JP3666403B2 - ミシンケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の腕部を有する腕部材とその一対の腕部の間隔に対応する腕受け孔を形成された腕受け部材とからなり、その腕部材を腕受け孔に移動可能に挿通するミシンケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、そのような腕部材と腕受け部材としては、図8に示すような、ミシンを覆いほこりの付着などを防止するためのケース本体と、そのケース本体に取り付けられたケース蓋とがある。そのケース蓋が取り付けられた部分には、ミシンの取り扱い説明書などが収められる空間が形成されるように構成されている。そして、ケース蓋は、その左右に一対に伸長する腕部を有し、その先端で突出するヒンジを、ケース本体の腕受け孔に差し込まれ、実線と2点鎖線とで示すように移動可能な構成になっている。
【0003】
ケース本体には、上下幅の広い部分と狭い部分とが連通している腕受け孔が2つ左右に形成されている。このヒンジの差込の際には、図9(a)に示すように、両方の腕部が実線で示すように内側に変形され、図9(b)に示すように、幅の広い部分の腕受け孔に挿通される。ヒンジ部分が挿入側とは反対側に到達して、その変形のための負荷が解除されると、ヒンジよりも上下幅の狭い根本が、図9(c)に示すように、外側に形成されたの上下幅の狭い軸受け孔部分に広がるように移動する。そして、その斜線で示すケース本体部がヒンジの移動経路上に形成され、ケース本体とケース蓋との分離を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の腕部を取り付けるための水平な負荷は生じやすいものであったため、ケース蓋を開閉する時に、そのように腕部が内側方向に負荷を受けると、図9(d)に示すように、腕部が上下幅の広い部分に移動して、ケース本体からケース蓋が脱落してしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、腕部材と腕受け部材との不用意な分離を防止したミシンケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のミシンケースは、負荷により変形し負荷の解除により形状が復元する変形部と、変形部の形状により傾斜状態が変化する傾斜部と、傾斜部に突出して設けられた突出部とからなる一対の腕部を有する腕部材と、変形部の変形に伴い傾斜した傾斜部及び突出部が通過するように形成された通過孔と、変形部の復元に伴い傾斜部が傾斜変更する変更孔と、変形部が復元した後の傾斜部が移動可能に挿通される移動孔とからなる腕受け孔を形成された腕受け部材と、傾斜部の移動孔から通過孔への移動を禁止する禁止部材とを備えている。従って、傾斜部は移動孔から通過孔への移動を禁止部材によって禁止される。
【0007】
請求項2記載のミシンケースは、負荷に伴う傾斜部の傾斜に沿うようにテーパー形状に形成されている通過孔の内壁面を備えている。従って、通過孔の内壁面と傾斜部とが接近している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態をミシンを覆うミシンケースに実施した場合について図面を参照して説明する。
【0009】
図1乃至図4に示すように、本実施の形態の腕受け部材は、ミシンを覆いほこりの付着などを防止するためのケース本体10であり、本実施の形態の腕部材は、そのケース本体10に取り付けられたケース蓋12である。ミシンを収納する空間はケース本体10の内側に形成され、ケース本体10の下方は開口部となっている。
【0010】
そして、ケース蓋12は、その左右に一対で前後方向に伸長する腕部14を有し、その先端に上方に突出するヒンジ16を形成されている。この腕部14は、合成樹脂で形成されており、ねじりや曲げなどの弾性変形に対して復元力を有している。腕部14は、円弧をなすように曲がった全体形状をしており、ヒンジ16はその先端部で突出した鈎のような形状をなしている。ヒンジ16は上方に突出して、このヒンジ16は腕部14に比べ上下方向の広い幅を有し、そこで腕部14の最も上下幅広い部分を形成している(図2(d)参照)。
【0011】
ケース本体10の前面には、一対の腕部14どうしの間隔に対応して、形成された一対の腕受け孔18(以後単に孔と称する)が形成されている。その前面には、ケース蓋12が組み合わされることにより空間が生じ、そこにミシンの取り扱い説明書やミシンに取り付けられるアタッチメントなどが収められる空間が形成されるように構成されている。
【0012】
この孔18は、上下にずれた2つの貫通孔を合併したように形成されている。孔18の形状は、前面から見て、上から順に左右幅の狭い貫通部分、左右幅の広い貫通部分、左右幅の狭い貫通部分とからなり、それらは連通している。そして、最も上方の左右幅の狭い貫通部分は、左右幅の広い貫通部分よりもケース本体10の中央側に寄り、最も下方の左右幅の狭い貫通部分は、左右幅の広い貫通部分よりもケース本体10の外側に寄っている。この一対の孔18は略カタカナの「ハ」の字形をなしている。それらヒンジ16及び穴18の寸法は図2、5に示す関係である(単位は、ミリである)。そして、図6に斜線で示すケース本体10の部分(上方の部分で壁N)がヒンジ16の移動経路上に形成され、ケース本体10とケース蓋12との分離を防止している。
【0013】
ヒンジ16の穴18への挿入方法は図6の通りで、樹脂の曲がりやすい性質を利用して、図6(a)に示すように、ヒンジ16の上側をケース本体10の内側にひねる力(本発明の負荷に相当)を加え、腕部14を垂直方向から水平方向に少し傾斜させる(実線部)。そして、ヒンジ16はその負荷に伴い腕部14と一体的に傾斜する。こうして、孔18の長手貫通部分と腕部14の最も上下幅の長い部分とを対向させる。その傾斜させた状態で、ヒンジ16を孔18の全体に渡るように挿入していく(図6(b))。
【0014】
ヒンジ16がケース本体10の前面側から挿入され、ケース本体10の内側の空洞部分(ミシン収納部)まで到達すると、上述した壁Nよりも奥側に位置する。次に、腕部14にかけられている負荷を解除すると、腕部14の傾斜が低減するように、即ち、垂直方向に戻るように復元する。このとき、ヒンジ16よりも根本側の腕部14の一部は、孔18の中央で傾斜状態を垂直方向に変更し、ケース本体10の外側寄りに移動する。また、ヒンジ16は腕部14と共に孔18及び壁Nの奥側で外側寄りに移動する。こうして、ケース本体10とケース蓋12とが組み合わされ、壁Nによってケース蓋12を、図4(c)に示すように、開放したときの抜けが防止されている。
【0015】
また、従来のものでは、ヒンジ16が製造段階で内側に傾いて成形されると、ストッパ部への当接が少ないために、ヒンジ16が穴18から抜けてしまうが、壁Fが腕部14の内側への移動を妨げているので、壁Nは内側への移動(復元移動)に対してストッパーの役目を果たし、ヒンジ16が貫通部分(左右幅の広い部分)に到達せず、また壁Nによりヒンジ16は穴18から抜けることはない。またヒンジ16の上側を内側にひねる力が加わることは意図的でない場合は考えられず、ケース蓋12を開放する使用状態ではヒンジ16は外れることなく壁F及び壁Nは上述したように、ケース蓋13の脱落防止の役目を果たす。この壁Fが本発明で言う、禁止部材に相当する。本実施の形態では、孔18の壁面としてケース本体10に一体的に形成しているので、禁止部材を容易に安価に設けることができる。
【0016】
次にヒンジ16に対する穴の寸法関係であるが、図5の関係を満たした上で図10よりヒンジ16の挿入角度が小さい程穴を小さくできるので、図7に示すように挿入角度は垂直より最大9°とし、それによりIが決定される。次にDはCより1.5mmずつ余裕を見て決められている。またテーパGはヒンジよりオフセットで1.8mmの余裕が見てあり、これでEが決まる。
【0017】
このことにより従来より穴が小さくできるため壁Nの補強ができ、また挿入するときの角度の目安になる。Bは図2の関係を満たした上で図7に示すように最少でヒンジの約5割が壁Nにかかるように決められており、これにより挿入角は最少5°ということになる。次にJはヒンジを穴に挿入し下に移動しなくても壁に当たることなく回転し固定できる位置より2mm余裕をみて決められている。またテーパHは図7のLであることが穴も小さくでき壁Fの補強もできるためよいのだが、成形時の型の関係上できずできるだけ壁Fの面積がとれるようにK、Lを決め、設計されている。ヒンジ16が通過する部分の孔18の内壁面と傾斜する腕部14とが接近しているので、孔18の形状が小さくて済み、ほこりが入りにくいと共に、腕部14に接触する恐れがあるケース本体10の強度が向上している。
【0018】
上述した実施の形態については、腕部14の厚み(左右方向の幅)は均一であると考えたが、腕部14の根本側20とヒンジ16との間に抜き勾配(約1°)を付けるようにして、根本側20をヒンジ16側に比べ厚くするようにしても良い。
【0019】
また、上述した実施の形態については、腕部14及びヒンジ16を孔18の長手方向に合わせて時計回りに傾斜させているが、図11に示すように、貫通部分18aを2又に形成すれば、一点鎖線で示すように、時計回り及び反時計回りのどちらの方向に傾斜させても良い。従って、組立効率が向上している。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、請求項1記載のミシンケースでは、傾斜部が移動孔から通過孔への移動を禁止部材によって禁止されるので、腕部材と腕受け部材との分離が防止されている。
【0021】
請求項2記載のミシンケースでは、通過孔の内壁面と傾斜部とが接近しているので、腕受け孔の形状が小さくて済み、腕部材に接触する恐れがある部分の強度が向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の腕部材を示す図である。
【図2】本発明の腕部材及び腕受け部材の拡大図である。
【図3】本発明の腕受け部材を示す図である。
【図4】本発明の腕部材及び腕受け部材の組図である。
【図5】本発明の腕部材及び腕受け部材の拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態のミシンケースの穴へのヒンジの挿入方法を示す図である。
【図7】上記穴とヒンジの関係を示す図である。
【図8】従来のミシンケース全体図である。
【図9】従来のミシンケースの穴へのヒンジの挿入方法を示す図である。
【図10】本発明の他の実施の形態のミシンケースの穴とヒンジとを示す図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の穴を示す図である。
【符号の説明】
10 ケース本杯
12 ケース蓋

Claims (2)

  1. 一対の腕部を有する腕部材とその一対の腕部の間隔に対応する腕受け孔を形成された腕受け部材とからなり、その腕部材を腕受け孔に移動可能に挿通するミシンケースおいて、
    負荷により変形し負荷の解除により形状が復元する変形部と、前記変形部の形状により傾斜状態が変化する傾斜部と、前記傾斜部に突出して設けられた突出部とからなる一対の腕部を有する腕部材と、
    前記変形部の変形に伴い傾斜した傾斜部及び突出部が通過するように形成された通過孔と、前記変形部の復元に伴い傾斜部が傾斜変更する変更孔と、前記変形部が復元した後の傾斜部が移動可能に挿通される移動孔とからなる腕受け孔を形成された腕受け部材と、
    前記傾斜部の前記移動孔から前記通過孔への移動を禁止する禁止部材とを備えることを特徴とするミシンケース
  2. 前記通過孔の内壁面は、前記負荷に伴う前記傾斜部の傾斜に沿うようにテーパー形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のミシンケース
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