または請求項4に記載の車両用折畳みシート。
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