JPH0745428Y2 - ハッチカバーの取付構造 - Google Patents

ハッチカバーの取付構造

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JPH0745428Y2
JPH0745428Y2 JP10991790U JP10991790U JPH0745428Y2 JP H0745428 Y2 JPH0745428 Y2 JP H0745428Y2 JP 10991790 U JP10991790 U JP 10991790U JP 10991790 U JP10991790 U JP 10991790U JP H0745428 Y2 JPH0745428 Y2 JP H0745428Y2
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JP
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hatch cover
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cover
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喜則 積山
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、開閉自在のハッチカバーの取付構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、ハッチカバー等の蓋体の取付構造としては、一般
にヒンジ構造のものがよく用いられている。例えば、特
開昭61-229691号公報には、「フード21の先端裏側に固
定された第一ヒンジ片Aの先端部22の一側方に円柱状の
第一係合部23を突設し、船首デッキ24に固定された第二
ヒンジ片Bには開閉ガイド溝25を挟んで第一、第二立面
壁26、26′を形成し、第一立面壁26には、平面的に見て
開閉ガイド溝25と共にL字状をなす着脱用ガイド溝27を
形成し、第二立面壁26′には第一係合部23を収容可能な
貫通孔状の第二係合部28が形成された小型滑走艇のフー
ド取付装置」が開示されている。(第5図および第6図
参照) 〔考案が解決しようとする課題〕 上記公報に開示されたフード取付装置の場合、フードの
開閉は、第一係合部23を中心としてフード21と一体とな
った第一ヒンジ片Aの先端部22を開閉溝25に沿って上下
揺動させることにより行われるが、その際、第一係合部
23と第二係合部28は摺接状態にあるため摩耗しやすく、
いわゆる‘ガタ’が避けられない。そして、フードの開
閉回数が増えると共にそのガタが増大して、異音が発生
したり、さらにはスムーズに開閉できなくなることがあ
る。また、多数の係合部材が必要で組立工数も増えるた
め、コストが高くなる。
本考案はこのような従来の技術の有する不都合な点に鑑
みてなされたものであって、その目的は、開閉自在で部
品点数が少なく、耐用性に優れたハッチカバーの取付構
造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本願考案は、船体に固定されたカバー部材に対して開閉
自在に取着するハッチカバーの取付構造であって、 前記開閉に際して枢支軸となるピンをハッチカバーの基
端部の両側に突設し、カバー部材の船体側に形成した窪
み部に上記ピンを収納し、カバー部材の船体側に介装し
た弾性体のダンパーにより、上記のピンを窪み部内に向
けて回転自在に押圧保持したことを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によると、窪み部に収納したピンが、弾性体
のダンパーにより窪み部内に向かって押圧された状態で
回転自在に保持されるため、このピンを枢支軸としてハ
ッチカバーを開閉するとき、ガタが少なく、スムーズに
開閉することができる。
〔実施例〕
本考案のハッチカバーを小型滑走艇に適用した場合につ
いて、添付図面を参照しながら説明する。
本願考案は、第1図〜第3図に示すように、船首デッキ
8の後部で船体11に固定されたカバー部材5に対してハ
ッチカバー1を開閉自在に取り付けする構造であり、ハ
ッチカバー1の基端突出部2に穿設した貫通孔3に、ピ
ン4を両端が左右に突出した状態で密挿し、カバー部材
5の中央に形成した凹部6に上記の基端突出部2を収容
して、前記ピン4の各端部を、カバー部材5の左右で前
向きに開口した窪み部7、7に収納し、カバー部材5と
船首デッキ8との間に介在させた弾性体のダンパー9の
両突起10、10により、前記ピン4の各端部を窪み部7、
7内に向けて押圧した状態で回転自在に保持し、前記ピ
ン4を枢支軸としてハッチカバー1を開閉可能としたも
のである。そして、カバー部材5は第3図に示されてい
るように、船体11に対してインサート12を介してボルト
13によって螺着固定されている。
本実施例においては、ダンパー9の素材として合成ゴム
(EPDM)を採用したが、このようにダンパー9の素材を
弾性体とすることによって、シャフト4を適度の圧接力
で押圧支持すると共に防振効果を期待することができ
る。
また、カバー部材5を合成樹脂素材で射出成形等により
能率的に製造すれば、部品コストを低減することができ
る。
さらに、第4図に示すようにハッチカバー1の基端突出
部2の両側部にテーパー状部(T)を形成し、これに対
向するカバー部材5の両側の鍔部14の角部もテーパー状
(T0)に形成すれば、開閉に伴うハッチカバー1とカバ
ー部材5との干渉を少なくすることができる。
また、ヒンジ構造で蓋体を開閉する場合、ヒンジ部と対
向する部材との干渉を避けるために、対向する部材を所
定量抉ることが必要な場合があるが、本考案では第3図
に明らかなように、ヒンジポイント(シャフト4)が全
体構造の上方に位置しているため、他部材との干渉が少
なく、シンプルな外観構造とすることができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されているので、以下のよう
な効果を奏する。
窪み内のピンを、弾性体のダンパーで押圧保持する
構造であるから、ガタが少なく、カバーの開閉に伴う異
音もなく、耐用性に優れている。
また、板金タイプのヒンジ構造に比べて部品点数を
少なくすることができるので、組立工数も減少し、製造
コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るハッチカバーを装着した小型滑
走艇の斜視図、第2図はハッチカバー部の分解斜視図、
第3図はカバー部材の取付構造を示す断面図、第4図は
ハッチカバーおよびカバー部材の別の実施例を示す斜視
図、第5図は従来の蓋体の取付構造を示す分解斜視図、
第6図は第5図に示すものを蓋体に取りつけて閉じた状
態の断面図である。 1……ハッチカバー、2……基端突出部、4……ピン、
5……カバー部材、7……窪み部、8……船首デッキ、
9……ダンパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体(11)に設けられたカバー部材(5)
    に対して開閉自在に取着するハッチカバー(1)の取付
    構造であって、 前記開閉に際して枢支軸となるピン(4)をハッチカバ
    ー(1)の基端部(2)の両側に突設し、カバー部材
    (5)の船体側に形成した窪み部(7)に上記ピン
    (4)を収納し、カバー部材(5)の船体側に介装した
    弾性体のダンパー(9)により、上記のピン(4)を窪
    み部(7)内に向けて回転自在に押圧保持したことを特
    徴とするハッチカバーの取付構造。
JP10991790U 1990-10-19 1990-10-19 ハッチカバーの取付構造 Expired - Fee Related JPH0745428Y2 (ja)

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