JP2574350Y2 - 車輌用ボックスリッド - Google Patents

車輌用ボックスリッド

Info

Publication number
JP2574350Y2
JP2574350Y2 JP1991062897U JP6289791U JP2574350Y2 JP 2574350 Y2 JP2574350 Y2 JP 2574350Y2 JP 1991062897 U JP1991062897 U JP 1991062897U JP 6289791 U JP6289791 U JP 6289791U JP 2574350 Y2 JP2574350 Y2 JP 2574350Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
vehicle
box
box lid
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991062897U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0513849U (ja
Inventor
勝斎 尾世
Original Assignee
西川化成株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 西川化成株式会社 filed Critical 西川化成株式会社
Priority to JP1991062897U priority Critical patent/JP2574350Y2/ja
Publication of JPH0513849U publication Critical patent/JPH0513849U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574350Y2 publication Critical patent/JP2574350Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアトリムやコンソー
ルボックス等に設けられる収納用ボックスの開口部を開
閉する車輌用ボックスリッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の車輌用ボックスリッドとしては、
実開平1−116726号公報に示されるように、リッ
ドアウタと該リッドアウタとの間に空間部が形成される
ように配置されたリッドインナとからなるドアトリムの
ボックスリッドであって、リッドアウタの一側部におい
て上記空間部に挿入されたヒンジ部材を介して車輌に結
合されたものが知られている。このボックスリッドは、
リッドアウタの下面に突設されたボス部にリッドインナ
が下方から螺子部材によって結合されている構造であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
にしてリッドインナをリッドアウタに螺子部材によって
下方から結合すると、ボックスリッドが閉じられている
場合には螺子部材は見えないので特に問題はないが、ボ
ックスリッドが開放されている場合には螺子部材が車輌
内部から見えるので、ボックスリッドの見栄えが良くな
いという問題があった。
【0004】上記に鑑みて、本考案は、ボックスリッド
が開放されている場合でも、リッドインナをリッドアウ
タに結合した結合部が車輌内部から見えないようにし、
これによりボックスリッドの見栄えを向上させることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、車輌用ボックスリッドの反ヒンジ側にお
いてはリッドアウタとリッドインナとの間に形成される
空間部内でリッドインナをリッドアウタに結合すると共
に、車輌用ボックスリッドのヒンジ側においてはリッド
インナをリッドアウタに螺子部材によってヒンジ側の側
部から締結するものである。
【0006】具体的に本考案が講じた解決手段は、リッ
ドアウタと該リッドアウタとの間に空間部を形成するよ
うに配置されるリッドインナとからなるボックスリッド
の一側部においてヒンジ部材を介して車輌部材に回動自
在に支持され、収納用ボックスの開口部を開閉する車輌
用ボックスリッドを対象とし、上記リッドアウタの一側
部には上記リッドインナに向かって突出しボックスリッ
ド一側部側に取付座面を有する第1の突出部が設けられ
ていると共に、上記リッドアウタの他側部には上記空間
部内へ突出する第2の突出部が設けられており、上記リ
ッドインナの一側部には上記リッドアウタに向かって突
出し上記第1の突出部の取付座面に当接する第1の取付
部が設けられていると共に、上記リッドインナの他側部
には上記空間部内へ突出し上記第2の突出部と結合可能
な第2の取付部が設けられており、該第2の取付部は上
記第2の突出部に上記空間部内で結合されており、上記
第1の取付部は上記第1の突出部にボックスリッド一側
部側から螺子部材によって締結されている構成とするも
のである。
【0007】
【作用】上記の構成により、車輌用ボックスリッドの他
側部側つまり反ヒンジ側においては、リッドインナの他
側部に空間部内へ突出するように設けられた第2の取付
部がリッドインナの他側部に空間部内へ突出するように
設けられた第2の突出部に空間部内で結合されているた
めに、該結合部は車輌用ボックスリッドの開放或いは閉
塞とは無関係に車輌内部からは見えない。
【0008】また、車輌用ボックスリッドの一側部側つ
まりヒンジ側においては、リッドインナの一側部に設け
られた第1の取付部がリッドアウタの一側部に設けられ
た第1の突出部にボックスリッド一側部側から螺子部材
によって締結されているために、車輌用ボックスリッド
の開放時には螺子部材は収納用ボックスの開口部に対向
した状態で車輌内部からは見えず、車輌用ボックスリッ
ドの閉塞時には螺子部材はボックスリッドのヒンジ側つ
まりボックスリッドの車輌外側に位置するのでやはり車
輌内部からは見えない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図7は本考案の一実施例に係る車輌用ボッ
クスリッド10が適用されたドアトリムの全体構造を示
しており、図6は本考案の第1実施例に係る車輌用ボッ
クスリッド10を構成するリッドアウタ11とリッドイ
ンナ12の各々の全体構造を示している。
【0011】図1は上記リッドアウタ11とリッドイン
ナ12との結合部における縱断面構造を示し、図2はリ
ッドアウタ11がスワンの首状のヒンジアーム14を介
して車輌部材としてのドアトリム16に結合されている
部分の縱断面構造を示している。尚、図1及び図2に示
すように、ドアトリム16に形成された開口部16aに
はドアトリム16の収納ボックスを構成する箱状のボッ
クス部材18が嵌入されており、上記車輌用ボックスリ
ッド10は上記ボックス部材18の開口部19を開閉す
るものである。
【0012】リッドアウタ11は、予め成形された表皮
20と、該表皮20の裏面に一体に成形された発泡ポリ
ウレタン樹脂よりなる発泡樹脂層22と、該発泡樹脂層
22の裏面に接着された硬質樹脂よりなるアウタコアー
24とによって構成され、リッドインナ12は予め成形
された硬質樹脂により構成されており、リッドアウタ1
1とリッドインナ12とは両者の間に空間部25が形成
されるように配置されている。また、ドアトリム16
は、予め成形された硬質樹脂よりなる基材26と、該基
材26の内側の面に貼着されたトリム表皮28とにより
構成されている。
【0013】図2及び図6に示すように、リッドインナ
12には車輌の前後方向2か所に切欠部30,30が形
成されており、該切欠部30からヒンジアーム14の一
端部が空間部25に各々挿入されている。図2に示すよ
うに、アウタコアー24の外側の端部(同図における左
側)には空間部25内に突出するヒンジ用ボス部34が
設けられており、ヒンジアーム14の一端部は螺子部材
36によってヒンジ用ボス部34に取り付けられてい
る。尚、図2において、38はアウタコアー24の一端
部に突設され、アウタコアー24とヒンジアーム14と
の相対位置を決める位置決めピンである。
【0014】図2に示すように、ドアトリム16の基材
26の外側の面にはブラケット用ボス部40が突設さ
れ、該ブラケット用ボス部40にヒンジブラケット42
の一端部が螺子部材44によって取り付けられている。
ヒンジブラケット42の他端部にはヒンジアーム14の
他端部が回動自在に取り付けられており、ヒンジブラケ
ット42とヒンジアーム14との間には、車輌用ボック
スリッド10がボックス部材18の開口部19を閉じる
方向に付勢されるスプリング44が縮装されている。こ
れにより、リッドアウタ11ひいては車輌用ボックスリ
ッド10はドアトリム16に対して回転自在であると共
に、スプリング44の弾発力に抗して車輌用ボックスリ
ッド10を所定開度まで手で操作するとその後は自動的
に開放されるように構成されている。
【0015】図1に示すように、リッドアウタ11のア
ウタコアー24の内側の端部(同図における右側)には
外側に向かって空間部25内へ突出する第2の突出部と
してのリッドインナ用ボス部46が突設されている。一
方、図1及び図6に示すように、リッドインナ12の内
側の端部には薄肉ヒンジ部48を介して第2の取付部と
しての内側取付部50Aが空間部25内へ突出するよう
に設けられており、該内側取付部50Aは螺子部材52
によりリッドインナ用ボス部46に取り付けられてい
る。このように、リッドインナ用ボス部46及び内側取
付部50Aが共に空間部25内へ突出するように設けら
れ、両者が空間部25内で螺子部材52によって締結さ
れているために、両者の締結部は車輌用ボックスリッド
10の外側からは見えない。
【0016】また、図1に示すように、リッドアウタ1
1のアウタコアー24の外側の端部(同図における左
側)には下側へ突出する第1の突出部としての突起部5
4が設けられている。一方、図1及び図6に示すよう
に、リッドインナ12の外側の端部には第1の取付部と
しての上方へ屈折した外側取付部55が設けられてお
り、該外側取付部55は螺子部材56によって外側から
上記突起部54に取り付けられている。このように、外
側取付部55が螺子部材56によって外側から突起部5
4に取り付けられているために、螺子部材56は、車輌
用ボックスリッド10の閉塞状態では外側を向き、また
車輌用ボックスリッド10の開放状態では図1において
仮想線で示すようにボックス部材18の開口部19に対
向した状態で位置するために車輌の内側からは見えな
い。
【0017】図3は、内側取付部50Aをリッドインナ
用ボス部46に取り付ける方法を示しており、薄肉ヒン
ジ部48の作用によりリッドインナ12の外側を下方に
回動させた状態で、ドライバ58によって螺子部材52
を回動して内側取付部50Aをリッドインナ用ボス部4
6に螺着する。
【0018】図4は、外側取付部55を突起部54に取
り付ける方法を示しており、薄肉ヒンジ部48の作用に
よりリッドインナ12の外側を上方に回動させた状態
で、ドライバ58によって螺子部材56を回動して外側
取付部55を突起部54に螺着する。このようにするこ
とにより、内側取付部50Aとリッドインナ用ボス部4
6との結合部はリッドインナ12に覆われて外側からは
見えない。
【0019】図5(a)及び(b)は第2実施例を示
し、リッドアウタ11のアウタコアー24の内側の端部
に突設されたリッドインナ用ボス部46には外側に開口
する嵌合用凹部46aが形成されている。一方、リッド
インナ12の内側の端部には第1実施例のような薄肉ヒ
ンジ部48は設けられておらず、第2の取付部としての
板状の内側取付部50Bが空間部25内へ突出するよう
に一体に設けられ、内側取付部50Bの内側の面には嵌
合用突起部50aが設けられている。そして、図5
(a)に示すように、内側取付部50Bの嵌合用突起部
50aがリッドインナ用ボス部46の嵌合用凹部46a
に外側から嵌入されることにより、内側取付部50Bは
リッドインナ用ボス部46に取り付けられている。図5
(a)及び(b)における突起部54と外側取付部55
の構造は第1実施例と同様である。
【0020】尚、本考案における車輌部材とは、上記実
施例で示したドアトリムの他に、コンソールボックスや
インストルメントパネル等を含むものである。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る車輌
用ボックスリッドによると、車輌用ボックスリッドの他
側部つまり反ヒンジ側においては、リッドインナの第2
の取付部がリッドアウタの第2の突出部に空間部内で結
合されているため該結合部は車輌用ボックスリッドの開
閉とは無関係に車輌内部からは見えないので、ボックス
リッドが開放されている場合でも、リッドインナとリッ
ドアウタとの結合部は車輌内部から見えず、また、車輌
用ボックスリッドの一側部側つまりヒンジ側において
は、リッドインナの第1の取付部がリッドアウタの第1
の突出部にヒンジ側から螺子部材により締結されている
ため車輌用ボックスリッドの開放時には螺子部材は収納
ボックスの開口部に対向した状態で位置するので螺子部
材は車輌内部からは見えず、ボックスリッドの見栄えが
向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る車輌用ボックスリッ
ドにおけるリッドインナがリッドアウタに結合されてい
る部分の縱断面図である。
【図2】上記車輌用ボックスリッドにおけるリッドアウ
タがヒンジ部材を介してドアトリムに結合されている部
分の縱断面である。
【図3】上記車輌用ボックスリッドにおけるリッドイン
ナをリッドアウタに結合する方法を示す縱断面図であ
る。
【図4】上記車輌用ボックスリッドにおけるリッドイン
ナをリッドアウタに結合する方法を示す縱断面図であ
る。
【図5】本考案の第2実施例に係る車輌用ボックスリッ
ドを示す縦断面図である。
【図6】上記第1実施例に係る車輌用ボックスリッドに
おけるリッドアウタ及びリッドインナの斜視図である。
【図7】上記第1及び第2実施例に係る車輌用ボックス
リッドが適用されたドアトリムの斜視図である。
【符号の説明】
10…車輌用ボックスリッド 11…リッドアウタ 12…リッドインナ 14…ヒンジ部材 18…ボックス部材(収納用ボックス) 46…リッドインナ用ボス部(第2の突出部) 48…薄肉ヒンジ部 50A,50B…内側取付部(第2の取付部) 54…突起部(第1の突出部) 55…外側取付部(第1の取付部) 56…螺子部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リッドアウタと該リッドアウタとの間に
    空間部を形成するように配置されるリッドインナとから
    なるボックスリッドの一側部においてヒンジ部材を介し
    て車輌部材に回動自在に支持され、収納用ボックスの開
    口部を開閉する車輌用ボックスリッドであって、 上記リッドアウタの一側部には上記リッドインナに向か
    って突出しボックスリッド一側部側に取付座面を有する
    第1の突出部が設けられていると共に、上記リッドアウ
    タの他側部には上記空間部内へ突出する第2の突出部が
    設けられており、 上記リッドインナの一側部には上記リッドアウタに向か
    って突出し上記第1の突出部の取付座面に当接する第1
    の取付部が設けられていると共に、上記リッドインナの
    他側部には上記空間部内へ突出し上記第2の突出部と結
    合可能な第2の取付部が設けられており、 該第2の取付部は上記第2の突出部に上記空間部内で結
    合されており、 上記第1の取付部は上記第1の突出部にボックスリッド
    一側部側から螺子部材によって締結されていることを特
    徴とする車輌用ボックスリッド。
JP1991062897U 1991-08-08 1991-08-08 車輌用ボックスリッド Expired - Fee Related JP2574350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991062897U JP2574350Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 車輌用ボックスリッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991062897U JP2574350Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 車輌用ボックスリッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0513849U JPH0513849U (ja) 1993-02-23
JP2574350Y2 true JP2574350Y2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=13213501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991062897U Expired - Fee Related JP2574350Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 車輌用ボックスリッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574350Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0513849U (ja) 1993-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6221107B2 (ja)
JP2574350Y2 (ja) 車輌用ボックスリッド
JP3351937B2 (ja) 自動車用インサイドハンドル装置の取付け構造
JP3330087B2 (ja) 車両用インサイドドアハンドル装置
JPS5820058Y2 (ja) 自動車のドアチェッカ装置
JPH0338378Y2 (ja)
JPH0638737Y2 (ja) 自動車用ドアトリムにおけるユニットパネル構造
JP3608187B2 (ja) 自動車のコンソールボックス
JP2000095014A (ja) 車両用カップホルダー
JPH10244837A (ja) 自動車のバックドアの補助取手装置および自動車のバックドア
JP2571599Y2 (ja) アシストグリップの取付構造
JPS6350190Y2 (ja)
JPH0342225Y2 (ja)
JPH0323387Y2 (ja)
JPS6226281Y2 (ja)
JP3074866U (ja) バニティミラー付き車両用サンバイザ
JPH0139616Y2 (ja)
JPH0134587Y2 (ja)
JPH08183339A (ja) ドアポケット構造
JPH0625586Y2 (ja) トランクリッドヒンジ用カバー
JPH0338377Y2 (ja)
JPS6321658Y2 (ja)
JP2001088617A (ja) 車両用収納装置のヒンジ部構造
JPH0343029U (ja)
JPH0429816Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980310

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees