JPH10211945A - 開閉用ヒンジ構造 - Google Patents

開閉用ヒンジ構造

Info

Publication number
JPH10211945A
JPH10211945A JP9016400A JP1640097A JPH10211945A JP H10211945 A JPH10211945 A JP H10211945A JP 9016400 A JP9016400 A JP 9016400A JP 1640097 A JP1640097 A JP 1640097A JP H10211945 A JPH10211945 A JP H10211945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock lever
lock
opening
closing
support shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9016400A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3211200B2 (ja
Inventor
Yasuo Hosomi
康雄 細見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP01640097A priority Critical patent/JP3211200B2/ja
Publication of JPH10211945A publication Critical patent/JPH10211945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3211200B2 publication Critical patent/JP3211200B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉蓋の開閉時におけるロックレバーの係合
が外れることを阻止し、円滑な開閉操作を行えるように
した両開き式釣り用クーラー。 【解決手段】 相対向する側面に設けたロック具Bを、
支軸8周りで揺動すべく開閉蓋2に設けたロックレバー
5と、ロックレバー5が係合してロック状態を現出すべ
く本体1に設けられたロック用係合ピン9とで形成し、
支軸8におけるロックレバー5との嵌合面8Aに非円形
状の摩擦保持面を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、釣り用の
クーラーボックス等に使用される開閉用ヒンジ構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉用ヒンジ構造とし
て、実公平7−55908号公報に開示したものがあ
り、このものの要旨は、釣り用クーラーボックスの相対
向する二つの側面に開閉用のヒンジ構造を有し、一方の
ロックレバーをロック解除して、他方の開閉用のヒンジ
部を中心として開閉蓋を開閉するものであり、ロックレ
バーをロック用係合ピンに係合する方向に付勢する巻バ
ネを設けてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を採っ
ているので、開閉時に揺動中心となるヒンジ部のロック
レバーがロック用係合ピンより外れにくく、開閉体の閉
塞姿勢を維持する機構として十分なものであった。しか
し、ロックレバーをロック解除状態にして開閉体を開き
状態にする際に、ロックレバーがロック状態に戻ろうと
する付勢力を受けているので、ロックレバーのロック姿
勢を解除しただけでは開閉体の開き操作を行うことがで
きず、開閉体をある程度開ききるまでは、ロックレバー
をロック解除姿勢に維持する為に、手を添える必要があ
った。したがって、ロックレバーをロック解除状態に維
持しながら、同時に開閉体の開閉操作を行う必要が有る
ために、操作が煩雑になっていた。
【0004】請求項1の発明の目的は、開閉体の開き操
作を容易に迅速に行うことのできる開閉用ヒンジ構造を
提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1の発明による特徴構成は、本体に対し
て開閉自在な開閉体の閉塞姿勢をロックするロック具
を、ロックレバーとそのロックレバーが係合するロック
用係合ピンとで形成し、前記ロックレバーがロック用係
合ピンに係合するロック状態と、ロックレバーがロック
用係合ピンより離れるロック解除状態とに切換可能に構
成し、前記ロックレバーの姿勢変更を抑制する摩擦保持
手段を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りで
ある。
【0006】〔作用効果〕つまり、開閉体を開く際に、
ロックレバーをロック解除状態に切り換えると摩擦保持
手段の作用によって、ロックレバーの姿勢変更は抑制さ
れて、ロックレバーはそのロック解除状態を維持する。
したがって、開閉体を一定の開き角度まで開くのにロッ
クレバーをロック解除状態に維持すべく、ロックレバー
に手を添えるといったことを行う必要がない。したがっ
て、開き操作する際にロックレバーに手を添える必要が
ない分、操作が容易である。
【0007】請求項2の発明の目的は、請求項1の目的
に加えて、ロックレバーをロック状態に維持するに、特
に、別個の部品を用いないてもよいものを提供する点に
ある。
【0008】〔構成〕請求項2の発明による特徴構成
は、請求項1の発明による構成において、ロックレバー
を揺動自在に支持する支軸とロックレバーの支軸挿通孔
との接触面に摩擦保持手段を施してある点にあり、その
作用効果は次の通りである。
【0009】〔作用効果〕つまり、摩擦付与手段を接触
面に施してあるので、従来のように、付勢用の巻バネを
設ける必要がなく、部品点数の削減及び組み立て時の煩
雑さを解消できる。
【0010】請求項3の発明の目的は、請求項2の目的
と同様である。
【0011】〔構成〕請求項3の発明による特徴構成
は、請求項2の発明による構成において、摩擦保持手段
が、支軸の外周面又はロックレバーの支軸挿通孔の内周
面との少なくともいずれか一方を周方向の一部分のみが
相手面に接触する非円形面に形成したものである点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0012】〔作用・効果〕つまり、周方向の一部分の
みが接触するので、その接触部分を嵌合のきつい公差で
製作でき、摩擦抵抗を大きくできる。しかも、支軸と挿
通孔との接触面に摩擦保持手段を施すについて接触面を
非円形面にすることにしたので、接触面に機械的加工を
施すだけの簡単な手段を用いるだけで、摩擦保持手段を
得る良さがある。
【0013】請求項4の発明の目的は、請求項3の目的
と同様である。
【0014】〔構成〕請求項4の発明による特徴構成
は、請求項1〜3のうちのいずれか一つの発明による構
成において、ロックレバーのロック用係合ピンに係合す
る係合面に、係合解除状態への移動抵抗を付与する突条
を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
【0015】〔作用・効果〕つまり、突条が、摩擦保持
手段によるロック状態維持力をさらに補助する抵抗を与
え、突条と摩擦保持手段でロック状態を強力に維持す
る。
【0016】請求項5の発明の目的は、請求項4の発明
の目的と同様である。
【0017】〔構成〕請求項5の発明による特徴構成
は、請求項1〜4のうちのいずれか一つの発明による構
成において、本体に対してロック用係合ピンを設けると
ともに開閉体に対して支軸を介してロックレバーを揺動
可能に設け、前記支軸に非円形面を施して摩擦保持手段
を構成してある点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
【0018】〔作用・効果〕開閉体にロックレバーを設
けてあるので、開閉体を開き状態に切り換える際にロッ
クレバーをロック解除状態に切り換えた状態でその儘開
き動作を行わせればよいので、操作が容易である。
【0019】請求項6の発明の目的は、請求項1の目的
と同様である。
【0020】〔構成〕請求項6の発明による特徴構成
は、請求項1記載の構成において、ロックレバーと一体
回転すべくそのロックレバーより延出された揺動軸とそ
の揺動軸を支持する支持孔との接触面に摩擦保持手段を
設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0021】〔作用・効果〕つまり、比較的コンパクト
に形成されるロックレバーとそのロックレバーを支持す
る支軸との間で相対揺動させる構成をとるのではなく、
ロックレバーより一体的に揺動軸を延出し、ロックレバ
ーよりも強度の高い構造の大きな部品に支持孔を形成し
て相対揺動構造を形成できるので、ロックレバーの支持
構造が安定する。
【0022】請求項7の発明の目的は、請求項5の目的
に加えて開閉体をしっかりとロックできるものを提供す
る点にある。
【0023】〔構成〕請求項7の発明による特徴構成
は、請求項5記載の構成において、開閉体にロック状態
でロック用係合ピンに対して係合して、ロックレバーと
ともにロック用係合ピンを挟み込み可能な係合凹部を設
けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0024】〔作用・効果〕つまり、ロック状態におい
てロックレバーだけでなく、そのロックレバーと係合凹
部とで挟み込むので、ロック状態において開閉体のガタ
ツキを十分に抑制できる。
【0025】請求項8の発明の目的は、請求項1の目的
に加えてロック具の構造簡素化を図れるものを提供する
点にある。
【0026】〔構成〕請求項8の発明による特徴構成
は、本体に対して開閉自在な開閉体の閉塞姿勢をロック
するロック具を、ロックレバーとそのロックレバーが係
合するロック用係合ピンとで形成し、前記ロックレバー
がロック用係合ピンに係合するロック状態と、ロックレ
バーがロック用係合ピンより離れるロック解除状態とに
切換可能に構成し、前記ロックレバーの姿勢変更を許容
する樹脂製の薄肉状ヒンジ部をロックレバーの揺動軸芯
相当位置に形成してある点にあり、その作用効果は次の
通りである。
【0027】〔作用・効果〕つまり、ヒンジ部は薄肉状
であり樹脂製でもあるので、曲がり易くヒンジの役目を
果たすとともに、樹脂の弾性力によって元の基準状態に
戻り易い面もあるのでロック状態を基準とした構成を採
ることによって、ロック状態においてはロックレバーは
ロック解除状態に切り替わりにくい面がある。
【0028】請求項9の発明の目的は、請求項1の目的
に加えて開閉体をしっかりとロックできるものを提供す
る点にある。
【0029】〔構成〕請求項9の発明による特徴構成
は、開閉体を開閉蓋に、本体を収納容器に形成した請求
項1〜8のうちのいずれか一つに記載の開閉用ヒンジ構
造を、開閉蓋と収納容器との相対向する二側面に夫々設
けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0030】〔作用・効果〕つまり、左右のロックレバ
ーを夫々ロック用係合ピンに係合させた状態では、開閉
蓋を収納容器に閉塞状態で取り付けた状態となる。つま
り、収納容器の内部空間に通じる開口を閉塞する。この
閉塞状態より、一方のロックレバーのロック状態を解除
し、他方のロックレバーのロック状態を維持すると、そ
のロック状態を維持したロック用係合ピンの軸芯を揺動
軸芯として、開閉蓋を揺動開閉できる。この場合に、ロ
ックレバーがロック用係合ピンに係合した状態を維持し
ながら開閉蓋とともにそのロック用係合ピンの揺動軸芯
周りで揺動するも、摩擦保持手段によって、そのロック
状態を解除する方向への移動は少なくなった。特に、請
求項7で記載した発明のように、係合凹部を設けると、
開閉体は係合凹部を軸受部に利用して揺動することがで
きるので、揺動作動時のガタツキを少なくできる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明は、収納容器の上方に開閉
蓋を載置し、収納容器と開閉蓋との相対向する二側面に
ロック用係合ピンを取り付けるとともに、開閉蓋の相対
向する二側面に、ロック用係合ピンに係合するロックレ
バーと、ロック状態でロックレバーとともにロック用係
合ピンを挟み込むようにそのロック用係合ピンに係合す
る係合凹部とを設け、ロックレバーのロック用係合ピン
に対する着脱操作によって開閉蓋の収納容器に対する着
脱構造又は一方のロックレバーのみをロック解除状態に
して他方のロックレバーを係合したロック用係合ピン回
りの揺動開閉構造を構成したものである。
【0032】開閉蓋に固定された支軸とその支軸に挿通
されるロックレバーの挿通孔との少なくともいずれか一
方の内周面に摩擦保持手段を施してあり、揺動開閉する
際にロックレバーがロック用係合ピンから外れることが
少ない。同様に、ロックレバーのロック用係合ピンに係
合する係合面に、係合解除状態への移動抵抗を付与する
突条を設けてあるので、これによって、ロックレバーが
外れにくい構成となっている。
【0033】ロックレバーの開閉蓋との接続部位を樹脂
の薄肉部分に形成して、ロックレバーをその薄肉部分で
折り曲げ揺動可能に構成し、かつ、そのロックレバーが
係合解除方向に移動するのを樹脂の弾性力によって抵抗
を与えるようにする。
【0034】
【実施例】本願発明を釣り用クーラーに適用した例を説
明する。つまり、図1に示すように、釣り魚の収納部a
を有する本体としての収納容器1と、収納容器1に対し
て着脱自在な開閉体としての開閉蓋2とで釣り用クーラ
ーAを構成する。収納容器1と開閉蓋2とは樹脂製であ
る。4は肩掛けベルト用係止具である。収納容器1と開
閉蓋2との合わせ部位には、開閉蓋2を収納容器1より
取付け取り外し可能なロック具Bを設けてある。ロック
具Bは、クーラーAの前後面Aa,Abに夫々設けてあ
り、開閉蓋2に属するロックレバー5と収納容器1に属
するステンレス製のロック用係合ピン9とで形成され
る。ロック用係合ピン9は後記する係合凹部6aに係合
することによって開閉蓋2の揺動用中心軸となる。
【0035】図1及び図2に示すように、開閉蓋2に対
して一側面あたり2ヵ所に取り付け基板6を設けるとと
もに、取り付け基板6に設けた一対のブラケット7,7
に渡って支軸8を固定架設し、支軸8をブラケット7,
7に渡って架設する際に同時に支軸8をロックレバー5
の挿通孔5bに挿入して、ロックレバー5を支軸8に対
して揺動可能に外嵌してロックレバー5を開閉蓋2に設
けるようにしてある。取り付け基板6の下向き面に上向
きに凹入する係合凹部6aを形成してあり、ロック状態
でロック用係合ピン9に係合凹部6aが係合するように
形成してある。一方、収納容器1には、開閉蓋2の係合
凹部6aを受け止めるとともに、ロックレバー5が係合
するロック用係合ピン9を、ロック基板3の凹入部3a
内に架設し、このロック用係合ピン9で係合凹部6aを
受け止めるとともにロック基板3を取り付ける凹入空間
bを形成する。ロック基板3の両側壁3A,3Aでロッ
ク用係合ピン9より下方位置に、内向きに突出する突部
3B,3Bを設け、この突部3B,3Bで開閉蓋2と一
体で揺動開放するロックレバー5を受け止め揺動開放端
を設定する設定具を構成している。ロックレバー5の先
端係合部5Aの係合面に長手方向に沿った突条5aを設
けてあり、先端係合部5Aがロック用係合ピン9に係合
すると、突条5aが係合してロックレバー5が外れるこ
とに対する抵抗を付与する。支軸8及びロック用係合ピ
ン9はステンレス製の丸棒であるが面圧強度が十分とれ
るのであれば他の金属製丸棒を使用してもよい。取り付
け基板6とブラケット7とはナイロン製の成型品であ
る。
【0036】ロックレバー5は支軸8に外嵌される一対
の基端ボス部5Bと基端ボス部5Bより延出された先端
側の先端作用部5Aとからなり、基端ボス部5Bに支軸
8を挿通する挿通孔5bを設けてある。ロックレバー5
の基端ボス部5Bには、当たり面5Dが形成されてお
り、当たり面5Dが取り付け基板6の受け面6bに接当
することによって、図3の二点鎖線で示す位置でロック
レバー5の揺動開閉位置が規制されるようになってい
る。次に、支軸8の外周面形状について説明する。図2
及び図4に示すように、支軸8の中間位置二箇所に、断
面略四角形の非円形状嵌合面8A,8Aを形成し、嵌合
面8Aには、四角形の四隅に相当する部分にR面8aを
形成し、R面8aを挿通孔5bの内周面に圧接するよう
に隙間のない寸法に仕上げてある。つまり、R面8aの
直径(2.48mm)と基端ボス部5Bの内周面径(2.
5mm)とを略同一寸法に設定し、R面8aの曲率半径
(1.25mm)と四角形の一辺の半分の長さとの差Lは
(0.05mm)であり、この寸法だけ切断された形状に
なっている。支軸8の一端は大径の頭部8Bとなってお
り、頭部8Bの表面に軸芯方向の条溝を多数形成して、
支軸8をブラケット7,7に亘って架設した状態で、頭
部8Bの条溝部分がブラケット7の内周面に食い込み、
周り止め状態で支軸8が取り付け基板6に止着されるこ
とになる。
【0037】上記のような構成によって、R面8aと基
端ボス部5Bの内周面が(0.01mm)の間隙を持って
嵌合するので、実質的には両者の間に摩擦抵抗が作用
し、ロックレバー5の支軸8に対する回転が抑制されて
いる。支軸8の嵌合面8Aをロックレバー5の摩擦保持
手段Cと称する。以上により、支軸8は開閉蓋2に一体
的に取り付けられた取り付け基板6に周り止め状態で止
着されるとともに、支軸8に対してロックレバー5を摩
擦保持手段Cで回転抵抗を与える状態で遊嵌してある。
【0038】以上のような構成より、開閉蓋2を開放す
るには、図7に示すように、一方のロックレバー5をロ
ック用係合ピン9より引き離して、他方のロック用係合
ピン9の軸芯を中心として揺動させると、開閉蓋2を開
放状態に設定することができる。このような構成によっ
て、開閉蓋2は左右ロック用係合ピン9,9の一方を揺
動用軸として揺動開閉作動が可能に構成してある。この
場合に、ロックレバー5は摩擦保持手段Cによってロッ
ク用係合ピン9より離れることが抑制されているので、
開閉操作が円滑に行える。
【0039】〔別実施例〕 支軸8を挿通するロックレバー5の基端ボス部5B
における挿通孔5bの少なくとも左右一方に、図8に示
すように、摩擦保持機能を高める突出部を形成してもよ
い。これによって、摩擦保持手段の保持機能を高めるこ
とができる。 摩擦保持手段Cを設ける部位を支軸8とロックレバ
ー5との間に設定したが、支軸とその支軸を支持する取
り付け基板6の挿通ボス部6Aとの間に形成してもよ
い。つまり、図9に示すように、支軸とロックレバー5
とは一体で回転するように支軸を揺動軸10に形成し、
この揺動軸10の一端に形成した頭部10Bの条溝部分
をロックレバー5の基端ボス部5Bの挿通孔5bに一体
係合させるとともに、揺動軸10に前記したような非円
形状の嵌合面10Aを形成して、取り付け基板6に対し
て揺動軸10とロックレバー5とが摩擦保持作用に抗し
て一体で回転するようにしてもよい。 図10に示すように、ロックレバー5としては、取
り付け基板6との接続部位に薄肉部分5Cを形成しこれ
をヒンジに構成するとともに、図示するようにロックレ
バー5がロック用係合ピン9に係合した状態を基準状態
として、ロックレバー5がロック用係合ピン9より離間
した場合には、ヒンジ部5Cの弾性戻り力により基準状
態に復帰するように構成してもよい。このように、樹脂
自体の戻り付勢力を利用してロックレバー5の外れ防止
を行うので、特に、バネ等を必要とせず、部品点数を少
なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】釣り用クーラーの全体斜視図
【図2】ロックレバーとロック用係合ピンとの取り付け
状態を示す分解斜視図
【図3】ロックレバーとロック用係合ピンとのロック状
態を示す縦断側面図
【図4】支軸とロックレバーとの嵌合部を示す縦断側面
【図5】開閉蓋を装着する前の状態を示す縦断側面図
【図6】ロックレバーでロックした状態を示す縦断側面
【図7】開閉蓋を揺動開閉させた状態を示す縦断側面図
【図8】ロックレバーの一方の挿通孔の形状の別実施構
造縦断側面図
【図9】ロックレバーの揺動構造にかかる別実施例を示
す分解斜視図
【図10】ロックレバーの開閉用ヒンジ部の別実施例を
示す縦断側面図
【符号の説明】
1 本体 2 開閉体 5 ロックレバー 5a 突条 5b 挿通孔 8 支軸 9 ロック用係合ピン 10 揺動軸 A 釣り用クーラー Aa,Ab 側面 B ロック具 C 摩擦保持手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に対して開閉自在な開閉体の閉塞姿
    勢をロックするロック具を、ロックレバーとそのロック
    レバーが係合するロック用係合ピンとで形成し、前記ロ
    ックレバーがロック用係合ピンに係合するロック状態
    と、ロックレバーがロック用係合ピンより離れるロック
    解除状態とに切換可能に構成し、前記ロックレバーの姿
    勢変更を抑制する摩擦保持手段を設けてある開閉用ヒン
    ジ構造。
  2. 【請求項2】 ロックレバーを揺動自在に支持する支軸
    とロックレバーの支軸挿通孔との接触面に摩擦保持手段
    を施してある請求項1記載の開閉用ヒンジ構造。
  3. 【請求項3】 摩擦保持手段が、支軸の外周面又はロッ
    クレバーの支軸挿通孔の内周面との少なくともいずれか
    一方を周方向の一部分のみが相手面に接触する非円形面
    に形成したものである請求項2記載の開閉用ヒンジ構
    造。
  4. 【請求項4】 ロックレバーのロック用係合ピンに係合
    する係合面に、係合解除状態への移動抵抗を付与する突
    条を設けてある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記
    載の開閉用ヒンジ構造。
  5. 【請求項5】 本体に対してロック用係合ピンを設ける
    とともに開閉体に対して支軸を介してロックレバーを揺
    動可能に設け、前記支軸に非円形面を施して摩擦保持手
    段を構成してある請求項1〜4のうちのいずれか一つに
    記載の開閉用ヒンジ構造。
  6. 【請求項6】 ロックレバーと一体回転すべくそのロッ
    クレバーより延出された揺動軸とその揺動軸を支持する
    支持孔との接触面に摩擦保持手段を設けてある請求項1
    記載の開閉用ヒンジ構造。
  7. 【請求項7】 開閉体にロック状態でロック用係合ピン
    に対して係合して、ロックレバーとともにロック用係合
    ピンを挟み込み可能な係合凹部を設けてある請求項5記
    載の開閉用ヒンジ構造。
  8. 【請求項8】 本体に対して開閉自在な開閉体の閉塞姿
    勢をロックするロック具を、ロックレバーとそのロック
    レバーが係合するロック用係合ピンとで形成し、前記ロ
    ックレバーがロック用係合ピンに係合するロック状態
    と、ロックレバーがロック用係合ピンより離れるロック
    解除状態とに切換可能に構成し、前記ロックレバーの姿
    勢変更を許容する樹脂製の薄肉状ヒンジ部をロックレバ
    ーの揺動軸芯相当位置に形成してある開閉用ヒンジ構
    造。
  9. 【請求項9】 開閉体を開閉蓋に、本体を収納容器に形
    成した請求項1〜8のうちのいずれか一つに記載の開閉
    用ヒンジ構造を、開閉蓋と収納容器との相対向する二側
    面に夫々設けてある開閉用ヒンジ構造。
JP01640097A 1997-01-30 1997-01-30 開閉用ヒンジ構造 Expired - Lifetime JP3211200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01640097A JP3211200B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 開閉用ヒンジ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01640097A JP3211200B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 開閉用ヒンジ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10211945A true JPH10211945A (ja) 1998-08-11
JP3211200B2 JP3211200B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=11915207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01640097A Expired - Lifetime JP3211200B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 開閉用ヒンジ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3211200B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239013A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kokuyo Furniture Co Ltd カバー体の支持構造及び配線ダクト
JP2011045737A (ja) * 2010-10-22 2011-03-10 Kokuyo Co Ltd カバー体の支持構造、配線ダクト及びデスクやテーブルなどの構造物
JP2012229051A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出器
KR200469104Y1 (ko) * 2011-12-02 2013-09-25 김진란 밀폐용기의 락요소의 조립구조
WO2023023797A1 (en) * 2021-08-25 2023-03-02 Ip Reserve Pty Ltd A storage box and storage box system

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239013A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kokuyo Furniture Co Ltd カバー体の支持構造及び配線ダクト
JP4674320B2 (ja) * 2005-03-01 2011-04-20 コクヨ株式会社 カバー体の支持構造、配線ダクト及びデスクやテーブルなどの構造物
JP2011045737A (ja) * 2010-10-22 2011-03-10 Kokuyo Co Ltd カバー体の支持構造、配線ダクト及びデスクやテーブルなどの構造物
JP2012229051A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出器
KR200469104Y1 (ko) * 2011-12-02 2013-09-25 김진란 밀폐용기의 락요소의 조립구조
WO2023023797A1 (en) * 2021-08-25 2023-03-02 Ip Reserve Pty Ltd A storage box and storage box system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3211200B2 (ja) 2001-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3906081B2 (ja) 蓋用開放装置
JP3211200B2 (ja) 開閉用ヒンジ構造
EP3665348B1 (en) A vehicular door handle assembly and method for assembling the same
JPH09156424A (ja) コンソールボックス
JP3581995B2 (ja) ダブルヒンジ構造及び蓋体の取付け構造
JP4751728B2 (ja) ロック装置
JP4701884B2 (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP2002038811A (ja) ラッチ装置及びそれを用いたコンソールボックス
JP2007145165A (ja) 収納ボックス
JPH11100056A (ja) 収納ケースの止め具
JPH0335020Y2 (ja)
JPH09268833A (ja) 釣り用クーラーの開閉装置
JP2004138184A (ja) ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器
JPH0745428Y2 (ja) ハッチカバーの取付構造
JP2000291296A (ja) 車両用ドアハンドル
JP2000108800A (ja) グローブボックス取付け構造
JP2573019Y2 (ja) 自動車の開閉体用開放状態保持装置
JPS604928Y2 (ja) 自動車用収納ボックスの蓋開閉装置
JPH083294Y2 (ja) 蓋付ケース
JPH0791132A (ja) ヒンジ
JP2001032607A (ja) グローブボックス用リッドロック装置
JPH09278049A (ja) 開閉用ヒンジ構造
JP3085945U (ja) カセットデッキのカセットドア
JPH063944Y2 (ja) 両開きドアを有する家具のマグネット式ドアキャッチ
JPS624060Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9