JP3198348B2 - 自動車用収納ボックスの開閉機構 - Google Patents

自動車用収納ボックスの開閉機構

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JP3198348B2
JP3198348B2 JP09877192A JP9877192A JP3198348B2 JP 3198348 B2 JP3198348 B2 JP 3198348B2 JP 09877192 A JP09877192 A JP 09877192A JP 9877192 A JP9877192 A JP 9877192A JP 3198348 B2 JP3198348 B2 JP 3198348B2
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倉 昇 新
木 健 鈴
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NHK Spring Co Ltd
Toyota Motor East Japan Inc
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NHK Spring Co Ltd
Kanto Auto Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車内に設けら
れた収納ボックスを覆う開閉蓋の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネル等に
は、オーディオ装置の操作部材あるいは手袋等の小物を
収納するための収納ボックスが設けられている。そして
この収納ボックスには開閉蓋が取付けられており、ボッ
クス内の収納物が外観されて美観を損ねることがないよ
うになっている。
【0003】このときの開閉蓋は収納ボックスに一個の
回転軸を介して枢支され、この回転軸回りに回転して開
閉するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来型の開閉
蓋は前記したように一軸回りに回転して開閉するように
なっているので、インストルメンタルパネルとの間に回
転可能な空隙が必要となり、この空隙が開閉蓋の全閉時
に隙間となって現出し、車内の美観を損ねると共に、前
記隙間に埃等が堆積すると清掃も困難となり衛生上も好
ましいものではなかった。
【0005】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は全閉時の開閉蓋とインストルメン
トパネルとの間に隙間を生じることがない、美観上及び
衛生上好ましい自動車用収納ボックスの開閉機構を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した目的を
達成するため、一端が収納ボックスの側壁に枢支され、
他端が開閉蓋に枢支された左右一対の第1のリンク部材
と、一端が収納ボックスの側壁に枢支され、他端に形成
された筒体が開閉蓋に固着した筒体に回転自在に挿入さ
れた左右一対の第2のリンク部材と、一方の第2のリン
ク部材の筒体に一端が係止され他方の第2のリンク部材
側の開閉蓋に固着した筒体に他端が係止されたトーショ
ンバーと、前記第2のリンク部材の筒体と開閉蓋に固着
した筒体との間に封入された粘性グリスとを具備したこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明は前記した構成になっているので、開閉
蓋の開閉は第1及び第2のリンク部材によって案内され
るので、開閉蓋自体が収納ボックスに干渉することがな
い。また、開閉蓋はトーションバーによって開方向に付
勢されており、かつトーションバーによる開閉蓋の開作
動は粘性グリスにより緩動する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。図1は本発明の一実施例である開閉機
構1が取付けられた収納ボックス2を示す。収納ボック
ス2はインストルメントパネル3に乗員側に開口する窪
み部として形成されており、その開口部は開閉機構1に
よって開閉作動する開閉蓋4で閉塞されている。
【0009】開閉機構1は開閉蓋4の左右両側に開閉蓋
4と収納ボックス2の側壁2aとの間に懸架するように
取付けられ開閉蓋4の開閉を案内する。開閉機構1は図
2及び図3に示すように第1のリンク部材5と、第2の
リンク部材6と、開閉蓋4を開方向へ付勢するトーショ
ンバー7,8とから大略構成されている。
【0010】第1のリンク部材5は収納ボックス2の側
壁2aに固着したブラケット9に一端5aが枢支され、
開閉蓋4に固着したブラケット10に他端5bが枢支さ
れて取付けられている。第1のリンク部材5には開閉蓋
4の腕部に段部5cが形成されている。この第1のリン
ク部材5は開閉蓋4の左右両側に同様な取付構造で取付
けられている。
【0011】第2のリンク部材6はその一端6aがブラ
ケット9に枢支され、他端側に一体形成された筒体6b
がブラケット10に一体形成された筒体10aに回転自
在に外挿されて取付けられている。筒体6bは有底円筒
体に形成されており、底部にはトーションバー7の一端
フック部7aが係止する係止溝6cが形成されている。
この第2のリンク部材6は開閉蓋4の左右両側に同様な
取付構造で取付けられている。
【0012】ブラケット10の筒体10aの基端部10
bにはトーションバー8の一端フック部8aが係止する
係止溝10cが形成されている。このブラケット10は
開閉蓋4の両側に同一の構造を有して開閉蓋4に固着さ
れている。
【0013】トーションバー7は一端フック部7aが第
2のリンク部材6の係止溝6cに係止され、他端フック
部(図示せず)がもう一方のブラケット10の係止溝
(図示せず)に係止されて取付けられている。また、ト
ーションバー8は一端フック部8aがブラケット10の
係止溝10cに係止され、他端フック部(図示せず)が
もう一方の第2のリンク部材6の係止溝(図示せず)に
係止されて取付けられている。このようなトーションバ
ー7,8は開閉蓋4の全開時に自由状態で取付けられ開
閉蓋4の閉方向の回動で開閉蓋4を上方向に付勢するエ
ネルギーが蓄えられるようになっている。
【0014】さらに、左右両側に位置する第2のリンク
部材の筒体6bとブラケット10の筒体10aの間には
粘性グリスが介在しており、トーションバー7,8によ
る開閉蓋4の開作動の際にダンパー作用を奏するように
なっている。
【0015】尚、図3において符号11は両ブラケット
10間に掛け渡された連結杆であり、連結杆11にはト
ーションバー7,8が挿通可能な挿通孔が長さ方向に穿
設されている。また、図2及び図3において、符号12
はインストルメントパネル3に枢支されたロック爪であ
り、このロック爪12が把手13に掛合することによっ
て開閉蓋4の全閉状態が維持される。
【0016】このように構成された開閉機構1は次のよ
うに作動する。図4は開閉蓋4の全開状態を示す。この
状態では第1のリンク部材5の段部5cが第2のリンク
部材6に衝合して、開閉蓋4のそれ以上の開作動が阻止
されている。このとき開閉蓋4は第1のリンク部材5及
び第2のリンク部材6によってインストルメントパネル
3から離反した位置に支持されている。
【0017】この全開状態から開閉蓋4をA方向に閉作
動させると、開閉蓋4は第1のリンク部材5と第2のリ
ンク部材6に案内されて収納ボックス2の開口部に漸近
しながら回動する。この回動のとき第2のリンク部材6
の筒体6bとブラケット10の筒体10aは相対回転
し、この相対回転によりトーションバー7,8は捩られ
開閉蓋4を開作動させるエネルギーが蓄積される。しか
して開閉蓋4は図2に示す全閉状態に達し、把手13が
ロック爪12に係合してこの状態が維持される。
【0018】開作動は図2に示すようにロック爪12を
B方向へ回動させて把手13との係合を解除することに
よって行う。前記解除によって開閉蓋4はトーションバ
ー7,8の付勢力によって開方向へ回動する。この回動
は第1のリンク部材5と第2のリンク部材6によって案
内され、開閉蓋4は収納ボックス2の開口部から漸遠し
ながら回動する。そしてこのときの開閉蓋4はトーショ
ンバー7,8の付勢力にも拘らず、粘性グリスにより緩
動し、良好な操作性が得られる。
【0019】このように開閉機構1によれば開閉蓋4が
収納ボックス2の開口部に対して漸遠、あるいは漸近し
ながら開、あるいは閉作動するので、その大きさを収納
ボックス2の開口部相当の大きさに形成したとしても、
開閉時に開閉蓋4とインストルメントパネル3とが干渉
することがなく、スムーズな開閉作動が得られる。この
ため開閉蓋4と収納ボックス2の開口部との間に隙間の
ない全閉状態が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば自動車
用収納ボックスの開閉蓋を収納ボックスの開口部相当の
大きさに設計することができ、そうすることによって開
口部と開閉蓋との間に隙間を生じない美観上及び衛生上
好ましい全閉状態が得られる。
【0021】また、本発明は開閉蓋が第1のリンク部材
及び第2のリンク部材に案内されて収納ボックスの開口
部に対して漸遠、あるいは漸近しながら開閉するもので
あるから、開閉蓋を収納ボックスの開口部相当の大きさ
に設計したとしても開口部周辺との干渉が起こらず、ス
ムーズな開閉作動が得られると共に、粘性グリスによる
ダンパー作用が加わって良好な作動感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用収納ボックスの取付状態を示す部分斜
視図である。
【図2】本発明の開閉機構の取付状態を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の開閉機構の取付状態を示す一部破断し
た正面図である。
【図4】本発明の開閉機構の作動を説明する側面図であ
る。
【符号の説明】
1 開閉機構 2 収納ボックス 2a 収納ボックスの側壁 3 インストルメントパネル 4 開閉蓋 5 第1のリンク部材 6 第2のリンク部材 6d 凸部 7,8 トーションバー 9,10 ブラケット 10a ブラケットの筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安 藤 修 司 長野県駒ケ根市赤穂1170番地の3 日本 発条株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−150245(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が収納ボックスの側壁に枢支され、
    他端が開閉蓋に枢支された左右一対の第1のリンク部材
    と、 一端が収納ボックスの側壁に枢支され、他端に形成され
    た筒体が開閉蓋に固着した筒体に回転自在に挿入された
    左右一対の第2のリンク部材と、 一方の第2のリンク部材の筒体に一端が係止され他方の
    第2のリンク部材側の開閉蓋に固着した筒体に他端が係
    止されたトーションバーと、 前記第2のリンク部材の筒体と開閉蓋に固着した筒体と
    の間に封入された粘性グリスとを具備したことを特徴と
    する自動車用収納ボックスの開閉機構。
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