JP3074866U - バニティミラー付き車両用サンバイザ - Google Patents

バニティミラー付き車両用サンバイザ

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JP3074866U
JP3074866U JP2000005000U JP2000005000U JP3074866U JP 3074866 U JP3074866 U JP 3074866U JP 2000005000 U JP2000005000 U JP 2000005000U JP 2000005000 U JP2000005000 U JP 2000005000U JP 3074866 U JP3074866 U JP 3074866U
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mirror
cover
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JP2000005000U
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雄樹 野々山
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株式会社ネオックスラボ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数及び組付け工数の削減を図り、コス
トの低減を達成する上で有効なバニティミラー付き車両
用サンバイザーを提供する。 【解決手段】 ミラーと、ミラーを保持するミラーホル
ダー31と、ミラー前面を覆うように配置されるととも
にミラーホルダー31に対して一端を回動支点にして開
閉可能に取り付けられたミラーカバー33と、ミラーカ
バー33を閉じ位置又は開き位置に保持可能なオーバー
ターン式の板バネ36とを備えたミラーユニット3を、
サンバイザ本体2にネジ5によって固定する構造のバニ
ティミラー付き車両用サンバイザにおいて、ネジ5の頭
部5aを隠蔽するために設けられる蓋7をクッションゴ
ムによって形成し、該蓋7がミラーカバー33の閉じ時
における打音防止用のゴムクッションを兼用する構成と
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車等の車両に装備され、乗員を光線から保護するための車両用 サンバイザに係り、特にバニティミラーを備えた車両用サンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】
サンバイザ本体に付設されるバニティミラーは、サンバイザ本体が車両天井面 から使用位置へ引き下げられたときの、乗員との対向面に組み付けられている。 一般にバニティミラーは、ミラー及びそれを保持する枠又は板からなるミラーホ ルダー、非使用時にミラーを覆うミラーカバー等からなるユニット構造であり、 サンバイザ本体に対する組付けは、サンバイザ本体に形成された凹部に収納配置 後、ミラーホルダーをクリップやネジによって行っている。ネジによる組付けは 、クリップに比べて強固に固定することができるが、ミラーカバーを開放したと きにネジの頭部が露出するので、蓋によってネジ頭部を隠蔽し、見栄えの向上を 図っている。
【0003】 また、上下に回動して開閉するタイプのミラーカバーは、開閉行程の中間の分 岐点を境にして力の作用方向が反転するスプリングを用いたオーバーターン機構 によって、開き位置又は閉じ位置に保持される構成となっている。従って、ミラ ーカバーが閉じるときには、ミラーホルダーに勢いよく当接して打音が生ずる。 このため、従来はミラーカバーとミラーカバーとの当接面にクッションゴム等の 吸音材を介装し、打音の発生を抑えていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記したように、従来のバニティミラーは、部品点数が多数に及ぶ とともに組付けが面倒でコストが高く付くという問題点がある。
【0005】 本考案は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と するところは、部品点数及び組付け工数の削減を図り、コストの低減を達成する 上で有効なバニティミラー付き車両用サンバイザーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本考案に係るバニティミラー付き車両用サンバイザ は、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。 請求項1に記載の考案においては、バニティミラー付き車両用サンバイザにお いて、ミラーユニットをサンバイザ本体に固定する手段として、強固な固定が可 能なネジ式とした上で、そのネジの頭部を隠蔽するために備えられる蓋を吸音材 によって形成したものである。従って、ミラーカバーの閉じ動作時において、オ ーバーターン機構によって勢いよく閉じられるミラーカバー裏面に吸音材からな る蓋が当接することによって、打音の発生を抑えることができる。 すなわち、請求項1に記載の考案によれば、ネジの頭部を隠蔽する蓋が打音防 止用の吸音部材を兼用する構成としたので、ミラーユニットの部品点数が削減さ れ、それに伴い組み付け工数も削減される。その結果、コストを低減することが できる。
【0007】 また、請求項2に記載の考案によれば、蓋は両面テープ又は接着剤あるいは圧 入にて固定される構成としたので、組付けが容易である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に 係るバニティミラー付き車両用サンバイザの斜視図である。図2は図1のII− II線断面図であり、図3は図1のIII−III線断面図である。
【0009】 図1に示すように、車両用サンバイザ1は、サンバイザ本体2と、そのサンバ イザ本体2に組み付けられるミラーユニット3とから大略構成されている。サン バイザ本体2は横に長い略長方形の平板形状に形成されており、例えば発泡性樹 脂からなる一体成型品あるいは硬質合成樹脂からなる分割コアの突き合わ接合構 造からなる。そして、上縁側の一端部に備えられた取付アーム21を介して自動 車のフロントウインドウガラス上部付近の天井面に装着されるとともに、他端部 に備えられた軸部22が図示省略のサポートフックによって支持される。
【0010】 一方、ミラーユニット3は、図1〜図3に示すように、ポリプロピレン樹脂の ような硬質合成樹脂によって長方形の枠状に形成されたミラーホルダー31と、 そのミラーホルダー31にて周縁部を保持される化粧用のミラー32と、そのミ ラー32を覆うべく前面に配置されるとともに、ミラーホルダー31に対して上 端側を回動支点にして開閉可能に取り付けられる回動式のミラーカバー33とか ら構成されている。 ミラーホルダー31は、ミラー32を保持する長方形の保持枠部31aと、該 保持枠部31aの外周縁に沿って立ち上がり状に一体に形成されるフランジ部3 1bとから断面L字形に形成されている。
【0011】 ミラーカバー33は、その上端裏面側に設けたボス部33aがミラーホルダー 31の上縁部側の左右2箇所に形成されたミラーカバー取付部34にヒンジピン 35(図2参照)によって開閉可能に支持される。 ミラーカバー33の回動中心付近における裏面側において、図2に示すように 、ミラーカバー取付部34には、該ミラーカバー33の開閉行程における中間の 分岐点を境にして力の作用方向が反転する板バネ36からなるオーバーターン機 構が組み付けられており、これによりミラーカバー33は閉じ位置又は開き位置 に保持される。この板バネ36は、その一端部がミラーカバー取付部34に取付 用切欠部34aに差し込まれて抜け止め状態で係止され、加圧部としての他端部 36aがミラーカバー33のボス部33aに加圧されている。
【0012】 そして、板バネ36は、ミラーカバー33が閉じられた状態では、図2に実線 で示すように、ボス部33aに形成された平面状の閉じ側当接面33bに当接す ることによって該ミラーカバー33に閉じ方向の力を作用し、また、ミラーカバ ー33が開放された状態では、図2に仮想線で示すように、平面状の開き側当接 面33cに当接することによって該ミラーカバー33に開き方向の力を作用する ように設定されている。
【0013】 上記のように構成されたミラーユニット3は、図2及び図3に示すように、サ ンバイザ本体2の取付凹部2aに嵌め込まれた状態で、ミラーホルダー31の保 持枠部31aが複数(図では左右2箇所)のネジ5によって固定される。ネジ5 は、保持枠部31aに設けた貫通穴を通してサンバイザ本体2側に固定された鉄 板製の取付板6に表側から締結されるが、この取付板6はサンバイザ本体2が、 例えば発泡体から形成される場合には、サンバイザ本体2の成形時に心材として のワイヤ(図示省略)に接合された状態でサンバイザ本体2内にインサート成形 される。
【0014】 上記のように取付板6への締結後、ネジ5の頭部5aは、保持枠部31aの貫 通穴に対応する部位に形成した長方形の凹部31cに嵌合される蓋7によって隠 蔽される。この蓋7は直方体状に形成され、凹部31c又は頭部5aのいずれか 一方又は両方に対して、例えば両面テープ又は接着剤あるいは圧入によって固定 される。ただし、圧入の場合には、蓋7は凹部31cよりも少し大きめに形成さ れる。かくして、ネジ5の頭部5aは蓋7によって隠蔽され、見栄えの向上が図 られる。また、蓋7は吸音材としてのクッションゴムから形成されるとともに保 持枠部31aの上面から適宜高さで突出されており、前記ミラーカバー33が閉 じたとき、該ミラーカバー33の裏面と当接する設定となっている。
【0015】 従って、ミラーカバー33の開閉操作時において、ミラーカバー33がオーバ ーターン用の板バネ36によって勢いよく閉じるとき、クッションゴム製の蓋7 に当接することで打音の発生を抑えることができる。 すなわち、本実施の形態によれば、ネジ5の頭部5aを隠蔽するために備えら れる蓋7をクッションゴムから形成し、ミラーカバー33の閉じ時における打音 の発生を抑える吸音部材を兼用する構成としたので、部品点数が削減されるとと もに、組付け工数が低減される。このため、コストの低減が達成される。
【0016】 なお、本実施の形態では、吸音材としてクッションゴムの場合で説明している が、これに限るものではなく、打撃に対して音の発生を抑えることが可能な材料 であればよい。また、ネジ5による締結を2箇所で説明したが、増設しても差し 支えない。また、ネジ5の頭部5aを隠蔽する蓋7の全てを吸音材によって形成 する必要はなく、少なくとも1つあれば足りる。また、ミラーカバー33の開閉 方向及び回動支点についても図示のものに限るものではない。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、バニティミラー付き車両用サンバイザ において、部品点数及び組付け工数を削減してコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るバニティミラー付き車両用
サンバイザの斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
1 車両用サンバイザ 2 サンバイザ本体 3 ミラーユニット 5 ネジ 5a 頭部 6 取付板 7 蓋 31 ミラーホルダー 32 ミラー 33 ミラーカバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体
    に組み付けられるミラーユニットとを備え、前記ミラー
    ユニットは、ミラーと、該ミラーを保持するミラーホル
    ダーと、前記ミラー前面を覆うように配置されるととも
    に前記ミラーホルダーに対して一端を回動支点にして開
    閉可能に取り付けられたミラーカバーと、該ミラーカバ
    ーの開閉行程における中間の分岐点を境にして力の作用
    方向が反転することによってミラーカバーを閉じ位置又
    は開き位置に保持するオーバーターン機構とを備えると
    ともに、前記ミラーホルダーの表側から前記サンバイザ
    本体にねじ込まれるネジによって固定されるバニティミ
    ラー付き車両用サンバイザであって、 前記ネジの頭部を隠蔽するために装着される蓋が前記ミ
    ラーカバーの裏面に当接する吸音材によって形成されて
    いることを特徴とするバニティミラー付き車両用サンバ
    イザ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバニティミラー付き車
    両用サンバイザであって、前記蓋は両面テープ又は接着
    剤あるいは圧入にて固定されていることを特徴とするバ
    ニティミラー付き車両用サンバイザ。
JP2000005000U 2000-07-14 2000-07-14 バニティミラー付き車両用サンバイザ Expired - Lifetime JP3074866U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012066743A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Yupiteru Corp 車載用電子機器

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