JP2555029Y2 - グローブボックス - Google Patents

グローブボックス

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JP2555029Y2
JP2555029Y2 JP1990118735U JP11873590U JP2555029Y2 JP 2555029 Y2 JP2555029 Y2 JP 2555029Y2 JP 1990118735 U JP1990118735 U JP 1990118735U JP 11873590 U JP11873590 U JP 11873590U JP 2555029 Y2 JP2555029 Y2 JP 2555029Y2
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JP
Japan
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lid
box body
instrument panel
glove box
bent portion
Prior art date
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JP1990118735U
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JPH0475743U (ja
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義信 松本
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車のグローブボックスに関するもので
ある。
b.従来の技術 従来より、第2図に示す自動車のインストルメントパ
ネル51には、小物入れとしてグローブボックス52が設け
られている。このグローブボックス52は、第3図および
第4図に示す如く、インストルメントパネル51の一部お
よび該インストルメントパネル51とは別体のグローブボ
ックスアッパ部材53からなるボックス本体54と、このボ
ックス本体54の開口部55を開閉すべくヒンジ56にて回動
可能に取付けられるリッド57とをそれぞれ有し、リッド
57の上部内壁面にはストッパ用のボス部58が巾方向に間
隔を置いて複数設けられている。そして、これらボス部
58の先端にはキャップ状のクッション部材59が嵌め込め
られており、このクッション部材59の先端部をグローブ
ボックスアッパ部材53の上端面53aに当接させることに
よって当該クッション部材59をリッド57の閉時における
ストッパとしていた。
c.考案が解決しようとする課題 ところが、上述した従来のグローブボックス52では、
リッド57が樹脂製であり室内の温度変化で膨張変形する
ため、第3図中の二点鎖線で示す如く、変形したリッド
57によって正常時のスキマlが埋まり、リッド57の上端
部57aとインストルメントパネル51とが接触し、外観を
損ねるおそれがあると同時に、リッド57の開閉時に接触
音が生じたり、自動車の走行時にビビリ音が発生するこ
とがあった。また、ボス部58に取付けられたクッション
部材59は、リッド57の閉方向におけるストッパ機能のみ
を果しているに過ぎないので、製品成形時の誤差、組付
け時のパラツキ等によってリッド57の上端部57aが上方
に“ズレ”た場合には、上記と同様の不具合が生じるこ
とになる。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得るグローブ
ボックスを提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案
においては、ボックス本体の開口部の周縁に位置するイ
ンストルメントパネルの下部に取付孔を設け、この取付
孔に前記ボックス本体の開口部を開閉するリッドの下端
部を挿入して締付固定すると共に、該リッドの締付固定
部近傍に薄肉ヒンジを形成し、該ヒンジにて前記リッド
を回動可能に構成する一方、前記リッドの内壁面にボッ
クス本体側へ突出するストッパ用のボス部を設けてなる
グローブボックスにおいて、前記ボックス本体の開口部
の周縁に位置するインストルメントパネルに、斜め下向
き面と前記ボックス本体の上端部が重ね合わされる重合
面とからなる屈曲部を形成し、前記リッドの上端部近傍
に前記ボス部を配設すると共に、前記ボス部の先端にキ
ャップ状のクッション部材を取付け、前記リッドの閉時
に、前記クッション部材が前記屈曲部の斜め下向き面と
重合面との境界に位置する前記インストルメントパネル
および前記ボックス本体の上端部の両方に当接すべく配
置し、前記リッドの閉方向力を前記ボックス本体の上端
部および前記屈曲部の重合面で受け、前記リッドの上方
向力を前記屈曲部の斜め下向き面で受けるように構成し
ている。
e.作用 本考案のグローブボックスでは、リッドの閉時に、ク
ッション部材がボックス本体の上端部およびインストル
メントパネルの両方に当接するように配置しているた
め、リッドの閉方向への移動がボックス本体にて規制さ
れ、かつリッドの上方向への移動がインストルメントパ
ネルにて規制されている。
f.実施例 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、図において
1は自動車のインストルメントパネルであって、このイ
ンストルメントパネル1の助手席側の前面下部には車室
内側に開放された空所2が形成されており、該空所2に
グローブボックス3が設けられている。
上記グローブボックス3は、小物を収納するボックス
本体4と、このボックス本体4の開口部5を開閉する樹
脂製のリッド6とを有している。ボックス本体4は、車
体前方へ延設させたインストルメントパネル1の下部お
よび当該インストルメントパネル1の上下部間に配設さ
れるグローブボックスアッパ部材7からなり、このアッ
パ部材7はインストルメントパネル1の型抜き方向など
の関係からインストルメントパネル1と別体に形成さ
れ、これによってグローブボックス3の収容量をできる
だけ大きく採っている。
また、上記ボックス本体4の開口部5の周縁に位置す
るインストルメントパネル1には、リッド6を収納する
ための屈曲部8が形成されており、この屈曲部8によっ
て閉時のリッド6がインストルメントパネル1の前面と
面一になるように構成されている。しかして、インスト
ルメントパネル1の上方に位置する屈曲部8には、斜め
上方へ折り曲げられたアッパ部材7の上端部7aが重ね合
せられた状態で配設されている。すなわち、屈曲部8
は、斜め下向き面8aと、アッパ部材7の上端部7aが重ね
合わされる重合面8bとからなっている。また、インスト
ルメントパネル1の下方に位置する屈曲部8には、リッ
ド6の下端部を挿入する取付孔9と、リッド6の下端部
をスクリュ10にて締付け固定する突起部11とが設けられ
ている。このため、リッド6の下端部は断面ほぼL字状
に折り曲げられている。
上記リッド6は、薄肉に形成されたヒンジ12にて回動
可能に構成されており、屈曲部8に収納された状態で上
端部6aとインストルメントパネル1との間にわずかなス
キマがあくような大きさに形成されている。また、リッ
ド6の内壁面にはボックス本体4側へ突出するストッパ
用のボス部13が一体的に設けられている。このボス部13
は、リッド6の閉状態でインストルメントパネル1とア
ッパ部材7の上端部7aとの境界部にほぼ対向すべく、リ
ッド6の上端部6aの近傍に配設されており、その突出長
さは後述のクッション部材がアッパ部材7の上端部7aの
側面に接触するような大きさに形成されている。
上記ボス部13の先端には、キャップ状のクッション部
材14が嵌め込まれており、このクッション部材14はキシ
ミ音などの発生を防ぐためゴム等の弾性材にて一体成形
されている。しかして、クッション部材14は、リッド6
の閉時に、屈曲部8の斜め下向き面8aと重合面8bとの境
界に位置するインストルメントパネル1およびアッパ部
材7の上端部7aの外側面の両方に当接すべく配置され、
リッド6の閉方向力をアッパ部材7の上端部7aおよび屈
曲部8の重合面8bで受け、かつリッド6の上方向力を屈
曲部8の斜め下向き面8aで受けるように構成されてお
り、リッド6の閉方向および上方向への移動を阻止する
ストッパとして機能している。
このように構成したグローブボックス3においては、
樹脂製のリッド6が熱変形したり、製品成形時や組付け
時の誤差によるバラツキが生じても、ボス部13に取付け
られたクッション部材14がアッパ部材7の上端部7aとイ
ンストルメントパネル1の両方に当接し、リッド6の閉
方向および上方向への移動を同時に規制しているため、
上記バラツキを確実に吸収できる。また、ボス部13はリ
ッド6の上端部6aの近傍に設けられており、正常なスキ
マが必要な部分と近接しているため、インストルメント
パネル1とリッド6の上端部6aとの間に必要なスキマを
確保でき、リッド6の開閉時に上端部6aがインストルメ
ントパネル1に接触することはない。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
g.考案の効果 上述の如く、本考案に係るグローブボックスは、ボッ
クス本体の開口部の周縁に位置するインストルメントパ
ネルに、斜め下向き面と前記ボックス本体の上端部が重
ね合わされる重面とからなる屈曲部を形成し、リッドの
上端部近傍にストッパ用のボス部を配設すると共に、前
記ボス部の先端にキャップ状のクッション部材を取付
け、前記リッドの閉時に、前記クッション部材が前記屈
曲部の斜め下向き面と重合面との境界に位置する前記イ
ンストルメントパネルおよび前記ボックス本体の上端部
の両方に当接すべく配置し、前記リッドの閉方向力を前
記ボックス本体の上端部および前記屈曲部の重合面で受
け、前記リッドの上方向力を前記屈曲部の斜め下向き面
で受けるように構成しているので、単純な形状のキャッ
プ状のクッション部材によってリッドの閉方向力および
上方向力のいずれも確実に吸収することが可能となり、
リッドの閉方向および上方向への移動を規制できるとと
もに、リッドの熱変形や成形時、組付時等の誤差による
バラツキを吸収でき、外観品質の向上が図れる。また、
本考案のグローブボックスでは、ボス部のクッション部
材がストッパとなるため、熱変形等が生じたリッドの上
端部とインストルメントパネルとの間にスキマが確保し
やすく、かつリッドの上端部が屈曲部の斜め下向き面に
対向して当接し、リッドの開閉方向には引っ掛かりを生
じない形状となっており、リッドの開閉時における異音
の発生を確実に防止し、リッドをスムーズに開閉するこ
とができる。さらに、本考案のグローブボックスによれ
ば、ボス部の先端を覆うクッション部材が単純な構造で
あるため、部品コストが嵩むということはなく、経済的
にも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るグローブボックスを示
す縦断面図、第2図〜第4図は従来例を示すものであっ
て、第2図はインストルメントパネルの全体斜視図、第
3図は第2図におけるA−A線断面図、第4図はリッド
の上部を拡大した縦断面図である。 1……インストルメントパネル、3……グローブボック
ス、4……ボックス本体、5……開口部、6……リッ
ド、7……グローブボックスアッパ部材、8……屈曲
部、8a……斜め下向き面、8b……重合面、9……取付
孔、10……スクリュ、11……突起部、12……ヒンジ、13
……ボス部、14……クッション部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス本体の開口部の周縁に位置するイ
    ンストルメントパネルの下部に取付孔を設け、この取付
    孔に前記ボックス本体の開口部を開閉するリッドの下端
    部を挿入して締付固定すると共に、該リッドの締付固定
    部近傍に薄肉ヒンジを形成し、該ヒンジにて前記リッド
    を回動可能に構成する一方、前記リッドの内壁面にボッ
    クス本体側へ突出するストッパ用のボス部を設けてなる
    グローブボックスにおいて、前記ボックス本体の開口部
    の周縁に位置するインストルメントパネルに、斜め下向
    き面と前記ボックス本体の上端部が重ね合わされる重合
    面とからなる屈曲部を形成し、前記リッドの上端部近傍
    に前記ボス部を配設すると共に、前記ボス部の先端にキ
    ャップ状のクッション部材を取付け、前記リッドの閉時
    に、前記クッション部材が前記屈曲部の斜め下向き面と
    重合面との境界に位置する前記インストルメントパネル
    および前記ボックス本体の上端部の両方に当接すべく配
    置し、前記リッドの閉方向力を前記ボックス本体の上端
    部および前記屈曲部の重合面で受け、前記リッドの上方
    向力を前記屈曲部の斜め下向き面で受けるように構成し
    たことを特徴とするグローブボックス。
JP1990118735U 1990-11-13 1990-11-13 グローブボックス Expired - Lifetime JP2555029Y2 (ja)

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JPH0475743U JPH0475743U (ja) 1992-07-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027710U (ja) * 1983-07-30 1985-02-25 米澤 吉蔵 シュ−ズ後部構造

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JPH0475743U (ja) 1992-07-02

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