JPH06305365A - 自動車用収納ボックスの開閉機構 - Google Patents

自動車用収納ボックスの開閉機構

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Publication number
JPH06305365A
JPH06305365A JP12197493A JP12197493A JPH06305365A JP H06305365 A JPH06305365 A JP H06305365A JP 12197493 A JP12197493 A JP 12197493A JP 12197493 A JP12197493 A JP 12197493A JP H06305365 A JPH06305365 A JP H06305365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing
closing lid
lid
storage box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12197493A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Niikura
倉 昇 新
Takeshi Suzuki
木 健 鈴
Shuji Ando
藤 修 司 安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd, Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP12197493A priority Critical patent/JPH06305365A/ja
Publication of JPH06305365A publication Critical patent/JPH06305365A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全閉時の開閉蓋と収納ボックスの開口部周囲
との間に隙間を生じることがなく、かつ全閉及び全開時
にガタ付き音を生じなくすると共に全開時の開閉蓋を危
険物化しないようにした自動車用収納ボックスの開閉機
構を提供すること。 【構成】 開閉蓋4と収納ボックス2との間に懸架され
た各一対の第1のリンク部材5と第2のリンク部材6
と、第1のリンク部材5を開閉蓋4の開方向へ付勢する
弾性部材7と、第2のリンク部材6の開閉蓋4側の枢支
部位に封入された粘性グリスとを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車内に設けら
れた収納ボックスを覆う開閉蓋の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネル等に
は、オーディオ装置の操作部材あるいは手袋等の小物を
収納するための収納ボックスが設けられている。そして
この収納ボックスには開閉蓋が取付けられており、ボッ
クス内の収納物が外観されて美観を損ねることがないよ
うになっている。
【0003】このときの開閉蓋は収納ボックスに一個の
回転軸を介して枢支され、この回転軸回りに回転して開
閉するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来型の開閉
蓋は前記したように一軸回りに回転して開閉するように
なっているので、インストルメンタルパネルとの間に回
転可能な空隙が必要となり、この空隙が開閉蓋の全閉時
に隙間となって現出し、車内の美観を損ねると共に、前
記隙間に埃等が堆積すると清掃も困難となり衛生上も好
ましいものではなかった。また、開閉蓋はその全閉時及
び全開時に自動車の車体からの振動伝達でガタ付き音を
発生するという不具合があった。さらに、開いた開閉蓋
はインストルメントパネルの前面に突出した状態となる
ので、衝突時に危険物化するという問題点をも有してい
た。
【0005】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は全閉時の開閉蓋とインストルメン
トパネルとの間に隙間を生じることがないと共に、開閉
蓋の全閉及び全開時にガタ付き音の発生がなく、かつイ
ンストルメントパネルから突出することのない開閉蓋の
開状態が得られる自動車用収納ボックスの開閉機構を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、一端が収納ボックスの側壁に枢支さ
れ、他端が開閉蓋に枢支された左右一対の第1のリンク
部材と、一端が収納ボックスの側壁に枢支され、他端に
形成された筒体が開閉蓋に固着した筒体に回転自在に挿
入された左右一対の第2のリンク部材と、一端が前記第
1のリンク部材に係止され、他端が収納ボックスの側壁
に係止された弾性部材と、前記第2のリンク部材の筒体
と開閉蓋に固着した筒体との間に封入された粘性グリス
とを具備したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は前記した構成になっているので、開閉
蓋の開閉は第1及び第2のリンク部材によって案内され
るので、開閉蓋自体が収納ボックスに干渉することがな
い。また、開閉蓋は弾性部材によって開方向に付勢され
ており、かつ弾性部材による開閉蓋の開作動は粘性グリ
スにより緩動する。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図に基づいて
説明する。図1は本発明に係る一実施例である開閉機構
1が取付けられた収納ボックス2を示す。収納ボックス
2はインストルメントパネル3に乗員側に開口する窪み
部として形成されており、その開口部は開閉機構1によ
って開閉作動する開閉蓋4で閉塞されるようになってい
る。
【0009】開閉機構1は開閉蓋4の左右両側に開閉蓋
4と収納ボックス2の側壁2aとの間に懸架するように
取付けられ開閉蓋4の開閉を案内する。開閉機構1は、
図2及び図3に示すように第1のリンク部材5と、第2
のリンク部材6と、開閉蓋4を開方向へ付勢する弾性部
材としての捩りばね7とから大略構成されている。
【0010】第1のリンク部材5は収納ボックス2の側
壁2aに固着したブラケット8に一端5aが枢支され、
開閉蓋4に固着したブラケット9に他端5bが枢支され
て取付けられている。この第1のリンク部材5は開閉蓋
4の左右両側に同様な取付構造で取付けられている。
【0011】第2のリンク部材6はその一端6aがブラ
ケット8に枢支され、他端側に一体形成された筒体6b
がブラケット9に一体形成された筒体9aに回転自在に
外挿されて取付けられている。この第2のリンク部材6
は開閉蓋4の左右両側に同様な取付構造で取付けられて
いる。
【0012】捩りばね7はその一端7aが第1のリンク
部材5の係止溝5cに係止され、他端7bがブラケット
8の係止溝に係止されて取付けられている。この捩りば
ね7も開閉蓋4の左右両側に同様な取付構造で取付けら
れている。
【0013】そして、開閉蓋4の左右両側において、第
2のリンク部材6の筒体6bとブラケット9に一体形成
された筒体9aとの間には粘性グリスが封入されてお
り、捩りばね7による開閉蓋4の開作動の際にダンパー
作用を奏するようになっている。
【0014】尚、図2及び図3において、符号10はイ
ンストルメントパネル3に枢支されたロック爪であり、
このロック爪10が把手11に掛合することによって開
閉蓋4の全閉状態が維持される。
【0015】このように構成された開閉機構1は次のよ
うに作動する。図4は開閉蓋4の全開状態を示す。この
状態では第1のリンク部材5の段部5dが第2のリンク
部材6に衝合して、開閉蓋4のそれ以上の開作動が阻止
されている。このとき開閉蓋4は第1のリンク部材5及
び第2のリンク部材6によってインストルメントパネル
3から隔離した位置に支持されている。
【0016】この全開状態から開閉蓋4をA方向に閉作
動させると、開閉蓋4は第1のリンク部材5と第2のリ
ンク部材6に案内されて収納ボックス2の開口部に漸近
しながら回動する。この回動のとき第2のリンク部材6
の筒体6bとブラケット9の筒体9aは相対回転すると
共に、捩りばね7は捩られ開閉蓋4を開作動させるエネ
ルギーが蓄積される。しかして開閉蓋4は図2に示す全
閉状態に達し、把手11がロック爪10に係合してこの
状態が維持される。
【0017】開作動は図2に示すようにロック爪10を
B方向へ回動させて把手11との掛合を解除することに
よって行う。前記解除によって開閉蓋4は捩りばね7の
付勢力によって開方向へ回動する。この回動は第1のリ
ンク部材5と第2のリンク部材6によって案内され、開
閉蓋4は収納ボックス2の開口部から漸遠しながら回動
する。そしてこのときの開閉蓋4は捩りばね7の付勢力
にも拘らず、粘性グリスにより緩動し、良好な操作性が
得られる。
【0018】このように開閉機構1によれば開閉蓋4が
収納ボックス2の開口部に対して漸遠、あるいは漸近し
ながら開、あるいは閉作動するので、その大きさを収納
ボックス2の開口部相当の大きさに形成したとしても、
開閉時に開閉蓋4とインストルメントパネル3とが干渉
することがなく、スムーズな開閉作動が得られる。この
ため開閉蓋4と収納ボックス2の開口部との間に隙間の
ない全閉状態が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば自動車
用収納ボックスの開閉蓋を収納ボックスの開口部相当の
大きさに設計することができ、そうすることによって開
口部と開閉蓋との間に隙間を生じない美観上及び衛生上
好ましい全閉状態が得られる。
【0020】また、本発明は開閉蓋が第1のリンク部材
及び第2のリンク部材に案内されて収納ボックスの開口
部に対して漸遠、あるいは漸近しながら開閉するもので
あるから、開閉蓋を収納ボックスの開口部相当の大きさ
に設計したとしても開口部周辺との干渉が起こらず、ス
ムーズな開閉作動が得られると共に、粘性グリスによる
ダンパー作用が加わって良好な作動感が得られる。そし
て、全閉及び全開時の開閉蓋のガタ付き音の発生もな
く、かつインストルメントパネルから突出することない
開閉蓋の開状態が得られ、該開閉蓋が衝突時に危険物化
するということも確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用収納ボックスの取付状態を示す部分斜
視図である。
【図2】本発明の開閉機構の取付状態を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の開閉機構の取付状態を示す一部破断し
た正面図である。
【図4】本発明の開閉機構の作動を説明する側面図であ
る。
【符号の説明】
1 開閉機構 2 収納ボックス 2a 収納ボックスの側壁 3 インストルメントパネル 4 開閉蓋 5 第1のリンク部材 6 第2のリンク部材 6b 筒体 7 捩りばね(弾性部材) 8,9 ブラケット 9a ブラケットの筒体
フロントページの続き (72)発明者 安 藤 修 司 長野県駒ケ根市赤穂1170番地の3 日本発 条株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が収納ボックスの側壁に枢支され、
    他端が開閉蓋に枢支された左右一対の第1のリンク部材
    と、 一端が収納ボックスの側壁に枢支され、他端に形成され
    た筒体が開閉蓋に固着した筒体に回転自在に挿入された
    左右一対の第2のリンク部材と、 一端が前記第1のリンク部材に係止され、他端が収納ボ
    ックスの側壁に係止された弾性部材と、 前記第2のリンク部材の筒体と開閉蓋に固着した筒体と
    の間に封入された粘性グリスとを具備したことを特徴と
    する自動車用収納ボックスの開閉機構。
JP12197493A 1993-04-26 1993-04-26 自動車用収納ボックスの開閉機構 Pending JPH06305365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12197493A JPH06305365A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 自動車用収納ボックスの開閉機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12197493A JPH06305365A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 自動車用収納ボックスの開閉機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06305365A true JPH06305365A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14824474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12197493A Pending JPH06305365A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 自動車用収納ボックスの開閉機構

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JP (1) JPH06305365A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149781A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Inoac Corp グローブボックスの開閉機構
JP2008189157A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Inoac Corp コンソールボックスのリッド開閉機構
FR3107679A1 (fr) * 2020-02-27 2021-09-03 Renault S.A.S. Système de liaison destiné au montage d’un bac de rangement sur un support fixé à une caisse d'un véhicule automobile.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149781A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Inoac Corp グローブボックスの開閉機構
JP2008189157A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Inoac Corp コンソールボックスのリッド開閉機構
FR3107679A1 (fr) * 2020-02-27 2021-09-03 Renault S.A.S. Système de liaison destiné au montage d’un bac de rangement sur un support fixé à une caisse d'un véhicule automobile.

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