JPH0536937Y2 - - Google Patents

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JPH0536937Y2
JPH0536937Y2 JP1986006485U JP648586U JPH0536937Y2 JP H0536937 Y2 JPH0536937 Y2 JP H0536937Y2 JP 1986006485 U JP1986006485 U JP 1986006485U JP 648586 U JP648586 U JP 648586U JP H0536937 Y2 JPH0536937 Y2 JP H0536937Y2
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hinge
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pin holding
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車体外面に備えられるガスフイラー
リツド等に用いられるリツドのヒンジ構造に関す
る。
[従来技術] 従来この種のリツドのヒンジ構造としては、例
えば第5図乃至第7図に示すようなものがある。
すなわち車体外面に備えられるリツドとして例え
ばガスフイラーリツド101を示している。この
ガスフイラーリツド101は防錆及び軽量化等の
ために樹脂で成形されている。ガスフイラーリツ
ド101の裏面には上下2つのピン保持部103
が突設されている。また車体側には車体外板10
5に形成された凹部107内にヒンジ部材109
が固定されている。ヒンジ部材109の先端には
支持部109aが形成されている。そして前記ガ
スフイラーリツド101のピン保持部103がヒ
ンジ部材109の支持部109aの上下に対向す
るようにして配置され、両者がヒンジピン111
によつて同軸状に連結されている。従つてヒンジ
部材109とガスフイラーリツド101のピン保
持部103とが相対回動自在に連結され、ガスフ
イラーリツド101はヒンジピン111をヒンジ
中心にして開閉作動ができるようになつている。
(例えば、実開昭57−5322号公報参照) [考案が解決しようとする問題点] ところでガスフイラーリツド101の開閉作動
時にガスフイラーリツド101の縁部ではコーナ
ー部cが回動軌跡lで示すように最大回動半径を
構成する。そしてこのコーナー部cが車体外板1
05で形成される凹部107に干渉しないように
構成するためには、コーナー部cの回動軌跡lを
小さくすればよい。そしてコーナー部cの回動軌
跡lを小さくするためにはヒンジピン111のヒ
ンジ中心とガスフイラーリツド101の裏面との
間隔sをできるだけ小さくするのが有利である。
しかしながら、従来のヒンジ構造ではヒンジピ
ン111を第5図、第7図で示すようにピン保持
部103および支持部109aの上下方向より挿
入する構造となつている。従つて、ガスフイラー
リツド101が車体外面に沿つて第7図のように
湾曲している構造であると、ヒンジピン111の
上記のような挿入を可能とするために間隔sの減
少に限界がある。このため、凹部107とガスフ
イラーリツド101との間に形成される隙間hの
減少に限界があり、埃が侵入し易く、また車体外
面を損なう恐れがある。
特に、ガスフイラーリツド101が樹脂で成型
されている場合には、剛性保持のためにガスフイ
ラーリツド101の板厚tもある程度厚くしなけ
ればならない。このため、回動軌跡lが大きくな
り隙間hが大きくなる傾向にあつた。
これに対し、ヒンジピンをスリツトから挿入し
て固定用片を超音波溶接などにより溶着する構成
が考えられる。しかしながら、このような構造で
は溶着が不十分であると固定用片が容易に脱落す
る恐れがある。
また、組み付けに際し、超音波溶着機などを必
要とし、組み付けが著しく煩雑となる恐れがあ
る。更に、固定用片によつてヒンジピンの端部を
覆うことができず、ヒンジピンが軸方向にがた付
く恐れがあり、リツドの開閉不良を招く恐れがあ
る。
そこで、この考案は、容易かつ確実に組み付け
ることができ、かつリツドの確実な開閉を可能と
するリツドのヒンジ構造の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題を解決するために、この考案は、車体
外面に備えられるリツドであつて、このリツドの
裏面に設けられたピン保持部と、車体側に備えら
れるヒンジ部材と、このヒンジ部材と前記ピン保
持部とを相対回転自在に連結するヒンジピンとよ
りなり、前記ピン保持部の側面にスリツトを設け
ると共に、スリツトの両側において凸条を設け、
前記凸条に嵌合する内面を有し、前記ピン保持部
の一側端面を覆う形状であり、ピン保持部に前記
ヒンジピンを保持した状態でヒンジピンの端部側
から挿入して前記内面を前記凸条に嵌合させ、ヒ
ンジピンの端部側でピン保持部の一側端面を覆う
ストツパを設けたリツドのヒンジ構造であつて、
前記スリツトの両側で、前記リツドの裏面と前記
ピン保持部の他側端面とに固定され、前記ストツ
パの外郭より大きなリブを設けたことを特徴とす
る。
[考案の作用] ヒンジピンとピン保持部との連結をピン保持部
のスリツトを介してヒンジピンの相対的な平行移
動で行なうことができる。換言すればヒンジピン
をリツドの裏面に沿つた方向から挿入するのでは
なく、裏面に交差する方向からスリツトを介して
ピン保持部に挿入することができる。
[実施例] まず、この考案の参考例を説明する。
第1図乃至第3図はこの考案の参考例を示すも
ので、第1図は第5図に対応した分解斜視図、第
2図は第7図に対応した第1図の−線矢視断
面図、第3図は同−線矢視断面図である。そ
して前記第1図では第5図と同様に車体外面に備
えられるリツドとしてガスフイラーリツド1を示
すものである。基本的な構成は第5図に示すもの
と同様であり、同一名称を付して説明を省略する
と共に、車体側への取付けも同様であるため第6
図を共用し、同一名称を付してその説明を省略す
る。すなわち、ピン保持部3、車体外板5、凹部
7(第6図参照)、ヒンジ部材9、支持部9a、
ヒンジピン11となる。
一方この考案の参考例に係るリツドのヒンジ構
造では、前記ピン保持部3の側面にスリツト3a
が設けられている。このスリツト3aはピン保持
部3の上下に渡つて形成され、ピン保持部3をガ
スフイラーリツド1の裏面に対し直交する方向に
開放するものである。またピン保持部3のスリツ
ト3aの両側部にはガスフイラーリツド1の裏面
に沿つた上下方向の凸条3bが設けられている。
更に前記ピン保持部3にはピン保持部3にヒンジ
ピン11を保持した状態で両者間の抜け止めを行
なうストツパ13が取付けられている。このスト
ツパ13はキヤツプ形状を呈してピン保持部3の
一側端面を覆う形状であり、内面13aはピン保
持部3の凸条3bを含んだ先端部形状に対応して
形成され、凸条3bに嵌合する形状となつてい
る。ストツパ13の内面13aにはピン保持部3
のスリツト3a内に嵌合してヒンジピン11を保
持する凸部13bが形成されている。ストツパ1
3のガスフイラーリツド1に対向する面にはピン
保持部3の幅に対応した幅の溝13cが形成され
ている。この溝13cはストツパ13の一端開放
側(上側のストツパ13では下側、下側のストツ
パ13では上側)に連通形成されている。従つて
ストツパ13をピン保持部3の上下方向の端部側
から挿入してその内面を凸条3bに嵌合させ、ピ
ン保持部3の一端端面を覆うように取付けること
ができる。この状態でヒンジピン11とピン保持
部3とが連結されている。
次に上記参考例の作用について述べる。
組付けに際しては、まず第1図のようにヒンジ
部材9の支持部9aにヒンジピン11を挿入して
取付けておく。次に支持部9aの上下に突出した
ヒンジピン11の端部をピン保持部3のスリツト
3aに対向させ、そのままガスフイラーリツド1
の裏面に略直交する方向へヒンジピン11を平行
移動させ、スリツト3aを介してヒンジピン11
をピン保持部3内に挿入する。次いでストツパ1
3をピン保持部3の上下方向から挿入すれば第2
図、第3図のようにストツパ13の内面13aが
ピン保持部3の凸条3bを含んだ先端部に嵌合
し、凸部13bがスリツト3a内に入り込んで取
付けられる。従つてこのストツパ13によりピン
保持部3とヒンジピン11との間の抜け止めが行
なわれる。そしてガスフイラーリツド1はヒンジ
部材9を介して第6図に示すように車体側に取付
けられる。そしてガスフイラーリツド1を上記の
ように取付けるヒンジ構造では、ピン保持部3に
ヒンジピン11を連結する際にガスフイラーリツ
ド1の湾曲を考慮する必要がないため、ヒンジピ
ン11のヒンジ中心とガスフイラーリツド1の裏
面との間隔sを従来のものに比較して著しく小さ
くすることができる。従つてガスフイラーリツド
1のコーナー部cの回動軌跡lが小さくなり、車
体外板5とガスフイラーリツド1の端部との隙間
hを著しく小さくすることができる。またこの実
施例のようにガスフイラーリツド1が樹脂で成型
され、その板厚tが剛板製のものに比べて厚くな
つたとしてもガスフイラーリツド1のコーナー部
cの回動軌跡lの増加を押えることができ、隙間
hを減少させながら凹部7内でガスフイラーリツ
ド1の縁部が車体外板5に干渉するようなことを
防止できる。
第4図は、第1図〜第3図の参考例を基にした
この考案の一実施例に係るピン保持部3を示した
もので、ガスフイラーリツド1の裏面に、ピン保
持部3の端部に位置するリブ15を設けたもので
ある。従つて、このリブ15によつてストツパ1
3の挿入時の位置決めが成されると共に、ガスフ
イラーリツド1がピン保持部3周辺で補強され、
ガスフイラーリツド1の取付け強度が増大する。
なお、ガスフイラーリツドは剛板製のものにも
適用することができる。
参考として、例えば別体のストツパ13を設け
ることなくスリツト3aに突起を設け、ヒンジピ
ン11をスリツト3aに設けた突起を介してピン
保持部3にクリツク嵌合させ、ピン保持部3の上
下方向の一端に壁を設けてストツパにすることが
できる。
[考案の効果] 以上より明らかなように、この考案の構成によ
れば、ヒンジピンとピン保持部との連結を、ピン
保持部に設けたスリツトを介してヒンジピンの相
対的な平行移動で行なうことができる。ストツパ
によつてヒンジピンの外れを抑制できる。ピン保
持部にヒンジピンを保持した状態でストツパをヒ
ンジピンの端部側から挿入して簡単に取付けるこ
とができる。
ヒンジピンの端部をストツパによつて覆うこと
ができ、ヒンジピンの軸方向の相対的ながた付き
を防止してリツドの確実な開閉を確保することが
できる。
リブによつて、ピン保持部の凸条が補強され、
ピン保持部に対するストツパの嵌合が確実とな
る。
リブによつてピン保持部のリツドに対する固
定、及び、リツドそのものが補強され、リツドの
組付け強度が増大する。
リブはストツパの外郭より大きいので、ストツ
パを外そうとする力がリブで防衛され、ストツパ
の不用意な外れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の参考例に係る分解斜視図、
第2図は第1図−線矢視断面図、第3図は同
−線矢視断面図、第4図はこの考案の一実施
例を示す斜視図、第5図は従来例に係る分解斜視
図、第6図はガスフイラーリツドの車体側への取
付け状態を示す断面図、第7図は第5図−線
矢視断面図である。 1……ガスフイラーリツド(リツド)、3……
ピン保持部、9……ヒンジ部材、11……ヒンジ
ピン、3a……スリツト、13……ストツパ、1
5……リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体外面に備えられるリツドであつて、 このリツドの裏面に設けられたピン保持部と、
    車体側に備えられるヒンジ部材と、 このヒンジ部材と前記ピン保持部とを相対回転
    自在に連結するヒンジピンとよりなり、 前記ピン保持部の側面にスリツトを設けると共
    に、スリツトの両側において凸条を設け、 前記凸条に嵌合する内面を有し、前記ピン保持
    部の一側端面を覆う形状であり、ピン保持部に前
    記ヒンジピンを保持した状態でヒンジピンの端部
    側から挿入して前記内面を前記凸条に嵌合させ、 ヒンジピンの端部側でピン保持部の一側端面を
    覆うストツパを設けたリツドのヒンジ構造であつ
    て、 前記スリツトの両側で、前記リツドの裏面と前
    記ピン保持部の他側端面とに固定され、前記スト
    ツパの外郭より大きなリブを設けたことを特徴と
    するリツドのヒンジ構造。
JP1986006485U 1986-01-22 1986-01-22 Expired - Lifetime JPH0536937Y2 (ja)

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