JPH0225706Y2 - - Google Patents

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JPH0225706Y2
JPH0225706Y2 JP1983166759U JP16675983U JPH0225706Y2 JP H0225706 Y2 JPH0225706 Y2 JP H0225706Y2 JP 1983166759 U JP1983166759 U JP 1983166759U JP 16675983 U JP16675983 U JP 16675983U JP H0225706 Y2 JPH0225706 Y2 JP H0225706Y2
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JP
Japan
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thin hinge
lid
groove
hinge portion
reference line
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JP1983166759U
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JPS6073641U (ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は物入れ用の蓋に関する。
〔従来の技術〕
自動車、一般の住宅または工場等にはその用途
に応じた各種の物入れが設けられており、自動車
ではグローブボツクス、コンソールボツクス等が
その代表例である。このような物入れには、これ
を閉鎖する蓋と、蓋を閉じたときこれをロツクす
るロツク装置が付設されているのが普通である
(たとえば実開昭49−3235号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが従来は物入れまたはその蓋とは別個独
立の部材から成るロツク装置を設けていたため、
構造が複雑となるだけでなく、コストが上昇する
欠点も免れなかつた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を除去した物
入れ用の蓋を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、物入れ側
の凹溝に係合可能な爪を自由端側に備えた蓋本体
と、該蓋本体の基端側に屈曲可能な第1の薄肉ヒ
ンジ部を介して連設された連結片とを有し、該連
結片が、物入れに固定された取付部または物入れ
自体に、第2の薄肉ヒンジ部を介して連結され、
該第2の薄肉ヒンジ部は、前記爪が凹溝に係合し
た状態で、前記第1の薄肉ヒンジ部よりも蓋本体
の自由端側に位置し、前記爪を凹溝に係合させた
とき、その両者の係合部と前記第2の薄肉ヒンジ
部とを結ぶ線を基準線としたとき、前記爪を凹溝
に係合させたまま、前記第1の薄肉ヒンジ部が前
記基準線よりも物入れ側の第1の位置と、基準線
よりも物入れ側から離れた第2の位置との間を移
動可能に、前記連結片を第2の薄肉ヒンジ部を介
して取付部又は物入れ自体に連結し、前記爪を凹
溝に係合させたまま、前記第1の薄肉ヒンジ部の
基準線の通過を許容するように、前記蓋本体を弾
性材料により構成したことを特徴とする物入れ用
の蓋を提案する。
〔実施例〕
以下、本考案を自動車に付設されるグローブボ
ツクス用の蓋として構成した実施例につき図面を
参照したて詳細に説明する。
第1図および第2図において、1は自動車の運
転室前部に設けられるインストルメントパネル
(以下、インパネと記す)を示し、このインパネ
1に、物入れの一構成例であるグローブボツクス
2が付設されている。本例ではグローブボツクス
2がインパネ1と一体に成形され、該ボツクス2
内に収納物(図示せず)を収めておくことができ
る。
グローブボツクス2は開閉可能な蓋3によつて
閉鎖される。図示した蓋3は、第3図にも示すよ
うにグローブボツクス2の開口を覆う蓋本体4
と、該本体4をグローブボツクス2に取付ける取
付部5と、取付部5と蓋本体4を連結する連結片
6とを有し、取付部5はボツクス2の下部フラン
ジ2aにねじ止めされている。
蓋本体4、連結片6および取付部5は、弾性を
有する材料、好ましくは合成樹脂から一体に成形
されている。蓋本体4の基端側に第1の薄肉ヒン
ジ部7を介して上述の連結片6が一体に連設さ
れ、連結片6と取付部5も、同様に第2の薄肉ヒ
ンジ部8を介して一体に連結されている。薄肉ヒ
ンジ部7,8はそれ自体公知の如く、わずかな外
力で屈曲できるように肉厚を薄く形成された部分
であり、これらヒンジ部7,8は互いに平行に、
しかも本例では水平に延びており、蓋本体4、連
結片6および取付部5は薄肉ヒンジ部7,8のま
わりを容易に回動することができる。
蓋本体4の自由端側には爪9が形成され、この
爪9はグローブボツクス2に形成された凹溝10
に係合することができる。また蓋本体4のほぼ中
央には凹入形成された手掛部11が設けられてい
る。
第2図は蓋3がグローブボツクス2の開口を閉
じた状態を示しているが、このとき爪9はボツク
ス2側の凹溝10に係合している。この状態で前
述の第2の薄肉ヒンジ部8は、第1の薄肉ヒンジ
部7よりも、蓋本体4の自由端側に位置し、蓋本
体4の基端側部分と連結片6は互いに折り重なつ
て位置している。
また第2図のように爪9が凹溝10に係合して
いるとき、その両者の係合部と第2の薄肉ヒンジ
部8とを結ぶ線を基準線Lとしたとき、第1の薄
肉ヒンジ部7はこの基準線Lよりもグローブボツ
クス側(図の左側)、すなわち蓋本体4よりもグ
ローブボツクス側に位置している。この第1の薄
肉ヒンジ部7の位置を第1の位置とする。このと
き連結片6に突設されたストツパ6aが蓋本体4
に当接する。
蓋3を開くときは、図示していない運転席側か
ら手を伸ばして連結片6に指12を当て、これを
矢印Aの方向、すなわち運転席側へ引く。このよ
うにすれば、両薄肉ヒンジ部7,8はほぼ自由に
屈曲できるため、第4図に示す如く連結片6が取
付部5に対して第2の薄肉ヒンジ部8のまわりを
矢印B方向に回動し、第1の薄肉ヒンジ部7は、
基準線Lを越えて、該線Lよりもグローブボツク
ス2の側から離れた右側の位置へ移行する。この
ときの第1の薄肉ヒンジ部7の位置を第2の位置
とする。
上述のように、爪9を凹溝10に係合させたま
ま、第1の薄肉ヒンジ部7が第1の位置と第2の
位置との間を移動できるように、連結片6が取付
部5に第2の薄肉ヒンジ部8を介して連結されて
いるのである。
ここで、第1の薄肉ヒンジ部7が、第2図に示
した基準線Lよりも左側の第1の位置に存すると
きと、第4図に示した基準線Lよりも右側の第2
の位置に存するときと、さらに該ヒンジ部7が基
準線L上に位置するとき(これを第3の位置とす
る)を考えると、第1の薄肉ヒンジ部7が第3の
位置にあるときに、蓋本体4に最も大きな引張力
が作用する。このため、第2図のように蓋3が閉
鎖され、第1の薄肉ヒンジ部7が第1の位置を占
めているときは、指12で連結片6を強制的に矢
印A方向に引かない限り、爪6が弾性的に凹溝1
0に係合し、蓋3の各部分4,6は第2図に示し
た位置に留まる。よつて蓋3が開くことはなく、
蓋3はロツクされた状態を維持する。
第1の薄肉ヒンジ部7が第4図に示す第2の位
置に至れば、蓋本体4にはもはや強い引張力は作
用せず、したがつてたとえば手掛部11を矢印C
方向(第4図)に押せば、爪9は凹溝10から簡
単に外れ、蓋本体4を矢印D方向に回動させ、蓋
3を第5図に示す如く開くことができる。
また第1の薄肉ヒンジ部7が基準線Lを越える
とき、すなわち第3の位置を通過する際に、蓋本
体4には比較的大きな引張力が作用するが、蓋本
体4は弾性材料から成るため、第1の薄肉ヒンジ
部7は支障なく基準線Lを通過することができ
る。このように、爪9を凹溝10に係合させたま
ま、第1の薄肉ヒンジ部6の基準線上の通過を許
容するように、蓋本体4が弾性材料により構成さ
れているのである。
蓋3を閉じるときは、爪9を凹溝10に係合
し、次いで蓋本体4の基端側を第4図に矢印Eで
示す方向に押し込む。これにより第1の薄肉ヒン
ジ部7は基準線Lを越えて第2図に示した第1の
位置にもたらされ、蓋3は閉じられてロツクされ
る。
上記実施例では蓋3に取付部5を設け、これを
グローブボツクス2に固定したが、取付部を省略
し、連結片6をグローブボツクス2自体に第2の
薄肉ヒンジ部を介して連結してもよい。
本考案はグローブボツクス以外の各種の物入れ
用の蓋に適用できるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、独立した部材から成るロツク
装置を用いずに蓋自体の構造によつて蓋をロツク
させることができ、構成の簡素化とコストの低減
を図ることが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はグローブボツクスおよびその蓋を有す
るインパネの斜視図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は蓋の斜視図、第4図は蓋を開く
際の作用を説明する、第2図と同様な断面図、第
5図は蓋を開いたときの、第2図と同様な断面図
である。 3……蓋、4……蓋本体、5……取付部、6…
…連結片、7……第1の薄肉ヒンジ部、8……第
2の薄肉ヒンジ部、9……爪、10……凹溝、L
……基準線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 物入れ側の凹溝に係合可能な爪を自由端側に備
    えた蓋本体と、該蓋本体の基端側に屈曲可能な第
    1の薄肉ヒンジ部を介して連設された連結片とを
    有し、該連結片が、物入れに固定された取付部ま
    たは物入れ自体に、第2の薄肉ヒンジ部を介して
    連結され、該第2の薄肉ヒンジ部は、前記爪が凹
    溝に係合した状態で、前記第1の薄肉ヒンジ部よ
    りも蓋本体の自由端側に位置し、前記爪を凹溝に
    係合させたとき、その両者の係合部と前記第2の
    薄肉ヒンジ部とを結ぶ線を基準線としたとき、前
    記爪を凹溝に係合させたまま、前記第1の薄肉ヒ
    ンジ部が前記基準線よりも物入れ側の第1の位置
    と、基準線よりも物入れ側から離れた第2の位置
    との間を移動可能に、前記連結片を第2の薄肉ヒ
    ンジ部を介して取付部又は物入れ自体に連結し、
    前記爪を凹溝に係合させたまま、前記第1の薄肉
    ヒンジ部の基準線の通過を許容するように、前記
    蓋本体を弾性材料により構成したことを特徴とす
    る物入れ用の蓋。
JP1983166759U 1983-10-27 1983-10-27 物入れ用の蓋 Granted JPS6073641U (ja)

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JP1983166759U JPS6073641U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 物入れ用の蓋

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JP1983166759U JPS6073641U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 物入れ用の蓋

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JPS6073641U JPS6073641U (ja) 1985-05-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623157Y2 (ja) * 1988-05-14 1994-06-15 タキゲン製造株式会社 非固定型締付装置
JPH0623158Y2 (ja) * 1988-05-14 1994-06-15 タキゲン製造株式会社 非固定多重型締付装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746659U (ja) * 1980-08-29 1982-03-15

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