JP3608187B2 - 自動車のコンソールボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用車などの車両において、たとえば運転席と助手席との間に設置されるコンソールボックス、特にそのコンソールドアの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等に装備されたコンソールボックスでは、コンソールボックス本体の収納部に各種の小物をはじめとする適宜の物を収納することができ、実用的に極めて優れた利便性を備えている。また、コンソールボックス本体の開口部にアームレストを兼用するコンソールドア(蓋体)が枢支されているものが一般に知られている。
【0003】
この場合、コンソールドアが横開きするものにあっては、特に右ハンドルと左ハンドルに対応して左開きあるいは右開きの仕様がある。さらにコンソールドア自体を備えない仕様のものもある。このようにこの種のコンソールボックスにおいては、特にコンソールドアの開き方向に対応して複数の仕様を有する。
【0004】
たとえば、図4のようにコンソールボックス1は、ボックス本体2の開口部の両側にそれぞれ、コンソールドアを支持するヒンジを装着するための穴3Lおよび3Rがあけられ、右ハンドルと左ハンドルの仕様に合わせて、それぞれ、図5(A)および(B)のように穴3Lまたは3Rからコンソールドア4のヒンジ5を組み込んで取り付け、図示のように左開き(図5(A))あるいは右開き(図5(B))ができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにコンソールドア4の取付用の2つの穴3Lおよび3Rを設けるものにあっては、使用しない側の片方の穴3Lまたは3R(つまりヒンジ5を組み込まない側)には、図6(A)のようにカバー6が嵌め込まれる。なお、コンソールドア4を設けない仕様の場合には、図4のように2つの穴3Lおよび3R双方にカバー6が嵌め込まれる。
【0006】
あるいはまた、図6(B)のようにコンソールドア4の取付時に、そのヒンジ5が組み込まれる左右いずれかの側を切除(斜線部参照)することにより、コンソールドア4の取付用穴3Lまたは3Rを形成する。この場合でも組立工数が増加せざるを得なかった。このように、従来では複数仕様に対応するために別途部品を用意してそれを組み込み、あるいはそのための組立作業を行わなければならず、部品点数や組立工数が増加せざるを得なかった。
【0007】
本発明は以上の点に鑑み、簡単な構成により容易かつ適正に複数仕様に対応可能な自動車のコンソールボックスを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、ボックス本体の開口部の両側にそれぞれ、コンソールドアを枢支するためのドア取付部を有し、各ドア取付部にてボックス本体に折曲げ回転可能に、カバーが一体成形されており、上記コンソールドアを設けるときには、該コンソールドアが取り付けられる一方のドア取付部から一方のカバーを下側に回り込ませると共に、他方のドア取付部に他方のカバーをメクラ蓋として被着し、また、上記コンソールドアを設けないときには、双方のドア取付部に対してそれぞれ上記各カバーをメクラ蓋として被着することを特徴としている。
請求項3に記載の自動車のコンソールボックスによれば、請求項1又は2の構成において、各カバーがインテグラルヒンジを介してそれぞれボックス本体に結合するようにしている。
また、請求項4に記載の自動車のコンソールボックスでは、請求項1乃至3の何れかの構成において、一方のドア取付部からは一方カバーが離脱するように折り曲げられて、前記コンソールドアがヒンジ機構を介して該ドア取付部に枢支されており、他方のドア取付部に他方のカバーがメクラ蓋として被着されていることを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、カバーをボックス本体自体に備えているため、別部品を用意することなく簡単かつ適正にコンソールドアを取り付けることができ、複数仕様に有効に対応することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3に基づき、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明による自動車のコンソールボックスの好適な実施の形態を説明する。
【0011】
図1は、この実施形態におけるコンソールボックス1を示している。このコンソールボックス1は、運転席と助手席との間に設置されるものとする。コンソールボックス1は、ボックス本体2とこのボックス本体2に枢支されるアームレストを兼用可能な開閉式コンソールドア4とを備える。この場合、運転席の位置、すなわち右ハンドルと左ハンドルに対応して左開き(実線図示)あるいは右開き(点線図示)の仕様がある。
【0012】
本発明のコンソールボックス1において、ボックス本体2の開口部の対向する両側にはそれぞれ、コンソールドア4を枢支するためのドア取付部10Lおよび10Rが形成されている。図1に示す例では、ドア取付部10Lにコンソールドア4が取り付けられて、車両進行方向左側においてコンソールドア4が開閉するようにしているが、コンソールドア4は仕様に応じて選択的に一方のドア取付部10Lまたは10Rに取り付けられ、そのとき他方のドア取付部10Rまたは10Lにはカバーが被着されるようになっている。
【0013】
図2に示したように、ドア取付部10L,10Rにて、カバー11L,11Rがボックス本体2に折曲げ回転可能に一体成形される。この例では、カバー11L,11Rは、いわゆるインテグラルヒンジ12L,12Rを介してそれぞれのボックス本体2の両側に結合する。このインテグラルヒンジ12L,12Rによれば、両者を薄肉部分で折曲げ可能に結合するとともに、所定の結合強度を確保することができる。
【0014】
ここで、図3に示したようにカバー11Lの側端部には突起13が形成されている。また、ボックス本体2には突起13が係合する嵌合孔14が形成される。突起13の先端は好ましくは、嵌合孔14側が傾斜カットされているとよく、このようにすることで嵌合孔14に嵌入し易くなる。なお、カバー11Rについても、カバー11Lの突起13と同様な突起が形成されているとともに、ボックス本体2にはその突起が係合する嵌合孔が形成される。
【0015】
上記構成でなる本発明のコンソールボックス1において、たとえば右ハンドルに対しては、図1のようにコンソールドア4は左開き仕様に構成される。すなわち、ドア取付部10Lにヒンジ5を組み込むことで、コンソールドア4がボックス本体2に枢支される。この場合、ドア取付部10Rにおいては後述する場合と実質的に同様に、カバー11Rがメクラ蓋として被着される。
【0016】
一方、上記とは反対に左ハンドルに対しては、図2のようにコンソールドア4は右開き仕様に構成される。この場合、コンソールドア4が取り付けられる一方のドア取付部10Rにおいてはカバー11Rを下側に回り込ませて、ドア取付部10Rから離脱するように折り曲げる。このとき、他方のドア取付部10Lにおいてはカバー11Lを矢印Bのように折り曲げ、これによりカバー11Lはドア取付部10Lに対してメクラ蓋として被着される。このときカバー11Lは、突起13と嵌合孔14を係合させることで、メクラ蓋としてドア取付部10Lの所定部位に的確に被着保持される。
【0017】
この例のように、ボックス本体2自体においてドア取付部10L,10Rにて、カバー11L,11Rを備えているため、これらのカバー11L,11Rを選択的に用いることで、そのための別部品を用意することなく仕様に合ったコンソールドア4を簡単かつ適正に取り付けることができる。
【0018】
なお、上記実施形態において、コンソールドア4を選択的にドア取付部10Lまたは10Rに取り付ける例を説明したが、コンソールドア4を設けないものであってもよい。その場合には、双方のドア取付部10L,10Rに対してそれぞれカバー11L,11Rをメクラ蓋として被着し、これによりコンソールドア4を持たない仕様に対応することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のコンソールボックスにおいて、カバーをボックス本体自体に備え、これを仕様に応じて適宜選択的に使い分けることで複数仕様に有効に対応することができる。これにより部品点数や組立工数を効果的に減少させることができ、実質的にコスト低減を図ることができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のコンソールボックスの実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の自動車のコンソールボックスの実施形態における内部構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係るカバーの構成例を示す図2のA部拡大斜視図である。
【図4】従来のコンソールボックスの内部構造を示す縦断面図である。
【図5】従来のコンソールボックスにおける異なる仕様例を示すそれぞれ縦断面図である。
【図6】従来のコンソールボックスにおけるカバーおよびコンソールドア取付部の構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンソールボックス
2 ボックス本体
4 コンソールドア
5 ヒンジ
10L,10R ドア取付部
11L,11R カバー
12L,12R インテグラルヒンジ
13 突起
14 嵌合孔
Claims (4)
- ボックス本体の開口部の両側にそれぞれ、コンソールドアを枢支するためのドア取付部を有する自動車のコンソールボックスであって、
各ドア取付部にてボックス本体に折曲げ回転可能にカバーが一体成形されており、
上記コンソールドアを設けるときには、該コンソールドアが取り付けられる一方のドア取付部から一方のカバーを下側に回り込ませると共に、他方のドア取付部に他方のカバーをメクラ蓋として被着し、
また、上記コンソールドアを設けないときには、双方のドア取付部に対してそれぞれ上記各カバーをメクラ蓋として被着することを特徴とする自動車のコンソールボックス。 - 前記各カバーの側端部に形成された突起と、前記ボックス本体に形成されていて該突起と係合する嵌合孔と、を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の自動車のコンソールボックス。
- 各カバーが、インテグラルヒンジを介してそれぞれボックス本体に結合することを特徴とする、請求項1または2に記載の自動車のコンソールボックス。
- 一方のドア取付部からは一方のカバーが離脱するように折り曲げられて、 前記コンソールドアがヒンジ機構を介して該ドア取付部に枢支されており、
他方のドア取付部に他方のカバーがメクラ蓋として被着されていることを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載の自動車のコンソールボックス。
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1998
- 1998-02-27 JP JP04754698A patent/JP3608187B2/ja not_active Expired - Fee Related
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